占い師Hisashiの占い講座119(逆回転10室)

今回は12室を逆回転で駆け上がる
というシリーズの、ラストと言える
10室です。

順回転でも10室はゴールと言える
べき場所でした。

順回転ではゴールの10室の後に
言わばアンコールとしての11室、
12室があったわけです。

逆回転では1室から12室、11室と
来て10室でゴールですが、そこには
アンコールはありません。

これはつまりアンコールから入って
しまう逆回転の流れなので、ゴール
の10室まで行けばそこで目的は達成
されるのです

今回の例の方は1室で色々な方から
祝福を受けて育ったところ、12室で
突然、親が亡くなることから始まり、
バイト生活から一転奥さんの助言で、
宅建士の資格を持って不動産業界
で働くことになります。

そして11室でSNSを利用して
大学生と新婚さんなどに営業を
してあっと言う間に成功へと
駆け上がるのです。

その駆け上がるスピードと
パワーは順回転の比ではなく、
逆回転ならではの強い力と
成功力があります。

そして10室です。
順回転では長く続けていた
ことに対するゴールとしての
10室でした。

一方での逆回転ではかなり
切羽詰まっている環境です。

この10室にもゴールとしての
特別な力があると思って
良いでしょう。

この例の方ですと、10室には
星はありません。

ただ10室は獅子座です。

ここから獅子座の支配星の
太陽がこの10室のカギを握って
いると考えられます。

この太陽は蟹座の9室にあります。

10室の頂点のイメージですと、この
太陽は自ら輝く姿を表しており、この
10室は輝ける存在であることが
分かります。

つまりこの不動産会社は小さなもの
かもしれませんが、やがては独立して
新たな会社を作っていくようになる
かもしれません。

9室は未来予想図です。

9室はいつかはこうなる、こうなりたい
という未来像を表すのです。

そしてその9室の太陽は蟹座です。

この蟹座はアットホームな雰囲気を
表します。

つまりアットホームな会社の社長
になるようにやがて独立をする
ようになるという未来像が確立
されているのです。

この太陽は12室の火星と冥王星と
スクエアです。

つまりここにおいて父親の死去
から始まりバイトから奥さんと
二人三脚で頑張ってきたこの
例題の方の苦労は報われること
になります。

今はまだ小さな会社の社長かも
しれないですが、やがて自分で
大きくしていくでしょう。

この例題の方の人生。

それは順回転と逆回転で大きく
違います。

順回転では比較的にじっくりと
成長をし、じっくりと出世して
いきやがて自分の人生を振り返り
自分の人生もまんざらではなかった
と思えるような生き方を送りました。

一方で逆回転では、とにかくジェット
コースターのようにドンドンと人生の
荒波に飲まれていきますが、それを
バネにして自分にしか出来ない、とても
魅力的なオリジナルな人生を作り
あげて行きました。

これは順回転では到底味わえなかった
生き方と言えます。

もし自分の人生がホロスコープの
順回転の通りに進んで行かなかった
としたら、逆回転の人生も考え
てみてください。

もしかすると自分はホロスコープ
を逆回転で駆け上がっているの
かもしれない。

そんな風に考えることで、人生を
開拓する上でのヒントが見つけら
れるかもしれません。

ひとつ大事なことは順回転では
1室の後に来るのは2室です。

これは生まれ落ちて成長して行った
ときに自分の元にある才能や財産
です。

つまりは社会に出たときに才能や
親からの財産でやっていっている
なと感じたなら、それは順回転
の人生を歩んでいるのだなと
分かります。

一方で逆回転の場合は1室
の後に来るのは12室です。

これは自分ではどうにもならない
ような運命の流れです。

この例の方はたまたま、冥王星や
火星の力で父親の死去、バイト生活
結婚と運命の波に翻弄されてしまい
ましたが、そこまでドラマチック
では無かったとしても、運命の波に
翻弄されるということが逆回転の
生き方ではあります。それは1室
の後にすぐに12室が来るからです。

大事なのは自分がそうした運命
の波に翻弄されているとしたら、
もしかするとホロスコープを
逆回転で駆け上がると、実は
もっと明るい未来が開けるかも
しれないと思うことです。

逆回転は困難ですが、逆に大成功
へと至る道でもあります。

ポイントは11室です。
11室は順回転では10室の後の
人生の振り返りを表す室です
が、逆回転では正に人生の
エンジンとも言えるべき
破壊力を持っています。

また順回転では比較的に室を
素直に読むことがメインです
が逆回転では、室に星が無く
ても、室の星座の支配星など
を読んだりその支配星の滞在
している室を読んだり、支配星
のアスペクトを読んだりと、
かなりダイナミックに室を解釈
していくことが必要になります。

これは順回転では一つ一つの室を
丁寧に読んで、自分の進むべき
方向性を探るのが良いと思える
ところ、逆回転では一気に10室
へと至るため、一つの室からかなり
バラエティー溢れる読み方をしな
くてはならないのだという
ことが言えます。

つまり逆回転はそれだけ上級者
向けの読み方が必要なのです。

自分の人生が順回転か逆回転
かは自分しかわかりません。

もし自分にはもっと可能性が
あるとか、もっと道がある
のではないかと思ったら
ホロスコープを逆回転で
読んでみるということを
おこなっても良いのでは
ないかと思います。

占い師Hisashiの占い講座118(逆回転 11室)

