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占い師Hisashiの占い講座112(成長の流れ プロジェクト編 7室、8室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の続きです。

前回まででマンション計画の企画・販売
のプロジェクトを任された例の人が1室
で上層部からの支援を頂き出発した
つもりが2室で資金難から計画は頓挫し、
3室でコミュニケーション能力を発揮し、
それを乗りこなし、4室でクールな人間関係
のチームを作り、5室でその中で情に訴える
ことでチームをまとめ、6室であらたなスタイル
の働き方を提案するという流れでした。

いよいよ7室です。

7室というのは他者との関係で成り立つ室です。
この場合の他者というのはつまりはお客様です。

どんなお客様にどのように売っていくかと言う
ことがこの7室から分かるのです。

7室には月が入っています。
これは女性のお客様に注目される可能性が高い
ということを表しています。

またファミリー層へのアピール力も高いと言え
ます。

となりますとこのプロジェクトではマンション
計画をファミリー層に向けて、また奥様目線
でのマンションのPRをしていくことが重要
です。

さらに7室は牡牛座です。
その意味ではこのマンションはブランドイメージ
を大切にし、名前の付け方から何から、少し
高級なマンションをアピールすると良いと
言えます。

つまりは高級マンションに入る少しハイソな
ファミリー層の奥様をターゲットにする
と良いということが言えます。

実はこれはこの当人のホロスコープだけで見て
いるので、本来はこうした場合プロジェクトが
発足したときのホロスコープを見て判断する
ことが重要なのですが、例えば会社ですと社長、
プロジェクトですとそのプロジェクトの責任者
のホロスコープにもこうしたビジネスの方向性
が刻まれているものなのです。

さて続けて8室を見てみましょう。

8室には金星が入っています。

8室では7室でお客様にアピールしたとしても
実際に買うという段階になると物事は変わって
くるものです。

実際に購入に値するお客様とのやり取りは8室
で表されるのです。

つまり門戸を広く沢山のお客様に来て欲しい
場合は7室を使い、一部ではあっても、自分
のやることに興味のある顧客にPRするのが
8室だと言えます。

たとえばデパートでは多くのお客様のより
良い品物を提供していくのが普通です。

これは7室的な商売方法です。

一方でデパートは外商部と言い、セレブの
顧客に対して高級な宝飾品などをセレブ
限定でひっそりと販売してもいます。

これは8室的な販売方法です。

もちろんこの7室、8室はどちらも商売と
して欠かせないものなので、本来はどちら
にも力を入れるのが当然ですが、どうしても
商売をするときには力の強弱があり、7室
的に大々的に売るか、それとも8室的に
お客様の層を限定し、一部のコアなお客様
に売っていくかというスタイルの違いが
あります。

その中で7室に力があるか、8室に力があるか、
7室、8室とも強いのか、7室と8室のバランス
を重視するかなどの個性の違いがあります。

たとえばトヨタ自動車は一般的にトヨタと
しての車の販売は多くの方に買ってもらう
7室的ですが、レクサスとしての車の販売は
エリート層の心をくすぐるように販売して
いきこちらは8室的です。

出来る企業はこうした7室、8室の使い分け
が出来ているというわけです。

さて例の人は8室に金星があり、こちらの方は
デザイン重視となっています。

また若い女性への訴求力もあります。

基本的には高級なマンションに入るファミリー層
をターゲットにする方針で構わない(7室)のですが
低価格のマンションもその中には含ませて、若く
社会で活躍するOLでも手に入るようなマンションを
たとえば低層階で提案し、そこには最初から色々な
設備も整え、またそうしたどちらかと良いますと
すこし年収も低いようなお客様でも、審査に通り
やすいような金融機関を見つけておくということ
も念頭に入れておくと良いでしょう。

つまり高層階のセレブなファミリー層へPRしかつ、
また自らの不動産会社の例えば賃貸マンションに
住んでいらっしゃる、独身の若い女性に個別にDMなど
で低層階のシングル向けまたはこれから2人で暮らす
かもしれない方向けにデザイン重視のお部屋を
用意することで、2重の意味でお客様にアピール出来る
マンション計画となるでしょう。

