占い師Hisashiの占い講座105(成長の流れ8室)

今回は成長の流れ
8室の解説です。

前回の7室から今回の
8室へと進む流れは
ホロスコープをかけ
上がる流れです。

7室から8室、9室、10室
と個人はホロスコープ
をかけ上がるのです。

それは通常ですと、出世
成功の流れとなります。

7室で社会に認められた
個人は、8室で社会の
一員として行動し始めるの
です。

また社会の一員として、
成功して、名をなす
ことに気持ちが行くのも
この8室からです。

8室ともなると、野心や
成功欲のようなものが
強く表れてくるのです。

8室というのは7室で
パートナーを見つけ、
社会に認められることに
なった個人が、パートナー
とより深く結びつき、
パートナーと結びついた
結果、人格まで変容する
という室なのです。

またこの変容は社会との
間でも起きます。

たとえば会社に求められ
る姿を7室で植え付けられ
た個人は、8室までくると、
会社の一員として、自分
の思いようまでも変容
していくのです。

元々は売上のことなどは
あまり考えないタイプで
あった者が、売上、売上
と呪文のように唱える
タイプに変容するような
イメージです。

これはパートナーとの
関係でも起こることで、
もともとは明るいタイプ
であった方がパートナー
との関係の中で思慮深い
タイプへと変容すると
いうことがこの8室
で起こるのです。

例の方を見てみまし,ょう。

1室の木星で周囲に祝福され
た方が、2室の天王星で実力
で変動する収入の会社に入り、
3室の海王星で人の腹を読む
コミュニケーションを覚え、
4室の水瓶座で自立した家庭
を持ち、5室の魚座でロマン
ティックな夢を持ち、6室の
牡羊座でガッツを得る。

ここまでがこの方の個人的な
成長の流れでした。

そして7室からは社会生活の
成長の流れが始まります。

7室の月でパートナーとの
関係から人に対する細やかな
気遣いを覚え、また会社でも
そうした気遣いを強要されること
で段々とこの方は人格が変わって
行きます。

そして8室となるのです。

この方の8室には金星があります。
となりますと、パートナーとの
関係がこの方の意識まで変容させ
ていき、やがてはこの方は金星の
象徴するような、女性的な穏やかさ
や丁寧さ、また女性的な感性までも
手に入れることになるのです。

これは大いなる変容と言って良いと
思います。

本来はこの方は1室の木星の如く、
何をやっても周囲に祝福される
というかなりざっくばらんな性格
であったのです。

もちろん3室の海王星で相手の腹
を読むようなところはありましたが、
基本的にはテキトーなところも
ある大らかな方だったのです。

それが7室のパートナーとの気遣い
などより8室では女性的な穏やかさ
や丁寧さ、そして女性的な美に対する
センスや感性を身に着けたのです。

本来はこのような面があれば、女性
にはかなりモテるはずですが、こうした
女性的な感性などは、あくまでパートナー
との関係で身に着いたものです。

ですから結婚をするまではこうした感覚
はとても身についておらず、こうした
女性との付き合い方などは、むしろ
娘さんとの関係で役に立つと思えます。

こうした変容は確実に社会生活に
も変化をもたらし、仕事の成功
にもプラスに働くことになります。

例えばこの例の方ならば、女性の
感性を身に着けることによって、
会社内での女性社員とのやりとりが
スムーズに進むことになりますし、
また不動産販売のお客様でも、
単に男性の方のみに目を向けるの
ではなく、奥様や娘さんの気持ちを
つかみますし、また独身の女性にも
こうした営業を提案することが出来る
ようになります。

いわゆる女性の視点を持つように
なるということです。

こうしたことが出来るようになると、
それはやはり出世や成功に近づくこと
であるということが言えます。

7室から8室の自分のパートナー
との関係や職場の在り方から、
新たな視点やスタイルへと変容
するということはとりもなおさず、
成功の階段を上っているのだと
言えます。

この7室から8室、9室、10室へと
つながる成功の階段を覚えて
おいてください。

この成功の階段は成長の流れの中でも
キモとなるものなのです。

人は成功の階段を上ることで成長の
流れを実感するのです。

この成功の階段こそが、おそらくは
多くの方が求め、また必要とし、
そして恋焦がれるものなのです。

若い時にはこの成功の階段を上り
たくてうずうずしているでしょうし、
リタイアされたかたなら、この成功
の階段を上ることがいつまでも
心に残っているでしょう。

そうして8室の次には9室が控えて
いるのです。

この成長の流れもこの8室、9室
あたりがピークと言えましょうか。

自分をパートナーや社会の要求から
変容させたとして、次に見えてくる
のは何か。そこには未来が…

それでは次回の9室の解説をご期待ください。

 

 

占い師Hisashiの占い講座104(成長の流れ、7室)

今回も成長の流れの続きです。

成長の流れとは普通に時間軸を考える
出生のホロスコープ、進行のホロスコープ、
トランジットのホロスコープという
方向より、個人の時間の動きを考える
のではなく、出生のホロスコープの
室の進み方の方向より人の成長の流れ
を掴み、それをその方の時間の経過と
おいて行く読み方です。