今回は前回の続きです。

祝福を受けて生まれた例の人が困難
な中でも結婚をし、心機一転宅建士
に合格し、不動産業界に働くことに
なりました。

そこで11室が始まります。

この11室は12室から逆回転で駆け上がって
来たのです。

通常の回転とは違います。

逆回転には逆回転のパワーがあります。
この例の人にしても、まるでジェット
コースターのような人生の方向があります。

さて11室では星座(サイン)は
天秤座から乙女座になります。

宅建士に受かり不動産業界に就職した
としてもそんなにすぐに仕事はありません。

まずは営業力を蓄えることです。

ここで例の人は11室の乙女座の力を
使います。

具体的にはこれは営業力にSNSを使うの
です。

特に乙女座のサインのように不動産知識
のノウハウをSNS、インスタグラムや
YouTubeなどで流し続けるのです。

これは通常の営業と比べ逆回転に進んで
いることです。

またこの乙女座の支配星は水星です。

この水星の力を最大限に使います。

水星は9室蟹座にあって、ドラゴンヘッド
とコンジャンクションです。

9室の水星と言いますとこれは大学生の
ようなイメージです。

ドラゴンヘッドからするとこれは大学生
全般と言うターゲットが考えられます。

つまりこの場合ですと、大学生が一人
暮らしを始めるにあたっての、不動産
関係の基礎知識と言う内容でインスタ
やYouTubeで投稿を始めることにします。

するとこの投稿を見た大学生から、いろ
いろと仕事の話が舞い込んできます。

そしてさらには大学生だけではなく、新婚
さんなどもターゲットにして、投稿
をすることによっておおきな盛り上がり
を見せていくようになるのです。

実はこの12室を逆回転で駆け上がるという
ことのキーポイントになるのがこの11室
です。

というのも12室を逆回転から駆け上がる
ときには12室はスタートになり、10室
はゴールとなります。

つまり1室から10室まで順回転で進む
ことに比べると3倍近くのスピード感
が要求され、長々と道のりを歩くこと
など出来ないのです。

もうすぐにゴールは見えて来るのです。

ですからこの11室をフル活用しなければ、
ゴールの10室にたどり着くことは出来ないの
です。

思い出してみて下さい。
順回転の11室では、10室の達成の後に
別の道を振り返るように11室が存在
していたことを。

つまり11室は順回転では、反省と振り返り
という影の薄い室でした。

ところが逆回転ではすべての成功のカギ
を握るエンジンのような存在の室に変容
していっているのです。

もしかすると11室の真のパワーはこの
逆回転で12室を駆け上がるときにこそ
発揮されるものなのかもしれません。

またこの11室はSNSともつながり、現代では
むしろパワーのある室であるとも言えます。

なにはともあれ、この例の人は大学生や
新婚さんをターゲットにして、SNSで新生活
の不動産に関するHOW TOを投稿すること
によって営業力をつけることに成功する
のです。

ここで前回の12室では12室の星とアスペクト
する星の力やアスペクト先の室の力までを
使って行かないといけないと書きました。

これは逆回転ではあらゆる力を使わないと
ならないということでした。

今回の11室では11室に星が無いため、
支配星とその支配星の滞在する室と
星座までを使って、11室を活性化
させることにするのです。

このように逆回転ではアスペクトや
支配星なども最大限利用して、とにかく
室を逆回転させて12室から11室、10室
とフルスピードで駆け抜けることが
必要なのです。

その意味では逆回転で駆け抜けるためには
西洋占星術の力なども借り、どんな事を
してでも這い上がってやるというガッツ
が必要なのです。

普通にしていたら順回転の成功に進んで
しまいます。

逆回転で進むためには、それなりのパワーが
必要なのですね。

そのためのキーとなるのがこの11室という
わけです。

11室には隠された力があったのです。

それは12室を逆回転で駆け上がるという
視点に立たないと見えてこない力だと
言えるでしょう。

逆回転にはね上げるためのパワーだと言えます。

これで12室の結婚して、宅建士を取り、不動産
業界で働くと決めた例の人はSNSの力を使って
この道で成功するように踏ん張ります。

順回転で1室から10室へと進んで行く例の人と
はパワー感、覇気がまるで違います。

同じホロスコープでも順回転のなだらかな山を上る
感覚と逆回転の急坂を上る感覚の違いを同じ
ホロスコープの例の人を使ってもこんなに差が
出てしまうのだということを感じて下さい。

特に順回転の時の11室との違いを比較すると良い
と思います。

次回はいよいよ逆回転のゴールである10室です。
逆回転で駆け上がる人生のゴールはどんなこと
になるのか。

お楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座117(逆回転 12室)

今回は12室の流れを逆回転で
駆け上ります。

前回は12室を1室から順繰りに
上がって行く、成長の流れと
アセンダントから12室、11室、
10室と逆回転でMCへと上る
2つのやり方があるという話
でした。

今回から具体例を挙げて、この
12室を逆回転で上るということ
お伝えしたいと思います。

例の人は不動産会社に勤めて
いてそこでの成功を求めて
いる人でした。

この人が12室を逆回転で上った
時にまずはアセンダントから
始まります。

アセンダントは生れ落ちる場所
と言えます。

つまり人は生まれ落ちる時には
アセンダントを通過して生まれて
来るのです。

そしてMCで人生の最高のポジション
に立つというイメージです。

さてこの方の場合は1室には木星が
ありました。

つまりは元々、親や親戚や地域
の人達から祝福されて生まれた
というわけです。

となりますと、物心がついた
時から何をしても周囲の助力
がある方と言えます。

つまりこうした方が不動産会社に
入る場合は普通に大学を卒業して
大学の先輩のOB訪問などで、大手
の不動産会社に入るという流れ
です。

ただ今回は12室を逆回転で上ります。

12室から見てみましょう。

アセンダント付近の12室には
冥王星があります。

この冥王星はかなり重要です。

つまりこれはこの方が大学に入って
いる間にこの方のお父様が亡くなって
しまったという状況が考えられます。

そして一転この方はゲームセンター
でフリーターとして働くことになる
のです。

この冥王星には近くに火星があります。

そして冥王星と火星には8室の金星が
トラインとしてアスペクトをしています。

もしかするとこの方はゲームセンター
でフリーターとして働く間に、その
ゲームセンターで同じバイトの女性と
付き合うようになり、いつかは結婚
をしたいと思うようになるかも
しれません。

