前回までは12星座で星を占うとして、星は10あるので10のルール
があり、太陽だけで占うのならほとんど当たらない占いになり、
また12星座はそれぞれ1度から30度までの度数があり、そこを
理解しないと12星座を遣いこなせないと言うことでした。
さて今回より12星座そのものの話に入っていきますが、この
12星座の正体は何なのでしょうか。
それは12星座とは位置エネルギーであると言うことです。
これにはそもそもホロスコープを考える必要があります。
ホロスコープは地球からみた、星つまりは太陽系の星を
太陽の通り道である黄道と言う道に置いた図です。
つまりは太陽はこの黄道を1年かけて1周するのです。
その他の星もその流れの中で今、現時点での位置を
置いて行き、ホロスコープは完成されるのです。
そしてこの星が現在ある位置の位置エネルギーこそ
が12星座の正体なのです。
まず前提として、ホロスコープは円で出来ています。
ですからこのホロスコープには360度の度数が配置されています。
この360度を30度ずつに分けたものが12星座だと言えるのです。
つまり12星座×30度で360度を構成するわけです。
このホロスコープの360度の起点となるのが春分点です。
この春分点を牡羊座の1度とするところからホロスコープ
の360度は始まります。
そして12星座とは現在の星座ではなく、古代の黄道の位置に
あった星座を便宜的に言っているのです。
つまりは牡羊座の個性や牡牛座の個性と現実の羊や牛の個性
が合致しているわけでは無いのです。
これは本格的な占星術では12星座ではなく12サインと呼ぶ
ことからも明らかで、あくまでサインシンボルと言うこと
なのです。
さてこの12星座はかなり幾何学的です。なぜなら360度を
12分割したのが12星座だからです。
ここで12星座を知るために4区分、3区分と言う考え方を
紹介しましょう。12星座の位置エネルギーを知るために重要な考え方です。
4区分と言うのは12星座を火の宮、地の宮、風の宮、水の宮に
分類する方法です。
これは自然界の四元素と言う考え方が元になっています。
つまりこの世を作る要素は火、地、風、水の4つの元素に分けられる
と言う考え方です。
この四元素に12星座はあてはめられていっているのです。
この四元素は火→地→風→水→火と順繰りに12星座にあて
はめられます。
一方で三区分は12星座を活動宮、不動宮、変動宮に
分類したものです。これは12星座の個性を活発な
活動宮、頑固な不動宮、変化を好む変動宮と分け
分類したものです。
この三区分は活動宮→不動宮→変動宮→活動宮と
こちらも順繰りに当てはめられていきます。
つまりは12星座とはとりもなさず、この4区分と
3区分の組み合わせで出来ているのです。そして
それこそが12星座の位置エネルギーだと言うわけです。
牡羊座から順番にみて行きましょう。
牡羊座は火の宮の活動宮、牡牛座は地の宮の不動宮、双子座は風の宮の変動宮、
蟹座は水の宮の活動宮、獅子座は火の宮の不動宮、乙女座は地の宮の変動宮、
天秤座は風の宮の活動宮、蠍座は水の宮の不動宮、射手座は火の宮の変動宮、
山羊座は地の宮の活動宮、水瓶座は風の宮の不動宮、魚座は水の宮の変動宮
とすべての星座はそれぞれ個性が違うことがお分かり出来たでしょう。
活動宮、不動宮、変動宮はそれぞれの星座の個性なのですが、より重要なのは
4区分である火の宮、地の宮、風の宮、水の宮です。
ここには先ほども書いた通り自然界の四元素の理解が必要です。
話が長くなりました。次回は自然界の四元素について書いていきましょう。