占い師Hisashiの占い講座62(12室の解説)

今回はいよいよ最後の室である12室の解説をいたします。

12室の意味は伝統的には、困難、秘密、事故、運命の室であるとされてきました。
運命は良いですが、困難、秘密、事故の室とは穏やかではありません。
そうなると12室は悪い室で、この室には使うべきことが何もなく、
むしろこんな室には関わらない方が良いのでは無いかとも思えます。
もっとひどい話ですと12室は業(カルマ)と言う仏教でいうところの、
前世からも続く、悪業、悪因縁の場所と言われたりして、忌み嫌われてきました。

私はこれに異を唱えます。12星座に良い、悪いがないように、12室にも
良い、悪いは無いはずです。逆に言いますと、1室であってもその生き方に
悪いクセを与える場合もありますし、10室であっても、自分のちっぽけな
可能性を表すこともあります。
つまりどの室にも良いところと悪いところはあるのです。
12室はそれぞれの室を上手く使いこなせば良いのであって、忌み嫌う室
など作るべきではありません。

それでは12室の本質はどこにあるのでしょうか。
困難、秘密、事故、運命とどう関わるのでしょうか。
それにはナチュラルサインを考える必要があります。
12室のナチュラルサインは魚座です。
魚座はどんな室でしょうか。
魚座はもう老境に差し掛かった方や、重い病気にかかって
先をもしれない方などが、自分の人生をかけて自分の生き方を
貫くようなイメージの星座です。
これはあくまでイメージです。魚座の方が重い病気にかかると
言うことではありません。
老境に差し掛かった方や重い病気にかかった方しか到達できない
境地に生まれつきあるということです。
そこには義務感もありませんし、逆に野心もありません。
ただ自分のやりたいこと、やるべきことに邁進するだけなのが
魚座の個性なのです。

これを12室に置き換えましょう。
すると12室は自分が生まれて来たからには、どうしてもやり遂げる
べきこと、やらなけらばならないことだと言えます。
それは義務感、野心、常識などで縛ることの出来ない、もっと
本質的な使命感のようなものでしょう。
この自分の使命感に合わない、生活をすると困難ですし、
この使命感は秘密にするでしょうし、事故は無理やりにでも使命に
向かわせるためのきっかけにすぎません。運命と言うのはまさに
その使命が運命であるということです。
その意味では、困難、秘密、事故、運命は決して12室の本質
ではなく、12室の本質は使命感とその使命に向かうことなのです。

それではこの12室にそれぞれ星が入っている場合を見てみましょう。

12室に太陽が入っている場合は、まさに生まれたときから自分の使命
に向かって邁進するタイプです。この使命とは12星座の個性で分かり
ます。どんなに困難であっても、自分の使命だけは捨てません。
たとえば12室に太陽が合って蠍座の方だとすると、外科医になるのが
夢で子供の頃から編み物をやり、手先を常にうまく使えるようにしてい
る方などが考えられます。こうした方は医学部の受験に失敗しても、
何年浪人しても必ず医師になります。
そうしたことを困難と取るか、運命と取るかは意見が分かれますが、
つまりは使命感で突き進むということでしょう。

12室に月が入っている方は結婚して幸せな家庭を築くことが使命なの
です。
ですからたとえアラサーアラフォーになっても、結婚はしたいですし、
子供がいなくても、夫婦水入らずの生活をおくりたいのです。
ことによると養子をもらっても家族団らんを作るでしょう。
普通ならこれは家庭を作ることが困難なのだと思えますが、むしろ
こうした人は理想の夫婦や理想の家庭を築くでしょう。
なにしろ理想の家庭を築くことが使命なのですから。

12室に水星が入っている方は勉強すること、学ぶこと、知性を
つけること、頭を良くすること、こうしたことを使命として
います。また文章を書くこと、文章を書くことでお金を得る
ことも使命としているでしょう。
ですからライター、作家、研究者、数学者、哲学者などに
適性がありそうです。
その意味では大学受験や資格試験に何度落ちてもへこたれる
タイプではないでしょう。老成するとかなりの教養を持てる
でしょう。

12室に金星が入っている方は、一生に一度の大恋愛を
することでしょう。これは決して失恋すると言うことでは
なく、一生に一度の大恋愛の末、結婚して一生仲良く添い遂げる
と言う場合も多いでしょう。
もし失恋したのなら、その大恋愛を自分の創作の糧として、
芸術作品を作ることも可能です。
または理想の異性を作品の中で描くこともあり得ます。
そうした創作は真に見る者の心に訴える力があるでしょう。

