占い師Hisashiの占い講座117(逆回転 12室)

今回は12室の流れを逆回転で
駆け上ります。

前回は12室を1室から順繰りに
上がって行く、成長の流れと
アセンダントから12室、11室、
10室と逆回転でMCへと上る
2つのやり方があるという話
でした。

今回から具体例を挙げて、この
12室を逆回転で上るということ
お伝えしたいと思います。

例の人は不動産会社に勤めて
いてそこでの成功を求めて
いる人でした。

この人が12室を逆回転で上った
時にまずはアセンダントから
始まります。

アセンダントは生れ落ちる場所
と言えます。

つまり人は生まれ落ちる時には
アセンダントを通過して生まれて
来るのです。

そしてMCで人生の最高のポジション
に立つというイメージです。

さてこの方の場合は1室には木星が
ありました。

つまりは元々、親や親戚や地域
の人達から祝福されて生まれた
というわけです。

となりますと、物心がついた
時から何をしても周囲の助力
がある方と言えます。

つまりこうした方が不動産会社に
入る場合は普通に大学を卒業して
大学の先輩のOB訪問などで、大手
の不動産会社に入るという流れ
です。

ただ今回は12室を逆回転で上ります。

12室から見てみましょう。

アセンダント付近の12室には
冥王星があります。

この冥王星はかなり重要です。

つまりこれはこの方が大学に入って
いる間にこの方のお父様が亡くなって
しまったという状況が考えられます。

そして一転この方はゲームセンター
でフリーターとして働くことになる
のです。

この冥王星には近くに火星があります。

そして冥王星と火星には8室の金星が
トラインとしてアスペクトをしています。

もしかするとこの方はゲームセンター
でフリーターとして働く間に、その
ゲームセンターで同じバイトの女性と
付き合うようになり、いつかは結婚
をしたいと思うようになるかも
しれません。

そうなるとゲームセンターのバイト
だけでは無理があります。

その相手の女性はそこで助言をします。
不動産会社ならお金を稼げるのでは
ないかと。

しかし、大学も中退してしまった自分
を雇ってくれる不動産会社があるの
だろうかと。

実はこの冥王星と火星のコンジャン
クションには土星もコンシャンクション
として存在していたのです。

この火星と土星の組み合わせには試験
のイメージがあります。

またこの火星冥王星には9室の太陽が
スクエア、土星には9室の水星が
スクエアです。

ここからこの試験とは資格試験。
つまり宅建士試験を目指すことに
したのです。

この方は地元の図書館で勉強しつつ
夜はゲームセンターでバイトで、
なんと1年で宅建士試験に受かることに
なるのです。

そして宅建士の資格を元に地元の
小さな不動産会社に勤め、ある程度
の給料と営業成績のインセンティブ
をもらうことになるのです。

この冥王星、火星、土星は全て天秤座
です。

つまりはこの方のこうした成功への
ステップは根底に自分の彼女、つまり
将来の奥さんと幸せになることを
夢見て頑張ってくるのです。

これは周囲の方々の祝福を受けて
つつがなく成功する方向と比べ、逆
回転ではありますが、かなりのパワー
があります。

またこの冥王星と金星の純粋な愛には
海王星の冥王星のセクスタイルから
来る調停の力もあります。

これは純愛が大きな原動力となり、
その故に営業力まで出て来ること
も表します。

そうなるとこの方は一気に営業成績まで
高くなり、宅建士の資格も相まって、
かなりの収入が得られるでしょう。

そしてやがては結婚にまで進むという
道も見えてきます。

冥王星とスクエアの太陽に対して、月は
セクスタイルで潜在的に結婚へと至る
までの相手であると言えます。

このように12室を逆回転で駆け上がる
ためには、単に12室のみを見るのでは
無く、この室に滞在する星と、その
星が関係しているアスペクトと12室
の星座(サイン)をフル活用する
必要があります。

これが順回転なら、一つの室ごとに
ゆっくりと星と星座(サイン)をじっくり
と上って行けば良いのです。

ですが逆回転は駆け足です。

だからアスペクトも星も星座もフル
活用をして、自分のやれることを
最大限やり続ける必要があるのです。

そうでないと順回転の3倍の威力で
MCへと至ることなど出来ません。

こうなると例えばスポーツ選手や
芸能人などはこうした12室を逆回転
で上るような努力が必要かもしれません。

この例の方の成長の流れのゆっくりとした、
順調な発展と比べてみてください。

逆回転で12室を上ったときのドラマチック
な流れはまるでテレビドラマや映画を見て
いるかの如くです。

また活力という点でも強力なものがあります
し、いずれにせよ、この例の方は順回転とは
かなり違う激烈な人生を歩むことになり
ます。

そして次は11室へと向かいます。

次回をお楽しみにしてください。

占い師Hisashiの占い講座116(成長の流れ 逆回転で上がる)

