占い師Hisashiの占い講座106(成長の流れ、9室)

今回も室から成長の流れです。

例題の方は1室の木星で周囲
に祝福されて生まれ育ち、
2室の天王星で、能力で収入
を得る不動産の職場に入り、
3室の海王星で人の腹を読む、
コミュニケーション能力を
身に着け、4室の水瓶座で
距離のある家庭を築きます。

そして5室の魚座でロマンチック
な恋愛感情を養い、6室の
牡羊座でガッツあふれる
日常を生きます。

さあここからは成功の階段
を上ります。

7室の月でパートナーと
なる奥様との関係で情感
を養い、8室の金星でその
奥様からさらに女性的な
美意識を学ぶ。

この方は比較的に若い頃
はかなり大雑把でガッツ
や腹を読むようなところで
仕事にチャレンジしていた
ような方であると考えられ
ます。

もちろん、まだこの方が若い
方なら現時点ではまだこの
大雑把の状態であるでしょうし、
もし年のいった方なら、この
成長の流れの8室や今回の
9室などはすでに経験している
でしょう。

この例題の方は現在、壮年期
なので、丁度8室、9室の体験
をしている頃でしょう。

さて今回は成功の階段を上る
上で最重要となる9室です。

7室から8室、9室と人は成功
の階段を上り、10室で頂点
に達します。

ただし10室には登り切った
喜びと一抹の寂しさがある
ものです。

最も希望に満ちて成功の階段
を上るのは8室、9室あたり
でしょう。

特に9室には成功の階段の
エッセンスともいうべき
力が充満しています。

この例の方は8室の金星で、
パートナーの奥様から色々
なことを学び、特に女性的な
感性を学んだのです。

営業をする上でも必要な
女性の視点や女性の感性
を身に着けたのです。

となりますと、もはや成功
へはあとわずかですが、まだ
成功の階段を上るのに必要
な9室が待っているのです。

実はこの9室、成功の階段
を上るには最重要なのです
がそれは8室で手に入れた
パートナーとの関係からの
変容を経験して、新たに
たどり着く自分の人生
を俯瞰して見た上での
生きるべきテーマを表す
からなのです。

この例の方には水星と
ドラゴンヘッドと太陽が
9室にあります。

水星と太陽が同じ室にある
ことは珍しいことでは
ありません。

水星は太陽の人生観を
現実化する能力を表す
からです。

またドラゴンヘッドは
星という個人的な個性
に対して、集団的な
感受点を表すポイント
です。

室を考えるにあたり、
今回の例の方の場合は室に
星があるときは星から室
を解釈し、室に星がない
ときには星座から室を
解釈してきました。

この9室に関しては成長の
階段を上る上で最も重要
であることに鑑み、室に
星がありますが、室にある
星の解釈に加えて室の星座
の解釈も加味して解説を
致します。

9室とは人生を俯瞰した上
での生きるべきテーマです。

そしてこの方の場合はそれ
が太陽という自分が真に
大切にするもの目指すべき
方向性を表しています。

またすぐ同じ室内にある、
ドラゴンヘッドと水星は
その人生のテーマ、生きる
べき方向性にふさわしい
能力とまたそこに関わる
多くの方々を表します。

そして9室は蟹座です。

蟹座は小さく見ると家庭を
表しますが、また大きく見る
と職場での地位などにも関わり
ます。

その意味ではこの方が最終的
に目指す方向としては、
良き父、良き夫としての姿
に加えて、職場での責任者と
しての自分(太陽)や
そのための能力(水星)、
そして職場での多くの仲間
(ドラゴンヘッド)との協力
で職場をより発展させ、また
職場の仲間がより自分を活か
せる職場をつくること
なのです。

つまりこの方はやがて家庭の
中で家庭の長としての責任
と自覚を持ち、例えば家の
親戚関係や法事などのことにも
積極的にかかわり、そして
職場では責任者となり、職場
の皆が真に活躍出来る職場を
作るべく、奔走していくのです。

ここにおいて、かなり大雑把
で自由気ままに生きて来た
ようなこの例の方も、やがて
社会的な地位もあがり、真に
立派な大人の男性に成長するの
です。

このことはもともとこの方の
ホロスコープに刻印されて
いるものなので、年齢にかか
わらず、そしてどんな道を
通るかに関わらず、どんな
道を通ってもやがてはこの
ような生き方をしてしまう
ということが言えます。

たとえば私はこの例の方に
不動産の営業の仕事をあて
はめて来ましたが、実は
それは自動車のディーラー
での営業かもしれず、IT
産業でのプログラマーの
仕事かもしれません。

要するに公務員的にコツコツ
と同じことを繰り返す仕事
ではなくガッツと才能で、
大きな収入を得る仕事に
就く可能性が示されていた
です。(2室の天王星の解釈)

しかし、この例の方にように
そうした行き方をしても
やがては職場の長としての
責任と自覚を持って働く
ようになり、家庭や親戚
付き合いなども重視する
ような責任のある大人の
生き方を目指すようになる
というのはどのような、
業界のどのような仕事に就い
ても進むべき方向性なのです。

