占い師Hisashiの占い講座117(逆回転 12室)

今回は12室の流れを逆回転で
駆け上ります。

前回は12室を1室から順繰りに
上がって行く、成長の流れと
アセンダントから12室、11室、
10室と逆回転でMCへと上る
2つのやり方があるという話
でした。

今回から具体例を挙げて、この
12室を逆回転で上るということ
お伝えしたいと思います。

例の人は不動産会社に勤めて
いてそこでの成功を求めて
いる人でした。

この人が12室を逆回転で上った
時にまずはアセンダントから
始まります。

アセンダントは生れ落ちる場所
と言えます。

つまり人は生まれ落ちる時には
アセンダントを通過して生まれて
来るのです。

そしてMCで人生の最高のポジション
に立つというイメージです。

さてこの方の場合は1室には木星が
ありました。

つまりは元々、親や親戚や地域
の人達から祝福されて生まれた
というわけです。

となりますと、物心がついた
時から何をしても周囲の助力
がある方と言えます。

つまりこうした方が不動産会社に
入る場合は普通に大学を卒業して
大学の先輩のOB訪問などで、大手
の不動産会社に入るという流れ
です。

ただ今回は12室を逆回転で上ります。

12室から見てみましょう。

アセンダント付近の12室には
冥王星があります。

この冥王星はかなり重要です。

つまりこれはこの方が大学に入って
いる間にこの方のお父様が亡くなって
しまったという状況が考えられます。

そして一転この方はゲームセンター
でフリーターとして働くことになる
のです。

この冥王星には近くに火星があります。

そして冥王星と火星には8室の金星が
トラインとしてアスペクトをしています。

もしかするとこの方はゲームセンター
でフリーターとして働く間に、その
ゲームセンターで同じバイトの女性と
付き合うようになり、いつかは結婚
をしたいと思うようになるかも
しれません。

そうなるとゲームセンターのバイト
だけでは無理があります。

その相手の女性はそこで助言をします。
不動産会社ならお金を稼げるのでは
ないかと。

しかし、大学も中退してしまった自分
を雇ってくれる不動産会社があるの
だろうかと。

実はこの冥王星と火星のコンジャン
クションには土星もコンシャンクション
として存在していたのです。

この火星と土星の組み合わせには試験
のイメージがあります。

またこの火星冥王星には9室の太陽が
スクエア、土星には9室の水星が
スクエアです。

ここからこの試験とは資格試験。
つまり宅建士試験を目指すことに
したのです。

この方は地元の図書館で勉強しつつ
夜はゲームセンターでバイトで、
なんと1年で宅建士試験に受かることに
なるのです。

そして宅建士の資格を元に地元の
小さな不動産会社に勤め、ある程度
の給料と営業成績のインセンティブ
をもらうことになるのです。

この冥王星、火星、土星は全て天秤座
です。

つまりはこの方のこうした成功への
ステップは根底に自分の彼女、つまり
将来の奥さんと幸せになることを
夢見て頑張ってくるのです。

これは周囲の方々の祝福を受けて
つつがなく成功する方向と比べ、逆
回転ではありますが、かなりのパワー
があります。

またこの冥王星と金星の純粋な愛には
海王星の冥王星のセクスタイルから
来る調停の力もあります。

これは純愛が大きな原動力となり、
その故に営業力まで出て来ること
も表します。

そうなるとこの方は一気に営業成績まで
高くなり、宅建士の資格も相まって、
かなりの収入が得られるでしょう。

そしてやがては結婚にまで進むという
道も見えてきます。

冥王星とスクエアの太陽に対して、月は
セクスタイルで潜在的に結婚へと至る
までの相手であると言えます。

このように12室を逆回転で駆け上がる
ためには、単に12室のみを見るのでは
無く、この室に滞在する星と、その
星が関係しているアスペクトと12室
の星座(サイン)をフル活用する
必要があります。

これが順回転なら、一つの室ごとに
ゆっくりと星と星座(サイン)をじっくり
と上って行けば良いのです。

ですが逆回転は駆け足です。

だからアスペクトも星も星座もフル
活用をして、自分のやれることを
最大限やり続ける必要があるのです。

そうでないと順回転の3倍の威力で
MCへと至ることなど出来ません。

こうなると例えばスポーツ選手や
芸能人などはこうした12室を逆回転
で上るような努力が必要かもしれません。

この例の方の成長の流れのゆっくりとした、
順調な発展と比べてみてください。

逆回転で12室を上ったときのドラマチック
な流れはまるでテレビドラマや映画を見て
いるかの如くです。

また活力という点でも強力なものがあります
し、いずれにせよ、この例の方は順回転とは
かなり違う激烈な人生を歩むことになり
ます。

そして次は11室へと向かいます。

次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座116(成長の流れ 逆回転で上がる)

今回は前回の続きです。

前の回で12室を成長の流れ
として読む読み方法について
お伝えしました。

西洋占星術で一般的な時間
の読み方の三重円(出生の
ホロスコープ、進行のホロスコープ
、トランジットのホロスコープを
組み合わせたホロスコープ)という
デジタルな時間の概念と、出生
のホロスコープを成長の流れとして
アナログに読むという2つの読み方
が存在するということでした。

デジタルな読み方は時間に対して、
正確に読みとれて、具体的に活用
するには優れているものの、アナログ
な読み方は人生を絵巻物のように俯瞰
して眺めることが出来るので、自分
の一生を知りたいという場合には
こちらの方が良いということでした。

今回はそうしたアナログな成長
の流れとして、出生のホロスコープ
を読むほかに、自分の進むべき
方向性を読む方法はないの?