そうなるとゲームセンターのバイト
だけでは無理があります。

その相手の女性はそこで助言をします。
不動産会社ならお金を稼げるのでは
ないかと。

しかし、大学も中退してしまった自分
を雇ってくれる不動産会社があるの
だろうかと。

実はこの冥王星と火星のコンジャン
クションには土星もコンシャンクション
として存在していたのです。

この火星と土星の組み合わせには試験
のイメージがあります。

またこの火星冥王星には9室の太陽が
スクエア、土星には9室の水星が
スクエアです。

ここからこの試験とは資格試験。
つまり宅建士試験を目指すことに
したのです。

この方は地元の図書館で勉強しつつ
夜はゲームセンターでバイトで、
なんと1年で宅建士試験に受かることに
なるのです。

そして宅建士の資格を元に地元の
小さな不動産会社に勤め、ある程度
の給料と営業成績のインセンティブ
をもらうことになるのです。

この冥王星、火星、土星は全て天秤座
です。

つまりはこの方のこうした成功への
ステップは根底に自分の彼女、つまり
将来の奥さんと幸せになることを
夢見て頑張ってくるのです。

これは周囲の方々の祝福を受けて
つつがなく成功する方向と比べ、逆
回転ではありますが、かなりのパワー
があります。

またこの冥王星と金星の純粋な愛には
海王星の冥王星のセクスタイルから
来る調停の力もあります。

これは純愛が大きな原動力となり、
その故に営業力まで出て来ること
も表します。

そうなるとこの方は一気に営業成績まで
高くなり、宅建士の資格も相まって、
かなりの収入が得られるでしょう。

そしてやがては結婚にまで進むという
道も見えてきます。

冥王星とスクエアの太陽に対して、月は
セクスタイルで潜在的に結婚へと至る
までの相手であると言えます。

このように12室を逆回転で駆け上がる
ためには、単に12室のみを見るのでは
無く、この室に滞在する星と、その
星が関係しているアスペクトと12室
の星座(サイン)をフル活用する
必要があります。

これが順回転なら、一つの室ごとに
ゆっくりと星と星座(サイン)をじっくり
と上って行けば良いのです。

ですが逆回転は駆け足です。

だからアスペクトも星も星座もフル
活用をして、自分のやれることを
最大限やり続ける必要があるのです。

そうでないと順回転の3倍の威力で
MCへと至ることなど出来ません。

こうなると例えばスポーツ選手や
芸能人などはこうした12室を逆回転
で上るような努力が必要かもしれません。

この例の方の成長の流れのゆっくりとした、
順調な発展と比べてみてください。

逆回転で12室を上ったときのドラマチック
な流れはまるでテレビドラマや映画を見て
いるかの如くです。

また活力という点でも強力なものがあります
し、いずれにせよ、この例の方は順回転とは
かなり違う激烈な人生を歩むことになり
ます。

そして次は11室へと向かいます。

次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座116(成長の流れ 逆回転で上がる)

今回は前回の続きです。

前の回で12室を成長の流れ
として読む読み方法について
お伝えしました。

西洋占星術で一般的な時間
の読み方の三重円(出生の
ホロスコープ、進行のホロスコープ
、トランジットのホロスコープを
組み合わせたホロスコープ)という
デジタルな時間の概念と、出生
のホロスコープを成長の流れとして
アナログに読むという2つの読み方
が存在するということでした。

デジタルな読み方は時間に対して、
正確に読みとれて、具体的に活用
するには優れているものの、アナログ
な読み方は人生を絵巻物のように俯瞰
して眺めることが出来るので、自分
の一生を知りたいという場合には
こちらの方が良いということでした。

今回はそうしたアナログな成長
の流れとして、出生のホロスコープ
を読むほかに、自分の進むべき
方向性を読む方法はないの?

という質問にお答えいたします。

それは成長の流れを逆回転で
上がるという読み方です。

これは通常ですと、成長の流れですと
ホロスコープを1室から順に2室、
3室と数を上がるように順に読み
進めていき、やがて10室に至り、
そして11室、12室と下りていく
という読み方でした。

これを逆回転から読むのです。

つまりアセンダントを境に12室、
11室、10室と逆回転でアセンダント
から10室に向かいMCに向かうと
いうわけです。

これは実は大幅な省力化のところ
があり、本来ならばアセンダント
からMCへといたるまでには1室
から順繰りに10室まで時間をかけて
熟成させなければならないのですが、
逆回転ですと、12室、11室、10室
とたった3つのハウスを駆け上る
だけでアセンダントからMCへと
至ることができます。

 

弘法大師空海様にゆかりにお寺
を巡る、四国遍路、通称お遍路さん
という宗教的な霊場巡りの旅が
あります。

これは日本人の中にある、信仰心
と深く結びついており、人は悩む
と四国遍路(お遍路さん)に行き
たくなるようです。

昔、元首相の菅直人氏が民主党
の代表を辞任した時に四国遍路
の旅に出たときがありました。

これはニュース番組で生放送で
四国から中継されたことで、私
は覚えているのですが、(詳しい
ことは覚えていないので、もし
間違ったことがあるのでしたら
関係者の方々へお詫びいたします。)
なにか悩んだ時に四国遍路の旅に
行きたくなる方が多いようです。

そこで何かを掴むこともあるようで、
菅元首相はのちに首相となりました。

私も機会があれば四国遍路に行きたい
などと常々思っているのですが、(沢山
お寺を巡るだけでなく、一か所のお寺
をお参りするだけでいいのです。気分
的なものを味わいたいです。)この
四国遍路を一つの人生の旅と考え
ますと、これはまさに人生の旅を
表すホロスコープとも共通点がある
ように思います。

さてこの四国遍路は順番というものが
あり通常の順番は順打ちと言います。

これはつまりホロスコープの成長の流れ
と共通しており、四国遍路に順番がある
ように、ホロスコープにも成長の流れ
という、1室より、2室、3室と駆け上がる
通常の成長のコースがあるのですね。

