占い師Hisashiの占い講座100(西洋占星術・タロットカード占い 時間の流れ)

前回まででタロットカード占いの基本と
なるべき、3枚カードの時間の流れを
掴む占いについて解説しました。

タロットカード占いの基本はこの時間
の流れを掴む、3枚カード占いなので、
この3枚カード占いを完璧なものとすれば、
どんなタロットカード占いも出来るのです。

その意味ではタロットカード占いの流れを掴む
ということは要するにこの3枚カードの占い
の時間の流れを掴むということであるとも
言えるのです。

その意味ではタロットカード占いについては、
基本的なことはほぼ解説出来てはいます。

もちろん応用的なことは色々とありますし、
カード自体の解説などもありますが、一応
はタロットカード占いの解説については、
ここで区切りとなるでしょう。

さてこの時間についてなのですが、実はこの
時間という概念は西洋占星術でも重要な役目
があります。

この時間に関する感覚をマスターするならば、
西洋占星術に関する理解もさらに深まる
のです。

西洋占星術で時間という概念を一番感じ
られるのはやはり三重円です。

三重円には個人の生まれてから、成長して
いく過程が彩られています。

まずは物事の基本となるべき出生円、これは
過去と考えると良いでしょう。

そうして、その出生円から年齢に合わせて星
を動かした図、これが進行円で、これは
自分自身の現在の姿と言えます。

さらに現時点での星のポジションである、
トランジット図、これは世の中の現在の姿
と言えます。

ですから三重円で現在時点を表示したときの
出生円は過去、進行円とトランジット円は
個人の現在、世の中の現在を表しています。

そうして三重円で、自分が知りたい時点の未来
の図を出した時には、やはり出生円は過去、
そして進行円は個人の未来、トランジット円
は世の中の未来を表すのです。

この点につき、タロットカード占いと違う点があります。

タロットカードの過去、現在、未来はあくまで、
そのテーマとすることがらについての過去、
現在、未来を指し示すものです。

たとえば恋愛運の場合はあくまで、対象となる
その方の恋愛運という絞った運気に対する、
過去、現在、未来を指し示すものです。

しかし、西洋占星術の場合は、恋愛運であろうと、
仕事運であろうと、おなじホロスコープを使い
ます。

そうして三重円で個人の過去である出生の図
と個人の現在である、進行図、世の中の現在
であるトランジット図を見て、その後に未来の
三重円の出生図、進行図、トランジット図
を見るというわけです。

そして三重円より、恋愛運、仕事運などを自分で割り出す
というわけです。

こう書いてくると、タロットカード占いの方
がより実践的であるということが分かるでしょう。

タロットカード占いの場合は時間については、
その占いのテーマにつき、過去、現在、未来と
並べていくのです。

一方、西洋占星術の場合はあくまでその個人につき、
個人の過去、現在を割り出し、そこに世の中の
現在も割り出し、さらに個人につき、個人の過去、
未来、世の中の未来を割り出し、そこからそれぞれ
のテーマにつき、その出た三重円をテーマにふさわしい
形に解釈をしていくという形です。

西洋占星術はかなり時間に対して厳密に解釈して
おり、解読する占い師の力量によって、解釈も
大きく変わっていくというところがあります。

西洋占星術の方がより難解で解読するにはそれなりの
技術が必要であることが分かると思います。

ただ西洋占星術の方がかなり厳密ではあります。

というのも西洋占星術の考え方には現在であっても、
未来であってもトランジット図というものがあります。

それは現在と未来についての世の中の動きを
追ったものです。

この世の中の動きという側面をより厳密に見るのが、
西洋占星術だと言えます。

西洋占星術には個人が運を動かすときには、
必ず世の中の動きとの調和を考えるのです。

つまり個人が何かをなすためには、世の中の動きに
即した動きをしないと何も始まらないという
考えがそこにはあるのだと言えるでしょう。

時間を考えるときにも、個人の時間と世の中の時間
を分けて調和をはかるという西洋占星術の考え方に
はかなり厳密なものがあり、またそこに奥深さが
あると言えます。

また占いのテーマを中心としてそこから、
時間を割り出すタロットカード占いには、
とにかく必要なことについての回答を求める
という姿勢が感じられますし、あくまで個人と
しての運気を割り出した上でそこから、自分で
テーマを読み解くという西洋占星術には、
厳密ではありますが、かなり難解であることが
感じられるでしょう。

西洋占星術の時間の考え方はやはり、植物の
種が過去で現在が木で未来が果実のような、
成長過程をしっかりと考えて解釈する必要が
あると言えるでしょう。

長くなりました、次回も続きを書きます。

占い師Hisashiの占い講座99(タロットカードと時間)

今回はタロットカードと時間の関係について
書いて行きます。

タロットカードには時間の把握というもの
が必要です。

これはどういうことかと申しますと、
タロットカード占いをするときには、
スプレッドと言いまして、決まった
やり方でタロットカードを並べて
行くのですが、このスプレッドの
基本となるのが、時間経過を表す
スプレッドです。

