前回は太陽のルールについて書きました。 今回は月の神について書きます。 月の神はギリシャ・ローマ神話ではアルテミスとかディアナとか呼ばれますが、 ここは日本なのでギリシャ・ローマ神話は割愛させていただきます。 日本の神話では月の神は月読尊(ツキヨミノミコト)と言います。 太陽神の天照大神と英雄神のスサノオノミコトとともに三貴子と呼ばれ、 尊ばれている神です。 明るく激しい性格の天照大神と乱暴であるが勇猛なスサノオの間で、 冷静に物事を収める神です。 月の神は外国では女性神であることが多いのですが、日本の月読尊は 男性神です。 この神は普段は冷静に神々の調和をとる神なのですが、恋人の神の元に 夜な夜な通い続ける情熱の神でもあります。 このことは月のイメージとして日本人は外国人のように感情的で激しいイメージでは無く、 比較的冷静で落ち着いた感情のイメージを持っていることが分かります。 ですから日本人の場合、月の読み方はプラスイメージで読み解くことが出来るでしょう。 日本人はどんなに苦しく辛い状況になっても我慢強く落ち着いて冷静に行動すること が賞賛されることがあります。 それは日本人の性格に関係があり、日本人の冷静で控えめで堅実な性格はこの月読尊と 無縁ではないでしょう。 今回は月の神について書きました。 次回は月のルールについて書きます。