実は四国遍路には逆打ちという巡礼
方法があります。

これは逆の順番で四国遍路をすると
いうものです。

一説によれば、逆打ちの四国遍路は
順打ちの四国遍路の3倍の功徳がある
そうです。

この四国遍路の逆打ちに相当するのが
ホロスコープを逆回転で上がるという
ことですね。

この場合は普通の成長の流れの3倍の
スピードでアセンダントからMCへ
至ることが出来ます。

アセンダントは生れ落ちる場所を表し、
MCは人生の中で最も自分を人にアピール
出来るようになる場所ですから、通常
は長年の修行ののちにやっとたどりつける
ものです。

ただ逆回転で上がることによって、
通常とは違う手段で成功することに
よって、成功を勝ち取るということは
本当にあることです。

実はこれからの時代はそういう生き方
も必要なのではないかと思うところ
があります。

それは楽をして逆回転で上がるのではなく、
むしろそれは通常よりも難しいこと
かもしれません。(四国遍路の逆打ちは
順打ちよりも困難と言われてます)

ただそんな逆回転の生き方を敢えて生き
なくてはならないような方もいらっしゃる
と思います。

もし自分が人生がうまくいかないと
思うことがあったら、ホロスコープ
を逆回転で上がるのも良いかと
思います。

しかし実際ホロスコープを逆回転で
上がるとはどういうことなのか、
そしてそこにはどんな問題点があるのか、
そしてそこにはどんなチャンスが
転がっているのかが分かりにくい
ところがありますよね。

ですから次回からは成長の流れと成長の流れ 
プロジェクト編で例として挙げた方
を例にとってホロスコープを逆回転で
上がる方法をお伝え致します。

逆回転でプラスになること、逆にマイナス
になることをお伝えしながら、ゆっくり
と解説致します。

次回からの解説をお楽しみにしてください。

 

占い師Hisashiの占い講座115(成長の流れと三重円の読み方)

今回からは12室について、
新たなことを書いて行きます。

以前より例の人を出して、
その人の人生とまた、その
人がプロジェクトを行った
際に起こりうる可能性について
書いてきました。

これは12室を単にその人の中の
それぞれに固有な12の要素とみなす
のではなく、12の室を階段を上る
ように回っていくことによって、
人生の方向性もプロジェクトのような
長い人生からすると短いスパンの
ことでも有機的に連動した見方
をするということでした。

これには12室が段々と回転をしながら、
1室から10室へそして10室から11室、
12室を経て、また次の1室へと向かう
という成長の流れというものがある
という解釈が根底にあります。

つまり人は1室に生まれ、10室で人生
の頂点を体験し、11室、12室で人生
を終えていくという流れです。

これをもっと短いスパンで置き換えた
のがプロジェクト編でした。

これは1室から12室への流れという
のは人生という壮大なテーマを基準
としているのですが、この人生の写し絵
として短いスパンで自分が取り組む
ことにも応用出来るのではないかという
提案でした。

こうした12室を自分の人生や一つの
プロジェクトの成長の流れとして見る
というのは、人生やプロジェクトの
時間経過と成長を見るものです。

西洋占星術には成長や時間経過を見る
ものとして、通常は三重円というもの
を使います。

これは出生のホロスコープ(ネイタル
のホロスコープ)に対して進行の
ホロスコープ(プログレスのホロス
コープ)とトランジットのホロスコ
―プ(その時点でのホロスコープ)を
重ねていくことにより、出生という
いわば内在的な自分の個性や運命に
対して進行と言う成長していく個性
や運勢の移り変わり、プラストランジット
というその時々の世の中の動き、流れ
世相などを加えていくものです。

この三重円をうまく活用すれば、自分の
人生のその時点時点での自分の人生の
進み方がわかるのです。

この中で三重円から見ると例えばその
年のその時期が自分にとってどのような
価値があるか、そして何があるかが
分かるという、西洋占星術の粋と言え
るようなものなのです。

ですが12室を順に成長の流れとして
読んでいくことは三重円とはまた
違った解釈をすることが出来ます。

三重円は出生と進行とトランジットを
組み合わせその時点時点で読んでいくと
いう、いわばデジタルな時間に対する
アプローチ方法をとっています。

自分の個性、運命、気持ちの変化、
運勢の変化、世の中の流れというもの
をデジタルな時間進行の中で考えて
いく運命解釈方法なのです。

それに対して、12室を成長の流れと
して読むというのは自分の一生の運勢
を出生のホロスコープの配置より、
有機的に読むというかなりアナログな
時間に対するアプローチを表して
います。

これは自分の一生を言わば魂の成長と
いうようにとらえ、ホロスコープを
一周することによって魂が自分の一生
の間に何を掴むか、どんな生き方を
するかという、自分の一生を絵巻物の
ようにとらえていく読み方です。

この成長の流れの読み方は自分の一生
流れを読むものであると同時に、もっと
短いスパンで行う活動の中にもこの
成長の流れが封じ込められていると
いうように読むことも出来ます。

こうした絵巻物的に人生やプロジェクト
を読むことは非常に有効です。

何故なら三重円はデジタル的な時間の
観念より成り立っており、そこには
自分の人生の指向性がないからです。

単なる数字の羅列のようなところが
あります。

となると三重円から自分の人生を見て
みたときには、その占いをする占い師の
力量によって見えてくる世界もかなり
変わってきてしまうのです。

占い師がこのデジタルな三重円から
どう切り取って、どう形にするかで、
解釈は大きく異なってしまいます。

つまり素材としての三重円は同じでも
料理としての解釈は、料理人である占い師
によって大きく異なるのです。

その点、成長の流れとして12室をとらえ
た場合はその時間の解釈に指向性が
あり、つまりは自分の人生を流れで
追うことが出来るのです。

もちろんこれとて占う占い師の力量に
よって解釈が異なってきますが、大まか
な流れというものは西洋占星術を勉強
された方なら大体わかるでしょう。

これはいわば料理のレシピが書いて
あるようなもので、そうであっても
料理人の腕前で料理は変わってきますが、
レシピがあれば、料理の作り方は分かります。

同様に12室を成長の流れで考えるということ
は自分の人生を流れで考えるということ
であり、それは指向性があるので、
とても分かりやすい人生の流れを表すのです。

もちろんそれとて解釈によって大きく印象
は異なりますから、占い師の力量で変わって
来るところはあります。

ただ自分自身で自分のことを知りたいという
方にとっては最適の占いではあります。

自分がどうやったら自分にとって一番
楽しく、楽で、やりがいのある生き方
が出来るかの答えがそこにはあるのです。

でも人生はこの成長の流れの通りに
流れるの?

