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占い師Hisashiの占い講座54(4室の解説)

今回は4室の解説を行います。

4室は家庭や家族を表すとされています。
これはナチュラルサインの蟹座からも読み取ることが出来ます。

蟹座は家族や家庭を大事にする個性を持った星座です。
ここから4室は家庭や家族そのものを表す室であると
言えるのです。

また4室はホロスコープの中で一番下にある室です。
これは自分の足元にある大地を表しているのです。

自分の足元の大地とは何でしょうか?
これは単に実際の家庭や家族などにとどまらず、
自分の生きる基本となるもの全てを表します。
つまり人生の基盤です。

普通の人なら生きる基盤はやはり家族や家庭です。
家庭を持つと人は強くなれます。
それは人生の基盤が出来るからです。
一方で世の中や社会に色々と発信していく人の基盤は
その人の人生観や信念、アイデンティティー、価値観
のようなものでしょう。

たとえどんなに良いことを言ったとしても、そこに
信念が無ければ、影響力はないはずですし、
その人ならではの個性がなければ、その人がその人
であるという証にもならないのです。

その重要な部分をこの4室が表すと言えます。
誰しも自分の生き方は必要ですし、大事なことです。
それが自分の基盤なのです。

こうした大事な基盤を表す室が4室なので、人は
4室の状態によって、足元を確認出来るのです。
人生の成功を表すのは10室です。
その10室に向かうための足元であり、基盤であるのが
4室なのです。

ですから4室は実はかなり重要な室でして、この4室が
強調されているなら、長い人生のなかで、着実な発展が
期待できます。

一方で4室が強調されていない人でも、家庭や家族を
表すので、それはそれで重要な室と言えます。

それでは順に4室に星が入った場合を見て行きましょう。

4室に太陽が入った人は、自分のポリシーをかなり強く
持っている人です。
そのポリシーは4室の星座で決まってくるでしょう。
またそのポリシーの基盤になるのが、家庭ですから、
家庭に対する思い入れも強い人です。
これだけのポリシーを持っていれば、努力を続ければ、
ひとかどの人物になれるでしょう。

4室に月が入った人はまさに家族や子供などを大事に
する人です。女性ならば、理想の主婦になれそうです。
男性ならば品行方正な人でしょう。

4室に水星が入った人は、自分のポリシーを文章に
書き起こすことが得意な人でしょう。
どんな文章を書いたとしても、常にそこには哲学的
な雰囲気を漂わせていることでしょう。
また知的な水準の高い家庭に生まれ育ったことが
考えられ、そのおかげで自分のポリシーを文章に
書き起こすことが出来るのです。

4室に金星がある人は、美や美しさにこだわりがあり、
単に美しいというだけでなく、主張のある美に思い入れ
があります。
また美男美女の家庭に育ったので、それが美に対する
こだわりとなるのです。

4室に火星がある人は例えばスポーツ一家に生まれた
ような人で、戦う精神を子供の頃からたたき込まれた
ような人です。
ですから負けず嫌いの気持ちがかなり強く、どの分野に
行っても成功するまであきらめないでしょう。

4室に木星がある人は大家族や、資産家の家に育った
人です。ですから、どことなく鷹揚で、周りの人を巻き込んで
発展させる力のある人です。
この人のいる、家庭や職場は活性化されます。
この人は自然につつがなく成功していくでしょう。
若い時には周りの人に利用されるかもしれませんが、
いずれ家庭や職場の中心になるでしょう。

4室に土星がある人は、家庭で厳しくしつけられた人でしょう。
ですから周囲の人にも厳しさを要求するため、若い時に
は煙たがられるでしょう。しかし、年とともにその厳しい
姿勢は評価され、人に称賛されていくでしょう。

4室に天王星がある人は、国際結婚の家庭や海外での
暮らしが長いなど、少し変わった家庭に育っています。
ですから平均的な日本人のような価値判断が出来ずに
周りから少し浮いた人となりそうです。
ですがこうした変わった価値観は創作の世界や新規事業
の世界では武器になるので、自分の変わった価値観を
上手く応用しましょう。

