占い師Hisashiの占い講座14(金星のルール)

今回は金星のルールについて書きます。 金星のルールとは前回にも書きましたが「魅力」と言う力で物事を成し遂げると言うことです。 金星のルールで一番力を持っているのが「魅力」です。 金星の世界ではこの世の全てが「魅力」と言う力で動いているのです。 この「魅力」の力の源泉となるものは何でしょうか?それは「美」です。 金星のルールでは「美」に基づく「魅力」で世の中が動いているのです。 こうした「美」や「魅力」を一番持っているのはどういう人たちでしょうか。 当然、若く美しい女性達です。 こうした女性達は美を磨き、魅力を競い合っています。 現代の日本では美に対する欲求は激しさを増しています。世の女性達は「美」でしか 自分を表現出来ないのでしょう。 こうした考え方は偏っています。「美」を表す星は金星ですが、あくまで金星は10個 ある天体の一つにすぎません。 全てを「美」や「魅力」のルールで判断するのは間違っています。 ですがこの金星の力である「魅力」、その源泉である「美」には強力なパワーがあるのです。 世界三大美女と言われている女性がいます。クレオパトラ、楊貴妃、異論はありますが日本では小野小町です。 そのうちクレオパトラはカエサル、アントニウスなど名だたる支配者を手玉にとり自国を守った美女です。 また楊貴妃は皇帝の寵愛を受けそれによって国も傾いてしまった、傾国の美女です。 さらに小野小町は美女である上に和歌の名手であり、美貌と才能を兼ね備えた才色兼備の美女です。 こうした美女達は単に「美」を超え、「魅力」となり、その「魅力」が「力」になった女性だと言えます。 国を動かす支配者を手玉にとり、皇帝を虜にする。その「力」は絶大なものです。 また和歌と言う芸術をも自由に操るのが「美」の力なのです。 この金星を使いこなすことが出来ればこうした「美」に基づく「力」をも手に入れることが出来るでしょう。 そこまで大げさでないとしても、「美」の持つ「魅力」の前には抵抗出来る男性は少なく、女性をも魅了して しまうでしょう。 若く美しい女性が「美」の持つ「力」を本能的に感じとり、「美」に磨きをかけているのが実際なのではないでしょうか。 この「美」、金星がつかさどっているので、金星をうまく使うならこうした「美」による魅力が手に入ります。 もし「美」に自信が無いなら、話術や駆け引き、仕草、スタイルなど「美」以外の「魅力」をつけることも 金星を使いこなせば可能です。 また芸術や芸能、技芸なども金星が表す力です。こうした「芸術」の「力」で世の中を渡り歩くことも可能です。 確かに金星はあくまで10個ある天体の一つに過ぎないのですが、「魅力」という強力な力を持つ星なので 非常に重要な星と言えます。 あなたのホロスコープでは金星がどういう状態ですか?まだ眠っているかもしれませんね。 起こして使いこなすために占星術はあるのです。 次回は火星の神について書きます。

占い師Hisashiの占い講座12(水星のルール)

今回は水星について書きます。 水星は天照大神と豊受大神の関係のように、太陽との関係は切っても切れない関係にあります。 水星は太陽の近くにいることが多い星です。 太陽の力を使って応用したり、発展させたりする星だと言えます。 その意味で太陽と月のような強い影響力を持つ星ではありません。 もちろん水星の力を使うことは成功するにあたっては重要なのですが、水星の力を使いこなせない 場合でも太陽と月の力を使いこなせないときほどの困難は生じないでしょう。 水星は知性を表しています。知性はどんな分野で生きていくにしても重要な要素でしょう。 この知性があるかどうかは仕事やプライベートで成功するには重要なファクターです。 先ほど水星は太陽と月の力ほどの影響力がないという話をしましたが、それはあくまで 相対的に見た場合であって、絶対的に見れば水星は多大な影響力を持っている惑星だと言えるでしょう。 仕事だけでなく、プライベート、芸術、スポーツ、はたまた恋愛にいたるまで知性は応用が利きます。 知性というのは成功のパターン化と言えます。このパターン化というのは水星の得意技です。 一度、成功した経験を次に活かす。または失敗したことを反省、修正して次に生かす。 そうした成功や失敗の経験のパターンをノウハウとして蓄積することこそ水星の正しい使い道 だと言えます。 こうしたノウハウはいろいろな分野に応用が利くため、水星を使いこなしている人は最終的には 何でも出来る人となります。 その意味で水星は大きな成功を表しているのです。 その上で太陽のクリエイトする力と月の安定した感情があれば無敵でしょう。 もし人生の上で困難が起きたときは水星の影響力を見てみることをお勧めします。 意外な克服法が見いだせるかもしれませんよ。 今回は水星のルールについて書きました。 次回は金星の神について書きます。  