こうしてこのマンション計画の基本的なお客様への
提案のプロットは整いました。

あとは販売の計画を立てて実行していくのみです。

そのあたりは次回に書いていこうと思います。

次回は9室から続きを書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座111(成長の流れ プロジェクト編4室、5室、6室)

今回は成長の流れのプロジェクト編
の続きです。

前回まででホロスコープを読むとき
に人の一生を探る成長の流れという
読み方から敷衍(ふえん)して、
一つのプロジェクトを行うにあたって
もこの成長の流れというものは、運勢
を支配していくのだということをお伝え
いたしました。

前回は例の人が40歳でマンションの
企画・販売をするマンション計画の
一大プロジェクトを任された時の
ことをホロスコープより成長の流れ
としてよんで行きました。

例の人は1室の木星で会社の上司
や上層部より大いに援助を受け、
2室で資金的なトラブルが起き、
それをなんとかコントロールし、
3室海王星でそのトラブルを回避
すべく、周囲にコミュニケーション
を取って行き、その中で部下など
にも自分の意志をうまく伝えて
いくという流れでした。

今回は4室からです。

例の人は4室は水瓶座で星は
入っていません。

このような場合は星座の持つ
意味がかなり純化されます。

この場合の4室は家庭という
よりもそのプロジェクトの
チームとしての方向性を表し
ます。

このプロジェクトが色々な支店
より集められた精鋭20名ほどの
プロジェクトだとしても、この
プロジェクトのチームとしての
方向性はこの4室で決まります。

そしてこの4室が水瓶座なのだ
としますと、このチームは
どちらかというと個人個人が
比較的に自由に裁量を持って
動くスタイルで構成されて
いるのではないかと推測されます。

そして会議などはオンライン会議
を使い、コミュニケーションは
もっぱらメールを活用し、ほぼ
個人個人が顔を合わせることは
なく個人個人でどんどん動く。

そんなチームであるということが
推測されます。

その中で3室海王星の人をまとめる
力量が発揮されるというわけです。

このあたりは以前に書きました、
成長の流れの4室と比較してみて
ください。

4室という部分は人生を考えれば
家庭となりますが、このように
プロジェクトで見て行くと、チーム
としての方向性ということが
言えるのです。

次に5室です。

今回の人の場合は5室には星がなく
5室は魚座です。

やはりこの場合は魚座の個性が強く
働くことになります。

5室はアピール力などを表します。
つまりこのチームの中でどれだけ
自分を表現出来るかということです。

もちろんこの人はこのプロジェクト
のまとめ役なのですが、こうした
オンライン中心のコミュニケ―ション
をはかるチームで自分を表現するの
は難しいものです。

この中でこの人は誠実に情に訴えるような
やり方で心を掴むでしょう。
つまり的確な指示を出したりビジョンを
提供したり、事務作業を整えるという
ことではなく、チームの皆に対して
の誠意と思いやりの心で接するはずです。

どうしても水瓶座の4室でチームは
バラバラとなりがちなのですが、この
人が中心でこのような態度で接する
ことでチームに一体感が生まれます。

その上でこのチームはお客様によりよい
理想のマンション計画の中で満足のいく
マンションライフをおくれるための
細やかな工夫をモットーとするのです。

5室にはこうしたそのチームの掲げる
ビジョンというものも表すのです。

そして6室です。
6室にも星が無く牡羊座です。

この場合も牡羊座の影響力が純粋に
現われます。

この場合は仕事の仕方はかなり新奇
なものとなります。

オンライン会議とメールの
コミュニケーションを使った中で自分
が中心となってお客様の心に寄りそう
マンション計画を練っていく。

その中で働き方も柔軟に自分も含め、
プロジェクトのチームには在宅ワーク
含めワーケイションなども積極的に
勧めていくことになります。

福利厚生とワーケイションなどを
うまく活用しリフレッシュなどをさせな
がら働き方や体の休め方などもオンライン
で積極的に周知していき、まさに新時代
の働き方をし、させることによって、
チームに活力とエネルギーをチャージ
させていきます。

さあここからはお客様にどうやって
このマンションを販売していくかです。

次回の7室からの続きをお楽しみにして
ください。

占い師Hisashiの占い講座110(成長の流れ プロジェクト編 1室、2室、3室)