この基本となるスプレッドは、つまりは
過去を左に現在を中央に未来を右に
タロットカードを並べ行くスプレッドです。

タロットカードの基本中の基本は1枚カード
引きです。
悩みや困難に対して本当に大事なこと
をスッキリと1枚のカードで表してくれる
のがこの1枚引きです。

しかしこの1枚引きではまだスプレッド
と言えないのです。

スプレッドと言えるためには基本と
してこの過去、現在、未来を並べる
スプレッドが一番重要なのです。

実は沢山あるスプレッドも元を
ただせばこの過去、現在、未来の
スプレッドの応用に過ぎないの
です。

つまりはこの過去、現在、未来
のスプレッドをいかにうまく
使いこなせるかが、タロットカード
占いの基本となるのです。

この過去、現在、未来のスプレッド
を語る上でも、またこのスプレッド
の応用である、その他の沢山ある
スプレッドを語る上でも、重要
となるのが、時間の考え方です。

実はタロットカード占いにおいては
時間とは運勢を表すものなのです。

過去、現在、未来のスプレッドを
展開したときの読み方です。

具体的に見て行きましょう。

年齢35歳で奥さんと子供(兄と妹)
がいて、ネット関連会社で働いて
本業が充実しているが、いずれ
独立して、新たな会社を立ち上げ
たいと思っている方です。

この問いかけに対して過去、現在、
未来の3枚カードのスプレッドで
展開してみました。

 

過去ではソード9が出ました。
現在では戦車のカードがでました。
未来ではワンド2のカードがでました。

これを読んでいきます。

ソード9はライダー版では不安で
押しつぶされそうになっている
人物が描かれています。

ただ私はマルセイユ版で占っています
ので、ライダー版の絵柄はあまり
考えないで良いでしょう。

過去のソード9はソードの知的さや
知性が9の総合力として、読める
ので、この人はつまり自分のネット
関連の技術で今の会社を切り盛り
してきたのだと解釈出来ます。

次に現在の戦車のカードです。
戦車のカードは何事も挑戦、チャレンジ
というところがありますので、
これからの可能性に賭けてみるのも
良いのでは?
という意味にとらえられます。

最後に未来のワンド2のカードです。

このカードもライダー版では地球儀
を手に入れて何もかも成し遂げた人物
が描かれておりますが、ここも
絵柄よりはシンボルと数字から読み取ります。

ワンドは創造力、発想力を表すカード
です。
2はそれが裏側の可能性も考えた方が良い
ということを表します。
つまりは単に創造力、発想力だけを重視
するのではなく、裏側のお金的なこと
も考える必要があるということを表し
ます。

つまりは独立する際には単に意欲や気持ち
だけでなく、経済的な裏付けも
必要であるということを表します。
それはすなわち本業の方もおろそかに
してはならないということです。

 

ここから分かることは
つまり過去のネット技術を駆使
して来たという流れから、現在の
それでは新たな副業にチャレンジ
してみては?という流れの
中で未来において、実際に副業
に行く際にも自分の創造力と
本業も大切であるという
判断に行くという結論に至る
という一連の話の流れです。

これは決して過去が技術、現在が
チャレンジ、未来が本業も大切と
いうように点で読んではいけない
のです。

そうではなく、過去の技術の流れ
が現在のチャレンジにも影響をし、
その過去の技術と現在のチャレンジ
がさらに未来の本業も大事という
ことにも影響を与えるというように
線でみていくことが大事なのです。

これはつまり、現在自分が副業に
チャレンジ出来るのは過去に
ネットの技術を駆使して仕事を
して来たという、技術の蓄積が
あるからで、これがそうした技術の
蓄積が無ければ、副業へのチャレンジも
無謀な行動になってしまいます。

