占い師Hisashiの占い講座45(12星座 山羊座の解説)

今回は山羊座の解説です。

山羊座は四区分では地の宮です。
1周目の地の宮が牡牛座、2週目の地の宮は乙女座で、山羊座は
3周目の地の宮です。
1周目の宮はその元素が素直にでます。
牡牛座ですと地の元素の表す肉体などの力が素直にでます。
2周目の宮はその元素が人間関係に修正されます。
乙女座ですと地の元素が人間関係に修正され、教養や
品行方正な人柄などで、自分を着飾る人柄になります。
3周目の宮は地の元素に社会性が出てきます。
つまり山羊座には地の力が社会的に出て来るのです。
これは何かと言いますと、社会的な地位や身分のような
ものです。
現代社会では、会社の地位のようなものと言えるでしょう。
ですから山羊座の影響力のある人は階段を上るように、
社会的な地位を上がって行く性質があるのです。

ここで三区分を考えてみますと、山羊座は活動宮です。
活動宮は活発で行動を起こす特徴があります。
ですからこの山羊座の地位を上げていく方向は、
かなり活発に上げていくのです。
どちらかと言うと露骨な行動かもしれません。
例えば上司にペコペコ、部下を怒鳴り散らすと言うこと
も行うでしょうし、上に上がるためには周りを蹴落とす
ことも厭わないでしょう。
ただこれは極端な例です。
実際は控え目に階段を上るように出世コースを上がって行く
と思われます。

さてここで時間の流れを見て行きましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で小学校3年生
のように冒険をした人は、蟹座でいじめられ、獅子座で中学生のように
恋愛や趣味に夢中になり、乙女座で受験生のように勉強に夢中になります。
天秤座で人間関係に苦労し、蠍座でパートナーを得て、射手座で脂の
乗り切った仕事をした人は、山羊座でいよいよ人生の頂点に達するのです。
この頂点と言うのは、単に仕事の成功ではありません。
主婦なら、子供が大学入試に受かったときや、子供が結婚した時もそうでしょうし、
サラリーマンでも決して昇進した時だけではありません。
サラリーマンでも趣味で書道をして、書道協会に送った作品が評価されて、書道雑誌に
載ると言うようなことも人生の頂点かもしれません。
どちらにせよ、頑張ってきて良かったな。生きて来て良かったなと思えるような
時に巡りあうのが山羊座の性質です。

となると先ほどの四区分から見た出世コースを上って行くと言うのは、
つまりはこの人生の頂点と言うべき体験を得たいがために、上って行くのだ
と言えるでしょう。
これは人生を計画的に生きると言うことに他なりません。
会社に新入社員として入社したときから、自分はいつか社長になるぞと
考えて、そのために仕事のスキルはもちろん資格を取ったり、リーダーの
心得を学んだり、同期と頻繁に飲みに行ったり、上司の誘いは断らず、
部下の悩みは聞いてやる。
そんな自分が最終的にどんなところに行きたいかを計画して、スタートの
ときからそれに向けた行動をとれる。
それが山羊座の影響力が強い人の得意技ですし、もちろん強みでもあります。
最終的に部長やことによると、課長で終わったりすることもあるかもしれません。
しかし、最初から上を目指して頑張る、努力する姿は美しいですし、社会人
としては称賛されるべき人柄と言えるでしょう。
社会人としてはパーフェクトと言えます。

つまり山羊座はパーフェクトな人柄だと言えます。それは12星座の
中でも際立っています。
他の星座は何処か弱点があるものですが、山羊座には弱点はありません。
ただしそれは社会人としてと言う、カッコ書きがつきます。
裸の個人としてはまた違うかもしれません。
どんな人でも山羊座のみに星があることはあり得ませんので、
山羊座以外の星がその人の裸の個人としての、個性のようなものでしょう。
その意味では山羊座の影響力の強い人は山羊座の個性である、
パーフェクトな人柄を突き進めたうえで、山羊座以外の星の個性も
使いこなしましょう。
たとえパーフェクトな個性と言ってもそれだけでは、息がつまります。
たまには息抜きで違う星座の星も使ってみましょう。

次回は水瓶座の解説です。