今回は以前までの成長の流れを
総括してみます。

成長の流れは元々、西洋占星術
では時間の流れはホロスコープの
出生のホロスコープが種で、進行
のホロスコープ、トランジットの
ホロスコープを利用して、時間の
経過を見るのが、西洋占星術の
時間に対する考え方である。

ということに対して、出生の
ホロスコープをよく見ることで、
時間の流れを言わば人の一生の
成長の過程として出生の
ホロスコープから読み取ること
が出来るということの解説として
の具体例として挙げたものです。

その中でこの例の方の一生の方向性
つまりは成長の流れは解説を終え
ました。

ただこの成長の流れは実は人の
一生の方向だけではなく、何かを
始める時にも応用の効く解釈だ
と言えます。

これはつまり人の一生というような
大きなものではなく、例えば例の
方が仕事をしていく中で、一つの
大きなプロジェクトを任されたとき
にそのプロジェクトを進める発展
の方向性としてもこの成長の流れ
をたどる傾向があるということ
が言えます。

これは例えばこの例の方が、40歳の
時に、あるマンション計画の企画・
販売の一大プロジェクトのリーダーと
してそのプロジェクトを任されたと
します。

その時にもこの方の成長の流れは
その方の一生の流れだけでなく、
こうした何かプロジェクトを始め
ようとするときにも、その方の
ひな形として、影に日向に影響を
落とすのだと言えます。

具体的に見て行きましょう。

まずこの方の1室にあるのは
木星です。

となりますとこの方にとっては、
このプロジェクトを始めるに
際して、会社の上司や上層部から
の支援・援助があったのです。

具体的にはこうしたマンション
計画のかなりのところを上層部
がお膳立てをすることになります。

次に2室にあるのは天王星です。
この場合にはこのプロジェクトに
対する資金面でのハプニング・
アクシデントが予想されます。

本来は上層部がうまくお膳立てを
してくれたプロジェクトであるため、
普通にしていれば、成功は確実であった
はずです。

しかし、資金難が起こり、また資金を
かき集めるための工夫とアイデアが
必要にもなります。

次に3室には海王星があります。

こうした資金難を持ち前のコミュニ
ケーションを活かして、色々なとこ
ろに働きかけて、なんとか資金を集め
ようとします。

そうしてその過程でプロジェクトに
関わる自分の部下ともいえる方々とも
意志を交わし合い、計画を綿密に練って
いくことになるのです。

つまりこの3室までの流れで、やっと
上層部のお膳立てではない、自分ならで
はのプロジェクトの進行方向が見えて
くるのです。

この方はいつもそうです。

何をやるにしても、もともとは祝福
され順風満帆であったにも関わらず、
必ず資金的なところで、ハプニング
が起き、そしてそれにたいして、
しっかりと取り組む過程で周囲と
色々なコミュニケーションをとり、
それが新しい計画を進めて行く。

それは一生という人生の進み方だけ
でなく、こうしたプロジェクトや
はたまた学生生活や夫婦として進む
ときにでも、また自分が何かを始める
ときにでも常に現れるひな形なの
です。

これはつまりこうしたひな形がホロ
スコープに刻まれておりまして、
これが成長の流れを支配している
ので、人の一生のみならず、どんな道
でどんなことをしてもこのホロ
スコープの持つ、成長の流れという
ひな形は影響を与えるのだと言えます。

この成長の流れというひな形はこうして
一つのプロジェクトの中でも、この方
の進む道を決めて行くのです。

それでは物事は運命は常に決まって
いるのではないか。努力する必要は
どこにあるのかと思われる方も
いらっしゃるのではないかと
思いますが、運命というものは
確かにある程度は決まっている
ところがあります。

それは元々の部分です。
運命は元々はかなり決まって
いるところはあります。

たとえばこの方がプロジェクトリーダー
となるときにはやはり上層部や上司
などが力になってくれる、そんな
傾向はあるのです。

他にも受験を始める時には、両親
や親戚などから応援されるということ
もあるでしょう。

これがこの方がプロジェクトリーダー
になるときからすでに放り投げだされ
たり、受験のときに親が反対する
というようなことは起こりづらい
ということが言えます。

その意味では運命はかなり決まって
います。 

一方で資金難などが起きたときに、
それに対する対処やまた、それに対する
対策などでコミュニケーションを
取り新たな計画を練っていくという、
そのような段々と成長の流れを
進めて行く過程での進め方になると
もはや運命は決まっておらず、当人
の努力によっていろいろな流れが
変わってくるのです。