他の生き方は無いの?

という方にとっておきの方法を
お伝えします。

続きは次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座114(成長の流れ プロジェクト編 11室、12室)

今回も成長の流れプロジェクト編です。

今回は11室と12室です。

例の人は住宅販売計画のプロジェクト
リーダーを任されました。

この方は1室の木星で、プロジェクト
は会社の上層部からの支援を得ていた
はずでしたが、2室の天王星で資金問題で
トラブルが続出し、3室の海王星でプロ
ジェクト内のコミュニケーションが進み、
4室の水瓶座で、プロジェクトのメンバー
はそれぞれ独自の活動を続け、5室の魚座
で、プロジェクトのイメージは膨らみ、
6室の牡羊座で新規な雇用状況になります。

7室の月で一般にはファミリー層に受ける
企画で販売し、8室の金星で若い女性を
ターゲットとした顧客への販売を行います。

そして9室には水星太陽ドラゴンヘッドと
あるのでこの販売の成功へ向けたプロ
ジェクトへの意欲は相当に高いものとなり、
ただし10室の獅子座、乙女座で華やかでは
あるが、あまり結果は伴わず、また事後
処理が必要となるのでした。

さて今回は11室、12室です。

11室は乙女座と天秤座にまたがっていますが
星はなく、12室は天秤座で土星、火星、冥王星
が入っています。

この11室と12室というものはこうした
プロジェクトを考えると、対比が出来る
室です。

11室と12室というものはどちらも物事の
確認、反省、事後処理、次回への引継ぎ
を表すようなポジションだと言えます。

中でも11室は直接的にこうした反省、
後での評価などを表します。

つまりこのプロジェクトの総括といった
ものです。

このプロジェクトが実際のどれほどの
成果を挙げられたのか、そしてそこから
次のプロジェクトへノウハウを引き継げ
るかなどなどを表します。

一方12室はこうしたプロジェクトから
本体である会社という組織との関係性
にまでも影響を与える部分だと言えます。

実は9室、10室と言うのは成果として
上がるところではありますが、それが
実際に次への力となるかどうかは
この11室、12室のかかっているのです。

たとえばオリンピックが始まるとすぐ
にメダル数というものを比較して、今
までの大会と比較してどうだったか
と数字を挙げたりしますが、このメダル
数と言うのが9室、10室にあたるところ
なのです。

11室、12室というのは11室がその大会
の存在意義、そして大会全ての総括と
言えるべきところなのであって、12室
はまさにその大会の名場面、名シーン
こころに残るところを表します。

ですから11室が華やかなれば、その
大会は結果として、成功した大会で
あるとの総括が出来るということ
ですし、12室が華やかであれば、いつま
でも心に残る大会であったということ
が出来ます。

 

今回の例の方のプロジェクトに関し
ましては11室が乙女座と天秤座で
あり、わけても11室のほとんどが
乙女座であり、星がないことより、
このプロジェクトは総括として、
あまり実の無い、事務処理が多かった
だけのプロジェクトであったと
いう形になります。

つまり例の人やその下で働く方々は
9室の水星、ドラゴンヘッド、太陽
とかなり頑張ったのだけれども、
上層部の評価としては実務処理に
時間と費用がかかり、結果としては
あまり成果の無いプロジェクトで
あったと言われそうです。

もちろん11室には少し天秤座も入って
いるために顧客は少し増えるでしょうが。

それに対して12室はかなり華やかです。
天秤座である上に土星、火星、冥王星
が入っているからです。

この冥王星と土星というのは正に
会社の上層部を表しますし、火星は
会社としての活力を表す場所です。

また天秤座は顧客を表す場所でもあります。

これはこのプロジェクトが最終的に
会社本体としての実力、評価を高めるもの
となることを表しており、新たな顧客層
を開発出来たということが言えると
思われます。

これは11室と12室の対比より考えますと
このプロジェクトを行った当初は、
それほど成果の上がらなかったプロジェクト
であると考えられてきましたが、やがて
時とともにこのプロジェクトで新たに
開発した顧客層が会社にとって重要と
なり、その経緯で後にこの例の人も
改めて評価されるようになるということ
が言えます。

その中でやはり顧客層としては7室の月
で新たに獲得したファミリー層と8室の
金星で活用した比較的に若くオシャレな
女性の層という二つの顧客層がこの例の
方のプロジェクトでの大きな成果と言え
ます。

そしてそれはこの方の所属する会社のこれ
からを担っていくような力を与え、それが
この方の会社での地位と役割を高めていく
のです。

これはこの方のホロスコープから現れる
ひな形と言って良いです。

ですからこの方がプロジェクトのような
ことをすると必ず、多かれ少なかれこの
ような流れになって行くのだということ
が言えます。

ただ実際にはその時々の状況というもの
があります。

本人が変化し、このひな形の時から
少し感じ方や思い方や運勢が変わること
があります。

それは星の進行として見るのです。

またその時々や時代の変化などで変わる
部分もあります。

それはトランジットの星から推測される
のです。

こうした進行やトランジットも考えて
実際には判断するのですが、この人に
植えこまれたひな形としては、出生の
ホロスコープからある程度の推測は
出来ますし、それはこうしたプロジェクト
などにも反映されるのです。

次回からはまた新たな話をしましょう。

次回をお楽しみに。

占い師Hisashiの占い講座113(成長の流れ プロジェクト編 9室、10室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の9室、10室です。