4室に海王星がある人は、家庭に霊感や霊能のある人が
多く、霊的な感性はかなり磨かれています。
ですからスピリチュアルな世界に対する感覚は発達して
います。
また芸術的な感性も強いので、スピリチュアルな分野や
芸術的な分野で活躍できるでしょう

4室に冥王星がある人は両親や兄弟などを早くに無くしたり
両親が離婚したりしたような複雑な家庭に生まれること
が多いでしょう。
そのような影響のもと、この苦境から這い上がりたいと
言う思いがかなり強く、どんな手段を用いても成功
しようとするでしょう。
成功するためにはもってこいの配置であるので、この
冥王星を他の星と関連付けたときに、他の星の表す
分野での大成功が期待出来るでしょう。

4室に星がない人は価値観やポリシーにあまりこだわりが
無いですが、家庭運はある方です。星座が自分の家庭の
個性を表すでしょう。

4室に2つ、3つと星がある場合は自分の価値観にかなり
思い入れがあるので、星座の表す分野で自分の世界
を作りだすことが出来るでしょう。

総じて4室は自分の生きる指針を表すので、長い目で見ると
非常に重要です。成功のための基盤を強く持つ室です。
4室に入った星や4室の星座は人生においてかなり重要
ですので、うまく応用して、成功のための素材として
ください。

次回は5室の解説をしていきます。

 

 

占い師Hisashiの占い講座53(3室の解説)

今回は3室について書きます。

まず3室は一般的には兄弟、コミュニケーション、国内旅行を表すと
言われています。
12室の解釈と言うのは、かなり形から入るところがあって中身が
見えにくいところがあります。
この3室の解釈などまさにそうです。
兄弟、コミュニケーション、国内旅行という、一見すると結びつかない
ものが羅列されています。

12室を難しくしているのはこうした事項の羅列です。
ですから考えなければならないのはこうした事項が何故羅列
されるのかということです。
この事項の羅列の裏には何かそれを取りまとめる、テーマが
あると考えるのが普通です。
私の12室解説では12室それぞれの解釈にこうしたテーマを
考えていきたいと思います。

さて3室のテーマを考えるに、ヒントとなるのはナチュラルサイン
の双子座です。
12室が12星座を基にしている以上、ナチュラルサインはその室の
基本的なテーマと深く結びついています。

双子座は牡羊座の「生きる目的」、牡牛座の「肉体や才能の活かし方」
の次にくる星座なので、それは牡牛座の能力を使って牡羊座的に
行動するということで、これは人生のあらゆることにチャレンジする
と言う意味があります。

双子座があらゆることへのチャレンジだとすると、それを基に
出来上がる3室はチャレンジすなわち、人生の冒険と言うものを
表す室であると言えます。

3室に現われてくる事項は基本的にはこの「人生の冒険」と言うテーマ
から導きだされることなのです。
兄弟は冒険をすべきパートナーだと言えます。常に味方になったり、
ライバルになったりするのは兄弟だと言えます。
人生を冒険だとしたときの頼もしいパートナーこそが兄弟なのです。

コミュニケーションは冒険をするときには不可欠な手段です。
冒険には危険が伴います。
そんなときに役に立つのは何よりもコミュニケーションでしょう。
また冒険を終えれば自然とコミュニケーションは養われるものです。

国内旅行こそ冒険そのものでしょう。海外旅行のほうが冒険だよ
と思うかもしれませんが、海外旅行は価値観が違い過ぎるところ
に行くので、これは哲学的な旅になってしまいます。
あくまで冒険心で探索出来るのは国内旅行までと言うことです。

3室の事項はこうして冒険と言うテーマから考えると共通項を
見いだせるのです。

さてここで3室に星がある場合の解説をしていきましょう。

3室に太陽がある方は人生すなわち冒険と言うかたなので、
なんにでもチャレンジするのが特徴です。
チャレンジをすればするほど、ノウハウも増えていくので、
年を取ってもいつまでも若々しくいられて、年を取るほどに知的に
なっていきます。