という質問にお答えいたします。

それは成長の流れを逆回転で
上がるという読み方です。

これは通常ですと、成長の流れですと
ホロスコープを1室から順に2室、
3室と数を上がるように順に読み
進めていき、やがて10室に至り、
そして11室、12室と下りていく
という読み方でした。

これを逆回転から読むのです。

つまりアセンダントを境に12室、
11室、10室と逆回転でアセンダント
から10室に向かいMCに向かうと
いうわけです。

これは実は大幅な省力化のところ
があり、本来ならばアセンダント
からMCへといたるまでには1室
から順繰りに10室まで時間をかけて
熟成させなければならないのですが、
逆回転ですと、12室、11室、10室
とたった3つのハウスを駆け上る
だけでアセンダントからMCへと
至ることができます。

 

弘法大師空海様にゆかりにお寺
を巡る、四国遍路、通称お遍路さん
という宗教的な霊場巡りの旅が
あります。

これは日本人の中にある、信仰心
と深く結びついており、人は悩む
と四国遍路(お遍路さん)に行き
たくなるようです。

昔、元首相の菅直人氏が民主党
の代表を辞任した時に四国遍路
の旅に出たときがありました。

これはニュース番組で生放送で
四国から中継されたことで、私
は覚えているのですが、(詳しい
ことは覚えていないので、もし
間違ったことがあるのでしたら
関係者の方々へお詫びいたします。)
なにか悩んだ時に四国遍路の旅に
行きたくなる方が多いようです。

そこで何かを掴むこともあるようで、
菅元首相はのちに首相となりました。

私も機会があれば四国遍路に行きたい
などと常々思っているのですが、(沢山
お寺を巡るだけでなく、一か所のお寺
をお参りするだけでいいのです。気分
的なものを味わいたいです。)この
四国遍路を一つの人生の旅と考え
ますと、これはまさに人生の旅を
表すホロスコープとも共通点がある
ように思います。

さてこの四国遍路は順番というものが
あり通常の順番は順打ちと言います。

これはつまりホロスコープの成長の流れ
と共通しており、四国遍路に順番がある
ように、ホロスコープにも成長の流れ
という、1室より、2室、3室と駆け上がる
通常の成長のコースがあるのですね。

実は四国遍路には逆打ちという巡礼
方法があります。

これは逆の順番で四国遍路をすると
いうものです。

一説によれば、逆打ちの四国遍路は
順打ちの四国遍路の3倍の功徳がある
そうです。

この四国遍路の逆打ちに相当するのが
ホロスコープを逆回転で上がるという
ことですね。

この場合は普通の成長の流れの3倍の
スピードでアセンダントからMCへ
至ることが出来ます。

アセンダントは生れ落ちる場所を表し、
MCは人生の中で最も自分を人にアピール
出来るようになる場所ですから、通常
は長年の修行ののちにやっとたどりつける
ものです。

ただ逆回転で上がることによって、
通常とは違う手段で成功することに
よって、成功を勝ち取るということは
本当にあることです。

実はこれからの時代はそういう生き方
も必要なのではないかと思うところ
があります。

それは楽をして逆回転で上がるのではなく、
むしろそれは通常よりも難しいこと
かもしれません。(四国遍路の逆打ちは
順打ちよりも困難と言われてます)

ただそんな逆回転の生き方を敢えて生き
なくてはならないような方もいらっしゃる
と思います。

もし自分が人生がうまくいかないと
思うことがあったら、ホロスコープ
を逆回転で上がるのも良いかと
思います。

しかし実際ホロスコープを逆回転で
上がるとはどういうことなのか、
そしてそこにはどんな問題点があるのか、
そしてそこにはどんなチャンスが
転がっているのかが分かりにくい
ところがありますよね。

ですから次回からは成長の流れと成長の流れ 
プロジェクト編で例として挙げた方
を例にとってホロスコープを逆回転で
上がる方法をお伝え致します。

逆回転でプラスになること、逆にマイナス
になることをお伝えしながら、ゆっくり
と解説致します。

次回からの解説をお楽しみにしてください。

 

占い師Hisashiの占い講座115(成長の流れと三重円の読み方)

今回からは12室について、
新たなことを書いて行きます。

以前より例の人を出して、
その人の人生とまた、その
人がプロジェクトを行った
際に起こりうる可能性について
書いてきました。

これは12室を単にその人の中の
それぞれに固有な12の要素とみなす
のではなく、12の室を階段を上る
ように回っていくことによって、
人生の方向性もプロジェクトのような
長い人生からすると短いスパンの
ことでも有機的に連動した見方
をするということでした。

これには12室が段々と回転をしながら、
1室から10室へそして10室から11室、
12室を経て、また次の1室へと向かう
という成長の流れというものがある
という解釈が根底にあります。

つまり人は1室に生まれ、10室で人生
の頂点を体験し、11室、12室で人生
を終えていくという流れです。

これをもっと短いスパンで置き換えた
のがプロジェクト編でした。

これは1室から12室への流れという
のは人生という壮大なテーマを基準
としているのですが、この人生の写し絵
として短いスパンで自分が取り組む
ことにも応用出来るのではないかという
提案でした。

こうした12室を自分の人生や一つの
プロジェクトの成長の流れとして見る
というのは、人生やプロジェクトの
時間経過と成長を見るものです。

西洋占星術には成長や時間経過を見る
ものとして、通常は三重円というもの
を使います。

これは出生のホロスコープ(ネイタル
のホロスコープ)に対して進行の
ホロスコープ(プログレスのホロス
コープ)とトランジットのホロスコ
―プ(その時点でのホロスコープ)を
重ねていくことにより、出生という
いわば内在的な自分の個性や運命に
対して進行と言う成長していく個性
や運勢の移り変わり、プラストランジット
というその時々の世の中の動き、流れ
世相などを加えていくものです。

この三重円をうまく活用すれば、自分の
人生のその時点時点での自分の人生の
進み方がわかるのです。

この中で三重円から見ると例えばその
年のその時期が自分にとってどのような
価値があるか、そして何があるかが
分かるという、西洋占星術の粋と言え
るようなものなのです。

ですが12室を順に成長の流れとして
読んでいくことは三重円とはまた
違った解釈をすることが出来ます。

三重円は出生と進行とトランジットを
組み合わせその時点時点で読んでいくと
いう、いわばデジタルな時間に対する
アプローチ方法をとっています。

自分の個性、運命、気持ちの変化、
運勢の変化、世の中の流れというもの
をデジタルな時間進行の中で考えて
いく運命解釈方法なのです。

それに対して、12室を成長の流れと
して読むというのは自分の一生の運勢
を出生のホロスコープの配置より、
有機的に読むというかなりアナログな
時間に対するアプローチを表して
います。

これは自分の一生を言わば魂の成長と
いうようにとらえ、ホロスコープを
一周することによって魂が自分の一生
の間に何を掴むか、どんな生き方を
するかという、自分の一生を絵巻物の
ようにとらえていく読み方です。

この成長の流れの読み方は自分の一生
流れを読むものであると同時に、もっと
短いスパンで行う活動の中にもこの
成長の流れが封じ込められていると
いうように読むことも出来ます。