今回は前回の続きです。

前の回で12室を成長の流れ
として読む読み方法について
お伝えしました。

西洋占星術で一般的な時間
の読み方の三重円(出生の
ホロスコープ、進行のホロスコープ
、トランジットのホロスコープを
組み合わせたホロスコープ)という
デジタルな時間の概念と、出生
のホロスコープを成長の流れとして
アナログに読むという2つの読み方
が存在するということでした。

デジタルな読み方は時間に対して、
正確に読みとれて、具体的に活用
するには優れているものの、アナログ
な読み方は人生を絵巻物のように俯瞰
して眺めることが出来るので、自分
の一生を知りたいという場合には
こちらの方が良いということでした。

今回はそうしたアナログな成長
の流れとして、出生のホロスコープ
を読むほかに、自分の進むべき
方向性を読む方法はないの?

という質問にお答えいたします。

それは成長の流れを逆回転で
上がるという読み方です。

これは通常ですと、成長の流れですと
ホロスコープを1室から順に2室、
3室と数を上がるように順に読み
進めていき、やがて10室に至り、
そして11室、12室と下りていく
という読み方でした。

これを逆回転から読むのです。

つまりアセンダントを境に12室、
11室、10室と逆回転でアセンダント
から10室に向かいMCに向かうと
いうわけです。

これは実は大幅な省力化のところ
があり、本来ならばアセンダント
からMCへといたるまでには1室
から順繰りに10室まで時間をかけて
熟成させなければならないのですが、
逆回転ですと、12室、11室、10室
とたった3つのハウスを駆け上る
だけでアセンダントからMCへと
至ることができます。

 

弘法大師空海様にゆかりにお寺
を巡る、四国遍路、通称お遍路さん
という宗教的な霊場巡りの旅が
あります。

これは日本人の中にある、信仰心
と深く結びついており、人は悩む
と四国遍路(お遍路さん)に行き
たくなるようです。

昔、元首相の菅直人氏が民主党
の代表を辞任した時に四国遍路
の旅に出たときがありました。

これはニュース番組で生放送で
四国から中継されたことで、私
は覚えているのですが、(詳しい
ことは覚えていないので、もし
間違ったことがあるのでしたら
関係者の方々へお詫びいたします。)
なにか悩んだ時に四国遍路の旅に
行きたくなる方が多いようです。

そこで何かを掴むこともあるようで、
菅元首相はのちに首相となりました。

私も機会があれば四国遍路に行きたい
などと常々思っているのですが、(沢山
お寺を巡るだけでなく、一か所のお寺
をお参りするだけでいいのです。気分
的なものを味わいたいです。)この
四国遍路を一つの人生の旅と考え
ますと、これはまさに人生の旅を
表すホロスコープとも共通点がある
ように思います。

さてこの四国遍路は順番というものが
あり通常の順番は順打ちと言います。

これはつまりホロスコープの成長の流れ
と共通しており、四国遍路に順番がある
ように、ホロスコープにも成長の流れ
という、1室より、2室、3室と駆け上がる
通常の成長のコースがあるのですね。

実は四国遍路には逆打ちという巡礼
方法があります。

これは逆の順番で四国遍路をすると
いうものです。

一説によれば、逆打ちの四国遍路は
順打ちの四国遍路の3倍の功徳がある
そうです。

この四国遍路の逆打ちに相当するのが
ホロスコープを逆回転で上がるという
ことですね。

この場合は普通の成長の流れの3倍の
スピードでアセンダントからMCへ
至ることが出来ます。

アセンダントは生れ落ちる場所を表し、
MCは人生の中で最も自分を人にアピール
出来るようになる場所ですから、通常
は長年の修行ののちにやっとたどりつける
ものです。

ただ逆回転で上がることによって、
通常とは違う手段で成功することに
よって、成功を勝ち取るということは
本当にあることです。

実はこれからの時代はそういう生き方
も必要なのではないかと思うところ
があります。

それは楽をして逆回転で上がるのではなく、
むしろそれは通常よりも難しいこと
かもしれません。(四国遍路の逆打ちは
順打ちよりも困難と言われてます)

ただそんな逆回転の生き方を敢えて生き
なくてはならないような方もいらっしゃる
と思います。

もし自分が人生がうまくいかないと
思うことがあったら、ホロスコープ
を逆回転で上がるのも良いかと
思います。

しかし実際ホロスコープを逆回転で
上がるとはどういうことなのか、
そしてそこにはどんな問題点があるのか、
そしてそこにはどんなチャンスが
転がっているのかが分かりにくい
ところがありますよね。

ですから次回からは成長の流れと成長の流れ 
プロジェクト編で例として挙げた方
を例にとってホロスコープを逆回転で
上がる方法をお伝え致します。

逆回転でプラスになること、逆にマイナス
になることをお伝えしながら、ゆっくり
と解説致します。

次回からの解説をお楽しみにしてください。