占い師Hisashiの占い講座23(海王星 綿津見神 豊玉姫 玉依姫)

今回は海王星を司る神様です。
海王星を司るのは海の神です。
古来、日本では海の神は綿津見神(ワダツミノカミ)が中心です。
この綿津見神は三重の夫婦岩、二見興玉神社の神様です。

夫婦岩は海の持つ感性、情愛、夫婦愛を司っています。
海王星とはこうした霊感や情愛などを司る星です。
海の力は絶大でして、水の持つ大きな大きな力を表しています。

またこの海王星を司る神様は綿津見神の娘である、豊玉姫(トヨタマヒメ)
と玉依姫(タマヨリヒメ)もそうです。
この豊玉姫は山幸彦の妻に成ります。しかし、子を残して、亡くなります。
この豊玉姫の妹に玉依姫がおられます。玉依姫は姉の豊玉姫の遺志を受け継ぎ、
豊玉姫の夫であった、山幸彦と結ばれます。そしてその子を育てるのです。
この子のさらに子が初代天皇の神武天皇です。

この玉依姫の心こそが海王星の心でしょう。
亡くなった姉の遺志を大事にして、しかも情愛豊かにさらに
子を育てる思いやり優しさを持つ、海のような深い愛を持っています。

この綿津見神と玉依姫の親子である、海王星を司る神様方と対になるのは
大山祇神と木花咲耶姫の土星を司る山の神様方です。

大山祇神は夫になるニニギノミコトを許さなかったのですが、ニニギノミコトの情熱に
ほだされて娘の結婚を認めます。
一方で綿津見神は夫になる山幸彦を一目見て気に入ります。

そして木花咲耶姫は自分の浮気を疑われて、火の中で出産すると言う、命を懸けた行為で
身の潔白を証明します。

玉依姫は姉の遺志を継いで夫になる山幸彦を、優しく愛するようになるのです。

これが土星と海王星の違いです。山と海の違いとも言えます。

土星は厳しくしかも潔い星です。こうした厳しさがあってこそ世の中はまとまるのです。
一方で海王星は直観に優れて、ひたすら優しい星です。こうした優しさがあってこそ
人は救われるのです。

海王星は救いの星でもあるのです。
海のような深い愛、そして神秘的な霊感。それが海王星の司る力なのです。

 

 

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