こうした絵巻物的に人生やプロジェクト
を読むことは非常に有効です。

何故なら三重円はデジタル的な時間の
観念より成り立っており、そこには
自分の人生の指向性がないからです。

単なる数字の羅列のようなところが
あります。

となると三重円から自分の人生を見て
みたときには、その占いをする占い師の
力量によって見えてくる世界もかなり
変わってきてしまうのです。

占い師がこのデジタルな三重円から
どう切り取って、どう形にするかで、
解釈は大きく異なってしまいます。

つまり素材としての三重円は同じでも
料理としての解釈は、料理人である占い師
によって大きく異なるのです。

その点、成長の流れとして12室をとらえ
た場合はその時間の解釈に指向性が
あり、つまりは自分の人生を流れで
追うことが出来るのです。

もちろんこれとて占う占い師の力量に
よって解釈が異なってきますが、大まか
な流れというものは西洋占星術を勉強
された方なら大体わかるでしょう。

これはいわば料理のレシピが書いて
あるようなもので、そうであっても
料理人の腕前で料理は変わってきますが、
レシピがあれば、料理の作り方は分かります。

同様に12室を成長の流れで考えるということ
は自分の人生を流れで考えるということ
であり、それは指向性があるので、
とても分かりやすい人生の流れを表すのです。

もちろんそれとて解釈によって大きく印象
は異なりますから、占い師の力量で変わって
来るところはあります。

ただ自分自身で自分のことを知りたいという
方にとっては最適の占いではあります。

自分がどうやったら自分にとって一番
楽しく、楽で、やりがいのある生き方
が出来るかの答えがそこにはあるのです。

でも人生はこの成長の流れの通りに
流れるの?

他の生き方は無いの?

という方にとっておきの方法を
お伝えします。

続きは次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座114(成長の流れ プロジェクト編 11室、12室)

今回も成長の流れプロジェクト編です。

今回は11室と12室です。

例の人は住宅販売計画のプロジェクト
リーダーを任されました。

この方は1室の木星で、プロジェクト
は会社の上層部からの支援を得ていた
はずでしたが、2室の天王星で資金問題で
トラブルが続出し、3室の海王星でプロ
ジェクト内のコミュニケーションが進み、
4室の水瓶座で、プロジェクトのメンバー
はそれぞれ独自の活動を続け、5室の魚座
で、プロジェクトのイメージは膨らみ、
6室の牡羊座で新規な雇用状況になります。

7室の月で一般にはファミリー層に受ける
企画で販売し、8室の金星で若い女性を
ターゲットとした顧客への販売を行います。

そして9室には水星太陽ドラゴンヘッドと
あるのでこの販売の成功へ向けたプロ
ジェクトへの意欲は相当に高いものとなり、
ただし10室の獅子座、乙女座で華やかでは
あるが、あまり結果は伴わず、また事後
処理が必要となるのでした。

さて今回は11室、12室です。

11室は乙女座と天秤座にまたがっていますが
星はなく、12室は天秤座で土星、火星、冥王星
が入っています。

この11室と12室というものはこうした
プロジェクトを考えると、対比が出来る
室です。

11室と12室というものはどちらも物事の
確認、反省、事後処理、次回への引継ぎ
を表すようなポジションだと言えます。

中でも11室は直接的にこうした反省、
後での評価などを表します。

つまりこのプロジェクトの総括といった
ものです。

このプロジェクトが実際のどれほどの
成果を挙げられたのか、そしてそこから
次のプロジェクトへノウハウを引き継げ
るかなどなどを表します。

一方12室はこうしたプロジェクトから
本体である会社という組織との関係性
にまでも影響を与える部分だと言えます。

実は9室、10室と言うのは成果として
上がるところではありますが、それが
実際に次への力となるかどうかは
この11室、12室のかかっているのです。

たとえばオリンピックが始まるとすぐ
にメダル数というものを比較して、今
までの大会と比較してどうだったか
と数字を挙げたりしますが、このメダル
数と言うのが9室、10室にあたるところ
なのです。

11室、12室というのは11室がその大会
の存在意義、そして大会全ての総括と
言えるべきところなのであって、12室
はまさにその大会の名場面、名シーン
こころに残るところを表します。

ですから11室が華やかなれば、その
大会は結果として、成功した大会で
あるとの総括が出来るということ
ですし、12室が華やかであれば、いつま
でも心に残る大会であったということ
が出来ます。

 

今回の例の方のプロジェクトに関し
ましては11室が乙女座と天秤座で
あり、わけても11室のほとんどが
乙女座であり、星がないことより、
このプロジェクトは総括として、
あまり実の無い、事務処理が多かった
だけのプロジェクトであったと
いう形になります。

つまり例の人やその下で働く方々は
9室の水星、ドラゴンヘッド、太陽
とかなり頑張ったのだけれども、
上層部の評価としては実務処理に
時間と費用がかかり、結果としては
あまり成果の無いプロジェクトで
あったと言われそうです。

もちろん11室には少し天秤座も入って
いるために顧客は少し増えるでしょうが。

それに対して12室はかなり華やかです。
天秤座である上に土星、火星、冥王星
が入っているからです。

この冥王星と土星というのは正に
会社の上層部を表しますし、火星は
会社としての活力を表す場所です。

また天秤座は顧客を表す場所でもあります。

これはこのプロジェクトが最終的に
会社本体としての実力、評価を高めるもの
となることを表しており、新たな顧客層
を開発出来たということが言えると
思われます。

これは11室と12室の対比より考えますと
このプロジェクトを行った当初は、
それほど成果の上がらなかったプロジェクト
であると考えられてきましたが、やがて
時とともにこのプロジェクトで新たに
開発した顧客層が会社にとって重要と
なり、その経緯で後にこの例の人も
改めて評価されるようになるということ
が言えます。

その中でやはり顧客層としては7室の月
で新たに獲得したファミリー層と8室の
金星で活用した比較的に若くオシャレな
女性の層という二つの顧客層がこの例の
方のプロジェクトでの大きな成果と言え
ます。

そしてそれはこの方の所属する会社のこれ
からを担っていくような力を与え、それが
この方の会社での地位と役割を高めていく
のです。

これはこの方のホロスコープから現れる
ひな形と言って良いです。

ですからこの方がプロジェクトのような
ことをすると必ず、多かれ少なかれこの
ような流れになって行くのだということ
が言えます。

ただ実際にはその時々の状況というもの
があります。

本人が変化し、このひな形の時から
少し感じ方や思い方や運勢が変わること
があります。

それは星の進行として見るのです。

またその時々や時代の変化などで変わる
部分もあります。

それはトランジットの星から推測される
のです。

こうした進行やトランジットも考えて
実際には判断するのですが、この人に
植えこまれたひな形としては、出生の
ホロスコープからある程度の推測は
出来ますし、それはこうしたプロジェクト
などにも反映されるのです。