その意味では人生というのは
ある程度はホロスコープで
決まっているところがあります。

ただしそれは抽象的な意味に
おいてであり、具体的な意味に
おいては自由な選択の余地が
あります。

まとめますと、どのような道を
たどってもやがてたどり着く、
自分と言う人生の目指すべき
道こそがこの9室の表す人生の
目的なのです。

ここにおいて成長の流れは佳境
をむかえました。

人は成功の階段を上り9室を
上り切った後でやがて10室
へと至るのです。

さて10室にはどんなことが
待ち受けているのでしょうか。

次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座105(成長の流れ8室)

今回は成長の流れ
8室の解説です。

前回の7室から今回の
8室へと進む流れは
ホロスコープをかけ
上がる流れです。

7室から8室、9室、10室
と個人はホロスコープ
をかけ上がるのです。

それは通常ですと、出世
成功の流れとなります。

7室で社会に認められた
個人は、8室で社会の
一員として行動し始めるの
です。

また社会の一員として、
成功して、名をなす
ことに気持ちが行くのも
この8室からです。

8室ともなると、野心や
成功欲のようなものが
強く表れてくるのです。

8室というのは7室で
パートナーを見つけ、
社会に認められることに
なった個人が、パートナー
とより深く結びつき、
パートナーと結びついた
結果、人格まで変容する
という室なのです。

またこの変容は社会との
間でも起きます。

たとえば会社に求められ
る姿を7室で植え付けられ
た個人は、8室までくると、
会社の一員として、自分
の思いようまでも変容
していくのです。

元々は売上のことなどは
あまり考えないタイプで
あった者が、売上、売上
と呪文のように唱える
タイプに変容するような
イメージです。

これはパートナーとの
関係でも起こることで、
もともとは明るいタイプ
であった方がパートナー
との関係の中で思慮深い
タイプへと変容すると
いうことがこの8室
で起こるのです。

例の方を見てみまし,ょう。

1室の木星で周囲に祝福され
た方が、2室の天王星で実力
で変動する収入の会社に入り、
3室の海王星で人の腹を読む
コミュニケーションを覚え、
4室の水瓶座で自立した家庭
を持ち、5室の魚座でロマン
ティックな夢を持ち、6室の
牡羊座でガッツを得る。

ここまでがこの方の個人的な
成長の流れでした。

そして7室からは社会生活の
成長の流れが始まります。

7室の月でパートナーとの
関係から人に対する細やかな
気遣いを覚え、また会社でも
そうした気遣いを強要されること
で段々とこの方は人格が変わって
行きます。

そして8室となるのです。

この方の8室には金星があります。
となりますと、パートナーとの
関係がこの方の意識まで変容させ
ていき、やがてはこの方は金星の
象徴するような、女性的な穏やかさ
や丁寧さ、また女性的な感性までも
手に入れることになるのです。

これは大いなる変容と言って良いと
思います。

本来はこの方は1室の木星の如く、
何をやっても周囲に祝福される
というかなりざっくばらんな性格
であったのです。

もちろん3室の海王星で相手の腹
を読むようなところはありましたが、
基本的にはテキトーなところも
ある大らかな方だったのです。

それが7室のパートナーとの気遣い
などより8室では女性的な穏やかさ
や丁寧さ、そして女性的な美に対する
センスや感性を身に着けたのです。

本来はこのような面があれば、女性
にはかなりモテるはずですが、こうした
女性的な感性などは、あくまでパートナー
との関係で身に着いたものです。

ですから結婚をするまではこうした感覚
はとても身についておらず、こうした
女性との付き合い方などは、むしろ
娘さんとの関係で役に立つと思えます。

こうした変容は確実に社会生活に
も変化をもたらし、仕事の成功
にもプラスに働くことになります。

例えばこの例の方ならば、女性の
感性を身に着けることによって、
会社内での女性社員とのやりとりが
スムーズに進むことになりますし、
また不動産販売のお客様でも、
単に男性の方のみに目を向けるの
ではなく、奥様や娘さんの気持ちを
つかみますし、また独身の女性にも
こうした営業を提案することが出来る
ようになります。

いわゆる女性の視点を持つように
なるということです。

こうしたことが出来るようになると、
それはやはり出世や成功に近づくこと
であるということが言えます。

7室から8室の自分のパートナー
との関係や職場の在り方から、
新たな視点やスタイルへと変容
するということはとりもなおさず、
成功の階段を上っているのだと
言えます。

この7室から8室、9室、10室へと
つながる成功の階段を覚えて
おいてください。

この成功の階段は成長の流れの中でも
キモとなるものなのです。

人は成功の階段を上ることで成長の
流れを実感するのです。

この成功の階段こそが、おそらくは
多くの方が求め、また必要とし、
そして恋焦がれるものなのです。

若い時にはこの成功の階段を上り
たくてうずうずしているでしょうし、
リタイアされたかたなら、この成功
の階段を上ることがいつまでも
心に残っているでしょう。

そうして8室の次には9室が控えて
いるのです。

この成長の流れもこの8室、9室
あたりがピークと言えましょうか。

自分をパートナーや社会の要求から
変容させたとして、次に見えてくる
のは何か。そこには未来が…

それでは次回の9室の解説をご期待ください。