占い師Hisashiの占い講座43(12星座 蠍座の解説)

今回は蠍座の解説をしていきます。

蠍座は四区分では水の宮です。そして三区分では不動宮です。
この水の宮のうち、最初の水の宮は蟹座なので、蠍座は2周目の水の宮です。
四区分の2周目は必ず人間関係の意味合いが出ますから、蠍座は人間関係
に振った水の宮なのです。
ただ水の宮自体が人間関係を表すので、特に強く人間関係に縛られた
星座だと言えるでしょう。
しかも不動宮は常に安定して、四区分の性格を出すので、蠍座と言う
星座はかなり人間関係にこだわる、執着する星座だと言えます。
また不動宮は四区分のエネルギーを無尽蔵に出してくるので、
蠍座は水の要素の宝庫と言える性質を持ちます。
これはつまり、人間関係の元となる情念の部分での強力な推進力
を持つと言うことです。
まとめると蠍座は人間関係にかなりこだわり、執着し、情念を強く持つ
事で超越的なパワーまで持ち合わせる星座だと言うことが言えます。

ここで時間の流れから蠍座を見て行きましょう。
牡羊座で誕生し、牡牛座で子供的な体の使い方を覚え、双子座で小学校
3年生のような冒険心を持った人は、蟹座でいじめなどから協調性を
学び、獅子座で中学生のように自分の趣味に打ち込み、乙女座で受験の
ために学び、天秤座で大学生または社会人になったときのように、いろいろな
出身、世代の人と交流し、自分の個性を手に入れた人が次に訪れるのは
自分のパートナーとの関係です。
天秤座では色々な人たちと交流できた結果、その中でこの人はと言う、
一人のパートナーを選ぶようになります。これは極めて自然なことです。
時間的に言いますと、年の頃30、そろそろ職場でもベテランの域に
近付いた頃でしょうか。
蠍座がパートナーとの関係を表すのだとしたら、蠍座に星があっても、
相手がいない人もいるじゃないかと思うかもしれませんが、その場合は
蠍座に問題があるわけではなく、天秤座を活かしきれていないのです。
天秤座を完璧に活かせば、パートナーは自然に表れるはずなのです。

さて蠍座です。自分の生涯のパートナーを得た人はそのパートナーと
深い関係に入ることとなります。
それはメンタルな関係からフィジカルな関係へと発展していく
ことと成るでしょう。
このフィジカルな関係と言うのは、かなり人の情念を固定化させます。
単にメンタルな関係だけなら、それ程、情念を入れることもないのです。
それは獅子座のように中学生的な淡い恋心や初恋のようなものです。
ですが蠍座でフィジカルな関係に入ってしまうと、相手の全てを
受け入れ、知りたくなってしまうのです。
それは特に女性に多いことではあります。

ここでパートナーと言ったのは、生涯のパートナーである配偶者
の場合もありますが、恋人と言う場合もあります。
ともあれ、こうしたパートナーとメンタルもフィジカルも深い
関係にはいりますと、ここでお互いの人格の変容が起こるのです。
例えば蠍座の女性がある企業の総務部で働いていたところ、営業部
の獅子座の男性と飲み会で知り合い、付き合うところまで行った
とします。
そこまで至るのは天秤座的な力で、そのために女性は美しく、教養
豊かに愛嬌を振りまいているのです。
さてそんな蠍座の女性ですが、この獅子座の男性とまだメンタルな
関係なら良いのです。単に相手の獅子座的な意志の強さに魅かれるだけ
ですから。
しかし、フィジカルな関係に入り、結婚と言うことまで行きますと
この蠍座の女性は獅子座の男性に身も心もささげて、獅子座の男性
のために自分は生きているのだと言うぐらいに深入りします。
これは蠍座の人間関係に執着し、情念を強く持つと言う特徴が
強く表れたのだと言えます。
そうなると蠍座の女性は蠍座であって、蠍座でなくなります。
具体的には夫である、獅子座のカラーがしみ込んだ蠍座になる
と言うことです。

昔から日本式の結婚式で花嫁が白無垢を着ると言うことは、
自分は真っ白な心であなた色に染めてくださいと言う意味が
込められています。
そのようにこの例の蠍座の女性は獅子座の夫色に染められて
行くのだと言うことです。
よく日本は蠍座的な国だと言われます。
特に日本人女性は蠍座的な良さを沢山持っています。
ですから、日本人女性は誰しも、あなた色に染めてください
と言うような気持ちを持っているのでないですか。
中でも蠍座の影響力の強い女性は特にその傾向が強いです。

そして蠍座の女性が獅子座カラーになると、獅子座的な
自我が強い性格になり、派手好きになったりします。
結婚するまでは控え目なファッションだったこの蠍座の
女性も、ブランドバックにブランドの財布に時計など、
一流品を身に着けたくなったりします。
これは結婚して派手好きになったわけなのではなく
夫の獅子座のカラーが入ってしまったのだと言えるのです。
この結婚後の変容と言うのは蠍座の永遠のテーマだと言えます。
ですからどんなパートナーと添い遂げるかと言うことを
蠍座の影響力の強い人は考えなくてはなりません
なぜなら、パートナーの影響力が強すぎるのが、蠍座なのです
から。

この場合、パートナーの影響力が強くでるようになるのは、
メンタルな関係からフィジカルな関係になったときです。
結婚した時ではありません。
ですからフィジカルな関係に強く入っている恋人同士の場合
はすでにパートナーの影響力で、蠍座の影響力の強い人は
変容しているのです。

ですから蠍座の影響力が強い人はくれぐれも相手だけはよく
選ぶようにしてください、と言うことで今回は終わりたいと
思います。
次回は射手座について解説します。

 

 

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