次回からはまた新たな話をしましょう。

次回をお楽しみに。

占い師Hisashiの占い講座111(成長の流れ プロジェクト編4室、5室、6室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の続きです。

前回まででホロスコープを読むとき
に人の一生を探る成長の流れという
読み方から敷衍(ふえん)して、
一つのプロジェクトを行うにあたって
もこの成長の流れというものは、運勢
を支配していくのだということをお伝え
いたしました。

前回は例の人が40歳でマンションの
企画・販売をするマンション計画の
一大プロジェクトを任された時の
ことをホロスコープより成長の流れ
としてよんで行きました。

例の人は1室の木星で会社の上司
や上層部より大いに援助を受け、
2室で資金的なトラブルが起き、
それをなんとかコントロールし、
3室海王星でそのトラブルを回避
すべく、周囲にコミュニケーション
を取って行き、その中で部下など
にも自分の意志をうまく伝えて
いくという流れでした。

今回は4室からです。

例の人は4室は水瓶座で星は
入っていません。

このような場合は星座の持つ
意味がかなり純化されます。

この場合の4室は家庭という
よりもそのプロジェクトの
チームとしての方向性を表し
ます。

このプロジェクトが色々な支店
より集められた精鋭20名ほどの
プロジェクトだとしても、この
プロジェクトのチームとしての
方向性はこの4室で決まります。

そしてこの4室が水瓶座なのだ
としますと、このチームは
どちらかというと個人個人が
比較的に自由に裁量を持って
動くスタイルで構成されて
いるのではないかと推測されます。

そして会議などはオンライン会議
を使い、コミュニケーションは
もっぱらメールを活用し、ほぼ
個人個人が顔を合わせることは
なく個人個人でどんどん動く。

そんなチームであるということが
推測されます。

その中で3室海王星の人をまとめる
力量が発揮されるというわけです。

このあたりは以前に書きました、
成長の流れの4室と比較してみて
ください。

4室という部分は人生を考えれば
家庭となりますが、このように
プロジェクトで見て行くと、チーム
としての方向性ということが
言えるのです。

次に5室です。

今回の人の場合は5室には星がなく
5室は魚座です。

やはりこの場合は魚座の個性が強く
働くことになります。

5室はアピール力などを表します。
つまりこのチームの中でどれだけ
自分を表現出来るかということです。

もちろんこの人はこのプロジェクト
のまとめ役なのですが、こうした
オンライン中心のコミュニケ―ション
をはかるチームで自分を表現するの
は難しいものです。

この中でこの人は誠実に情に訴えるような
やり方で心を掴むでしょう。
つまり的確な指示を出したりビジョンを
提供したり、事務作業を整えるという
ことではなく、チームの皆に対して
の誠意と思いやりの心で接するはずです。

どうしても水瓶座の4室でチームは
バラバラとなりがちなのですが、この
人が中心でこのような態度で接する
ことでチームに一体感が生まれます。

その上でこのチームはお客様によりよい
理想のマンション計画の中で満足のいく
マンションライフをおくれるための
細やかな工夫をモットーとするのです。

5室にはこうしたそのチームの掲げる
ビジョンというものも表すのです。

そして6室です。
6室にも星が無く牡羊座です。

この場合も牡羊座の影響力が純粋に
現われます。

この場合は仕事の仕方はかなり新奇
なものとなります。

オンライン会議とメールの
コミュニケーションを使った中で自分
が中心となってお客様の心に寄りそう
マンション計画を練っていく。

その中で働き方も柔軟に自分も含め、
プロジェクトのチームには在宅ワーク
含めワーケイションなども積極的に
勧めていくことになります。

福利厚生とワーケイションなどを
うまく活用しリフレッシュなどをさせな
がら働き方や体の休め方などもオンライン
で積極的に周知していき、まさに新時代
の働き方をし、させることによって、
チームに活力とエネルギーをチャージ
させていきます。

さあここからはお客様にどうやって
このマンションを販売していくかです。

次回の7室からの続きをお楽しみにして
ください。

占い師Hisashiの占い講座110(成長の流れ プロジェクト編 1室、2室、3室)

今回は以前までの成長の流れを
総括してみます。

成長の流れは元々、西洋占星術
では時間の流れはホロスコープの
出生のホロスコープが種で、進行
のホロスコープ、トランジットの
ホロスコープを利用して、時間の
経過を見るのが、西洋占星術の
時間に対する考え方である。

ということに対して、出生の
ホロスコープをよく見ることで、
時間の流れを言わば人の一生の
成長の過程として出生の
ホロスコープから読み取ること
が出来るということの解説として
の具体例として挙げたものです。

その中でこの例の方の一生の方向性
つまりは成長の流れは解説を終え
ました。

ただこの成長の流れは実は人の
一生の方向だけではなく、何かを
始める時にも応用の効く解釈だ
と言えます。

これはつまり人の一生というような
大きなものではなく、例えば例の
方が仕事をしていく中で、一つの
大きなプロジェクトを任されたとき
にそのプロジェクトを進める発展
の方向性としてもこの成長の流れ
をたどる傾向があるということ
が言えます。

これは例えばこの例の方が、40歳の
時に、あるマンション計画の企画・
販売の一大プロジェクトのリーダーと
してそのプロジェクトを任されたと
します。

その時にもこの方の成長の流れは
その方の一生の流れだけでなく、
こうした何かプロジェクトを始め
ようとするときにも、その方の
ひな形として、影に日向に影響を
落とすのだと言えます。

具体的に見て行きましょう。

まずこの方の1室にあるのは
木星です。

となりますとこの方にとっては、
このプロジェクトを始めるに
際して、会社の上司や上層部から
の支援・援助があったのです。

具体的にはこうしたマンション
計画のかなりのところを上層部
がお膳立てをすることになります。

次に2室にあるのは天王星です。
この場合にはこのプロジェクトに
対する資金面でのハプニング・
アクシデントが予想されます。

本来は上層部がうまくお膳立てを
してくれたプロジェクトであるため、
普通にしていれば、成功は確実であった
はずです。

しかし、資金難が起こり、また資金を
かき集めるための工夫とアイデアが
必要にもなります。

次に3室には海王星があります。

こうした資金難を持ち前のコミュニ
ケーションを活かして、色々なとこ
ろに働きかけて、なんとか資金を集め
ようとします。

そうしてその過程でプロジェクトに
関わる自分の部下ともいえる方々とも
意志を交わし合い、計画を綿密に練って
いくことになるのです。

つまりこの3室までの流れで、やっと
上層部のお膳立てではない、自分ならで
はのプロジェクトの進行方向が見えて
くるのです。

この方はいつもそうです。

何をやるにしても、もともとは祝福
され順風満帆であったにも関わらず、
必ず資金的なところで、ハプニング
が起き、そしてそれにたいして、
しっかりと取り組む過程で周囲と
色々なコミュニケーションをとり、
それが新しい計画を進めて行く。