12室に火星が入っている方はスポーツや仕事が生きがい
となりそうです。
たとえば、ママさんバレーで出来たお母さま方の仲間が
一生の友達と言うこともありえます。
いつまでも現役の職人さんのようなイメージもあります。

12室に木星が入っている場合は成功すること、そして
お金を儲けて子供にまで財産を残すことを生きがいと
思うでしょう。
たとえ貧しい家に生まれても貯蓄と資産運用を活用して
必ず財産を残せるでしょう。
資産運用はこうすれば儲かると言うことではなく、自分
の直観で行けそうなことにチャレンジするべきです。
あるいは信用出来る方を信頼して投資信託を活用
するのも良いでしょう。

12室に土星が入っている場合は自分の天職に就くこと
を目標にしましょう。それは例えば年をとってもアパレルの
店員として働くことかもしれませんし、公務員として
定年まで働くことかもしれません。
またこのタイプは新卒で入って定年まで働くことが良いので、
転職はするべきではありませんし、その意味からも新卒
で就職するときには、真剣に職業を選びましょう。

12室に天王星が入る場合は海外で暮らすことを生涯の
目標にすることも多いと思います。
それは失恋かもしれませんし、失業かもしれません。
親を亡くすことかもしれませんが、こうした転機のときに
海外に行くと自分の使命が見つかるかもしれません。
SNSで知り合った友人に会いに行くために訪れた国
が一生住むところになると言うことも。
またコンピューター関係の仕事が天職になる可能性も
あります。

12室に海王星がある方は夢で人生を決めるようなお告げが
ある方でしょう。
いわゆる予知夢を見る方でもあります。
人生に悩んだら自分の心に引っかかる神社仏閣でおみくじを
引くと神託が与えられます。
そのおみくじで人生が変わることも考えられます。
スピリチュアルな世界には入りやすいです。
ただ幻想的な芸術にも向きそうです。

12室に冥王星が入る方はたとえどんな事があっても自分
の使命となる課題がある人生だと言えます。
かなり純粋に自分の使命を感じられる方なので、どんなに
困難があっても使命に邁進するでしょう。
失敗や挫折も苦にならないでしょう。
この12室の冥王星にさらに他の星が進行やトランジットで
入って来る時に自分の使命を知ることになるでしょう。
自分の使命は社会にも役立つことを実感する人生と
なりそうです。

12室に星がない方はそれほど使命について考えることは
無いのではないかと思います。
ただし12室が魚座の方は使命を感じることは多いと
思います。

12室は扱うことが難しい室だと言えます。
自分の使命のことなど気軽に扱えるはずは
ありません。
ですがこの12室はいわば室のゴールだとも
言える室なので、どんな人も最終的には
この12室に向かうのです。
その意味では1室や10室よりも重要な室
とも言えるかもしれません。
この12室への気持ちが1室を作るのですから。
10室の体験が12室の使命に向かうのですから。

今回で室の解説を終わります。
次回は星、12星座、12室の関係を書きます。

占い師Hisashiの占い講座62(12室の解説)」への1件のフィードバック

  1. 12ハウスの意味・・良い悪い抜きに

    >すると12室は自分が生まれて来たからには、どうしてもやり遂げるべきこと、やらなけらばならないことだと言えます。

    天命・使命のハウスと考えると随分救われる感じがします。
    私自身が12ハウスに乙女座の冥王・天王星(ACと合)があります。
    これは世代的にみんなどこかにあるのでしょうが、12ハウスとなると、これをどう解釈してたらいいのかと思っていました。

    冥王星・天王星のイメージと12ハウスのイメージが秘密とか、隠れた敵・カルマとかというと、よくわからない感じでした。私の世代ですと、海王星さそり座で、天王星・冥王星とは60度です。
    60度で10ハウスのかに座金星があり、そこを輝かせることがこれからの課題になるだろうと思っていました。(金星、海王星、天・冥王星は小三角です)
    正直12ハウスの意味の意味が難解で理解できませんでした。社会の役に立つ使命のハウスと考えると何となく納得できるかな?

    子供が双子座木星が12ハウスにあるのですが、私は、このブログを読むまでその意味をはき違えていたようでした。
    やはり、12ハウスは、天命のハウスと考えた方がいいと思いました。
    ホロスコープは多角的に読まないとだめですね。

    12ハウスと8ハウスの意味が難解ですが、でも全体性を取り戻すためのハウスなのかもしれません。まだちょっとよくわかりません。ホロスコープの哲学は奥深いですね。

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