占い師Hisashiの占い講座10(月のルール)

前回は月の神は月読尊でこの神は安定した感情の持つ良さを表す神と書きました。 今回は月のルールを書きます。 月は個人のパーソナリティを表します。性格、人格と呼ばれるものを表します。 人格がその人の運命まで支配すると言うことは占いでは言われることです。 安定した人格の持ち主は何処のどんなところに行っても成功出来るはずです。 一方、偏ったり、歪んだ人格の持ち主は何をやっても失敗します。 この大事な人格の部分を司っているのが月なのです。 月が良いポジションにあったり、月が影響力のある配置の人は、満月のように円満な 人格が物事全てを良い方向に導くでしょう。 逆に月が悪いポジションにあったり、月が影響力が無い配置の人は新月のように、月の 力の感じない不安定な人格となり、物事全てが悪い方向に行くでしょう。 以上のように月は太陽と並び個人の運命まで左右する重要な星と言えます。 他の星の場合はその星が強調された配置で無い限りはそれほど影響力がありません。 ですが太陽と月はその人に大きな影響力を与えます。 ここで重要なのは太陽と月の関係です。太陽はその人の燃えるエネルギーであり、 輝ける人生の目標です。 それに対して月はその人のパーソナリティであり、人格そのものです。 この輝ける人生の目標である太陽と人格である月の二つの関係はその人の言わば エンジンとボディーに当たります。 太陽と言うエンジンが弱ければその人の活力自体が弱いのです。 しかし、月と言うボディーがバランスが悪ければ決して良い車にはなれないのです。 他の星はブレーキだのサスペンションだのを表しますが、エンジンとボディーの2つは 基本なのでこの2つがバランスが取れてなければ人生が狂ってしまいます。 占星術でその人を占うときに必ず見るのが太陽と月です。 この2つは重要な星と言えます。 神様で言えば天照大神と月読尊は中心になる神です。他には素戔嗚と言う重要な神 がいますが、この素戔嗚に関してはまたの機会に話しましょう。 今回は月のルールと太陽と月の重要性について書きました。 次回は水星の神について書きます。  

占い師Hisashiの占い講座8(太陽のルール)

前回は太陽の神が天照大神だと言うことを書きました。 今回はその太陽にはどういうルールがあるかを書きます。 太陽はよく何座のあなたと言うことで出てきます。 何座のあなたでよく出て来る特徴は性格やこういう人物と言うイメージです。 この何座のあなた的なイメージはむしろ月のイメージと言えます。 太陽は自分で人生をクリエイトする方向性を表しています。 例えば獅子座の太陽なら派手で目立ちたがりの性格と言われますが、 これはむしろ月が獅子座の人に当てはまる性格だと思われます。 太陽が獅子座の人は派手で無くても、自分で自分の人生を劇的に作りたい 願望を持つということです。 たとえ地味でも自分の人生の方向性を他の誰でもない自分が作りあげること に生きがいを感じるのが太陽が獅子座の人のイメージです。 人生設計を自己流に作り上げるイメージと言えます。 見た目はむしろ地味に映るかもしれません。 このように太陽のルールと言うのは自分で自分を表現する方向性を表すのです。 そうするとこの太陽と言うのは自分を作り上げる方向であるので、 生まれつきの性格ではありません。 ですから太陽のイメージと言うのは自分で自分を作っていくには必要な星 と言えますが、自分で自分を作らない主婦などからすると必要のない星です。 その場合は夫などに太陽の力を投射していくことに成ります。 人生を豊かにまた、人生をクリエイトするにはぜひとも必要な星なので常に意識すると 色々なことが可能になるでしょう。 太陽の星座と言うのはいわゆる何座のあなたと言うことなので皆、知っているでしょう。 今回は太陽のルールを書きました。 次回は月の神を書きます。        