それは一生という人生の進み方だけ
でなく、こうしたプロジェクトや
はたまた学生生活や夫婦として進む
ときにでも、また自分が何かを始める
ときにでも常に現れるひな形なの
です。

これはつまりこうしたひな形がホロ
スコープに刻まれておりまして、
これが成長の流れを支配している
ので、人の一生のみならず、どんな道
でどんなことをしてもこのホロ
スコープの持つ、成長の流れという
ひな形は影響を与えるのだと言えます。

この成長の流れというひな形はこうして
一つのプロジェクトの中でも、この方
の進む道を決めて行くのです。

それでは物事は運命は常に決まって
いるのではないか。努力する必要は
どこにあるのかと思われる方も
いらっしゃるのではないかと
思いますが、運命というものは
確かにある程度は決まっている
ところがあります。

それは元々の部分です。
運命は元々はかなり決まって
いるところはあります。

たとえばこの方がプロジェクトリーダー
となるときにはやはり上層部や上司
などが力になってくれる、そんな
傾向はあるのです。

他にも受験を始める時には、両親
や親戚などから応援されるということ
もあるでしょう。

これがこの方がプロジェクトリーダー
になるときからすでに放り投げだされ
たり、受験のときに親が反対する
というようなことは起こりづらい
ということが言えます。

その意味では運命はかなり決まって
います。 

一方で資金難などが起きたときに、
それに対する対処やまた、それに対する
対策などでコミュニケーションを
取り新たな計画を練っていくという、
そのような段々と成長の流れを
進めて行く過程での進め方になると
もはや運命は決まっておらず、当人
の努力によっていろいろな流れが
変わってくるのです。

つまりは運命とは一見するとホロスコープ
で決まっているように見えても成長の
流れを進む過程で当人の努力によって大きく
道は変わってくるのです。

これは人の一生についても言えることで
して、成長の流れの中で人生は変わって
くるのです。

つまり生まれた当時や、もともと
の部分でホロスコープに刻まれたような、
運命の方向性であったものが、成長の流れ
の中で努力をする過程で運命は大きく
変わってくるのだということが言えます。

次回はこの成長の流れプロジェクト編
の続きを見て行きます。

占い師Hisashiの占い講座109(成長の流れ、12室)

今回は成長の流れの12室です。

前回までの成長の流れは1室
の木星で周囲に祝福された形
で生まれ育ち、2室の天王星で変動
する収入を実力で乗り切り、3室の
海王星で相手の腹を読む感覚を
身に着け、4室の水瓶座で距離の
ある家庭を築き、5室の魚座で
ロマンスを夢見、6室の牡羊座で
ガッツで仕事を乗り越えます。

そして7室の月でパートナーから
女性の感覚を身に着け、8室の
金星からさらに女性の感性や
美意識までもパートナーから
学び、9室蟹座の水星・ドラゴンヘッド・
太陽から家庭でも職場でも大黒柱
としての自覚を持つようになります。

そして10室の獅子座で周囲の称賛
を浴びるような本当の心の満足に
到達出来ます。
さらに11室の乙女座で人生を
俯瞰的に振り返り、そこから
言葉を使った感性で俳句を趣味と
して新たな人間関係を作ることに
しました。

そうして12室へと至るのです。

最後の12室には土星と火星と
冥王星が入っています。

これはもしかすると、この方の
最も大切にする本当の生き方は
この12室に現われているのでは
ないかとも思えます。

この12室の前の11室で仕事を
離れ、人生を俯瞰して振り返った
ときに新たに沸き起こる創作や
新たな趣味などを通じて、新たな
人間関係を作りあげる方向で進んで
来ました。

12室は人生の総決算として、
いわば人生の総点検、人生の見直し
として、真に自分のやりたいこと
を実行する室です。

いわばもう人生を振り返りやり
残すことのないようにする室
であると言えます。

人は11室で老後をエンジョイした
後に、ふと人生を振り返り、
自分の人生は何だったのだろう。
そしてこの人生で最後にせめて
やれることはないかと考える
時があります。

これが12室の人生の店じまいの
感覚です。

この12室や11室の感覚は基本的に
普通に暮らしていてはあまり
感じることのない感覚だと
言えるでしょう。

やはり人は7、8、9、10室と
成功の階段を駆け上がるとき
を最も心の拠り所とするのですし、
その成功の階段を上っている間には
こうした11室の感覚や12室の感覚
まで至ることは出来ないのです。

自分が上ろう上ろうとしている時
には気付かなかったこの、人生
を振り返ってやり残したことは
ないかと思う感覚に浸された時に
真の自分の生まれた来た意味と、
そして人生の悟りのようなものに
向き合うことになるのです。

この例の方は自分が比較的に
周囲から祝福され、幸せな人生
を送り、そして一家の大黒柱と
しての人生を全うしたという
思い。

そこから人生を俯瞰して、自分の
人生がこれで良かったのか、そして
やり残したことは無いかと深く
考えるようになるのです。

その中で出て来るのは土星と火星
と冥王星です。
土星は父親の意志であり、冥王星は
先祖の意志でもあります。

となりますと、この方は人生を
終える時に改めて亡くなった父親
とご先祖様に感謝をして、自分の
お墓を火星である息子に引き継ぐ
ことを意図し始めるのです。

この時までは自分がお墓を引き継ぐ
こともそしてお墓を息子に引き継ぐ
事もあまり重視していなかった
かもしれません。

しかし、自分の人生を俯瞰して
考えた時に自分はあまりにも、
父親の意志から反した生き方を
していなかったか、そして
先祖を大事にしてなかったかと
反省するのです。

さらには息子にも自分の生きた
証を伝えていなかったのでは
なかったかと思うようになる
のです。

そして自分は先祖のお墓を引き継ぎ
それを息子に引き継ぐ、そのためには
どんなことでもする。

というようないわば人生の総決算
をすることになるのです。

ただ12室とはあくまでこの方の
場合はお墓を引き継ぐことで
あったかもしれませんが、人に
よっては自分の生きた証に壮大な
絵を描くことを決意することかも
しれませんし、最後のボランティア
活動をすることかもしれません。

