占い師Hisashiの占い講座22(天王星のルール)

今回は天王星のルールです。
天王星は冴えた意識、ひらめき、超越意識を表しています。
この意識が強く働くと社会改革運動になりますし、それが行きつくところまで
行くと、革命や維新と言うことまで行きます。

ここで大事なのは猿田彦大神の役割です。猿田彦大神は天津神を国津神の世界へと
道案内しました。
同様に天王星は天津神に例えられる、冥王星、海王星、また自分自身である天王星と言う
トランスサタニアンの働きを国津神に例えられる土星以下の星に伝える働きがあるのです。

普通、冥王星、海王星、天王星の働きは強力かつ破壊的に表れます。
こうした星が例えば金星や水星などに直接かかわると、破滅的な出来事に巻き込まれます。

しかし、天王星と例えば土星や木星などが関わったりすれば、こうしたトランスサタニアンの力
は比較的に穏やかに表れます。このときはその人の持つ、冴えた意識や、ひらめきなどが開花
すると言うイメージにもなります。

つまり天王星は冥王星や海王星、はたまた自分自身の持つ、モンスターのような破滅的なパワー
を穏やかに流用できる形で伝えることのできる、唯一の星であり、星全体の要となる星なのです。

しかもこの天王星は猿田彦大神のように、全体を見まわすことのできる星です。
表の中心となる星が太陽だとすると、裏の中心となる星が、天王星なのです。

これは伊勢に行くとよく分かります。
太陽である、伊勢神宮内宮と月である月讀宮の丁度中間に天王星である、猿田彦神社はありますし、その
中には金星であるアメノウズメのお堂があるのです。

つまりはトランスサタニアンと言う強大な力をむしろ有用な力に変えて使えることが出来る唯一の星なのです。

これは例えば冥王星が悪さをして、災難ばかりに遭う人や、海王星が悪さをして、お酒やギャンブル、水商売から
抜け出せない人などは天王星を媒介として使うとその冥王星や海王星を有用なものとして使うことが出来るのです。
また天王星そのものが、その人を変わり者としている場合は天王星に近い星である、土星や木星との関係を
見直すと良いでしょう。

こうして全ての星を整えると意外なほどに人生はうまく行ってしまいます。
そのときこそ太陽の力を使うときなのです。
普段、太陽の星座のみがクローズアップされているのですが、天王星の星同士を整える力があって
こその太陽の力だと言えるでしょう。

ですから太陽と天王星がアスペクトする場合は非常に優秀な個性を作ることが多いでしょう。

あなたのホロスコープでは天王星が力を握っていますか?
もしそうなら、あなたは運命を切り開くほどの力を持っています。
もし違うなら天王星をもっと使う方法を考えてください。
そうすれば天王星のパワーで全ての星が整えられ、運気は好転するでしょう。

私見では太陽、月以外の星で一番重視しなくてはならない星だと思われます。