タロットが今、副業にチャレンジした
方が良いと言っているのは、あくまで
過去の技術の蓄積があるからです。

その意味では現在のカードの戦車の
カードは単体で意味を読むのでは
ありません。

あくまで過去のソード9のカード
の意味との関連性で読んでいく
のです。

よくタロットカード占いで過去の
カードにどんな役割があるので
しょうかという方がいらっしゃいます。

中には過去のカードは依頼された
お客様のことを過去のカードであてて
信頼を得るためにあるのだという
占い師の方もいます。

しかし、過去のカードはかなり重要
で質問の答えの大半はこの過去の
カードがカギを握っているのです。

この過去のカードつまり例では
ソード9のカードがキーです。

つまり例の男性は、もともと過去に
ネットの技術の蓄積があるという
ことがほぼ現在チャレンジした方が
良いという戦車のカードの裏付け
になっているのです。

つまりこれはネットの技術の裏付けが
あるからこそのチャレンジとなるわけで、
その技術の裏付けのないままのチャレンジ
となるとそれは無謀となります。

ですからもしも過去がカップ3のカード
でしたらその場合は人間関係での人脈と
いうことに長けている方なので、副業も
人脈を活かしたものになるはずです。

例の方の場合はソード9なのであくまで、
ネットの技術を活かした上でチャレンジ
した方が良いとなるのです。

そして未来はその上での、そうは言っても
成功していくには経済的な裏付けも必要
だよと読めるのです。

これはつまり副業のチャレンジをして
行くにも本業の経済的な裏付けも重要
であると読めるのです。

これはつまりは元々ネットの技術の裏付け
がある依頼人が今はチャレンジのときで、
あるとしても軌道に乗るまでは本業も
重視していくべきと読めるのです。

つまり過去に質問の答えのキーがあり、
現在は過去のキーを活かして読み解き、
未来はその現在の読みに未来の注意点
として追加の判断をする。

そうした過去から未来における一連
の時を流れでみて、相互に関連づけて、
点ではなく線として読む。

そのような時間の流れの中でタロット
カードの解釈をするのが基本です。

その意味ではこの過去、現在、未来
の3枚カードの占いが時間とタロット
カードの基本を学ぶのに最適な占い
といえます。

これを応用してもっと多くのカード
を使うこともありますが、この過去、
現在、未来の3枚カードの占いを
を正確に読めれば、応用は自然に
出来ます。

この時間の流れをつかむ3枚カードの
占いは1枚カードの占いと並ぶ、基本
の基本ともいえる占いです。

この基本が出来ているか出来ていないかが
タロットカード占いの実力に直結するのです。

次回も続きを書きます

 

占い師Hisashiの占い講座98(再び流れを掴むタロットカード占い)

前回までで西洋占星術の三重円の読み方は
ほぼ書き尽くしました。

西洋占星術で三重円が読めるということは
とりもなおさず、ホロスコープをほぼ
全面的に読めるということです。

となるとそれは単に生まれた状態の種の
ホロスコープだけではなく、進行図
の成長のホロスコープとトランジット図の
時節のホロスコープを総合して読める
ということです。

そうすると生まれたときの自分の個性から、
成長し、時を得ることによって、
現時点での無意識のルールがほぼ解明
されているはずなのです。

こうして無意識のルールを西洋占星術から
活用することによって、自分の運勢を常に
追い風が来るように進めることが出来ます。

これがつまりは西洋占星術の持つ力で
あるということです。

常に自分の無意識のルールに従った
行動をとることで、運勢の追い風に乗って
行けば、ほぼどんなことでも乗り越え
られるでしょう。

しかし、であるからこそ、実は具体的な
問題に関しての解決策というものが
必要となるときがあります。

つまりそれは運勢の流れを掴むということ
です。

たとえばどんなに追い風を受けて、自転車
をこいでいたとしても、やはり道を間違え
れば時間のロスになりますし、岩が邪魔を
していれば、道を進むことは出来ません。

つまり西洋占星術で無意識のルール
を掴み活用した段階でこそ、むしろ運勢の
流れを掴むタロットカード占いを活用し、
現実社会の荒波を乗りこなすことが重要
になるのです。

ことここにいたり、改めてタロットカード
占いの重要性がクローズアップされます。

現実社会の荒波を乗りこなすには、
西洋占星術で無意識のルールを活用し、
常に自分が運勢の追い風を受けている状態
でありながら、なおかつ、タロットカード
占いで運勢の流れを掴み、運勢というもの
を完全に自分のものにする必要があります。

たとえば、自分が起業するときには、自分の
個性を掴み、得意な分野を割り出し、ふさわしい
時を割り出すことが必要です。
こうしたことには無意識のルールを活用する
西洋占星術が得意とすることです。

しかし、起業をすることはそう簡単では
ありません。
どんな人間関係から、ルートをつくるのか
どんな顧客にどんな提案をしていくのか、
どんな金融機関からどんな融資を受けるのか、
そして具体的にその週ごとにどんな現実的な
運営の対策を練るのか。
そうしたことには運勢の流れをつかむ、
タロットカード占いが最適な答えを導き
出せるのです。

そのうえで当然、起業に関しての
法律的なことや、経済的なこと、そして現実の
行動方針などは、これは起業の仕方の
マニュアルや具体的なビジネスパートナー
や自分の経験、ノウハウなどを駆使するべき
なのです。

つまり現実具体的なやり方・方法と、運勢の
流れを掴むタロットカード占いと無意識の
ルールを活用する西洋占星術をうまく使い
こなしたときにこそ、現実社会での成功
という結果に至るのです。

もし占いということをしなければ、単に
現実具体的なやり方・方法のみで行動すること
になり、普通の人はそのように行動して
いることでしょう。

しかし、西洋占星術を使えば、自分の本来的
な個性やその活かし方やいつ動くかのタイミング
を掴むことが出来、運勢の追い風にのることが
出来るのです。

そのうえでタロットカード占いを使えば、ありと
あらゆる問題に対して一定のアドバイスを得る
ことができ、運勢の流れをつかむことが出来るの
です。

ですから西洋占星術をタロットカード占いを利用
する人としない人の違いは歴然としています。

西洋占星術の使い方は三重円の読み方を
学ぶことで、ひとまず基本をマスターしたと
言っても良いでしょう。

ここからはタロットカード占いで、具体的な流れ
を掴むという読み方を学ぶ必要があります。

それでこそ社会の荒波を乗りこなすことが出来るの
です。

さてタロットカード占いで運勢の流れを掴むうえで
避けて通れない命題があります。

それは時間に関する認識です。

タロットカード占いには常に時間の認識という
問題があるのです。

ある物事がうまく行く、うまく行かないということ
をよく理解するためにはこの時間に関する
考え方というテーマが問題になります。

西洋占星術では、それは出生のホロスコープ、
進行のホロスコープ、トランジットの
ホロスコープを組み合わせた、三重円という
ホロスコープがすなわち時間を表すものと
なっています。