たまたまこの例の方はお墓を引き継ぐ
ということであっただけで、必ず
しもお墓などのことに12室が限る
わけではありません。

そうして12室の冥王星火星土星の
流れでは、お墓を息子に引き継いだ
上で、最終的にはお墓のあるお寺で
ご住職に色々と死後のことなどを
聞いたり、そしてお寺で瞑想など
を行ったりして、自分の死と向かい
合うようになります。

そしていずれは死を向かえること
になるのです。

こうしてこの例の方は一生を終える
ことになるのです。

こうしたことが産まれた時の
ホロスコープには刻印をされているの
です。

もちろん具体的にはこうしたことを
そのままズバリ行うとは考えられず、
この一生をホロスコープから成長
の流れとして考えることは自分の
一生を俯瞰して眺めるということ
に寄与するだけであり、具体的には
このホロスコープで示された成長の
流れとは違うような出来事がかなり
起こるでしょう。

でありながらも人生を俯瞰して
見たときにはこうした生き方をやはり
していたのだと思えると思います。

ホロスコープとは人生の設計図です。
人生の成長の流れがそこには描かれて
いるのです。

ただこうした流れのなかで、自分なら
もっと大きなことをする。

12室を例えば自分ならお墓を引き継ぐ
なんてことではなく、真の悟りを得る
ために写経を毎日行うとか、占いで
自分の生き方を全うするのだ、とか
毎日神社にお参りして有意義な日々を
おくるのだとかいろいろなパターン
を想定してもいいのです。

ホロスコープの12室には星座と星
のみが記されているのみなので、
星座と星の使い方はどのように使って
も良いのです。

しかし、それはホロスコープをよく
知る方こそ使いこなせるのであり、
占いを知らない方こそがまさに
占い通りの生き方しか出来ないと
いうことになるのです。

ここで成長の流れは一旦終わりとなり
ます。

次回をお楽しみにしてください。

 

 

 

占い師Hisashiの占い講座108(成長の流れ、11室)

今回はホロスコープの成長の流れ
として11室を挙げます。

例の方は1室の木星で周囲に
祝福されて生まれ育ち、2室の
天王星で自分の能力で収入の
決まる職場に働き、3室の海王星
で人の腹を探るコミュのニケーション
を身に着け、4室の水瓶座で距離を
置いた関係の家庭を作ります。
そして5室の魚座でロマンチックな
恋愛経験を思い出し、6室の牡羊座
でガッツで働く仕事スタイルを日常
とします。

ここからは成功の階段を上ります。
7室の月でパートナーの奥様から、
女性的な感性を学び、8室の金星
より女性的な視点が自分の武器
だと気付きます。
そして9室の蟹座の水星、ドラゴン
ヘッド、太陽より、家庭で大黒柱
となり、職場で責任者となること
が自分の生きる道と再確認します。
さらに10室の獅子座で名実ともに
責任者としてふさわしい実績を上げ、
家族にも祝福され、真に生まれて
きた喜びに満ち溢れることに
なります。

ようやく成功の階段を上り終えた
例の人ですが、この10室で成功
を経験するとやがて一抹の寂しさ
を感じるのです。

今まで俺はこうして、家庭にも
仕事場にも喜ばれる生き方を
してきた。

そして成果を上げて来た、それは
喜ばしいことではないか。

でもでも本当はもっと違う人生が
あったのではないか。

もっと別な生き方があったのでは
ないか。

そのように考える時が来るのです。
普通の会社員の方なら、それは定年
になったときだと言えるのです。

中には会社を途中で早期退職をして、
第二の人生を生きる方もいると
思います。

いずれにせよどんなに成功をした
方でもこの第二の人生は来るの
ですし、その時にもっと違う人生
やもっと別な生き方を模索するのです。

これは10室までの成功の階段を
上った方なら誰でもたどり着く
境地ですし、もし10室を周囲
に投射した方なら、その投射
された方(パートナーや子供
など)がやがてはたどり着く
境地だと言えるのです。

これは10室体験をした方なら
非常に自然に11室へと向かうの
です。

もし自分に11室に相当する
ことが起きなかったとしたら、
それは成功の階段を上って、
10室へと至っていないということ
が言えると思います。

その意味ではまだ若い方にこの
11室の真の意義は理解できない
のではないかとは思います。

ただ若くして成功する方もいて、
そのような方が新たな道を模索
するときに11室のことを考える
ということはありうる話だと
思います。

この11室とは要するに、10室まで
成功に至る道を上った先に見える、
実は違う方法があったのでは?
違う道があったのでは?
違う生き方があったのでは?

という疑問です。
ここから新たな生き方を組み立てる
という室です。

これは10室の成功体験が元になる
場合が多いので、やはり10室の
成功体験を経た後でないと、真に
11室の生き方を目指すということに
はなりづらいと思います。

11室に至る中で、定年後に田舎暮らし
を始めるとしても、そこには10室
で培った仕事の成功や、それに伴う
資金の確保などがあってこそ、そう
した生き方を目指そうとするところ
があるのです。

もし生まれたところが違ったら、
もし若い頃に自分の始めた方向
が違っていたら、自分の人生は
どうなったのだろうか?という
疑問こそが11室体験の原動力
となるものです。

違う生き方があったのではないか
という疑問から、第二の人生を
目指したときに、違う生き方を
目指す。

そこに11室体験の基礎があるの
です。

たとえば会社の生活を終えて
第二の人生で田舎暮らしを望む
方は常に、この人生では無く
違う人生があったのではないかと
問いかけ、その答えが田舎暮らし
にあったというわけです。

その意味では11室は10室体験を
元にその反省などが含まれているので、
11室単体としてはあまり力の無い室
であるということも言えます。

これは丁度9室とも似ています。

9室とは1室から8室まで、特に7室、
8室の成功の階段を上る過程を経る
ことによって力を得る室だと言えます。
同様に11室はなによりも10室の
成功体験(これはかなり大きな体験です)
を経ることによって力を得る室だと
言えるのです。

その意味では11室は10室からの流れが
重要な室であると言えます。
つまり11室もまたホロスコープの成長
の流れの中の室であると言えます。

11室のみを1室から10室までの流れ
と切り離して考えるべきではないのです。

例の人は11室に乙女座が来ます。
9室の蟹座で一家の大黒柱になり、会社で
の責任者になった上で、10室で成果を上げ
て家族からも会社からも称賛される。

そうした体験があり、そこからそうした、
社会の称賛から一歩身を置き、定年後に
第二の人生を歩んだ例の人は、乙女座らしく
自分の人生の反省とまた自分の人生を
振り返り、自分の人生を自分史のようなもの
にまとめたくなります。

