占い師Hisashiの占い講座35(12星座 四元素のバランス 時間の概念)

前回までで、四元素のことを見てきました。
12星座はすなわちこの四元素が活動的か、固定的か、流動的かそうした3分類
の中でそれぞれがバランスを取っている形なのです。
これはすなわち活動宮と言う、活動的なポジションで牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座と言う
火、水、風、地と言う四元素がバランスされ(活動宮のグランドクロス)、また
牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座と言う固定的なポジションで地、火、水、風とバランスされ、
(不動宮のグランドクロス)、同様に流動的なポジションで双子座、乙女座、射手座、魚座と
風、地、火、水とバランスされています。(変動宮のグランドクロス)
そう考えると四元素のバランスの3パターンによって、12星座は構成されていると言って良い
のです。

この火、地、風、水の四元素のバランスはタロットカードの世界のカードに現れる四種類の
動物(火は獅子、地は牡牛、風は天使、水はワシ)で表されるこの世界を構成する要素なのです。
そして12星座はこの自然界の四元素と言うバランスの上で成り立っている概念なのです。
この世界を構成するには四元素が必要なのです。本来ならそれだけで完全な概念なのですが、
これが3パターンあることでバラエティ豊かにこの世界が構成されていくのです。

これは構成と言う見方ですと、四元素のバランスであるグランドクロス、つまりは
四元素が90度であるスクエアのアスペクトで結びついている形が世界を構成している
のだと言えます。

それに対し、12星座はまた時間の概念とも関係しています。
これはすなわち12星座はそれぞれ順繰りに進む円の進行と言う考え方に由来しています。
これは牡羊座から魚座へと星座を順繰りに進むことによって、時間を進むと言う考え方です。
物事のはじまりは牡羊座で終わりは魚座と言うようにすべての物事は進んで行きます。

12星座は四元素のバランスと言ういわば世界を構成する要素と12星座の進行と言う、
時間の概念を12星座と言う位置的なエネルギーに入れ込んで出来上がっています。
つまり12星座を知る事によって、四元素と言う地球的な意味での世界を構成する要素と、
物語の始まりから終わりまでの時間の経過を知る事ができるのです。

前回までは四元素と言う世界を構成する要素から12星座を見て来ましたが、
次回からは星座ごとに時間の経過との関係を見ながら、一つずつ12星座の解説
をして行きたいと思います。

占い師Hisashiの占い講座34(四元素 水の元素)

前回は風の宮でした。今回は水の宮です。
水を表す言葉は多いです。
君は心の「オアシス」だと言う場合は、水の溢れる場所であるオアシスを
心の拠り所と置き換えていると言う意味ですね。
また「水商売」と言う言葉もあります。これは一日の売り上げが
計算できないことを水物としたり、そもそも恋愛感情などを商売に
することを水商売と言うのでしょう。

つまり水とは心の拠り所となるような事柄や、恋愛感情など
を表すような元素であることが分かります。
水とは心を表します。
たとえどんなに大成功をしたとしても、心が満たされなければ
真の喜びは無いでしょう。
この心を満たすのが水の元素だと言えます。

心を満たすのはつまりは愛情と言うことです。
愛情には種類があります。例えば家族愛、友情、恋愛、
夫婦愛、兄弟愛、そして人類愛なんていうものもあります。

こうした愛情がすなわち水なのです。
ですからこの愛情と言うものがどんな方向に向かうか
それが水の宮の星座なのだと言えるのです。

順に見て行きましょう。
蟹座は家族愛、郷土愛などを表す星座です。
人間にとって親子の愛情つまりは家族愛ほど基本
になるものはありません。家族愛があればこそ
人が人らしく生きれるのです。
その意味では蟹座は人の生きる心の基本を
表す星座だと言えます。

蠍座は恋愛、夫婦愛を表す星座です。
家族愛が重要なのはわかるけれども、
人が真に満たされるのは好きな相手と
結ばれることです。
これに勝る喜びはありません。
このことに真面目に取り組むのが
蠍座です。
蠍座は真に愛すべき相手に身も心も
尽くす星座だと言えます。
その意味では女性の場合、理想的な
女性の星座の一つだと言えます。