3室に月がある方は冒険心は家庭に向かいます。
ですから家の造作や模様替えなどを常にやっていたり、
料理の研究に余念がない人となるでしょう。

3室に水星がある人が3室に星がある人の中では、
一番恵まれている人ではないでしょうか。
基本的に3室と水星は極めて相性が良いです。
人生の冒険もそこから得られるノウハウも水星なら
何をどうやってもこなしてくれます。
その意味では3室に水星がある人は基本的に
生きて行く上で困ることは何一つとしてないでしょう。

3室に金星がある人は芸術活動が、冒険の場だと言えます。
ですからデザインや音楽に関して、かなり先鋭的な
方向に向かうでしょう。
恋愛面ではデートで色々なところに出かけると良いでしょう。
家でのんびりと彼氏と過ごすのはもったいないです。

3室に火星がある人はスポーツは色々なことにチャレンジ
することです。
前に野球選手からラグビー選手に転向して成功していた
方がいましたが、そういうことに適性があると言えます。
仕事も転職した方が成功出来るタイプです。

3室に木星がある人は、財テクなどに適性があるので、
株式投資などの資産運用のことを勉強しましょう。
また転勤のときは家族で一緒に引っ越すとうまく行くでしょう

3室に土星がある人は公務員試験や資格試験に適性が
あります。とは言えすぐに受かることはないのですが、
勉強をすればしただけの成果が上がる事でしょう。

3室に天王星がある人は、SNSにかなりの適性があります。
ですから、Facebookにツイッターにインスタグラム、アメブロ
と思いつく限りのSNSを駆使してみましょう。
SNSから色々な人と知り合えますよ。

3室に海王星がある人は色々な占いを学ぶと、運気が向上します。
西洋占星術で運気を見て、四柱推命で成功時期を予測すると
言ったハイブリッドな占いも出来ます。
またパワースポット巡りなども合っています。

3室に冥王星がある人はコミュニケーションで失敗
しやすい人ですが、何度も失敗を重ねていくうちに
いつしかコミュニケーションの達人になれるでしょう。
また旅行ではアクシデントに遭いやすい人ですが、
それによって普通なら知り合えない人と知り合う
ことも出来るので、アクシデントを恐れないことです。

3室に星が無い人は12星座を参照してください。
たとえば3室が獅子座の人は恋愛や趣味に冒険するタイプです。
ただし、3室に星の無い人は3室に星のある人ほど
パワフルではありません。

ただ進行の星が入って来たときにはその星を3室の星
とみなすことができるので、その星が3室に入ってきた
時からパワフルになります。

2室の星は才能は表しますが、パワフルではありません。
3室の星はパワフルです。

総じて3室は冒険を表すので、失敗は成功の素と言えるような人生
をおくりやすいです。

ですから3室は使えば使うほどに、使用価値が増す室であると言える
でしょう。

次回は4室について書いて行きます。

占い師Hisashiの占い講座52(2室の解説)

今回は2室についてです。
はっきり言いまして、この2室からが12室解説の本番です。
と言うのも1室は自分そのものを表すという、あまりにも
基本的な事柄なので、解説としても特殊な解釈をしづらいからです。
その意味で2室こそが、12室解説の基準となるところだと言えます。

さて2室のナチュラルサインは牡牛座です。その意味では2室は
経済力や美的なセンス、美しさに関わる室であるということが、
牡牛座の関連から分かります。

また2室は肉体にも関わる室です。これも牡牛座のイメージに近いですね。
つまり2室とは経済力、才能、美しさや頑健さも含めた肉体的な力、
そういったものを表す室なのです。

その意味ではこの2室は1室と対比される室であると言えます。
何故なら1室でせっかく自分を表すポジションに星があったとしても
この2室でその裏付けとなる、才能や経済力、肉体的な力がないのなら
その1室の意味や意義は半減するからです。
また逆に1室に星がなく、1室の意味を12星座からのみでしか読み取れない
人であっても、この2室が強力であったら、それなりのパワーがあるのです。

これは例えば、1室を車に2室をエンジンに例えることが出来るでしょう。
具体的には1室に木星と土星があり山羊座の人ならまさにトヨタクラウン
ような人だと言えます。品行方正、社会的な地位もあり、家族ともうまく
やっているイメージです。
ただ2室に星が無いと、クラウンの中でもエンジンのパワーが無く、
形だけのクラウンになります。

