占い師Hisashiの占い講座66(アスペクト全般の解説)

今回からアスペクト解釈の本番に入って行きましょう。

アスペクトは星と星の間の角度から、その関係を見て行く解釈です。
前回までで書いたように、このアスペクト解釈は実は無くても、
ホロスコープを読むことは出来るのです。
ただしアスペクトを知っていると、星同士のダイナミックな解釈が
出来るのもまた事実ではあります。

通常、このアスペクトは2つの星と星の間の関係を言いますが、
本来的に言うと2つの星のアスペクトですと、かなり弱い
です。
4つも5つも星が複雑に関わるようなアスペクトでないと
その人の強い個性とは言えません。
ですからアスペクトを見るときにはいろいろな星の関係
するアスペクトを最重視するということを覚えておいて
ください。

ただ最初から色々な星の関係するアスペクトのことを
書いても理解しづらいでしょうから、まずは2つの星の
アスペクトを中心に書いて行きましょう。

まずはアスペクトの種類です。
アスペクトにはメジャーアスペクトとマイナーアスペクト
があります。
メジャーアスペクトには、コンジャンクション(0度)、
オポジション(180度)、スクエア(90度)、
トライン(120度)、セクスタイル(60度)、
インコンジャンクト(150度)があります。
これらのアスペクトにはオーブと言うものが
あります。
これは角度の誤差で、8度から6度ぐらいの角度
の違いはアスペクトとみなすのです。
このうちセクスタイルとインコンジャンクトを
のぞいては、オーブは6度で太陽や月を含む
アスペクト8度です。
セクスタイルはオーブは6度で、インコンジャンクト
はオーブは3度です。(インコンジャンクトはヨード
の場合はオーブは6度ぐらいです。)

ただこのオーブは厳密に言った場合でして、
実際にはオーブをはみ出た場合でも、アスペクトとして
考える場合もあります。
それは複合的なアスペクトや一つの星座に星が
まとまっている場合などであり、そうした場合は
オーブを10度ぐらいまで取る場合もあります。
またオーブが6度でも6.8度ぐらいならばアスペクト
として読むほうが良い場合もあります。
この点はパソコンソフトなどでは、かなり
厳密にオーブを取る場合があり、アスペクト
として見逃してしまう場合があるので注意して
角度を見る必要があります。

マイナーアスペクトは又の機会に書きましょう。
と言うのもマイナーアスペクトは働く条件と
言うものがあり、通常ではあまり働かない
アスペクトであるため、厳密に考えた場合に
使うようなアスペクトです。

さてアスペクトにはノーアスペクトと言う
アスペクトもあります。
これはメジャーアスペクトを、ある星が全く
持っていない場合で、多くは特殊な個性を
表します。

またさらにアスペクトではタイトなアスペクト
がありまして、これはアスペクトが1度以内
のアスペクトでして、かなり強烈なアスペクト
になります。

ある人のホロスコープを見たときにこれと言って
核になるような複合的なアスペクト連合が
無かったときに、このタイトなアスペクトが
一番の力を握っていたという場合はかなり
多いです。

その意味ではこのタイトなアスペクトはかなり
重要な役目があり、端的に言ってその人
そのものを表すようなアスペクトである
場合があります。

最後に複合的なアスペクトを紹介しましょう。
これはT-スクエア、グランドクロス、グランドトリン
カイト、グランドセクスタイル、ヨード、ミスティック・
レクタングル、小三角、連合があります。

この複合的なアスペクトはかなり強烈な個性を
表すので、その人そのものを表す場合があり、
重要です。
アスペクト解釈をするときにはこの複合的な
アスペクトから見て行くのは普通のことです。
ただしこの複合的なアスペクトも結局は
メジャーアスペクトが複数絡む場合ですので、
基本的なアスペクトであるメジャーアスペクトを
まずは理解することが先決です。

その意味ではやはり基本となるアスペクトは
メジャーアスペクトであり、このメジャー
アスペクトを理解することがアスペクト解釈
の基本となります。

メジャーアスペクトはハードなアスペクトと
ソフトなアスペクトがあります。
オポジション、スクエアはハードなアスペクト
でトライン、セクスタイルはソフトなアスペクト
です。
そしてコンジャンクションとインコンジャンクトは
ソフトでもハードでもあります。

このソフトとハードなアスペクトをソフトが
吉でハードが凶と考える必要はありません。
このソフトなアスペクトとはたとえれば、従順
な馬です。使いやすいのです。
ハードなアスペクトは暴れ馬です。
かなり扱いが難しいですが、乗りこなすと従順
な馬よりもスピードとパワーがあります。

ソフトなアスペクトは使いやすいですが、パワー
感には欠け、ハードなアスペクトは使うのに
コツと努力が必要ですが、パワー感があります。
どちらが優れているのではなく、性質の違い
でしょう。
またハードなアスペクト同士でも、オポジション
とスクエアでは性質が違いますし、ソフトな
アスペクト同士でもトラインとセクスタイル
では性質が違います。
要するに全てのアスペクトは性質が違うのです。
その意味ではそれぞれのアスペクトごとの性質
を見て行くことが必要なのです。

次回からそれぞれのアスペクトを見て行く
ことにします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です