最後に魚座です。
魚座の愛情は家族愛も、恋愛も、夫婦愛も
そして人類愛もごちゃまざになった、
いわば愛情のデパート的な星座です。
ですからボランティアなどの奉仕活動
にも前向きですし、もちろん家族も大事に
しますし、夫婦の時間も大切にします。
12星座で最も愛情が深く広いのが魚座です。
ですがちぐはぐなところがあるので、
それほど深く広い愛情があると周りに
思われないのが難点です。

今回で四元素の解説は終わります。
次回からは位置エネルギーとしての
12星座について書いて行きましょう。

 

占い師Hisashiの占い講座33(四元素 風の元素)

前回は地の宮の話でした。
地の宮はこの社会のありとあらゆる物資的要素を表す
宮でして、物質、肉体、衣食住、経済活動、企業活動
と広範囲の事柄を表す元素でした。

今回の元素は風です。つまり風の宮です。
風とはどのような宮でしょうか。
「風の便り」に聞くと言う言葉があります。
また「風が吹いた」と言う言葉もあります。

風の便りに聞くと言うのは直接、本人から
聞かなくても、噂などで伝わると言うことを
表します。
これはつまり、風が情報の伝達を表していると
言うことです。

また風が吹いたと言うのは世の中全体の
流れが変わったと言うことを表します。
これは風が社会全体の行く先を表しているのだ
と言えます。

つまり風とは個人的には、情報の伝達の役目
を担い、社会全体としては人々の進む道を
指し示す力なのだと言えます。

個人の情報の伝達は、個人個人の生き方の全て
を決定するほどの力があり、情報によって
進み方は変わってきます

またそうした個人の情報の伝達がひいては
社会の進む先を決めているのだとも言えます。

そうだとすると、情報の伝達こそが風の元素
つまり風の宮が担っている役目なのです。

風の宮が強調されている人はこうした情報伝達
に優れ、その結果周囲の人々とのコミュニケーション
に優れ、またその情報の分析などにも優れています。

また結果として、社会を動かすような役目を引き受ける
こともあるのです。

それぞれの星座で見て行きましょう。
双子座は風の元素をかなりストレートに使います。
ですからコミュニケーション能力と情報の分析力
に優れ、知性と決断力にも優れています。
私見では12星座中、最高の能力を持っているのが
この双子座だと言えます。しかし、人に対する思いやり
などに欠ける点が弱点です。これは男性に言えます。
女性にはそれほど弱点は無いでしょう。

天秤座はこの情報伝達能力が美的なファッション的な
方向に変容し、またコミュニケーション能力には
抜群の力を発揮する星座です。
いつもオシャレで快活、そして親しみやすさが特徴です。
特に人生のパートナーである配偶者とのコミュニケーション能力
には目を見張るところがあり、配偶者の影響で、人格まで
変わるところがあります。

水瓶座は比較的に社会全体の行く先を決める点が個性
だと言えます。これは実際に世の中の中枢にいて、
社会を動かしている場合と、実際には一人ひっそり
と暮らしていても周囲に影響力を与えている場合があります。
ブログなどで意見を発表し、周囲に影響力を与えている
ことも多いでしょう。故にネットやSNSの使い方には
独自のものがあり、創意工夫にすぐれた風の宮だと
言えます。

今回は風の宮でした。次回は水の宮について書きます。

占い師Hisashiの占い講座32(四元素 地の元素)

前回は自然界の4元素のうち、火の元素についての話でした。
火の元素は心の火を表し、精神に関わる元素でした。
今回はその続きです。地の元素について書きましょう。

地の元素は最も元素らしい元素です。それはつまり世の中を覆いつくして
いる物質そのものを表すのですから。
この物質は実は肉体のようなものまで表しますし、物質の
変容としての動物までも表します。
これは普通の人の場合は肉体の才能と言うものに置き換えられます。

またこの地の宮の表す物質はかなり幅の広い概念でして、
金銭をはじめとする貨幣経済そのものも表します。
ですからここには株券や手形・小切手などの有価証券や
金融などの経済活動そのものも含まれます。