一方、1室に星が無く、山羊座の人ならばマークXのようにそこそこ良いのだが
これといった特徴が無いイメージです。
しかしこの人が2室に金星と火星と冥王星がある場合ですと、これはマークXに
スーパーチャージャーを乗せて、さらにカスタムをして、スポーツカーにも負けないぐらいの
エンジンを積んでいるというイメージです。

これは会社では真面目が取り柄で、家でも良い夫なのが取り柄の人でも、
趣味の絵画では二科展に入るほどの実力を持ち、画家としての才能はキレまくって
いる人のようなイメージです。

つまり1室では社会的な仮面のイメージなのですが、2室は本来の能力才能を表す
のです。
そして先ほどのマークXの人がさらに4室、7室、10室の力があれば、今は
サラリーマンでもいずれビッグな画家になる事だって可能であると言えます。
その意味では、実質的な力を持つ2室は12室の中でもかなり重要な力を持った
室だと言えるのです。

ここで2室に星が入った場合を解説していきましょう。

まず2室に太陽がある場合ですが、この場合はやりたいこと、やるべきこと
に力を入れると才能が開花し、お金も入ってきます。
例えば花屋さんになりたい人はたとえ儲からなくても、花屋でバイトを
することから始めれば良いのです。
いずれ独立してお店を持てるようになります。

2室に月がある場合ですと、家族を大事にすると、経済的にも豊かになれます。
家族との幸せな日々が経済力にもつながるという幸せな人です。

2室に水星があるとこれはもう、文章能力に秀でてます。
これは単に小説家になるというだけではなく、文章を書く仕事全般に才能が
あります。また計算力にも優れているため、どこのどんな分野に行っても
重宝がられるでしょう。基本的には2室に水星があることはかなり喜ばしい
ことです。

2室に金星がある場合はこれは、芸術的な才能から、ファッション的な才能、
または肉体的な美しさなど目を見張るような才能にあふれます。
もしさらに天王星、海王星、冥王星などの星も2室にあるなら、有名人になる
ことさえ出来るでしょう。

2室に火星がある人はスポーツに適性があります。またスポーツのみならず、
あらゆる試験や展覧会に受かる力があります。

2室に木星がある人はこれはお金に困らない人の典型です。
単に家が金持ちと言うだけでなく、財テクなども駆使して、一生、お金で
苦労することは無いでしょう。

2室に土星がある人は比較的に苦労しそうです。
ただ努力をして行った結果、年を取ると才能が伸びそうです。
どの分野の才能かは12星座の解説を参考にしてください。

2室に天王星がある人は海外からの情報やネットの情報の活用の才が
ある人です。
またSNSを使った商売などにも適性があります。

2室に海王星がある人はが芸術的な才能に満ち溢れています。
霊感が高いので、霊能者や占い師、宗教家になることも出来ます。
実業は向かないでしょう。

2室に冥王星がある人はパワー感がある人で、何をやるにもパワフルです。
この2室の冥王星に関わる星(アスペクトなど)がある場合はその星の
能力を極限まで上げるので、冥王星と関わる星の分野で大成功をする
可能性があります。

いずれにせよ2室の星は偉大な才能を表しますので、さらに2つ、3つと
2室に星がある場合には天才的な才能を表します。

また2室に星がない場合は2室の12星座の個性があるということです。
この場合は2室に星がある場合と比べて才能は半減されます。

基本的には2室と言うのはパワーアップの場所なので、2室が星などで
強調されていない場合でもあまり問題などはありません。
2室が星などで強調されている場合のみ、才能のパワーアップ効果が期待
出来るのです。

また2室は放っておいてもあまり意味はなく、占星術的に活用してこそ
その強力なエンジンは力を発揮するのです。
例えば2室の冥王星などは特にそうで、他の星との関わりあいなどを
考慮して、自分で占星術的に活用したときにこそ、その強力な力
を発揮出来るのです。

以上のように2室は開発する室なので、極めて占星術的に利用価値の
ある室だと言えます。

次回は3室の解説をしていきます。

占い師Hisashiの占い講座51(1室の解説)