つまりは運命とは一見するとホロスコープ
で決まっているように見えても成長の
流れを進む過程で当人の努力によって大きく
道は変わってくるのです。

これは人の一生についても言えることで
して、成長の流れの中で人生は変わって
くるのです。

つまり生まれた当時や、もともと
の部分でホロスコープに刻まれたような、
運命の方向性であったものが、成長の流れ
の中で努力をする過程で運命は大きく
変わってくるのだということが言えます。

次回はこの成長の流れプロジェクト編
の続きを見て行きます。

占い師Hisashiの占い講座109(成長の流れ、12室)

今回は成長の流れの12室です。

前回までの成長の流れは1室
の木星で周囲に祝福された形
で生まれ育ち、2室の天王星で変動
する収入を実力で乗り切り、3室の
海王星で相手の腹を読む感覚を
身に着け、4室の水瓶座で距離の
ある家庭を築き、5室の魚座で
ロマンスを夢見、6室の牡羊座で
ガッツで仕事を乗り越えます。

そして7室の月でパートナーから
女性の感覚を身に着け、8室の
金星からさらに女性の感性や
美意識までもパートナーから
学び、9室蟹座の水星・ドラゴンヘッド・
太陽から家庭でも職場でも大黒柱
としての自覚を持つようになります。

そして10室の獅子座で周囲の称賛
を浴びるような本当の心の満足に
到達出来ます。
さらに11室の乙女座で人生を
俯瞰的に振り返り、そこから
言葉を使った感性で俳句を趣味と
して新たな人間関係を作ることに
しました。

そうして12室へと至るのです。

最後の12室には土星と火星と
冥王星が入っています。

これはもしかすると、この方の
最も大切にする本当の生き方は
この12室に現われているのでは
ないかとも思えます。

この12室の前の11室で仕事を
離れ、人生を俯瞰して振り返った
ときに新たに沸き起こる創作や
新たな趣味などを通じて、新たな
人間関係を作りあげる方向で進んで
来ました。

12室は人生の総決算として、
いわば人生の総点検、人生の見直し
として、真に自分のやりたいこと
を実行する室です。

いわばもう人生を振り返りやり
残すことのないようにする室
であると言えます。

人は11室で老後をエンジョイした
後に、ふと人生を振り返り、
自分の人生は何だったのだろう。
そしてこの人生で最後にせめて
やれることはないかと考える
時があります。

これが12室の人生の店じまいの
感覚です。

この12室や11室の感覚は基本的に
普通に暮らしていてはあまり
感じることのない感覚だと
言えるでしょう。

やはり人は7、8、9、10室と
成功の階段を駆け上がるとき
を最も心の拠り所とするのですし、
その成功の階段を上っている間には
こうした11室の感覚や12室の感覚
まで至ることは出来ないのです。

自分が上ろう上ろうとしている時
には気付かなかったこの、人生
を振り返ってやり残したことは
ないかと思う感覚に浸された時に
真の自分の生まれた来た意味と、
そして人生の悟りのようなものに
向き合うことになるのです。

この例の方は自分が比較的に
周囲から祝福され、幸せな人生
を送り、そして一家の大黒柱と
しての人生を全うしたという
思い。

そこから人生を俯瞰して、自分の
人生がこれで良かったのか、そして
やり残したことは無いかと深く
考えるようになるのです。

その中で出て来るのは土星と火星
と冥王星です。
土星は父親の意志であり、冥王星は
先祖の意志でもあります。

となりますと、この方は人生を
終える時に改めて亡くなった父親
とご先祖様に感謝をして、自分の
お墓を火星である息子に引き継ぐ
ことを意図し始めるのです。

この時までは自分がお墓を引き継ぐ
こともそしてお墓を息子に引き継ぐ
事もあまり重視していなかった
かもしれません。

しかし、自分の人生を俯瞰して
考えた時に自分はあまりにも、
父親の意志から反した生き方を
していなかったか、そして
先祖を大事にしてなかったかと
反省するのです。

