占い師Hisashiの占い講座31(四元素 火の元素)

前回は12星座は3区分4区分の組み合わせで出来ていると言う話でした。
そしてそのうちの4区分はかなり重要で、ここに12星座を読み解くカギ
があると言うことでした。

さてこの4区分は火の宮、地の宮、風の宮、水の宮でなりたっています。
これは自然界の四元素と言う考え方から来ています。
自然界の四元素とは、この世の中を構成する要素は全てこの自然界の
四元素より成り立っていると言う思想です。
この考え方は西洋占星術の基礎となる考え方です。

この四元素の考え方を精神や物事全てにまで置き換えるのが、12星座の
元となる考え方です。

順に見て行きましょう。まず火の元素です。この火の元素は単なる火に
限らずに心の火と言ってもいいのです。
よく「希望の火を灯す」と言う言い方があります。つまり希望とは
火が表すことなのです。
また「創造の炎を燃やす」と言うような言い方をすることもあります。
創造性に関わることも火が表すことなのです。
火と言う元素は希望や、創造性などを表す、つまりは心の燃焼を表す
元素なのです。これはつまり精神性に関わる元素です。
つまり火の宮とは精神に関わる宮だと言えます。

牡羊座は火の宮であり活動宮ですので、この精神性を行動力や創作に
活かす星座なのです。ですからかなり活発であり、12星座のスタート
としてふさわしい星座だと言えます。
獅子座は火の宮であり不動宮なので、この精神性を心のうちに常に
燃やし続けるのです。これは常に物事を諦めずにいる精神であり、この
心のうちで燃やし続ける炎が自分のオーラを強くするので、
見た目の派手さや周囲の気を引くような個性を生み出します。
最後に射手座は火の宮であり変動宮であるので、これは火の持つ
創造性のままにコロコロと方向性を変える個性があります。
つまりあらゆる分野にこの創造性は飛んでいくので、スポーツから
芸術、学問、仕事、資格、趣味、社交に至るまで幅広い創造性と
やる気に満ちた星座だと言えるのです。

これらの火の宮のグループはお互いに似ているところがあるので
相性が良いとされています。
ただ同じような個性が必ずしも良いわけではないので、良い相性
と言うよりは似た者同士と言う言葉の方が正確な言い方でしょう。
似た者同士で気が合う場合もあれば、かえって反発しあう場合も
あるわけですから。

今回は火の宮について書きました、次回は地の宮について
書きます。

 

占い師Hisashiの占い講座30(12星座の正体)

前回までは12星座で星を占うとして、星は10あるので10のルール
があり、太陽だけで占うのならほとんど当たらない占いになり、
また12星座はそれぞれ1度から30度までの度数があり、そこを
理解しないと12星座を遣いこなせないと言うことでした。

さて今回より12星座そのものの話に入っていきますが、この
12星座の正体は何なのでしょうか。

それは12星座とは位置エネルギーであると言うことです。
これにはそもそもホロスコープを考える必要があります。
ホロスコープは地球からみた、星つまりは太陽系の星を
太陽の通り道である黄道と言う道に置いた図です。
つまりは太陽はこの黄道を1年かけて1周するのです。
その他の星もその流れの中で今、現時点での位置を
置いて行き、ホロスコープは完成されるのです。
そしてこの星が現在ある位置の位置エネルギーこそ
が12星座の正体なのです。

まず前提として、ホロスコープは円で出来ています。
ですからこのホロスコープには360度の度数が配置されています。
この360度を30度ずつに分けたものが12星座だと言えるのです。
つまり12星座×30度で360度を構成するわけです。
このホロスコープの360度の起点となるのが春分点です。
この春分点を牡羊座の1度とするところからホロスコープ
の360度は始まります。
そして12星座とは現在の星座ではなく、古代の黄道の位置に
あった星座を便宜的に言っているのです。
つまりは牡羊座の個性や牡牛座の個性と現実の羊や牛の個性
が合致しているわけでは無いのです。

これは本格的な占星術では12星座ではなく12サインと呼ぶ
ことからも明らかで、あくまでサインシンボルと言うこと
なのです。

さてこの12星座はかなり幾何学的です。なぜなら360度を
12分割したのが12星座だからです。
ここで12星座を知るために4区分、3区分と言う考え方を
紹介しましょう。12星座の位置エネルギーを知るために重要な考え方です。
4区分と言うのは12星座を火の宮、地の宮、風の宮、水の宮に
分類する方法です。
これは自然界の四元素と言う考え方が元になっています。
つまりこの世を作る要素は火、地、風、水の4つの元素に分けられる
と言う考え方です。
この四元素に12星座はあてはめられていっているのです。
この四元素は火→地→風→水→火と順繰りに12星座にあて
はめられます。

一方で三区分は12星座を活動宮、不動宮、変動宮に
分類したものです。これは12星座の個性を活発な
活動宮、頑固な不動宮、変化を好む変動宮と分け
分類したものです。
この三区分は活動宮→不動宮→変動宮→活動宮と
こちらも順繰りに当てはめられていきます。

つまりは12星座とはとりもなさず、この4区分と
3区分の組み合わせで出来ているのです。そして
それこそが12星座の位置エネルギーだと言うわけです。

牡羊座から順番にみて行きましょう。
牡羊座は火の宮の活動宮、牡牛座は地の宮の不動宮、双子座は風の宮の変動宮、
蟹座は水の宮の活動宮、獅子座は火の宮の不動宮、乙女座は地の宮の変動宮、
天秤座は風の宮の活動宮、蠍座は水の宮の不動宮、射手座は火の宮の変動宮、
山羊座は地の宮の活動宮、水瓶座は風の宮の不動宮、魚座は水の宮の変動宮
とすべての星座はそれぞれ個性が違うことがお分かり出来たでしょう。

活動宮、不動宮、変動宮はそれぞれの星座の個性なのですが、より重要なのは
4区分である火の宮、地の宮、風の宮、水の宮です。
ここには先ほども書いた通り自然界の四元素の理解が必要です。

話が長くなりました。次回は自然界の四元素について書いていきましょう。