そうして自分で自分のことを言葉を通じて
まとめたときに、言葉に対する理解
を体験して、そこから新たに俳句を
学んでみたいと思うようになります。

そして俳句教室に通うようになり、
新たな仲間と俳句を通じた交流が
始まり、またインスタグラムで
自分の取った写真に添えた俳句を
投稿し、さらに新たなつながりが
出来てくるようになります。

11室でよく言われる、友達、サークル、
SNS、友人と言うキーワードは
こうした11室体験から導きだされる
ものです。

キーワードから入っては本質が
見えません。

11室は10室体験の反省から始まる
11室体験が本質です。

それはつまり、自分の人生はこれで
良かったのだろうか?そして違う
生き方がなかったのだろうか?と
いう反省から始まる11室体験
こそが11室の本質なのです。

例の人なら俳句と俳句に伴う
新たな人間関係が本質なのでは
なく、自分の人生をやり直そう
と自分史をまとめ、その時に
つかんだ言葉への興味。

そこに11室体験の本質がある
のです。

俳句の関係はその延長上にあるに
過ぎません。

さてそんな11室体験が済めば
やがて人生の本質に迫る、12室
体験が訪れるのです。

次回をお楽しみに。

占い師Hisashiの占い講座107(成長の流れ、10室)

今回は成長の流れの10室です。

この例の方は1室の木星で
周囲に祝福されて生まれ、
2室の天王星で自分の実力
次第の職場に働き、3室の
海王星で人の腹を探るコミュ
二ケーションをトレーニング
し、4室の水瓶座で距離の
ある家庭を築きます。

そして5室の魚座でロマンチ
ックな夢を見て、6室の
牡羊座でガッツで働きます。

さあここからは成功の階段
を上ります。
7室の月でパートナーから
情緒を学び、8室の金星から
さらにパートナーから女性的
な美意識も学びます。
そして9室の蟹座の水星、
ドラゴンヘッド、太陽からは
自分の一生の進む道は
家庭での責任ある大黒柱に
なることと、職場でも責任
のある立場を全うすることで
あると俯瞰して人生を見ました。

さて今回は10室です。

ついに成功の階段を上り10室
へとたどり着きました。

人はどんな道をたどっても
10室にはたどりつきます。

もちろんたどりつけない方も
いらっしゃいますが、そんな
方は10室を周囲の誰かに投射
するでしょう。

また主婦の方なども10室
を旦那様や息子さんなどに
投射することもあります。

いずれにせよ10室とは成功
の階段を上って来た個人
がようやくたどりつく
位置なのです。

9室で人生を俯瞰して見た
ときに自分がこれから何
を目標として生きるかを
考え、そしてさらに進み
進みきった先に10室がある
のです。

10室はそのスタートにMC
が待ち構えています。

これはホロスコープ上の
頂点と言えるポイントで、
人は実は誰しもこのMC
を目指して生きるのです。

このMCにこそ人生の生きる
目的があるのです。
というのもこのMCは宇宙と
繋がっているからです。

人はアセンダントで宇宙から
エネルギーを授けられ生まれ
ます。

そして成長の流れを進んでいき
MCへと至り、また宇宙と
繋がるのです。

アセンダントで宇宙からエネルギー
を授けられ生まれた人は
MCで宇宙に自分の生きた証を伝える
のです。

これはつまり自分はこんな風に
生きた。自分がこの世で成し遂げた
その生きた証。

それこそがこのMCで人が宇宙に
伝えるべきものなのです。

それはオリンピックに出場した
ことかもしれませんし、二科展に
入選したことかもしれませんし、
お菓子コンテストで入選したこと
かもしれませんし、会社で部長に
なったことかもしれませんし、
息子が国立大学に入学したこと
かもしれませんし、マンガで本を
出したことかもしれませんし、
一番収穫のあった年に、親戚を
呼んで盛り上がった宴かも
しれませんし、大きな商談を終えた
あとの飲み会かもしれません。

いずれにせよそれらは自分の
生きた証と言えるもので、自分
が産まれて来た喜びを表すポジション
だと言えるでしょう。

これに近い出来事が結婚と言うこと
です。

結婚式では新婦が手紙を読んで、
お父さん、お母さんありがとうと
皆の前で泣いて感謝を述べます。

私たちは何故こんなにも結婚式の
両親への手紙に感激してしまうので
しょうか。

それはこのMCの生まれて来た証
と関わるからです。

お父さん、お母さん産んでくれて、
育ててくれてありがとうという
手紙こそがMCの宇宙に自分の
生きた証を伝えることとリンク
するのです。

ですから先ほどのMC体験の例は
まさにこの宇宙に自分の生きた
証を伝えることなのです。

ですから感動もし感激もし、
まさに一生忘れられない思い出
となりますし、人はこのMC体験
のために頑張っているのだと
言えます。

10室とはこのMC体験に続く室
です。

MC体験はそれで終わりではなく、
さらに10室全体を通じて、それを
進めて行くのです。

オリンピックに出場した後では、
地元でのいろいろな仕事が待って
いますし、二科展に入選すれば、
その後の絵の依頼に対応する必要
もありますし、お菓子コンテスト
に入賞した後では、お店で大々的に
売り出しをするのに追われますし、
部長になった後には色々な仕事
が待ち構えていますし、大学に
入った息子を支える時が必要かも
しれません。

マンガで本を出した後には売上
でやきもきしますし、収穫の後には
来年の準備が始まります。
商談の後には、その仕事がうまく
行くようにいろいろとお膳立てを
する必要があるのです。

そして結婚式の後には、新婚旅行
と新生活が待っているのです。

こうして人はMC体験で生まれて来た
証を宇宙に伝え、その後に10室で、
その証をさらに盤石なものとするの
です。

まさに生まれて来た喜びともいえる
ものですが、そこに至りふと寂しく
センチメンタルになることがあります。

これはスターウォーズエピソード6
ジェダイの帰還の最後の勝利の宴
の後のルーク・スカイウォーカーの
の宴から離れ一人、亡くなった
師匠や父親と共にいるシーンにも
通じます。

私はそこが好きなシーンですが、
こうしたMC,10室体験の時に
ふと感じるこれで良かったの
だろうかという少し不安な気持ち。
そしてやはり次はもっと別なやり方
等をするべきではなかったかと
いう反省。