さらには息子にも自分の生きた
証を伝えていなかったのでは
なかったかと思うようになる
のです。

そして自分は先祖のお墓を引き継ぎ
それを息子に引き継ぐ、そのためには
どんなことでもする。

というようないわば人生の総決算
をすることになるのです。

ただ12室とはあくまでこの方の
場合はお墓を引き継ぐことで
あったかもしれませんが、人に
よっては自分の生きた証に壮大な
絵を描くことを決意することかも
しれませんし、最後のボランティア
活動をすることかもしれません。

たまたまこの例の方はお墓を引き継ぐ
ということであっただけで、必ず
しもお墓などのことに12室が限る
わけではありません。

そうして12室の冥王星火星土星の
流れでは、お墓を息子に引き継いだ
上で、最終的にはお墓のあるお寺で
ご住職に色々と死後のことなどを
聞いたり、そしてお寺で瞑想など
を行ったりして、自分の死と向かい
合うようになります。

そしていずれは死を向かえること
になるのです。

こうしてこの例の方は一生を終える
ことになるのです。

こうしたことが産まれた時の
ホロスコープには刻印をされているの
です。

もちろん具体的にはこうしたことを
そのままズバリ行うとは考えられず、
この一生をホロスコープから成長
の流れとして考えることは自分の
一生を俯瞰して眺めるということ
に寄与するだけであり、具体的には
このホロスコープで示された成長の
流れとは違うような出来事がかなり
起こるでしょう。

でありながらも人生を俯瞰して
見たときにはこうした生き方をやはり
していたのだと思えると思います。

ホロスコープとは人生の設計図です。
人生の成長の流れがそこには描かれて
いるのです。

ただこうした流れのなかで、自分なら
もっと大きなことをする。

12室を例えば自分ならお墓を引き継ぐ
なんてことではなく、真の悟りを得る
ために写経を毎日行うとか、占いで
自分の生き方を全うするのだ、とか
毎日神社にお参りして有意義な日々を
おくるのだとかいろいろなパターン
を想定してもいいのです。

ホロスコープの12室には星座と星
のみが記されているのみなので、
星座と星の使い方はどのように使って
も良いのです。

しかし、それはホロスコープをよく
知る方こそ使いこなせるのであり、
占いを知らない方こそがまさに
占い通りの生き方しか出来ないと
いうことになるのです。

ここで成長の流れは一旦終わりとなり
ます。

次回をお楽しみにしてください。

 

 

 

占い師Hisashiの占い講座108(成長の流れ、11室)

今回はホロスコープの成長の流れ
として11室を挙げます。

例の方は1室の木星で周囲に
祝福されて生まれ育ち、2室の
天王星で自分の能力で収入の
決まる職場に働き、3室の海王星
で人の腹を探るコミュのニケーション
を身に着け、4室の水瓶座で距離を
置いた関係の家庭を作ります。
そして5室の魚座でロマンチックな
恋愛経験を思い出し、6室の牡羊座
でガッツで働く仕事スタイルを日常
とします。

ここからは成功の階段を上ります。
7室の月でパートナーの奥様から、
女性的な感性を学び、8室の金星
より女性的な視点が自分の武器
だと気付きます。
そして9室の蟹座の水星、ドラゴン
ヘッド、太陽より、家庭で大黒柱
となり、職場で責任者となること
が自分の生きる道と再確認します。
さらに10室の獅子座で名実ともに
責任者としてふさわしい実績を上げ、
家族にも祝福され、真に生まれて
きた喜びに満ち溢れることに
なります。

ようやく成功の階段を上り終えた
例の人ですが、この10室で成功
を経験するとやがて一抹の寂しさ
を感じるのです。

今まで俺はこうして、家庭にも
仕事場にも喜ばれる生き方を
してきた。

そして成果を上げて来た、それは
喜ばしいことではないか。

でもでも本当はもっと違う人生が
あったのではないか。

もっと別な生き方があったのでは
ないか。

そのように考える時が来るのです。
普通の会社員の方なら、それは定年
になったときだと言えるのです。

中には会社を途中で早期退職をして、
第二の人生を生きる方もいると
思います。

いずれにせよどんなに成功をした
方でもこの第二の人生は来るの
ですし、その時にもっと違う人生
やもっと別な生き方を模索するのです。

これは10室までの成功の階段を
上った方なら誰でもたどり着く
境地ですし、もし10室を周囲
に投射した方なら、その投射
された方(パートナーや子供
など)がやがてはたどり着く
境地だと言えるのです。