一方のタロットカード占いには、ほとんど
時間に関する認識というものが解釈の
基本となっているのです。

タロットカード占いを使い、運勢の流れを
掴むということはすなわち、時間の認識
をしっかりとつかむということが基本となる
のです。

しかしこのタロットカード占いでの時間の
認識はかなり大きなテーマでして、ここを
理解しているか、理解していないかで、
タロットカード占いの使い方は大きく
異なってきます。

つまりタロットカード占いにおける
時間の認識はタロットカード占いに
おける一大テーマになっているのです。

ですからここについては、次回に
しっかりとした解説を致したいと
思います。

次回をご期待ください。

占い師Hisashiの占い講座92(小アルカナと大アルカナの違い)

今回は実際に小アルカナといわれる数札と
大アルカナといわれる絵札が出たときに
どのように判断するかという違いを見て
みましょう。

例えばタロットカードの3枚を使った
占いで過去、現在、未来を読んでいく
場合です。

仕事運を占ったときに、現在でソード6の
カード、過去について「吊られた男」のカード、
未来にワンド8が出たとします。

この場合は現在と未来のカードが「流れに乗る」
小アルカナで、過去のカードが「流れを変える」
大アルカナです。
となると今回の場合は過去にこそ、流れを変える
という力点があるのです。
そのうえで現在、未来はその流れの中で、流れ
に乗っていくのが良いのでしょう。

こうした場合はまずは現在から読み取って行きます。
現在はソード6ですから、ソードの知性と意識的な
作用を表す6の組み合わせで、しっかりとした判断
で今はやっていっているということです。

この場合ですと、今現在にトラブルなどが起こり
にくい状況です。
今現在は順調に進んでいるというイメージでしょう。

過去は「流れを変える」大アルカナのカードです。
そしてカードは「吊られた男」です。
この吊られた男のカードは12の数を擬人化した
カードです。
12の数は1+2=3でそもそもは3の数字と共通点
があります。
これは数秘術などでもよく使う技法なのですが、
数字でケタが多くなったときには違う位の数
を足して出て来た答えがそもそもの数の意味
を表すという読み方をするのです。

ただし3は3の意味がそのまま出て来ているのに
対して、12はその3の裏の意味と言いますか
ベクトルが逆方向になります。

3の意味は1が創造、2が1の裏、3が1と2の
調和を図るので、物事の光と闇を上手く融合
させて発展、発育が見られるという、かなり
プラス面が大きい数です。
この3の数を持つ大アルカナは「女帝」です。
ですから女帝のカードは物事を発展、発育
させるような理想的な良妻賢母を表すカード
なのです。

さて12の数です。12は3の数のベクトルが
逆と書きましたね。
これはつまり発展、発育が内向き、内面に
向かうということです。
こうなると現実や実際の発展、発育ではなく、
あくまで内面のみの発展、発育です。

つまり現実にはうまく行かないということです。
これが「吊られた男」のカードの絵柄に現われ
ています。
吊られて苦しんでいる様が描かれています。
実際には苦しいのです。
しかし、内面には発展、発育があるということ
です。

過去のカードにこの「吊られた男」のカード
が出たということは、過去に何らかのトラブル
があったのではないかと想定されます。
これは会社でプレッシャーをかけてくる上司
とのいざこざでした。

その中で内面が磨かれます。
それは当人がこうした上司のプレッシャーに
負けない精神力を育んできたということです。

現在の順調な発展は実はこの過去の上司との
トラブルを乗り越えた結果だったのです。

未来のワンド8はワンドが創造力を表し、
8が集合無意識へのいざないを表します。
つまりワンド8のカードは自分が何事かを
しようとしたときに、周囲や味方から(集合無意識)
おおいなる恩恵があるということです。

これはこの人がこれから何か大きなプロジェクト
を任せられるようになるという可能性が
あるという意味になります。

ただしここでも重要なのは過去の「吊られた男」
のカードです。
もともと上司のプレッシャーをはねのけた
人ですから、これからプロジェクトで問題が
起こったとしても、それをはねのけるだけの
力量が備わっているということを表します。

ここで大事なことは、この人が今は仕事で
順調なのも、未来に大きなプロジェクトを
任せられるのも、それはあくまで「流れに
乗」っただけなのです。
それだけなら、もしちょっとうまく行かなく
なれば、また悩みとなって本人を苦しめる
でしょう。