またもっと一般的には衣食住で表される、ファッションや
食事、グルメ、不動産にいたるまでの身の回りの物
は全てこの地の宮で表されます。

また経済活動の一環である会社などの企業の活動も
この地の宮が表すものです。
その中での会社での地位である役職などもこの地
の宮で表されます。

つまりこうした、物質、肉体、衣食住、経済活動、
貨幣経済、企業活動そういったもろもろのもの
全てを表すのが地の宮です。

もしあなたのホロスコープで地の宮が強調されている
のならば、こうした地の宮の表す要素において、
他の人に対して優越しているのだと言うことが
言えるでしょう。

火、地、風、水の自然界の四元素と言うのは
人や社会を四つの元素のみで表すと言うもの
ですから、中には一つの元素が色々な事柄を
表してしまうこうとが往々にしてあります。
この地の宮などはその最たるものです。

社会や人々のほぼ全ての要素を表してしまって
いる感もなきにしもあらずですが、火、風、水
の元素も色々な要素を含んでいるので、仕方のない
このなのかもしれません。

ここで12星座の地の宮をそれぞれ見て行きましょう。

牡牛座はこの地の宮のうちでも比較的に単純な
地の宮の要素に強いです。
つまり衣食住や肉体などです。
ですからグルメや、家、服や肉体的な能力などに秀でて
います。
肉体と言う意味ですと、見た目の美しさとも関わる
ので牡牛座には美男美女が多いでしょう。

乙女座は地の宮のうち、人間生活的な要素が加わり
ます。例えばお金の計算や経理業務に秀でている
のもこの乙女座です。
また真面目で品行方正でしまり屋なのも特徴です。
乙女座は物質的な美点を人格的な美点に変容させた
星座だと言えるでしょう。

山羊座は地の宮のうち社会に関係する要素に優れて
います。いわゆる出世するタイプです。
また経済活動のトップにたって頑張る星座でも
あるので経営者や官僚などに向いています。
またどの分野でもトップになれる能力があります。

今回は地の宮でした。
次回は風の宮について書きます。

 

占い師Hisashiの占い講座31(四元素 火の元素)

前回は12星座は3区分4区分の組み合わせで出来ていると言う話でした。
そしてそのうちの4区分はかなり重要で、ここに12星座を読み解くカギ
があると言うことでした。

さてこの4区分は火の宮、地の宮、風の宮、水の宮でなりたっています。
これは自然界の四元素と言う考え方から来ています。
自然界の四元素とは、この世の中を構成する要素は全てこの自然界の
四元素より成り立っていると言う思想です。
この考え方は西洋占星術の基礎となる考え方です。

この四元素の考え方を精神や物事全てにまで置き換えるのが、12星座の
元となる考え方です。

順に見て行きましょう。まず火の元素です。この火の元素は単なる火に
限らずに心の火と言ってもいいのです。
よく「希望の火を灯す」と言う言い方があります。つまり希望とは
火が表すことなのです。
また「創造の炎を燃やす」と言うような言い方をすることもあります。
創造性に関わることも火が表すことなのです。
火と言う元素は希望や、創造性などを表す、つまりは心の燃焼を表す
元素なのです。これはつまり精神性に関わる元素です。
つまり火の宮とは精神に関わる宮だと言えます。

牡羊座は火の宮であり活動宮ですので、この精神性を行動力や創作に
活かす星座なのです。ですからかなり活発であり、12星座のスタート
としてふさわしい星座だと言えます。
獅子座は火の宮であり不動宮なので、この精神性を心のうちに常に
燃やし続けるのです。これは常に物事を諦めずにいる精神であり、この
心のうちで燃やし続ける炎が自分のオーラを強くするので、
見た目の派手さや周囲の気を引くような個性を生み出します。
最後に射手座は火の宮であり変動宮であるので、これは火の持つ
創造性のままにコロコロと方向性を変える個性があります。
つまりあらゆる分野にこの創造性は飛んでいくので、スポーツから
芸術、学問、仕事、資格、趣味、社交に至るまで幅広い創造性と
やる気に満ちた星座だと言えるのです。

これらの火の宮のグループはお互いに似ているところがあるので
相性が良いとされています。
ただ同じような個性が必ずしも良いわけではないので、良い相性
と言うよりは似た者同士と言う言葉の方が正確な言い方でしょう。
似た者同士で気が合う場合もあれば、かえって反発しあう場合も
あるわけですから。

今回は火の宮について書きました、次回は地の宮について
書きます。