占い師Hisashiの占い講座48(12星座 新たな牡羊座)

今回は前回の魚座の解説のところから始めましょう。

魚座とは12星座の最後として、その前の全ての星座をミックスしたような
不思議な個性を持っています。
時間の流れでは、牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で
小学校3年生のように冒険をし、蟹座でいじめの経験から協調性を覚え、
獅子座で中学生のように恋や趣味に夢中になり、乙女座で受験生のように
勉強に集中し、天秤座で大学生や社会人のように人間関係を覚え、蠍座で
パートナーとの結びつきから成長し、射手座で脂の乗り切った仕事をし、
山羊座で人生の頂点にたち、水瓶座で第二の人生を楽しみ、魚座で人生の
最後を懸命に生きる。

そんな流れでしたね。さてこの魚座が12星座の最後なのですが、12星座は
そこでは終わらないのです。いえ12星座が終わることなどないのです。
何故なら魚座には次の星座が待っているのです。
それはつまり牡羊座です。
魚座の次には牡羊座が待っているのです。つまり12星座と言うのは
12進んだところで終わりなのではなく、魚座の次には新しい牡羊座が
待っているのです。
これはホロスコープの円を一周したということです。

そうだとすると、魚座の次には元の牡羊座に戻ってしまうのでしょうか。
それはそんなことはありません。
魚座の次の牡羊座は最初の牡羊座からすると、ワンランク上の牡羊座なのです。

例えばある会社に転職したとします。それは最初の牡羊座だとします。
そして最終的に魚座になり、その会社を卒業したとします。
そして次の牡羊座でまた違う会社に転職したとしましょう。
すると次の会社では、最初は前の会社と同じく、新人でまだ何もわからない
状態ですが、前の会社とは経験が違うので、新しい会社では新人の頃
から少しは前の会社の新人のときより出来ることが違うと思います。
これは牡羊座だけでなく、新たなホロスコープの12星座は前のホロスコープ
の12星座とはワンランク上の力を持つのです。

こうしてホロスコープを1周すればするほどに磨かれていくのが、12星座なのです。

実は私たちはこうした体験を結構、経験しています。
例えば太陽が12星座を一周するのはほほ1年ですが、1年間と言うのは、
この12星座を一周する体験を実感するという意味では最適な期間だと
言えます。

例えば太陽が牡羊座の4月頃は新入学、新学年の時期なので、学生ならば4月の
フレッシュな雰囲気を味わえるはずです。
またこの頃は会社ですと新人が入るときなので、会社でもフレッシュな
雰囲気を味わえます。
また太陽が山羊座に入る正月は一年で一番、幸福なときだとも言えます。

こうして一年間と言うサイクルは太陽の12星座の一周と連動しているのです。
ただ同じ牡羊座である4月にしても、年々感じ方や世の風潮は変わっていきます。
これは他の星の影響(木星、土星、天王星、海王星、冥王星など)はあるとしても、
一周した牡羊座は前の牡羊座より成長しているということが、影響しているのです。
つまり12星座は一周するごとに成長する。そして太陽はその12星座一周の動きを
一年というサイクルで感じさせてくれる星であるということが出来ます。

その意味では魚座の次はあらたな牡羊座になります。
そうして12星座はより高いレベルへと回転し続けるのです。
ホロスコープとはこの12星座を円形に配置し、そこに10ある星を配置し、
この星がホロスコープを牡羊座から魚座へと進み、魚座から新たな牡羊座
へと進み、そうして回転し続ける図であると言えます。

つまり12星座と言うのは星の回転の場であるといえます。

この12星座を移動する星の回転こそが、占星術のキモであり、占星術
というものの本質であると言えるのです。

個人、物質、社会、国家、世界、時代と世の中のありとあらゆる事象は
12星座の中での星の回転に由来します。
つまりは世の中の全ては「車輪の輪」のように回転し続けるのです。

タロットカードには運命の輪という車輪をモチーフにしたカードがあります。
このカードは運命や運勢を表します。
つまりこの車輪の輪こそがホロスコープであり、ありとあらゆる事象を表す
のです。

またタロットカードには世界と言うカードもあります。
この世界のカードの中心には裸の女性がいて、その周りを花輪が飾り、
さらに4つの動物が四隅に配置されます。

これはまさに西洋占星術の奥義を表していると言えましょう。
四隅の4つの動物とは自然界の四元素を表します。
火、地、風、水の元素です。

この四つの元素は火の宮、地の宮、風の宮、水の宮を表します。
これはつまり12星座のもう一つの側面の世界を構成する要素を
表します。

そして花輪は先ほどの車輪の回転である星の12星座の回転を
表します。

となると12星座とは4つの宮の世界を構成する四元素と、
車輪の回転である、時間経過の流れを同時に体現しているところ
の世界の(宇宙の)位置エネルギーの地図だと言えます。
その中で裸の個人(裸の女性)が星を使い12星座を駆使して、
個人の成長を図る手伝いをするというのが西洋占星術の
意義だといえるのです。

そして12星座は世界の(宇宙の)位置エネルギーの地図ですが、
これを個人に落とし込んで、個人の位置エネルギーに当てはめて
個人的に使えるものとする必要が出てきます。

その個人の位置エネルギーこそが12室なのです。
ですから次回からは12室について書いていくことにしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です