そこまで到達すれば次の11室が
見えてくるのです。

例の人は10室で獅子座に到達します。

それは蟹座の9室、水星とドラゴンヘッド
と太陽のある9室を進んできた例の
人にとっての真の喜びとなったはずです。

不動産の道に進んで来て、責任者になり
自分のセクションが会社の中で歴代
売り上げナンバーワンになり部長の
自分を中心に素晴らしい祝勝会があり、
そして家族がみんなで自分のために
お祝いの宴を開催してくれる。

そんな時、そしてそれから次の年度に
向けて新たな準備を始めて、仕事も家庭
も充実している、そんな幸せな日々。

これこそが例の人が真に目指していたこと
なのでしょう。
産まれて来た証と言えるべきことなの
です。

しかし、定年は迫ってきます。
やがて定年をすれば会社とは違う
生き方を模索します。

次回はそんな11室について書いて
いきましょう。

 

占い師Hisashiの占い講座106(成長の流れ、9室)

今回も室から成長の流れです。

例題の方は1室の木星で周囲
に祝福されて生まれ育ち、
2室の天王星で、能力で収入
を得る不動産の職場に入り、
3室の海王星で人の腹を読む、
コミュニケーション能力を
身に着け、4室の水瓶座で
距離のある家庭を築きます。

そして5室の魚座でロマンチック
な恋愛感情を養い、6室の
牡羊座でガッツあふれる
日常を生きます。

さあここからは成功の階段
を上ります。

7室の月でパートナーと
なる奥様との関係で情感
を養い、8室の金星でその
奥様からさらに女性的な
美意識を学ぶ。

この方は比較的に若い頃
はかなり大雑把でガッツ
や腹を読むようなところで
仕事にチャレンジしていた
ような方であると考えられ
ます。

もちろん、まだこの方が若い
方なら現時点ではまだこの
大雑把の状態であるでしょうし、
もし年のいった方なら、この
成長の流れの8室や今回の
9室などはすでに経験している
でしょう。

この例題の方は現在、壮年期
なので、丁度8室、9室の体験
をしている頃でしょう。

さて今回は成功の階段を上る
上で最重要となる9室です。

7室から8室、9室と人は成功
の階段を上り、10室で頂点
に達します。

ただし10室には登り切った
喜びと一抹の寂しさがある
ものです。

最も希望に満ちて成功の階段
を上るのは8室、9室あたり
でしょう。

特に9室には成功の階段の
エッセンスともいうべき
力が充満しています。

この例の方は8室の金星で、
パートナーの奥様から色々
なことを学び、特に女性的な
感性を学んだのです。

営業をする上でも必要な
女性の視点や女性の感性
を身に着けたのです。

となりますと、もはや成功
へはあとわずかですが、まだ
成功の階段を上るのに必要
な9室が待っているのです。

実はこの9室、成功の階段
を上るには最重要なのです
がそれは8室で手に入れた
パートナーとの関係からの
変容を経験して、新たに
たどり着く自分の人生
を俯瞰して見た上での
生きるべきテーマを表す
からなのです。

この例の方には水星と
ドラゴンヘッドと太陽が
9室にあります。

水星と太陽が同じ室にある
ことは珍しいことでは
ありません。

水星は太陽の人生観を
現実化する能力を表す
からです。

またドラゴンヘッドは
星という個人的な個性
に対して、集団的な
感受点を表すポイント
です。

室を考えるにあたり、
今回の例の方の場合は室に
星があるときは星から室
を解釈し、室に星がない
ときには星座から室を
解釈してきました。

この9室に関しては成長の
階段を上る上で最も重要
であることに鑑み、室に
星がありますが、室にある
星の解釈に加えて室の星座
の解釈も加味して解説を
致します。

9室とは人生を俯瞰した上
での生きるべきテーマです。

そしてこの方の場合はそれ
が太陽という自分が真に
大切にするもの目指すべき
方向性を表しています。

またすぐ同じ室内にある、
ドラゴンヘッドと水星は
その人生のテーマ、生きる
べき方向性にふさわしい
能力とまたそこに関わる
多くの方々を表します。

そして9室は蟹座です。

蟹座は小さく見ると家庭を
表しますが、また大きく見る
と職場での地位などにも関わり
ます。

その意味ではこの方が最終的
に目指す方向としては、
良き父、良き夫としての姿
に加えて、職場での責任者と
しての自分(太陽)や
そのための能力(水星)、
そして職場での多くの仲間
(ドラゴンヘッド)との協力
で職場をより発展させ、また
職場の仲間がより自分を活か
せる職場をつくること
なのです。

つまりこの方はやがて家庭の
中で家庭の長としての責任
と自覚を持ち、例えば家の
親戚関係や法事などのことにも
積極的にかかわり、そして
職場では責任者となり、職場
の皆が真に活躍出来る職場を
作るべく、奔走していくのです。

ここにおいて、かなり大雑把
で自由気ままに生きて来た
ようなこの例の方も、やがて
社会的な地位もあがり、真に
立派な大人の男性に成長するの
です。

このことはもともとこの方の
ホロスコープに刻印されて
いるものなので、年齢にかか
わらず、そしてどんな道を
通るかに関わらず、どんな
道を通ってもやがてはこの
ような生き方をしてしまう
ということが言えます。

たとえば私はこの例の方に
不動産の営業の仕事をあて
はめて来ましたが、実は
それは自動車のディーラー
での営業かもしれず、IT
産業でのプログラマーの
仕事かもしれません。

要するに公務員的にコツコツ
と同じことを繰り返す仕事
ではなくガッツと才能で、
大きな収入を得る仕事に
就く可能性が示されていた
です。(2室の天王星の解釈)

しかし、この例の方にように
そうした行き方をしても
やがては職場の長としての
責任と自覚を持って働く
ようになり、家庭や親戚
付き合いなども重視する
ような責任のある大人の
生き方を目指すようになる
というのはどのような、
業界のどのような仕事に就い
ても進むべき方向性なのです。

その意味では人生というのは
ある程度はホロスコープで
決まっているところがあります。

ただしそれは抽象的な意味に
おいてであり、具体的な意味に
おいては自由な選択の余地が
あります。

まとめますと、どのような道を
たどってもやがてたどり着く、
自分と言う人生の目指すべき
道こそがこの9室の表す人生の
目的なのです。

ここにおいて成長の流れは佳境
をむかえました。

人は成功の階段を上り9室を
上り切った後でやがて10室
へと至るのです。

さて10室にはどんなことが
待ち受けているのでしょうか。

次回をお楽しみにしてください。