しかし、この人には「吊られた男」で培っ
てきた、嫌な相手をはねのける胆力がある
のです。

これはこの先にどんなことがあっても
びくともしない精神力があるということ
なのです。

それはこの人の「流れを変え」たような
大きな出来事なのです。

以上のようにタロットカードを読み解く
際には、小アルカナと大アルカナの違い
をうまく理解して大アルカナの大きな
力を活用することに主眼を置きましょう。

とは言え、小アルカナが物事の進展を
表すわけですから、小アルカナの「流れ
に乗る」ということも考慮する必要があ
ります。

今回の例ですと、今は順調でこれから
大きなプロジェクトを任せられるという
ことをあらかじめ分かっていれば、それ
相応の対策を取る事は出来るのです。

このように「流れに乗る」小アルカナと
「流れを変える」大アルカナを上手く
読み解くことで「流れを掴む」占いで
あるのがタロットカード占いなのですね。

今回は小アルカナと大アルカナの違い
を書きました。
次回も続きを書きます。

占い師Hisashiの占い講座91(タロット 大アルカナ 流れを変える)

今回は大アルカナのカードについて書いて
いきます。

タロットカードには小アルカナと大アルカナ
があります。
数札、人物カードが小アルカナで絵札が
大アルカナです。

前回は小アルカナは「流れに乗る」カード
であるということを書きました。
基本的に「流れに乗る」ことが出来れば、
「流れを掴む」ことも可能です。
しかし、「流れを掴む」ためには単に
「流れに乗る」だけでは難しいのです。
というのも「流れを変える」ということ
があるからです。

どんなに物事がうまく行っていても、
この「流れを変える」人やことがあった
としたら、全ては覆ってしまいます。
途端に物事は進まなくなってしまうの
です。

逆にどんなに物事が滞っていても、
「流れを変える」人やことがあったと
したら、全てはうまく行き始めるのです。

このように「流れを変える」と言うことは
極めて重要です。

この重要な「流れを変える」人やことを
表すカードが大アルカナなんですね。

大アルカナを知る事はすなわち「流れを変える」
技術を知ることなのです。

その意味ではタロットカード占いではこの
大アルカナを深く知ることが最重要なのだと
いえるのです。

さてこの大アルカナのカードは22枚あります。
大アルカナのカードにはそれぞれ番号が
振られています。
番号は0から1、2と上がっていき、21までの
数がカードについています。

この大アルカナについている番号は極めて重要です。
大アルカナは絵札と書いている通りに、絵が描いて
あるカードです。
これはともするとカードを絵だけから読んでしまい
かねません。
しかし、大アルカナの絵はあくまでカードの意味の
半分を表しているにすぎません。
大アルカナのカードの意味には絵及び、数が組み
合わさっているのです。

それは大アルカナといっても、結局は0から21の
数字の意味を表しているのだということなのです。
小アルカナはシンボルと正に数字の意味から成り立つ
カードでしたが、大アルカナも数字の意味とそれに
プラスすることの絵で意味を表しているのです。

タロットカードは色々な種類がありまして、いろんな
バリエーションのカードが存在します。
カードは例えば人が中心になったり、人の代わりに
天使が描かれていたり、中には人の代わりに猫が描かれ
ているタロットカードなどもあります。

もし大アルカナが絵だけで意味が変わるのだとしたら、
使うタロットカードが違うならば、意味も大きく変えて
読まなければなりません。

大アルカナの人物の持ち物などもカードの種類によって
たとえば同じ「女帝」のカードでもかなり違うのです。
ですが「女帝」には「女帝」の意味というものがあります。
これを絵だけで読むならばその人が持っているタロット
カードで意味が違ってきてしまいます。
そうならないためにも「女帝」なら「女帝」、共通の意味
というものを掴む必要があるわけです。

それがすなわち大アルカナのカードの番号なんですね。
タロットカードである以上、カードと番号は共通して
います。
それは「女帝」なのだとしたら「3」番のカードで
あると決まっているのです。
「女帝」が「2」番に来ることはありません。

とすると「女帝」に共通する意味というのは、女帝の
絵ではなく、「3」という数字から読み取れる意味で
あるということです。

小アルカナの例えばワンド3のカードはワンドという
シンボルの意味に「3」という数字を組み合わせた
意味になります。
一方、大アルカナの「女帝」のカードは「3」という
数をかなり擬人的に読んでいきます。つまり「3」を
人物に置き換えているのです。
そのうえでその人物をそれぞれのカードが絵として
描いているのです。
そうして擬人化された「3」の数字とそれを表す
絵柄を組み合わせたときに出て来る意味こそが、
「女帝」のカードの意味なのです。

大アルカナは数字を擬人化しているために、小
アルカナよりも強力に数字の力が現れます。
そのために大アルカナは運気の「流れを変える」
ほどのパワーがあるのです。

数字にはそれぞれの数字の持つパワーというもの
があります。
それはタロットカードでは大アルカナの力の違い
に現われていまして、例えば数字ですと「0」と
いう数字はかなりの強力な数なのですが、そこから
「0」という番号がつけられた、「愚者」のカード
にも強力な力があるということが分かるのです。

そしてそれはすなわち大アルカナのカードはどの
カードも強力な力があり、中でも強い数字のカード
には特に強いパワーがあるということを表すのです。

こうして数字の擬人化である大アルカナのカードは
単なる数字の小アルカナのカードの「流れに乗る」
ということをぶち壊すほどの「流れを変える」こと
が出来るのです。

次回も続きを書いていきましょう。

占い師Hisashiの占い講座90(タロット 小アルカナ 流れに乗る)

