占い師Hisashiの占い講座20(土星のルール)

今回は土星のルールです。土星を神格化した神様が、大山祇神、であったり、木花咲耶姫であったりするのは、
やはり土星と言う星が山とは切っても切れない関係にあるからです。
土星は山に関係する星です。土星の強調されたホロスコープの配置になるときには山の夢をみることがあります。
それでは山にはどんな意味があるのでしょうか。

昔から、山は異界とされてきました。山には神仏が住むイメージですね。その上で、山からの指示で、人々が
動くと言った印象でしょうか。つまり山は神秘的な世界の入り口であると同時に支配者層のイメージでもある
のです。

ここで一番そのイメージに近いところをあげますと、日光東照宮が考えられます。日光東照宮は徳川家康を祀った
お寺(神社)です。徳川家康と言う、支配者のお墓でもあります。実際に奥まで行くと家康公の墓があります。
またここは二荒山神社と言う神社と輪王寺と言うお寺とこの東照宮で一体となっている、珍しい寺社です。
ですから家康公の裏には神様と仏様と言う異界の世界とつながっているのです。

つまり土星と言うのは支配者であって、その上でその支配者と神秘の世界はつながっているのです。
それは山のイメージでもあります。

土星の神である木花咲耶姫の潔さ、潔癖さは土星の特徴でもあります。土星は支配者とつながっているので、いわゆる
ルールと関係があります。ルールを守る守らせる、ルールを作ると言うのは全て土星の作用なのです。
ですから土星が強調された人は潔癖でルールにこだわる傾向があるでしょう。
なぜなら、この世を支配しているのはルールだからです。

ルールの無い社会はありません。未開の部族ですらルールはあります。いえ、むしろそのようなところこそ
ルールは厳しいでしょう。現代社会はルールと言うのは法律と言う目に見える形になっています。
いわゆる法治国家です。それは現代社会がルールが厳しいのではなく、むしろ法律の範囲でなら自由だと
言う、自由さを表すことです。ここのところは天王星の影響も入ってきています。現代の法律、特に憲法
などには天王星の考え方がふんだんにちりばめられています。

一方、法律などでない、社会の掟やルールと言うものは土星が表していまして、未開の部族や地方独自の
例えば村の掟と言うものは土星の象徴です。会社のルールいうものもそれに含まれるでしょうか。
とにかく社会のルールというものは土星が作っているのです。

まとめると土星は社会の支配者を表していまして、その支配者の裏には神秘の世界があります。また土星は
ルールを作り社会を支配しています。現代の憲法などには天王星の考え方も入っています。そしてこうした
支配者やルールという裏には神秘の世界や憲法などの新たな考え方も含まれていて、そこには天王星以降の
星の影響も垣間見えるのです。
つまりは土星は土星以下の星である、月、水星、金星、太陽、火星、木星、にとっては支配者なのです。
基本的にはこうした星からは土星しか感じられません。天王星、海王星、冥王星の影響力は土星を介して手に
入れるのが、一般的な人々なのです。

ですが芸術家や芸能人、スポーツマン、経営者、政治家、法律家、占い師、霊能者などの一般的な人より、感覚が
上の人達は土星より遠い、天王星、海王星、冥王星の影響を直接に受け取ります。

いわゆる普通の人達が目指す最高点がこの土星であり、山なのです。ですから土星は人としての頂点である、
60~70ぐらいの老人も表すことがあるのです。

あなたのホロスコープで土星は強調されているでしょうか。土星の表すことは若いころには苦労しますが
年を取ると得意なことに成ります。そして土星に守られた人は大器晩成となります。土星は頂点の星と
言えるでしょう。