前回まででマンション計画のプロジェクト
リーダーとなった例の人は、1室の木星
で上層部からの支援を受けるが、2室の
天王星で資金集めでハプニングが続き、
3室の海王星でその中で自らのコミュニ
ケーション能力で難局を乗り切り、4室
の水瓶座で自立したスタッフを5室の魚座
でうまく乗せ、6室の牡羊座で現代風な
働き方を取り入れ、そこから7室の牡牛座
の月で高級マンションとして奥様目線で
宣伝し、8室の金星で若いOLにも個別で
DMなどを送るなどして、販売指針を立て
ました。

さて今回から9室と10室です。
こうしたプロジェクトとなるとまさに、
この9室と10室でそのプロジェクトの
命運が決まってしまいます。

というのもこの9室と10室はまさに、
ものごとの結果を表す室だからです。

人生ともなると自分の人生は結果
つまりは目に見えるところだけで決まる
わけではなく、たとえ人に評価されなく
ても充実した人生というものがある
はずです。

ですがプロジェクトとなるとまさに
結果、結果を出せるかどうかでその
プロジェクトが成功したかどうかが
決まってくるわけで、その意味では
ホロスコープからプロジェクトの進展
を解釈する際にはこの9室、10室
というものがまさにカギとなるのです。

この例の方は9室には水星、太陽、
ドラゴンヘッドと星と感受点が固まって
います。

そしてこの9室は蟹座です。
蟹座は住宅やマンションの言わば
定位置です。

となりますとこの方のマンション
計画のプロジェクトではこの9室が
非常に重要となります。

一方で10室には星がなく、獅子座
から乙女座です。

獅子座は華やかですが実がなく、
乙女座は細部にこだわり、大きな
動きがありません。

この9室と10室を比較すると明らか
に違いがあります。

9室は蟹座という住宅販売では最も
力のある星座である上に、重要な
星である太陽と水星があり、また
お客様を表すドラゴンヘッドまで
あるので、まさにこのマンション
計画のプロジェクトのいわば顔
となるほど重要です。

一方の10室は星がない上に、住宅
販売に向かない獅子座と乙女座
です。

この方に限らずホロスコープから
こうしたプロジェクトなどの
推移を見る場合には、9室と10室
の比較ということをすると良いで
しょう。

というのも、9室と10室は物事
が結果を出すところであり、
最も華やかなところなのです。

そして9室は結果に向けた行動
を表し、10室は結果そのものを
表します。

プロジェクトなどですと、1室
から8室までがいわばそのプロ
ジェクトの準備期間と考えられ、
9室、10室で行動、結果と現れ
るのです。

以前に1992年バルセロナ
オリンピック銀メダリスト元女子
マラソン選手の現解説者である、
有森裕子さんがマラソン解説の
中で印象的な言葉を仰っていました。

それはマラソンは準備が大切で、
マラソンのスタートを切る段階で
ほぼ結果は決まっているという
言葉です。(昔にテレビを見た
ときの記憶ですので、正確な表現
ではないかもしれません。もし
関係者の方でそれは違うという
方がいらっしゃいましたら、私の
記憶違いかもしれませんので、
お詫びいたします。)

この言葉に当時の私はフーン、そんな
ものかなと思っていました。

しかし、大人になるとその言葉
の意味がよく分かるようになりました。

つまりは物事をなす、成し遂げる
際には準備がとにかく重要でその
準備が物事の成否を決めるのだと
いうことです。

たとえば私は対面鑑定を行う際には、
メール鑑定をするが如くの準備をして
対面鑑定に臨むのですが、この準備を
どれだけしたかでその時の行動も
結果も変わってくるのです。

その意味では1室から8室までの準備で
ほぼ物事が決まるところもあります。

ですがやはり本番の行動、結果に全て
は現れます。

そして本番の行動を表すのが9室で、
本番の結果を表すのが10室なのです。

そしてこの方にとっては9室は蟹座という
住宅販売のいわば定位置である力をもち、
太陽というエネルギー、パワーを持ち、
そして水星という営業力を持ち、さらに
ドラゴンヘッドという集客力を持つこの
販売の行動、これは大きな力となります。

つまりはこのマンション計画の
プロジェクトは持てる力を総動員すれば
必ず成功出来るものだということが言え
ます。(9室)

ただし結果としては、自分のプロジェクトの
高評価のみとまたその後の事務作業に追われると
いう満足感としてはあまり感じないもの
かもしれません。(10室)

やはり気持ちとしては販売期間のあふれる
程、エネルギッシュに営業活動をチーム
で行っていたときが最も記憶に残る
ものかもしれません。(9室が最も華やか
ですから)

そしていよいよ次は11室、12室でこの
プロジェクトの総括に入ります。

次回をお楽しみに。

 

占い師Hisashiの占い講座112(成長の流れ プロジェクト編 7室、8室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の続きです。

前回まででマンション計画の企画・販売
のプロジェクトを任された例の人が1室
で上層部からの支援を頂き出発した
つもりが2室で資金難から計画は頓挫し、
3室でコミュニケーション能力を発揮し、
それを乗りこなし、4室でクールな人間関係
のチームを作り、5室でその中で情に訴える
ことでチームをまとめ、6室であらたなスタイル
の働き方を提案するという流れでした。

いよいよ7室です。

7室というのは他者との関係で成り立つ室です。
この場合の他者というのはつまりはお客様です。

どんなお客様にどのように売っていくかと言う
ことがこの7室から分かるのです。

7室には月が入っています。
これは女性のお客様に注目される可能性が高い
ということを表しています。

またファミリー層へのアピール力も高いと言え
ます。

となりますとこのプロジェクトではマンション
計画をファミリー層に向けて、また奥様目線
でのマンションのPRをしていくことが重要
です。

さらに7室は牡牛座です。
その意味ではこのマンションはブランドイメージ
を大切にし、名前の付け方から何から、少し
高級なマンションをアピールすると良いと
言えます。