前回はタロットカードは小アルカナで「流れに乗り」
大アルカナで「流れを変え」、結果として「流れを掴む」
のがタロットカード占いであるということでした。

今回はまずは小アルカナから「流れに乗る」ということ
がどういうことかを解説していきましょう。

小アルカナでは基本的には4つのシンボルかけることの
1から10までの数字の組み合わせで出来ています。
その他にペイジ、ナイト、クイーン、キングの4種類の
人物かける4つのシンボルで人物カード(コートカード)
があります。
小アルカナという場合は数札と人物カードを含めて
言います。
ですが一般的には小アルカナは数札を表すことが多いです。
人物カードは人物カードやコートカードなどと数札
とは別な言い方をすることが多いです。

さて小アルカナです。
「流れに乗る」カードとしては数札です。
人物カードは誰がそれをするかというカードなので、
「流れに乗る」というカードでは無いのです。
数札の「流れに乗る」ということを考えてみましょう。
数札は1から10へと数が進んでいます。
これは数秘術などと共通するのですが、数というのは
それ自体に意味を持ち、数自体が運勢を司っている
のです。

現在、私たちは数ということを計算などに使い、
実用的に使っているために、数に対してあまりにも
デジタルに考えるクセがついています。
特にお金の計算などでは、数はあくまでも量を
表すものであり、数自体に意味などを全く持たない
ものとしているのです。

ですが古来より数には数自体に意味がありました。
そしてこのタロットカードが産まれた背景には
この数自体に意味を持つという考え方があるのです。

これはつまり1は単に1個の物や1円を表す記号なの
ではなく、物事の始まりやシンボルそのものを
表すという意味のあるものであるという考え方を
基本とするのです。

となると実はこの1から10までの数というのは
単なる記号なのではなく、1から始まり10まで至る
という物事の流れを表すのです。

ではワンド、ペンタブクルス、ソード、カップという
シンボルは何を表すのでしょうか。
これはそれぞれの表す分野を示しています。
ワンドならば創作的な分野をペンタクルスならば
経済的な分野をソードならば知的な分野をカップ
ならば愛情的な分野を。
つまり4つの分野があるのですね。
この4つの分野につき1から10までの物事の流れ
を表すのが数札なのだということです。

つまりは小アルカナの表す意味というのは、
どのような分野でどのような流れの中に
いるかということなのですね。

例えばワンド5のカードですと、ワンドという
創作的な分野の1から10までの中の5という
流れであるということです。
そして5とは自然界の5元素という火、地、風、
水、空の要素の空の元素の表す意味あいが
あるということです。

これは空の元素の無尽蔵のエネルギーが
ワンドという創作的な分野に起きるという
ことで、つまりは創造的なエネルギーに満ち溢れ
周りにそれをぶつけている状態を表すのです。
これは触れれば爆発するような、創造エネルギー
であり、人とぶつかりながらも成長する、成長の
流れであると言えます。

そしてここからが重要なのですが、小アルカナの
「流れに乗る」ということはこの数札の持つ
エネルギーを活用するということなのです。
運気の流れとはその運気の流れを活用すること
によって掴むことが出来ます。
つまり先ほどのワンド5が現在の位置に出た場合
は人とぶつかりながらも成長する、成長の流れ
が現在時点で来ていると読めるのです。

となると現時点で周りに周りとぶつかっている
ことは悪くないと、むしろぶつかる中で成長
につながれば良いのかなと読むことが出来ます。

これが「流れに乗る」ということです。
これを今、現在人とぶつかっているので、ぶつから
ないようにしましょう。と読んでしまっては
元も子もありません。

これは単にワンド5を周りとぶつかるという意味で
暗記しているだけなのです。

小アルカナは必ず数を流れの中から読まなくては
なりません。
その中でタロットを並べた(スプレッドとして)
ときにその並べたカードの流れの中で、この数
の流れがどういった流れにいるかを把握する
必要があるのです。

こうしてタロットカード占いとは幾重にも
流れを組み立てて「流れを掴む」占いなのです。

人物カードはこの「流れ」の中でどのような
人物がそれを行うかという「流れ」を立体的
に見るためのカードなのです。

とするならばこの小アルカナで「流れに乗り」
「流れを掴む」ならばそれだけで「流れを掴む」
という目的を達しそうです。

しかし、世の中はそうではありません。
どんなに「流れに乗れ」たところでそれを
全くひっくり返してしまう人物や物事はある
のです。

それを表すカードが大アルカナです。
このカードは「流れを変える」カードです。
この大アルカナを使うと物事は完全にひっくり
返ってしまいます。
これは小アルカナの作り出す「流れに乗る」
ということを根底から覆します。
ですからこの大アルカナがどれほど重要かが
分かるためにはまずは小アルカナの理解が
必要なのです。

今回は小アルカナについて書きました。
次回は大アルカナについて書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座89(タロットカード占い 序章)