前回までは、12室についての基本的な解説でした。
今回からは12室を1室から見て行きましょう。

1室とは基本的な自分自身を表す室です。
こう書くと、自分自身は12室全てなのではないかと思うかも
しれませんが、12室全てを掴むと、その人そのもの全て
を掴むことが出来ますが、1室のみの自分と言うのは
12室の中での自分を表すという意味です。
具体的には12室全ての自分は例えば、7室の配偶者や4室の家系、5室の子供、
2室の財産など、一見自分自身とは関係ないものまでも自分の属性として
現われてくるのです。
一方、1室は純粋に自分のみを表す場なのです。

ですからこの1室に星があると、自分にとって一番必要な星が何であるかが
分かるのです。

太陽が1室にある場合は自分と言う個性が自分を作るという、まさに自己主張の
かたまりのような人です。
女性の場合は夫が成功者であったり有名人であったり、地位がある人でしょう。

月が1室にある人は、妻や母親、娘などが人生をクリエイトする人生です。
つまり家族や妻のために頑張ると、それだけ成功しやすくなります。
女性の場合は妻として、母としての自分を確立することが、
成功の秘訣です。

水星が1室にある人は知性に優れ、弁論や文章に優れているでしょう。
また資格試験が自分を押し上げます。とにかく知性を使ったり、色々なコミュニケーション
を使うことで、成功出来るでしょう。

金星が1室にある人は美や芸術が人生をクリエイトするでしょう。
女性は美にこだわるとモテますし、成功もしやすくなります。
男性は美しい女性と縁があるでしょう。

火星が1室にある人はスポーツや肉体労働、技術職に適性があります。
鍛えれば鍛えるほど力を発揮するので、どんなことにもチャレンジするべきです。
女性はたくましく、精悍な男性と縁があるでしょう。

木星が1室にある人は、経済的に恵まれた人です。
生まれつき財運に恵まれた人でしょう。
それほど努力をしなくても成功するタイプです。

土星が1室にある人は人生は困難の連続でしょう。
しかし、その経験が落ち着きと品行方正な性格を
作るので、人生の後半には成功者となることも可能です。

天王星が1室にある人は、海外に行くと成功出来る
可能性が高いです。
またネットやSNSを駆使することで成功することも可能です。

海王星が1室にある人は、芸能界や芸術分野で成功出来る
可能性があります。また夜の仕事や、宗教的な分野にも
適性があります。

冥王星が1室の人は挫折が多い人生かもしれません。
しかし、そのたびに復活し、いずれは他の誰も
真似が出来ない分野での成功が望めます。
例えば、家族が病気になり、それを治療してくれた、
お医者さんに憧れて自分も医者になり、皆に
尊敬される生き方をする。
そんなことも多いでしょう。

こうして1室に入る星は1室を支配し、自分自身を押し上げる
力があります。
また星が2つ、3つと入る場合は組み合わせで読む必要が
あります。

例えば1室に月と木星が入る人は、裕福な家庭で、
母親に愛されて育ったため、一生家族に愛され、
経済的にも恵まれ、理想的な人生をおくれます。

1室に太陽と水星と海王星が入っている人の場合は
自分と言う人間を文章で芸術的に描くことが
出来るので、文筆業や、脚本家、詩人、俳人、書家など
の分野で大成功を収める可能が高いでしょう。

またこの1室の解釈に12星座を当てはめると1室の星も
またそれぞれのカラーを帯びることが分かるでしょう。

先ほどの1室に月と木星が入る人でも、それが牡牛座
ならば、より経済的に恵まれる傾向があります。
蟹座なら、より家族愛に恵まれる傾向があります。
そして乙女座なら、公務員一家で経済的にも
家庭的にも恵まれるという印象です。

さてこの1室に星が無い人の場合は、
星よりも12星座の影響が強いです。
このときには12星座のイメージが比較的に
ストレートに出るので、12星座の解説を
参考にすると意味は分かります。
具体的には1室に星が無く、1室が獅子座の人
の場合は中学生的な趣味や恋愛に人生の方向性
が、向かう傾向が強いでしょう。
私の占い講座の12星座の解説を読んでみてください。

