占い師Hisashiの占い講座41(12星座 乙女座の解説)

今回は乙女座の解説です。

乙女座は四区分では地の宮です。
地の宮でも2度目の地の宮です。一度目の地の宮は
牡牛座でした。牡牛座は肉体と言う物質を上手く
利用する性質を持っていました。
乙女座も当然、物質を利用す能力に優れています。
2週目の四区分は人間関係的な力に優れています。
ですから乙女座の物質を利用する力は人間関係的
な力に振り分けられるのです。

また乙女座は三区分では変動宮です。つまり臨機応変
の対応をするところがあります。

こうして四区分、三区分で考えたときには、乙女座は
物質に対する適性を使い、臨機応変に周囲に溶け込んでいく
ようなイメージが出来ます。

これは資格や地位、経済的な豊かさなどから来る、小物類
等を取りそろえ、周囲に自分を上手くアピールする能力に
長けていると言うことです。
また常識や教養にも優れています。(常識や教養は知性の
中でも物質化されたような固まった知性で、乙女座との
相性が良いです。)

つまり乙女座は単なる肉体的や、物に関わるような物質性ではなく
資格や、常識、教養、それに加えて、比較的に定番の人気がある
ファッションなどで自分を武装化し、周囲にあの人なら、間違いない
と言うようなイメージを常にアピールしているのです。
それは品行方正で、清潔、優等生のイメージを全ての方向から
ふりまいていると言って良いでしょう。

ここで時間の流れから乙女座を見てみましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で肉体的な遺伝を利用した子供となり、
双子座で小学校3年生のような冒険をし、蟹座で小学校6年生の
ように周囲と協調することを覚えた人は獅子座で中学生のように
恋愛や趣味、スポーツなどに純粋に取り組むことになるのです。
続いて乙女座は言わば高校生のようなイメージです。
中でも大学受験に打ち込む受験生のようなイメージと言える
でしょう。

本来なら、この時期は遊びもしたい。オシャレもしたい。
楽しいこともしたいと言う時期です。
しかし、受験生は受験のみを目的に頑張るのです。
ですがその欲望を抑え込み、自分の未来のために努力を
続ける姿は美しく、尊敬されるに値するでしょう。

乙女座とはこうした自分を高め努力する星座でもあるのです。
つまり四区分三区分からも品行方正で教養溢れた姿がイメージ
出来ますし、時間の流れからも、欲望を抑えて自分の未来の
ために努力するイメージが読み取れます。

その意味では、気さくさやざっくばらんさは無いものの、
知的で教養があり、品行方正と言う人としての一つの
理想像ともいえる人格を形成しているのが乙女座の影響力が
強い人です。

例えば高校でクラストップの成績を誇り、東大へまっしぐらな
受験生。
会社では仕事が出来、メイクも綺麗にまとめ、教養ある
会話で男性からも女性からも憧れられているキャリアウーマン。
保険の資格もFPの資格も簿記もとっていて、しかも部下にも
慕われ、部下への仕事の指示も的確で、家庭では家事も手伝い、
たまには男の手料理だって作る、郵便局の副局長。
定年を過ぎてからも歴史小説を読み、NHK大河ドラマが好きで、
その他に書道を習い、たまには散歩に出かけスマホで良い写真
を撮り、自分でアルバムを作っているおじいちゃん。

乙女座の影響力が強い人はこうしたタイプでしょう。
特徴なのは教養と品行方正さ、真面目さ、努力家と言うことです。
真に尊敬出来る人物でしょう。
ただし破天荒なところや、むちゃくちゃなところ、気さくな
ところが無いので、面白みに欠けるところはあるかもしれません。

とはいえ人として付き合うなら乙女座の影響力のある人物は
理想的な親、子、妻、夫、恋人、友人であるでしょう。

次回は天秤座について解説します。