前回は無意識の流れを掴むのがタロットカード占い
であるということを書きました。

今回はタロットカード占いについて詳しく書いて
行きます。

タロットカード占いは78枚のカードを使って占う
占いです。

大アルカナと言われる絵札が22枚、
小アルカナと言われる数札が56枚で合計78枚です。

このうち大アルカナにはそれぞれ数字がふってあります。
0から始まり、1から21までの数がふられています。
1から22までの数字でないところがタロットカードの
面白いところです。
となると0のカードには不思議な働きがあるのでは
ないかと考えられますが、それはその通りでこの0
のカードである「愚者」のカードはタロットカードの
中でもかなり異質なカードなのです。

それはつまり大アルカナの他の21枚のカードとは
全く異質なカードの力があるのです。

この0のカード愚者のカード以外の1から21のカード
は1から始まり21へと至る物事の流れの中のワンシーン
を表しています。

つまり1から21までは人間の魂の成長の物語がある
というわけです。
その中のワンシーンを取り出したのが、それぞれの
カードだということです。

これはつまりタロットカードの並び順自体が無意識の
流れを表しているのだということです。
ですからここからもタロットカードで占いをすると無意識の流れ
を掴めるということが分かるでしょうか。

0のカードだけはその流れから浮いているカードなのです。

この0のカードはトランプのジョーカーに似ているカードです。
トランプですと、たとえばポーカーなどでも、ジョーカー
を使うと全く、手持ちの札の意味が変わってきます。
同様に0のカードである愚者のカードも、占いの流れを
変えることが出来るカードなのです。

この愚者のカードに限らず、タロットカードの中には
流れを変えることの出来るカードというものが存在
しています。

タロットカード占いをするときにはこうした「流れを
変える」ことの出来るカードを中心に読んでいく必要
があります。

基本的には大アルカナのカードはみんな「流れを変える」
ことの出来るカードです。
その中でも愚者のカードは究極に「流れを変える」こと
の出来るカードなのです。

この「流れを変える」ということを使うことは「無意識の
流れを掴む」ためには必要なことです。
無意識の流れを掴むというのは実際にはこの「流れを変える」
ということしている場合がほとんどなのです。

さて流れを変えるということがあまり出来ずに「流れに乗る」
ということがメインになるカードが小アルカナのカードです。
この小アルカナにはスートと呼ばれるシンボルがそれぞれ
付けられています。

スートは4種類です。ワンド、ペンタクルス、ソード、カップ
です。

このスートにつき、数字の1から10まで及びペイジ、ナイト、
クイーン、キングの4枚の計14枚のカードがあります。

つまり4のスート×14枚のカードの計56枚が小アルカナ
なのです。

この小アルカナも流れがあります。
1から10までは数字の流れになっています。
これは数秘術の数の意味に近いですが、数そのものの
持っている意味にスートのシンボルであるワンド、ペンタクルス、
ソード、カップの色彩が宿るというイメージでしょうか。

また人物カード(コートカード)と言われるペイジ、ナイト、
クイーン、キングは大体の人物像を象徴として表すカード
なのです。
コートカードは誰がそれをするの?という質問に答える
カードです。

ですが一応、ペイジからナイト、クイーン、キングという
流れはあります。

つまりタロットカードは大アルカナの人間の魂の流れが一つ、
小アルカナの1から10の流れが4つのスートで4つ、コートカード
の流れが4つのスートで4つ。
合計9つの運命の流れのあるカードであると言うことが出来ます。

その中でもコートカードは人物を表すのであまり流れに関わり
ません。
4つのスートの数札が運命の流れを作るのです。
そして大アルカナがその運命の「流れを変える」のです。
その意味では小アルカナは「流れを変える」には向きません。
むしろその流れに乗ってどうやって飛躍するかに使えるでしょう。
大アルカナが重要なのは「流れを変える」ことの出来るカード
だからです。

これはまたしてもトランプのポーカーと同じで、ポーカーの場合
は基本的に数字やマークを持ち札にします。
同様にタロットも小アルカナを流れを掴むための流れに乗る
カードとします。
しかし、ポーカーではジョーカーが出たときには全く違う
展開が待ち受けているのです。
スリーカードやフォーカード、フルハウス、フラッシュやストレート
など自由自在に使えるのがこのジョーカーです。
その意味ではジョーカーこそがトランプの醍醐味でしょう。

同様に大アルカナのカードが出たときには運命が大逆転するのです。
もちろん大アルカナにも「流れを変える」ことが得意なカード、
不得意なカードもありますが、「流れを変える」ことが得意な大アルカナ
のカードをうまく使えば、運命はあっと言う間に変えることが出来ます。
それこそがタロットカード占いの醍醐味と言えるのです。

その意味ではタロットカード占いをするときにはぜひとも小アルカナを含む
78枚のカードで占いたいものです。

小アルカナの「流れに乗る」のが普通であるところ、大アルカナの「流れを変える」
ことが「特別」であるのですから。

小アルカナを使わない占いですと、大アルカナは「特別」ではなく普通のカード
になってしまいます。

今回は小アルカナの「流れに乗る」という意味合いと大アルカナの「流れを変える」
という意味合いで「流れを掴む」ということをすることがタロットカード占いである
という解説でした。