占い師Hisashiの占い講座6(星のルールの内容)

前回は星は10あると言うことを書きました。 今回は星のルールとはどういうことかを書きます。 星のルールとは結局、星の意向により、精神の世界が動かされていると言うことなのです。 精神の世界には有意識である自分自の意識と無意識と呼ばれる広大な世界があります。 無意識はある一定のルールで動いています。 そのルールを司っているのが星です。 無意識の世界では星は神話的な「神」として動いています。 星のルールとは神話的な「神」の力なのです。 10個ある天体は10の神として動いています。 私たちは個人としての意識の中でこうした神話的な星の力を使うことによって、 覚醒した個人として生き抜くことが出来ます。 この星の力を使うと言うことが前に書いた、船を大きくすることやエンジンを強化することなのです。 こうした星のルールに従い星の力を得るにはどうすればいいのでしょうか? これは星のことをよく「知る」ことです。 「知る」とは頭で知ることが中心となります。 例えば、占い師の助言によって、色々と行動パターン、思考パターンを変えることは「知る」ことです。 ただ本当は「知る」と言うことは魂で「知ら」無ければなりません。 この魂が「知る」と言うことは夢で色々なイメージを手に入れることで判断できます。 例えば夢で「龍」に乗ることもありますし、「高級な車」に乗ることもあります。 こうした神秘的な力を手に入れることで星の力を使いこなしていると分かります。 西洋占星術の目的とはこうした星のルールを「知る」ことです。 始めは占い師のアドバイスを聞くことで、自然に行動するだけでは分からない、 個人の星のルールを知ることが出来ます。 次第に理解が進めば星の力を使いこなすことが出来るでしょう。 そのために西洋占星術はあるのです。 そうした星のルールこそが星を擬人化した「神」なのです。 10の星にはそれぞれに相応しい神がいます。 次回からは太陽から星のルールとその擬人化した神を書いて行きます。

占い師Hisashiの占い講座5(星のルール)

今回は無意識のルールである、星のルールについて書いて行きます。 私たちの住む地球の周りには太陽系と言う、太陽を中心とした惑星群があります。 太陽は恒星で月は地球の衛星であり、冥王星が惑星かどうかは異論がありますが、 占星術では太陽も月も冥王星も便宜上、惑星として数えます。 また占星術では我々の地球から見た惑星群の動きを使いますので、 地球は惑星として数えません。 そうすると便宜上太陽系の惑星群を表す星は10あることに成ります。 太陽を始めとして、近い順にあげていきましょう。 太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。 この10の惑星のルールが星のルールと言うことに成ります。 このうち太陽と月だけは恒星と衛星と言うことで特殊な惑星となります。 その他の惑星は太陽に近い順に個人の才能に関わり、遠い順に人生に強い影響を与えます。 この星のルールと言うものがなぜ人間世界に影響があるかはまだあまり分かっていません。 私たちは経験上こうした星のルールが地球で起きる、あらゆることがらに影響を与えていること を知るようになったのです。 それが西洋占星術と言う占いです。 私たち占い師はこの10の星のルールを使い個人や社会に起きることを予知し、 アドバイスを与えていくのです。 太陽は10の惑星の中心となる星でこの星を使いこなせるかで人生は大きく変わります。 また月は生まれたときの性格に関わり、この星も人生に大きな影響を与えます。 その他の惑星もそれぞれ深い意味があり、人によっては特定の星をよく使いこなし、 太陽や月よりも人生に影響を与えている場合もあります。 今回は星のルールについて話しました。次回からは太陽から順にその星のルールを書いて行きます。