今回は天王星の神様について、書いていきます。
天王星を表す神に、猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
と言う神様がいます。この猿田彦大神は瓊瓊杵尊様の天孫降臨の際に
道案内をした国津神です。
瓊瓊杵尊は天津神です。国津神でありながら、天津神の道案内をしているところに、猿田彦大神の
特異なところがあります。
国津神と言うのは土着の神様です。一方、天津神と言うの高天原から降りて来た(降臨された)神様です。
これを占い的に言うと国津神は土星以下の星を表します。一方、天津神はトランスサタニアンと言われる
天王星、海王星、冥王星の意識の世界を表します。
本来国津神と天津神は相いれないものです。例えば国津神の代表である、大国主の神は国を瓊瓊杵尊に譲ろうと
はしませんでした。
しかし、猿田彦大神は自らすすんで道案内をしたのです。
ここに天王星の特徴があります。
それは土星以下の星と天王星、海王星、冥王星と言う神秘の力を持つ星との間の架け橋に成れる星が唯一、天王星
だと言うことです。
つまり、天津神は猿田彦大神を通じて国津神の世界に降りて来れるのです。
天津神である、天王星、海王星、冥王星と言うトランスサタニアンの力はいつかは日常の世界である、土星以下の
世界(国津神の世界)に降りて来なくてはいけません。(天孫降臨)
しかし、そこで争いが起こるのは出来るだけ避けなければなりません。猿田彦大神がいることで、天孫降臨は
スムーズに行われたのです。
つまりトランスサタニアンの力が土星以下の星に影響を与えるときには猿田彦大神のような天王星の力が
必要なのです。
トランスサタニアンの力は強力なのでその力が働くときには破壊や困惑などが起こりがちです。そこに
天王星が架け橋になれば比較的に穏やかにトランスサタニアンの力が下りて来るのです。
猿田彦大神は瓊瓊杵尊の天孫降臨の道案内をしたので、道しるべの神として生きる道に迷ったときに
道を教えてくれる神様でもあります。
同じように天王星も道しるべの星と言えます。と言うのは天王星の公転周期は84年です。
と言うことは天王星の意識は人の一生ともいえる84年を見通したうえでの意見だと言えます。
例えば結婚相手を選ぶときに親は相手の家柄や地位などにこだわるかもしれません。
これなどは土星意識の30年程度の意識から来るものです。30年単位で考えると地位や家柄は
確かに大事かもしれません。しかし、84年の意識ですと年をとってお互いに相手をみとる
ところまで考えなくてはなりません。
そうした意識ですと意外に若い恋人たちの感覚の方があっているかもしれません。
つまり若者に天王星の意識があればその方が合っていると言うことです。
単なる若気の至りなのか、高い意識での新鮮な判断で結婚相手を選んだのかは結局のところ
天王星意識が働いているかによるのです。
つまりここに猿田彦大神の道しるべの力が働いているか否かで、見え方は変わって変わって来る
と言うことです。
つまりはトランスサタニアンの力(天津神の力)を穏やかに伝え、どう生きて良いかを道案内してくれる
猿田彦大神のお力を象徴する星が天王星だと言えるのです。
次回は天王星のルールに着いて書いていきます。