つまりは高級マンションに入る少しハイソな
ファミリー層の奥様をターゲットにする
と良いということが言えます。

実はこれはこの当人のホロスコープだけで見て
いるので、本来はこうした場合プロジェクトが
発足したときのホロスコープを見て判断する
ことが重要なのですが、例えば会社ですと社長、
プロジェクトですとそのプロジェクトの責任者
のホロスコープにもこうしたビジネスの方向性
が刻まれているものなのです。

さて続けて8室を見てみましょう。

8室には金星が入っています。

8室では7室でお客様にアピールしたとしても
実際に買うという段階になると物事は変わって
くるものです。

実際に購入に値するお客様とのやり取りは8室
で表されるのです。

つまり門戸を広く沢山のお客様に来て欲しい
場合は7室を使い、一部ではあっても、自分
のやることに興味のある顧客にPRするのが
8室だと言えます。

たとえばデパートでは多くのお客様のより
良い品物を提供していくのが普通です。

これは7室的な商売方法です。

一方でデパートは外商部と言い、セレブの
顧客に対して高級な宝飾品などをセレブ
限定でひっそりと販売してもいます。

これは8室的な販売方法です。

もちろんこの7室、8室はどちらも商売と
して欠かせないものなので、本来はどちら
にも力を入れるのが当然ですが、どうしても
商売をするときには力の強弱があり、7室
的に大々的に売るか、それとも8室的に
お客様の層を限定し、一部のコアなお客様
に売っていくかというスタイルの違いが
あります。

その中で7室に力があるか、8室に力があるか、
7室、8室とも強いのか、7室と8室のバランス
を重視するかなどの個性の違いがあります。

たとえばトヨタ自動車は一般的にトヨタと
しての車の販売は多くの方に買ってもらう
7室的ですが、レクサスとしての車の販売は
エリート層の心をくすぐるように販売して
いきこちらは8室的です。

出来る企業はこうした7室、8室の使い分け
が出来ているというわけです。

さて例の人は8室に金星があり、こちらの方は
デザイン重視となっています。

また若い女性への訴求力もあります。

基本的には高級なマンションに入るファミリー層
をターゲットにする方針で構わない(7室)のですが
低価格のマンションもその中には含ませて、若く
社会で活躍するOLでも手に入るようなマンションを
たとえば低層階で提案し、そこには最初から色々な
設備も整え、またそうしたどちらかと良いますと
すこし年収も低いようなお客様でも、審査に通り
やすいような金融機関を見つけておくということ
も念頭に入れておくと良いでしょう。

つまり高層階のセレブなファミリー層へPRしかつ、
また自らの不動産会社の例えば賃貸マンションに
住んでいらっしゃる、独身の若い女性に個別にDMなど
で低層階のシングル向けまたはこれから2人で暮らす
かもしれない方向けにデザイン重視のお部屋を
用意することで、2重の意味でお客様にアピール出来る
マンション計画となるでしょう。

こうしてこのマンション計画の基本的なお客様への
提案のプロットは整いました。

あとは販売の計画を立てて実行していくのみです。

そのあたりは次回に書いていこうと思います。

次回は9室から続きを書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座111(成長の流れ プロジェクト編4室、5室、6室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の続きです。

前回まででホロスコープを読むとき
に人の一生を探る成長の流れという
読み方から敷衍(ふえん)して、
一つのプロジェクトを行うにあたって
もこの成長の流れというものは、運勢
を支配していくのだということをお伝え
いたしました。

前回は例の人が40歳でマンションの
企画・販売をするマンション計画の
一大プロジェクトを任された時の
ことをホロスコープより成長の流れ
としてよんで行きました。

例の人は1室の木星で会社の上司
や上層部より大いに援助を受け、
2室で資金的なトラブルが起き、
それをなんとかコントロールし、
3室海王星でそのトラブルを回避
すべく、周囲にコミュニケーション
を取って行き、その中で部下など
にも自分の意志をうまく伝えて
いくという流れでした。

今回は4室からです。

例の人は4室は水瓶座で星は
入っていません。

このような場合は星座の持つ
意味がかなり純化されます。

この場合の4室は家庭という
よりもそのプロジェクトの
チームとしての方向性を表し
ます。

このプロジェクトが色々な支店
より集められた精鋭20名ほどの
プロジェクトだとしても、この
プロジェクトのチームとしての
方向性はこの4室で決まります。

そしてこの4室が水瓶座なのだ
としますと、このチームは
どちらかというと個人個人が
比較的に自由に裁量を持って
動くスタイルで構成されて
いるのではないかと推測されます。

そして会議などはオンライン会議
を使い、コミュニケーションは
もっぱらメールを活用し、ほぼ
個人個人が顔を合わせることは
なく個人個人でどんどん動く。

そんなチームであるということが
推測されます。

その中で3室海王星の人をまとめる
力量が発揮されるというわけです。

このあたりは以前に書きました、
成長の流れの4室と比較してみて
ください。

4室という部分は人生を考えれば
家庭となりますが、このように
プロジェクトで見て行くと、チーム
としての方向性ということが
言えるのです。

次に5室です。

今回の人の場合は5室には星がなく
5室は魚座です。

やはりこの場合は魚座の個性が強く
働くことになります。

5室はアピール力などを表します。
つまりこのチームの中でどれだけ
自分を表現出来るかということです。

もちろんこの人はこのプロジェクト
のまとめ役なのですが、こうした
オンライン中心のコミュニケ―ション
をはかるチームで自分を表現するの
は難しいものです。

この中でこの人は誠実に情に訴えるような
やり方で心を掴むでしょう。
つまり的確な指示を出したりビジョンを
提供したり、事務作業を整えるという
ことではなく、チームの皆に対して
の誠意と思いやりの心で接するはずです。