次回も解説を続けます。

占い師Hisashiの占い講座88(無意識の流れを掴む タロット)

前回までで、ホロスコープの読み方のほとんどは
解説いたしました。

まだ三重円の読み方など色々なことはありますが、
それは出生のホロスコープの読み方の応用と
言えるものなので、その話はまたの機会に、
お書きしたいと思います。

これまでのホロスコープの読み方で、無意識の
ルールというものがお分かりいただけたと思い
ます。

こうしたホロスコープを読んで行かないと普段、
私たちがどれだけ無意識に左右されているのか、
そして無意識に動かされているのかが分からない
のです。

つまり人はホロスコープで表される、星によって
動き、成功もし、失敗もし、泣き、わめき、喜び、
たそがれているのです。

つまりホロスコープを解釈出来なければ、自分が
無意識のどんなルールに従って生きているのか、
分からないのです。

逆にいうとこのホロスコープを解釈すれば、自分
が無意識のどんなルールに従って、動いているか
が分かり、結果として星の動きから自由に生きて
いくことが出来るのです。

ホロスコープとはそのためにあるものなのでしょう。

それでは無意識のルールから自由になった人がいる
とします。

それではそれだけで本当にうまく生きることが出来る
のでしょうか。

他に問題は無いのでしょうか。

実は無意識のルールから自由になったとしても、
依然として無意識と向き合って人は生きるのです。
これはつまり、自分の星の配置が分かり、今の星の
配置が分かり、どうやって生きればいいかが分かった
としても、実際上、問題が起きることがあります。
これは無意識の流れを掴むかどうかが問題なのです。

せっかくルールが分かったとしても、実際の対応は
ルール通りにはいかず、依然として実際の生活は困難
になるかもしれません。

実際の生活をよくするためには、無意識をどう歩くべきか、
その流れを掴む必要があります。

例えばトランプのポーカーゲームをしたとします。
ポーカーのルールを覚えるのはもちろんのこと、
どうやったらポーカーに勝てるのか、その攻略法
を学ぶのが先決です。

では攻略法を学んだからといってゲームに勝つことが
出来るでしょうか。答えはNOです。

攻略法はあくまで攻略法で実際にはゲームを実践する
必要があります。

これはあたかもホロスコープの読み方を解読出来た人
が自分の人生のルールと攻略法を手に入れたとしても、
それですぐに人生がよくなるわけではないのと似ています。

ゲームは実践を通じて強くなります。しかし、最初に
攻略法を知っておくと有利なのは当然です。

さてゲームを実践すると分かってくるのは、流れを
掴むということなのです。

あのときにこうしておけば、自分が有利になれたのに、
あのときにこうしておけば自分が不利になることは無かった
のに。

とはゲームをすれば誰しも思うもの。人生も同じです。
実際に人生を生きて入ればあの時にこうしておけばが
いくらでもあります。

人生でもその流れを掴むということが、後で大きくなる
ことがあります。
それは占星術の人生の無意識のルールや攻略法では、見つけ
られない部分です。

こうしたときに無意識の流れを掴むために、一番有効な手段が
タロットカード占いです。

このタロットカード占いを使えば無意識の流れを掴むこと
が出来ます。

それはあの時ああしていればということから解放されること
でもあります。

人生の難局に対して、あらかじめこう動くべき、ああ動くべき
ということが分かるタロットカード占いはまさに、人生の流れ
を掴み、人生を好転させるでしょう。

タロットカード占いにはカードより、自分の無意識がいまどこに
向かっているかを教えてくれるところがあります。

例えば今、愚者のカードが出ているなら、今は何も考えずに、
ただ自由に動いてみるというのが流れを掴むということなのです。

占星術は無意識のルールと攻略法を教えてくれますが、無意識の
流れを掴み、初めて人生を謳歌することが出来るのです。

ですからこれからはこちらの無意識の流れを掴むというタロット
カード占いの解説をこの「占い講座」で始めたいと思います。

まずタロットカード占いはどんな占いなんでしょうか。

これはタロットカードというカードを使って、これから起きる
ことなどを予想して対処する占いです。

カードを出して占うことによってあらかじめ起こる事が分かり、
それに対して色々な対策が出来るのです。
その意味では占星術とは少し毛色の違う占いです。

違いはまだあります。
占星術は遠い先、例えば10年先まで見越している場合もあるの
ですが、タロットカード占いですと、大体3ヶ月先ぐらいしか、
見通せません。
こう書くと占星術の方が当たるような気がしますが、そもそも
3ヶ月ぐらい先さえ見通せれば実際に生きる上では十分でもあります。

つまりタロットカード占いの方がより実践的なのです。

また実践と言えば占いの解釈も実践的で具体的です。
例えば双子座と言うイメージなら多くの解釈が出来ますが、
愚者と言うイメージですとわりに固定化されたイメージです。

こうした実践的な占いのタロットカード占いは、奥が深い
占いでもあります。

次回からタロットカード占いについて書いて行きましょう。