占い師Hisashiの占い講座29(12星座 アスペクト 度数の解説)

前回は、12星座をしっかりとつかむには10ある星の全てのバランスを
見る必要があると言う話でした。
星は10あります。その全てに星座と室は関係するのです。
それでは10ある星の全ての星座を掴めばそれで良いのでしょうか?
それは違います。
星は星同士の関係を掴むアスペクトと言う、星同士の角度を
調べなくてはなりませんし、もっと大事なことでは、
星座はその度数でかなり意味が違うと言うことがあります。
例えば牡羊座とひとくくりに普通言いますが、牡羊座の最初の
頃と最後の頃は大分違った意味になるのです。

この星座の度数と言うのはかなり大きな問題で、先ほどの例
ですと牡羊座の初期の頃、つまりは牡羊座の1度から5度の間では、
個人としてかなり未熟な状態でして、つまりは無意識に突き
動かされるようなイメージが強いです。
一方の牡羊座の最後の頃である牡羊座26度から30度になりますと
これはもう、自分の使命のようなものを感じて、その使命の
ままに生きて行くと言う、決意のようなものを感じる度数と
なります。

この度数との関係でアスペクトと言う角度が決まるのです。
例えば吉角と言われる、トラインと呼ばれる120度の角度が
あるのですが、例えば牡羊座と獅子座と射手座は通常、この
トラインの角度で結ばれることがあるので、お互いに相性
が良いとされています。
ところが牡羊座1度と獅子座の30度な場合ですとこれはもう
120度どころか149度も離れています。
そうなるとアスペクトとしては120度のアスペクトでは
なく、150度のアスペクトの方がふさわしいと言うことに
なります。
120度の温和で使いやすい、アスペクトでなく、150度の
かなり調整が難しい、アスペクトになるのです。
例えば太陽が牡羊座の1度の男性がいるとします。
この人の月が獅子座の1度だった場合と月が獅子座の30度の
場合ですとかなり人格にズレがあります。

太陽が牡羊座の1度だとしますと、自分で自分の生き方が
よく分からずに、何でも試したりすることが多いので、
これは転職を繰り返すような人になりがちです。
月が獅子座の1度ですと、それに対して、母親や妻が、
そうした生き方に賛同してくれて、いつも励ましてくれる
と言う、比較的に幸せな人と言えるでしょう。
しかし月が獅子座30度ですと、同じ獅子座でも、もうちょっと
生活のことも考えてよと母親や妻に言われる事が多くなり、
成功はしやすくなるのですが、ストレスの多い人生となります。

このように星座は単に星座だけを追うのではなく、その度数
までも考慮に入れて読み解く必要があります。
それを10の星それぞれの神様やルールの中で読んでいくので、
西洋占星術とは非常に難解なものであると言えます。

しかし、星座にはやはり星座の個性と言うものがあります
ので、10の星のルールを星座に落とし込めば、それ相応の
読み方が出来るのも事実です。

ですからこの12星座と言うことに的を絞って次回から書いて
行くことにしましょう。

占い師Hisashiの占い講座28(12星座のあてはめ方)

今回から12星座について書いていきます。
この12星座とは通常、何座と言われている星座のことです。
占星術ではサインと言うことが多いです。
しかし、私のブログでは12星座と書きます。
その方が皆さんのイメージがつきやすいからです。

さてこの12星座、本格的な占星術の12星座といわゆる一般的な
12星座占いにはどんな違いがあるのでしょうか。

一般的な12星座占いは星座のみで占う占い方です。
そしてそこには太陽で見るところの12星座と言う見方が隠れて
いるのです。
ですから一般的な何座のあなたと言うのは、太陽星座が何座なのか
と言うイメージです。

太陽は元々人生をクリエイトする星なので、この太陽星座が何座と言うのも
あながち間違ったことではありません。
しかし、そこには裏があります。
実は太陽はその人のあくまで10ある星の1つ、つまりは10分の1にすぎません。
ですから太陽が射手座の人でも、他の星たちが乙女座にかたまっている人が
いたら、その人は射手座の個性よりは乙女座の個性の方が強い影響が
あると言うことなのです。

また特に女性にとっては太陽星座よりは、月星座や金星星座の方が、影響力
があります。
星のルールを思い出してください。
太陽は人生をクリエイトする力なのに対して、月は感情の力と影響力を司る星ですし、
また金星は美や恋愛に関わる星です。

ですから女性が太陽星座でラッキーアイテムやラッキーカラーやパワースポット、パワーストーン
のことを占うのはどだい無理があります。
ラッキーアイテム、ラッキーカラー、パワースポット、パワーストーンのことなら、女性なら
恋愛運や愛情運に関しては金星を使う方がずっと良いです。(美や恋愛は金星が関わると書きましたね)
家庭のことや、普通に運気を上げたいなら月を使うべきでしょう。(感情的なことや家庭のこと、女性のことは月です)

また男性なら戦って勝つ仕事運なら火星を使うべきですし、社会的な成功運を考えるなら木星でしょう。
このあたり、私の今までのブログの星のルールを思い出してください。
その星、その星についてルールがあったはずです。そして星の神様も。

火星ではタケミカズチノオ様と言う戦いの神様が火星を司っていたはずですし、
木星では大国主(オオクニヌシ)様と言う福徳の神様が木星を司っていたはずです。

ですがら仕事運などに関しては太陽星座よりも、火星星座、木星星座の方が重要になってくるのです。

そう見たときに12星座を考えると、12星座を太陽のみに限定しているのが、いわゆる星座占いで、
何座のあなたと言う占いなのです。
本格的な占星術では、10ある星の全てに12星座をあてはめます。
ですからこの12星座と言うのは占星術では、10ある星それぞれの個性を表すのに有効な手段なのだと言うことなのです。

つまりは12星座占いの射手座のあなたと言う占いは本来なら10の星が司り、ルールを作っている、さまざまなこと
について、たった一つの太陽の星座のみに簡略化した占いなのです。
そして本格的な占いでは、射手座の太陽で乙女座の月で、山羊座の水星で、蠍座の金星で、獅子座の火星で
魚座の木星で、水瓶座の土星で、乙女座の天王星で、蠍座の海王星で、乙女座の冥王星であると言うこともありうる
のです。
この方が女性だとすると、射手座のあなたと言う占いでは、かなり男性的な強気な女性のように解釈されるでしょう。
しかし、月が女性的で落ち着いた乙女座で、金星が女性の魅力溢れる蠍座ですし、乙女座、蠍座に星がたまっている
ことも考えると、本格的な星を10使う占星術では非常に女性的な落ちついた魅力溢れる女性であると解釈出来ます。

つまりは本格的な占星術では12星座はこうした、10ある星のそれぞれすべてに当てはめていくべきなのであって、
太陽星座のみの星座占いとは違った解釈が必要なのです。

話が長くなりました。続きは次回に。