1室に星が入る場合は星が1室を決定づけます。
こちらは私の占い講座の星の神様と星のルールの
ところの解説を読んでみてください。

さらにこの場合は12星座の解説も参考にすると
より深く読み解くことができます。

以上のように1室は12室の中でも最重要と言える
室なので、ホロスコープを読む際には常に
意識をして読み解く必要があります。

特に1室に星が無い人が1室に星が移動して入ってきた
場合などは重要な意味を持つことがあります。

1室はかなり応用範囲の広い室なのです。

次回は2室の解説をしていきましょう。

占い師Hisashiの占い講座50(12室の本格的解説)

前回までは12室のさわりの解説でした。
今回より12室の本格的な解説に移ります。

前回では土地の力に基づく個人の位置エネルギーが12室である
と言うことを解説しました。
ただこの12室はやはり宇宙的な位置エネルギーであるところの12星座とリンクはして
います。
12星座は星が入る事によって、その星のカラーを決めるような宇宙の位置エネルギーでした。
一方、12室はその星が入る事によって、その星がどんな場やシチュエーションで活かされるか
と言う土地に基づく個人的な位置エネルギーなのです。

ですからカラーすなわち個性を表す、12星座と場、シチュエーションを表す12室は
本来似て非なるものなのです。
ですが12室は12星座を基としているところがあります。
それが端的に表れるのが、ナチュラルサインです。
ナチュラルサインとは12室のそれぞれの室がどの個性(12星座)が
入ったときに本来的な力を発揮するかという考え方です。
これは簡単なことです。
12星座は牡羊座から魚座まであります。
そして12室は1室から12室まであります。
これを順番に当てはめるのが、ナチュラルサインです。
具体的には1室のナチュラルサインは牡羊座です。2室のナチュラルサインは牡牛座です。
以下同じように順番に室に星座を当てはめ、12室のナチュラルサインが魚座に
なるまで割り当てただけのことです。

何故ナチュラルサインはこんなに12星座と12室の順番にリンクしているのか。
それはつまり12室そのものが12星座を個人的な位置エネルギーに変容させたもの
であるからにほかなりません。

ですから12星座と12室はかなり似たところがあります。
例えば7室は結婚やパートナーの室なのですが、ナチュラルサインの天秤座も
結婚に関する星座です。
ただし、天秤座が結婚に向いている個性を表すのに対して、7室は結婚相手や
パートナーそのものを表すので、そこはカラーとシチュエーションの違いでしょう。

そして星が12星座と言うカラーで個性を持ち、12室という場に落とし込められ、
場を与えられたときにはじめてその星は力を発揮します。
勿論、生まれたときには誰しも10ある星を12星座と12室に当てはめられるのですが、
それは単なる素材でして、そのままでは宝の持ち腐れで、その場合は生まれつきの星の
配置が良い人だけが、良い運命に恵まれ、星の配置が悪い人や星の配置が普通の人は
悪い運命か平凡な運命を生きるでしょう。

それは運と言うものにかなり左右される、苦しい人生でしょう。
しかし、そうならないために西洋占星術があるのです。
星の神様を知り、星のルールを理解し、12星座で個性を探り、12室で活躍の場を
考える。そして運命を変えるような努力をする。
それが西洋占星術で、生まれ持った自分の運命を変えるということなのです。

運命の良い人はさらに良く、運命の悪い人は大逆転で運命を良くし、普通の運命の
人は段々と運命を良くし、運命の良い人に遜色なくする。
そんなことが出来るのが西洋占星術なのです。

そのためには星の神様、星のルール、12星座の個性、12室の場、シチュエーションと
いうものを知ることは必要不可欠なのです。
その上で、運命を変えるような方策を練る必要があるのですから。

その意味でも12室は正にホロスコープを読み取る際に最重点の要素なのです。
12室は星や12星座を活かせる場、シチュエーションです。
そして12室は1室から12室まで12あり、それぞれがその室独特の場を表します。
その室にどの12星座が来るか、そしてその室にはどの星が入るか入らないか。
それを見ていくためにはまず12室がそれぞれどんな場かを理解しなければなりません。
これから12室を1室から順繰りに見て行きましょう。

次回から12室をそれぞれ解説します。次回は1室です。