どうしても水瓶座の4室でチームは
バラバラとなりがちなのですが、この
人が中心でこのような態度で接する
ことでチームに一体感が生まれます。

その上でこのチームはお客様によりよい
理想のマンション計画の中で満足のいく
マンションライフをおくれるための
細やかな工夫をモットーとするのです。

5室にはこうしたそのチームの掲げる
ビジョンというものも表すのです。

そして6室です。
6室にも星が無く牡羊座です。

この場合も牡羊座の影響力が純粋に
現われます。

この場合は仕事の仕方はかなり新奇
なものとなります。

オンライン会議とメールの
コミュニケーションを使った中で自分
が中心となってお客様の心に寄りそう
マンション計画を練っていく。

その中で働き方も柔軟に自分も含め、
プロジェクトのチームには在宅ワーク
含めワーケイションなども積極的に
勧めていくことになります。

福利厚生とワーケイションなどを
うまく活用しリフレッシュなどをさせな
がら働き方や体の休め方などもオンライン
で積極的に周知していき、まさに新時代
の働き方をし、させることによって、
チームに活力とエネルギーをチャージ
させていきます。

さあここからはお客様にどうやって
このマンションを販売していくかです。

次回の7室からの続きをお楽しみにして
ください。

占い師Hisashiの占い講座110(成長の流れ プロジェクト編 1室、2室、3室)

今回は以前までの成長の流れを
総括してみます。

成長の流れは元々、西洋占星術
では時間の流れはホロスコープの
出生のホロスコープが種で、進行
のホロスコープ、トランジットの
ホロスコープを利用して、時間の
経過を見るのが、西洋占星術の
時間に対する考え方である。

ということに対して、出生の
ホロスコープをよく見ることで、
時間の流れを言わば人の一生の
成長の過程として出生の
ホロスコープから読み取ること
が出来るということの解説として
の具体例として挙げたものです。

その中でこの例の方の一生の方向性
つまりは成長の流れは解説を終え
ました。

ただこの成長の流れは実は人の
一生の方向だけではなく、何かを
始める時にも応用の効く解釈だ
と言えます。

これはつまり人の一生というような
大きなものではなく、例えば例の
方が仕事をしていく中で、一つの
大きなプロジェクトを任されたとき
にそのプロジェクトを進める発展
の方向性としてもこの成長の流れ
をたどる傾向があるということ
が言えます。

これは例えばこの例の方が、40歳の
時に、あるマンション計画の企画・
販売の一大プロジェクトのリーダーと
してそのプロジェクトを任されたと
します。

その時にもこの方の成長の流れは
その方の一生の流れだけでなく、
こうした何かプロジェクトを始め
ようとするときにも、その方の
ひな形として、影に日向に影響を
落とすのだと言えます。

具体的に見て行きましょう。

まずこの方の1室にあるのは
木星です。

となりますとこの方にとっては、
このプロジェクトを始めるに
際して、会社の上司や上層部から
の支援・援助があったのです。

具体的にはこうしたマンション
計画のかなりのところを上層部
がお膳立てをすることになります。

次に2室にあるのは天王星です。
この場合にはこのプロジェクトに
対する資金面でのハプニング・
アクシデントが予想されます。

本来は上層部がうまくお膳立てを
してくれたプロジェクトであるため、
普通にしていれば、成功は確実であった
はずです。

しかし、資金難が起こり、また資金を
かき集めるための工夫とアイデアが
必要にもなります。

次に3室には海王星があります。

こうした資金難を持ち前のコミュニ
ケーションを活かして、色々なとこ
ろに働きかけて、なんとか資金を集め
ようとします。

そうしてその過程でプロジェクトに
関わる自分の部下ともいえる方々とも
意志を交わし合い、計画を綿密に練って
いくことになるのです。

つまりこの3室までの流れで、やっと
上層部のお膳立てではない、自分ならで
はのプロジェクトの進行方向が見えて
くるのです。

この方はいつもそうです。

何をやるにしても、もともとは祝福
され順風満帆であったにも関わらず、
必ず資金的なところで、ハプニング
が起き、そしてそれにたいして、
しっかりと取り組む過程で周囲と
色々なコミュニケーションをとり、
それが新しい計画を進めて行く。

それは一生という人生の進み方だけ
でなく、こうしたプロジェクトや
はたまた学生生活や夫婦として進む
ときにでも、また自分が何かを始める
ときにでも常に現れるひな形なの
です。

これはつまりこうしたひな形がホロ
スコープに刻まれておりまして、
これが成長の流れを支配している
ので、人の一生のみならず、どんな道
でどんなことをしてもこのホロ
スコープの持つ、成長の流れという
ひな形は影響を与えるのだと言えます。

この成長の流れというひな形はこうして
一つのプロジェクトの中でも、この方
の進む道を決めて行くのです。

それでは物事は運命は常に決まって
いるのではないか。努力する必要は
どこにあるのかと思われる方も
いらっしゃるのではないかと
思いますが、運命というものは
確かにある程度は決まっている
ところがあります。

それは元々の部分です。
運命は元々はかなり決まって
いるところはあります。

たとえばこの方がプロジェクトリーダー
となるときにはやはり上層部や上司
などが力になってくれる、そんな
傾向はあるのです。

他にも受験を始める時には、両親
や親戚などから応援されるということ
もあるでしょう。

これがこの方がプロジェクトリーダー
になるときからすでに放り投げだされ
たり、受験のときに親が反対する
というようなことは起こりづらい
ということが言えます。

その意味では運命はかなり決まって
います。 

一方で資金難などが起きたときに、
それに対する対処やまた、それに対する
対策などでコミュニケーションを
取り新たな計画を練っていくという、
そのような段々と成長の流れを
進めて行く過程での進め方になると
もはや運命は決まっておらず、当人
の努力によっていろいろな流れが
変わってくるのです。

つまりは運命とは一見するとホロスコープ
で決まっているように見えても成長の
流れを進む過程で当人の努力によって大きく
道は変わってくるのです。

これは人の一生についても言えることで
して、成長の流れの中で人生は変わって
くるのです。

つまり生まれた当時や、もともと
の部分でホロスコープに刻まれたような、
運命の方向性であったものが、成長の流れ
の中で努力をする過程で運命は大きく
変わってくるのだということが言えます。

次回はこの成長の流れプロジェクト編
の続きを見て行きます。