今回は前回の続きです。
前の回で12室を成長の流れ
として読む読み方法について
お伝えしました。
西洋占星術で一般的な時間
の読み方の三重円(出生の
ホロスコープ、進行のホロスコープ
、トランジットのホロスコープを
組み合わせたホロスコープ)という
デジタルな時間の概念と、出生
のホロスコープを成長の流れとして
アナログに読むという2つの読み方
が存在するということでした。
デジタルな読み方は時間に対して、
正確に読みとれて、具体的に活用
するには優れているものの、アナログ
な読み方は人生を絵巻物のように俯瞰
して眺めることが出来るので、自分
の一生を知りたいという場合には
こちらの方が良いということでした。
今回はそうしたアナログな成長
の流れとして、出生のホロスコープ
を読むほかに、自分の進むべき
方向性を読む方法はないの?
という質問にお答えいたします。
それは成長の流れを逆回転で
上がるという読み方です。
これは通常ですと、成長の流れですと
ホロスコープを1室から順に2室、
3室と数を上がるように順に読み
進めていき、やがて10室に至り、
そして11室、12室と下りていく
という読み方でした。
これを逆回転から読むのです。
つまりアセンダントを境に12室、
11室、10室と逆回転でアセンダント
から10室に向かいMCに向かうと
いうわけです。
これは実は大幅な省力化のところ
があり、本来ならばアセンダント
からMCへといたるまでには1室
から順繰りに10室まで時間をかけて
熟成させなければならないのですが、
逆回転ですと、12室、11室、10室
とたった3つのハウスを駆け上る
だけでアセンダントからMCへと
至ることができます。
弘法大師空海様にゆかりにお寺
を巡る、四国遍路、通称お遍路さん
という宗教的な霊場巡りの旅が
あります。
これは日本人の中にある、信仰心
と深く結びついており、人は悩む
と四国遍路(お遍路さん)に行き
たくなるようです。
昔、元首相の菅直人氏が民主党
の代表を辞任した時に四国遍路
の旅に出たときがありました。
これはニュース番組で生放送で
四国から中継されたことで、私
は覚えているのですが、(詳しい
ことは覚えていないので、もし
間違ったことがあるのでしたら
関係者の方々へお詫びいたします。)
なにか悩んだ時に四国遍路の旅に
行きたくなる方が多いようです。
そこで何かを掴むこともあるようで、
菅元首相はのちに首相となりました。
私も機会があれば四国遍路に行きたい
などと常々思っているのですが、(沢山
お寺を巡るだけでなく、一か所のお寺
をお参りするだけでいいのです。気分
的なものを味わいたいです。)この
四国遍路を一つの人生の旅と考え
ますと、これはまさに人生の旅を
表すホロスコープとも共通点がある
ように思います。
さてこの四国遍路は順番というものが
あり通常の順番は順打ちと言います。
これはつまりホロスコープの成長の流れ
と共通しており、四国遍路に順番がある
ように、ホロスコープにも成長の流れ
という、1室より、2室、3室と駆け上がる
通常の成長のコースがあるのですね。
実は四国遍路には逆打ちという巡礼
方法があります。
これは逆の順番で四国遍路をすると
いうものです。
一説によれば、逆打ちの四国遍路は
順打ちの四国遍路の3倍の功徳がある
そうです。
この四国遍路の逆打ちに相当するのが
ホロスコープを逆回転で上がるという
ことですね。
この場合は普通の成長の流れの3倍の
スピードでアセンダントからMCへ
至ることが出来ます。
アセンダントは生れ落ちる場所を表し、
MCは人生の中で最も自分を人にアピール
出来るようになる場所ですから、通常
は長年の修行ののちにやっとたどりつける
ものです。
ただ逆回転で上がることによって、
通常とは違う手段で成功することに
よって、成功を勝ち取るということは
本当にあることです。
実はこれからの時代はそういう生き方
も必要なのではないかと思うところ
があります。
それは楽をして逆回転で上がるのではなく、
むしろそれは通常よりも難しいこと
かもしれません。(四国遍路の逆打ちは
順打ちよりも困難と言われてます)
ただそんな逆回転の生き方を敢えて生き
なくてはならないような方もいらっしゃる
と思います。
もし自分が人生がうまくいかないと
思うことがあったら、ホロスコープ
を逆回転で上がるのも良いかと
思います。
しかし実際ホロスコープを逆回転で
上がるとはどういうことなのか、
そしてそこにはどんな問題点があるのか、
そしてそこにはどんなチャンスが
転がっているのかが分かりにくい
ところがありますよね。
ですから次回からは成長の流れと成長の流れ
プロジェクト編で例として挙げた方
を例にとってホロスコープを逆回転で
上がる方法をお伝え致します。
逆回転でプラスになること、逆にマイナス
になることをお伝えしながら、ゆっくり
と解説致します。
次回からの解説をお楽しみにしてください。