占い師Hisashiの占い講座76(タイトなアスペクトの解説)

今回もアスペクトです。

今回はタイトなアスペクトです。
タイトなアスペクト自体はアスペクトの
種類ではありません。

アスペクトの特徴です。
このタイトなアスペクトとはアスペクトの
オーブ(適用範囲)が狭いアスペクトです。
オーブはメジャーアスペクトなら通常、
6度から8度程度です。
つまりはスクエアは90度のアスペクトで
あるところ、通常のアスペクトなら6度程度、
太陽と月を含むアスペクトなら8度程度の
オーブを取ります。

これは例えば水星と冥王星なら84度から
96度の範囲ならスクエアのアスペクトと
みなすと言うことですし、太陽と冥王星
なら82度から98度の範囲ならスクエア
のアスペクトとみなすと言うことです。
通常はこの82度程度のスクエアのアスペクト
は緩いアスペクトなのですが、それでも
スクエアである事には変わりませんから、
意識的に他の星を押さえつけるようなところ
があります。緩いアスペクトですと、
それ程強烈にはアスペクトが働かないと
言うところはありますが、それは厳密に
言った場合であってオーブ範囲内なら、
同じようにアスペクトとして考えます。

それに大して狭いアスペクトは意味は
少し強くなります。例えばオーブが
2度、3度なら少し強く意味合いを
とらえても良いでしょう。

さてタイトなアスペクトです。
これはオーブが1度程度の場合です。
例えばスクエア(90度)のアスペクト
の場合ですと89度程度から91度程度の間の度数
と言うことです。
その場合はタイトなスクエアのアスペクト
です。
ですからタイトなアスペクトはタイトな
オーブのアスペクトなのです。

その意味ではタイトなコンジャンクション(0度)、
タイトなオポジション(180度)、タイトな
トライン(120度)、タイトなスクエア(90度)、
タイトなセクスタイル(60度)、タイトなインコンジャンクト
(150度)があります。
マイナーアスペクトはオーブ自体が2度程度なので、
そもそも狭いオーブではありますので、それ程、
通常のアスペクトとタイトなアスペクトの違い
は出ませんが、タイトなアスペクトを考慮に入れても
良いでしょう。

さてメジャーアスペクトのタイトなアスペクトですが、
これは影響力がかなり突出しています。
と言うのももし、複合アスペクトやノー・アスペクト
などが無い場合はこのタイトなアスペクトがその人の
ホロスコープに中心になっていると言うことは往々に
してあるのです。

具体例は元フィギュアスケート選手、バンクーバー
オリンピック銅メダリストの高橋大輔選手です。
高橋大輔選手のホロスコープは比較的に、強い印象
のアスペクトが少ないです。
何か複合アスペクトのようなものが無いのです。
しかし、オリンピックで銅メダルを取り、周囲に
与えた影響も大きかった選手のこと、何かあるはず
と見ていますと、実はタイトなスクエアのアスペクト
があったのです。

これは天王星と火星が射手座の24度付近に並んで
いて、この二つの星が魚座25度の太陽にタイトな
スクエアのアスペクト(高橋選手の場合は1.33度
のオーブですがタイトなアスペクトと見ても
良いでしょう。通常のアスペクトのオーブにしても
タイトなアスペクトのオーブにしても厳密に8度
、1度と分けるのではなく、8度程度、1度程度
と思えば良いのです。)です。
この火星と天王星の合と太陽のスクエアのタイト
なアスペクトと言うのはかなり強いです。
スポーツ選手としては理想的なアスペクトかも
しれません。

またこのタイトなアスペクトは射手座の24度、
魚座の25度と言う、かなり強力な度数です。
そうした星座の宇宙的なエネルギーが、さらに
タイトなアスペクトを押し上げているのです。
(タイトなアスペクトは星座違いの同じ数の
度数になることが多く、その度数に意味を
考えるサビアンシンボルと言う技法から、
意味を掴むことも大事ではあります。)

こうして複合的なアスペクトの影響力をあまり
感じないホロスコープであったとしても、
タイトなアスペクトの使い方次第で、大成功
が出来ると言う見本が、高橋大輔選手の
ホロスコープなのだと言えるでしょう。

さらに高橋大輔選手は海王星と木星のタイトな
セクスタイルのアスペクトもあるために、
人気は抜群でした。

つまりタイトなアスペクトは使い方によっては
相当に使えるアスペクトだと言えます。
特に特徴なのは強いテンションです。
例えばスクエアのタイトなアスペクトですと、
強い克己心だったり、トラインのタイトな
アスペクトですと、人格的な魅力が強く
出たりと、アスペクトそのものが持つ
力を強力に押し出すのです。

先ほどの高橋大輔選手の場合のように、
ホロスコープをかなり調べてみた結果、
タイトなアスペクトが力を握っていた
と言うのはよくあることです。

ですからアスペクトを調べるときには
タイトなアスペクトかどうかはかなり
重要なファクターです。

ホロスコープ作成ソフトによってはタイト
なアスペクトが分かるようになっている
場合もありますので、このタイトなアスペクトは
常にホロスコープを解釈するときに頭に
入れておくと良いでしょう。

次回からは複合アスペクトについて書いて行きます。

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