これは10室体験をした方なら
非常に自然に11室へと向かうの
です。

もし自分に11室に相当する
ことが起きなかったとしたら、
それは成功の階段を上って、
10室へと至っていないということ
が言えると思います。

その意味ではまだ若い方にこの
11室の真の意義は理解できない
のではないかとは思います。

ただ若くして成功する方もいて、
そのような方が新たな道を模索
するときに11室のことを考える
ということはありうる話だと
思います。

この11室とは要するに、10室まで
成功に至る道を上った先に見える、
実は違う方法があったのでは?
違う道があったのでは?
違う生き方があったのでは?

という疑問です。
ここから新たな生き方を組み立てる
という室です。

これは10室の成功体験が元になる
場合が多いので、やはり10室の
成功体験を経た後でないと、真に
11室の生き方を目指すということに
はなりづらいと思います。

11室に至る中で、定年後に田舎暮らし
を始めるとしても、そこには10室
で培った仕事の成功や、それに伴う
資金の確保などがあってこそ、そう
した生き方を目指そうとするところ
があるのです。

もし生まれたところが違ったら、
もし若い頃に自分の始めた方向
が違っていたら、自分の人生は
どうなったのだろうか?という
疑問こそが11室体験の原動力
となるものです。

違う生き方があったのではないか
という疑問から、第二の人生を
目指したときに、違う生き方を
目指す。

そこに11室体験の基礎があるの
です。

たとえば会社の生活を終えて
第二の人生で田舎暮らしを望む
方は常に、この人生では無く
違う人生があったのではないかと
問いかけ、その答えが田舎暮らし
にあったというわけです。

その意味では11室は10室体験を
元にその反省などが含まれているので、
11室単体としてはあまり力の無い室
であるということも言えます。

これは丁度9室とも似ています。

9室とは1室から8室まで、特に7室、
8室の成功の階段を上る過程を経る
ことによって力を得る室だと言えます。
同様に11室はなによりも10室の
成功体験(これはかなり大きな体験です)
を経ることによって力を得る室だと
言えるのです。

その意味では11室は10室からの流れが
重要な室であると言えます。
つまり11室もまたホロスコープの成長
の流れの中の室であると言えます。

11室のみを1室から10室までの流れ
と切り離して考えるべきではないのです。

例の人は11室に乙女座が来ます。
9室の蟹座で一家の大黒柱になり、会社で
の責任者になった上で、10室で成果を上げ
て家族からも会社からも称賛される。

そうした体験があり、そこからそうした、
社会の称賛から一歩身を置き、定年後に
第二の人生を歩んだ例の人は、乙女座らしく
自分の人生の反省とまた自分の人生を
振り返り、自分の人生を自分史のようなもの
にまとめたくなります。

そうして自分で自分のことを言葉を通じて
まとめたときに、言葉に対する理解
を体験して、そこから新たに俳句を
学んでみたいと思うようになります。

そして俳句教室に通うようになり、
新たな仲間と俳句を通じた交流が
始まり、またインスタグラムで
自分の取った写真に添えた俳句を
投稿し、さらに新たなつながりが
出来てくるようになります。

11室でよく言われる、友達、サークル、
SNS、友人と言うキーワードは
こうした11室体験から導きだされる
ものです。

キーワードから入っては本質が
見えません。

11室は10室体験の反省から始まる
11室体験が本質です。

それはつまり、自分の人生はこれで
良かったのだろうか?そして違う
生き方がなかったのだろうか?と
いう反省から始まる11室体験
こそが11室の本質なのです。

例の人なら俳句と俳句に伴う
新たな人間関係が本質なのでは
なく、自分の人生をやり直そう
と自分史をまとめ、その時に
つかんだ言葉への興味。

そこに11室体験の本質がある
のです。

俳句の関係はその延長上にあるに
過ぎません。

さてそんな11室体験が済めば
やがて人生の本質に迫る、12室
体験が訪れるのです。

次回をお楽しみに。