占い師Hisashiの占い講座114(成長の流れ プロジェクト編 11室、12室)

今回も成長の流れプロジェクト編です。

今回は11室と12室です。

例の人は住宅販売計画のプロジェクト
リーダーを任されました。

この方は1室の木星で、プロジェクト
は会社の上層部からの支援を得ていた
はずでしたが、2室の天王星で資金問題で
トラブルが続出し、3室の海王星でプロ
ジェクト内のコミュニケーションが進み、
4室の水瓶座で、プロジェクトのメンバー
はそれぞれ独自の活動を続け、5室の魚座
で、プロジェクトのイメージは膨らみ、
6室の牡羊座で新規な雇用状況になります。

7室の月で一般にはファミリー層に受ける
企画で販売し、8室の金星で若い女性を
ターゲットとした顧客への販売を行います。

そして9室には水星太陽ドラゴンヘッドと
あるのでこの販売の成功へ向けたプロ
ジェクトへの意欲は相当に高いものとなり、
ただし10室の獅子座、乙女座で華やかでは
あるが、あまり結果は伴わず、また事後
処理が必要となるのでした。

さて今回は11室、12室です。

11室は乙女座と天秤座にまたがっていますが
星はなく、12室は天秤座で土星、火星、冥王星
が入っています。

この11室と12室というものはこうした
プロジェクトを考えると、対比が出来る
室です。

11室と12室というものはどちらも物事の
確認、反省、事後処理、次回への引継ぎ
を表すようなポジションだと言えます。

中でも11室は直接的にこうした反省、
後での評価などを表します。

つまりこのプロジェクトの総括といった
ものです。

このプロジェクトが実際のどれほどの
成果を挙げられたのか、そしてそこから
次のプロジェクトへノウハウを引き継げ
るかなどなどを表します。

一方12室はこうしたプロジェクトから
本体である会社という組織との関係性
にまでも影響を与える部分だと言えます。

実は9室、10室と言うのは成果として
上がるところではありますが、それが
実際に次への力となるかどうかは
この11室、12室のかかっているのです。

たとえばオリンピックが始まるとすぐ
にメダル数というものを比較して、今
までの大会と比較してどうだったか
と数字を挙げたりしますが、このメダル
数と言うのが9室、10室にあたるところ
なのです。

11室、12室というのは11室がその大会
の存在意義、そして大会全ての総括と
言えるべきところなのであって、12室
はまさにその大会の名場面、名シーン
こころに残るところを表します。

ですから11室が華やかなれば、その
大会は結果として、成功した大会で
あるとの総括が出来るということ
ですし、12室が華やかであれば、いつま
でも心に残る大会であったということ
が出来ます。

 

今回の例の方のプロジェクトに関し
ましては11室が乙女座と天秤座で
あり、わけても11室のほとんどが
乙女座であり、星がないことより、
このプロジェクトは総括として、
あまり実の無い、事務処理が多かった
だけのプロジェクトであったと
いう形になります。

つまり例の人やその下で働く方々は
9室の水星、ドラゴンヘッド、太陽
とかなり頑張ったのだけれども、
上層部の評価としては実務処理に
時間と費用がかかり、結果としては
あまり成果の無いプロジェクトで
あったと言われそうです。

もちろん11室には少し天秤座も入って
いるために顧客は少し増えるでしょうが。

それに対して12室はかなり華やかです。
天秤座である上に土星、火星、冥王星
が入っているからです。

この冥王星と土星というのは正に
会社の上層部を表しますし、火星は
会社としての活力を表す場所です。

また天秤座は顧客を表す場所でもあります。

これはこのプロジェクトが最終的に
会社本体としての実力、評価を高めるもの
となることを表しており、新たな顧客層
を開発出来たということが言えると
思われます。

これは11室と12室の対比より考えますと
このプロジェクトを行った当初は、
それほど成果の上がらなかったプロジェクト
であると考えられてきましたが、やがて
時とともにこのプロジェクトで新たに
開発した顧客層が会社にとって重要と
なり、その経緯で後にこの例の人も
改めて評価されるようになるということ
が言えます。

その中でやはり顧客層としては7室の月
で新たに獲得したファミリー層と8室の
金星で活用した比較的に若くオシャレな
女性の層という二つの顧客層がこの例の
方のプロジェクトでの大きな成果と言え
ます。

そしてそれはこの方の所属する会社のこれ
からを担っていくような力を与え、それが
この方の会社での地位と役割を高めていく
のです。

これはこの方のホロスコープから現れる
ひな形と言って良いです。

ですからこの方がプロジェクトのような
ことをすると必ず、多かれ少なかれこの
ような流れになって行くのだということ
が言えます。

ただ実際にはその時々の状況というもの
があります。

本人が変化し、このひな形の時から
少し感じ方や思い方や運勢が変わること
があります。

それは星の進行として見るのです。

またその時々や時代の変化などで変わる
部分もあります。

それはトランジットの星から推測される
のです。

こうした進行やトランジットも考えて
実際には判断するのですが、この人に
植えこまれたひな形としては、出生の
ホロスコープからある程度の推測は
出来ますし、それはこうしたプロジェクト
などにも反映されるのです。

次回からはまた新たな話をしましょう。

次回をお楽しみに。