つまりは出生のホロスコープの室を
単にその分野のそれぞれを表す部品
として考えるのではなく、室を数字
の順番に進んで行くことにより、
その方の人生の成長を読み取っていく
ということなのです。

前回までに例題の方の成長の流れを
読み解いていきました。

例題の方は1室で木星より、周囲に
常に祝福される人生であり、2室の
天王星により収入は安定せずとも、
能力で高められ、3室の海王星に
より相手の腹を読む力に優れ、4室の
水瓶座により、冷めた家庭を持ち、
5室の魚座によりロマンチックな恋愛観
を持ち、6室の牡羊座により健康は
常に活動していることによりもたら
されるということが分かりました。

つまりは安定しない収入でも、ガッツで
乗り切り、若い頃にはロマンチックで
あったとしても、距離感のある家庭を
持ち、自分の能力である人の心を読む
力でつつがなく成功していく、という
方であることが分かります。

さて今回からは7室に入ります。

7室というのは不思議な室です。
何故ならここで自分の本来の
姿が消えるのです。

この7室から先は、自分の本来の
姿というよりは社会の中での
あるべき姿ということが登場
するのです。

自分本来はこうである。
しかし、世の中からするとこう
見られてしまう。

自分はこう思う、しかし、世の
中からするとこう受け取られて
しまう。

そうした自分のあるべき姿、
思うべきことが、社会から
こうでないと見られる姿、
こうあらないといけない
言動に置き換えられた自分、
そうした社会から要求される
自分という形に自分をあてはめ
ていく室の始まりの室が7室
なのです。

これが端的に表れるのが
パートナーとの関係です。

無条件に何でも受け入れて
くれる親や兄弟、はたまた
仲の良い友人や恋人と違い、
妻や夫などのパートナーは
必ず相手を自分がこうあって
欲しいという姿で見ていく
のです。

となるとこのパートナーと
の関係はパートナーとなる
べき相手が求める自分の姿
を受け入れるということで
成り立つ関係だと言えます。

これはあたかも社会が求める
自分の姿を受け入れること
でなりたつ関係が社会に出る
ということであるということ
と似ています。

つまりこの7室の関係とは
パートナーがこうあって
欲しいと思う自分像を受け入れ
社会がこうあって欲しいと
いう自分像を受け入れること
で成り立つ関係です。

これはかなり苦しい関係です。
何故なら自分には自分がこう
ありたい自分という自分像
があり、それは単に自分だけが
作り上げてきた自分像では
なく、自分及び親兄弟、親しい
友人、地元の仲間、同級生、
恋人などとの関係から培われ
てきた自分像なのですから。

それに対し、パートナーは
ある意味勝手な自分像を
押し付けてきます。

また社会はその人にあるべき
姿を押し付けてくるのです。

これを受け入れるのはかなり.
難しいことです。

ただしこのパートナーとの
関係や社会との関係の接点
である7室を受け入れると
自分の可能性は飛躍的に
開けてくるでしょう。

それは自分に本来なかった
能力や才能まで与えてくれるの
です。

その意味では7室は非常に
苦しく困難であるという部分と
大いなる可能性の両者を合わせ
持つ室であると言えます。

その意味で結婚というものは、
かなり意義のあることであり、
結婚をすることで社会に認め
られるようになるということ
もある意味では当然だと言える
でしょう。

さてこの成長の流れのシリーズ
で例に挙げている男性ですが、
7室には月があります。

となりますと、この方は7室と
いうパートナーを表すのが月
だと言えます。

これはつまり感情が豊かで
きめ細かな、繊細な女性を
パートナーにしやすいという
ことが言えます。

それはつまるところパートナー
からもそうした感情が豊か
できめ細やかで、繊細な男性
になる事を要求されることでも
あります。

また社会からも感情が豊かで、
きめ細やかで、繊細な社会人で
あることを要求されるという
ことでもあります。

これはこの例の方が1室の木星
で、もともと生まれたときから
周囲に称賛されてきたという
ことからすると、かなり苦しい
ことです。

この方は本来的には、何をしても
許され認められるという、非常に
幸運な生まれだったのです。

しかし、パートナーからは非常に
細やかな気遣いが要求されるのです。

また社会人になってからも、非常に
細やかな気遣いが要求されるのです。

この方は不動産業でうまく腹を読んで
行動することで成果を上げること
が出来ても、本当に社会で成功した
いのなら、お客さんに対して、細やか
な気遣いが出来るようになること
を社会から要求されるのです。

そして同様にパートナーからは細やか
な気遣いが要求されるのです。

これはこの方の7室としての刻印
ですから、こうした要求をしてくる、
会社やパートナーを断ったとしても、
やがては似たような会社やパートナー
に出会うことになるのです。

この7室はその相手や社会からの要求
を認めないことにはどうにもならない
という刻印ですから、いずれはそう
した相手や社会の要求を認める時は
来るのでしょう。

そしてその時には社会やパートナーの
力で大きく未来は開けてくるのです。

次回は8室について書いていきます。