今回は水星について書きます。 水星は天照大神と豊受大神の関係のように、太陽との関係は切っても切れない関係にあります。 水星は太陽の近くにいることが多い星です。 太陽の力を使って応用したり、発展させたりする星だと言えます。 その意味で太陽と月のような強い影響力を持つ星ではありません。 もちろん水星の力を使うことは成功するにあたっては重要なのですが、水星の力を使いこなせない 場合でも太陽と月の力を使いこなせないときほどの困難は生じないでしょう。 水星は知性を表しています。知性はどんな分野で生きていくにしても重要な要素でしょう。 この知性があるかどうかは仕事やプライベートで成功するには重要なファクターです。 先ほど水星は太陽と月の力ほどの影響力がないという話をしましたが、それはあくまで 相対的に見た場合であって、絶対的に見れば水星は多大な影響力を持っている惑星だと言えるでしょう。 仕事だけでなく、プライベート、芸術、スポーツ、はたまた恋愛にいたるまで知性は応用が利きます。 知性というのは成功のパターン化と言えます。このパターン化というのは水星の得意技です。 一度、成功した経験を次に活かす。または失敗したことを反省、修正して次に生かす。 そうした成功や失敗の経験のパターンをノウハウとして蓄積することこそ水星の正しい使い道 だと言えます。 こうしたノウハウはいろいろな分野に応用が利くため、水星を使いこなしている人は最終的には 何でも出来る人となります。 その意味で水星は大きな成功を表しているのです。 その上で太陽のクリエイトする力と月の安定した感情があれば無敵でしょう。 もし人生の上で困難が起きたときは水星の影響力を見てみることをお勧めします。 意外な克服法が見いだせるかもしれませんよ。 今回は水星のルールについて書きました。 次回は金星の神について書きます。
2014年のアーカイブ
占い師Hisashiの占い講座11(水星 豊受大神)
前回は月のルールについて書きました。今回は水星の神について書きます。 西洋占星術では水星の神をヘルメスとします。この神は伝令の神です。 一方、日本の神話でこの水星を表す神は豊受大神(トヨウケノオオミカミ) です。この神は神様の食べ物を提供する神で天照大神の食べ物を提供する神です。 天照大神はこの豊受大神の食べ物を食べなければ、活動が出来ません。 このことは占星術でも大きな意味を持ちます。 天照大神が表す、太陽は豊受大神の表す水星の助けが無ければ、 その真の力を発揮することが出来ません。 豊受大神は伊勢神宮では外宮(げくう)と言う神社の祭神で、天照大神 を祀る伊勢神宮内宮(ないくう)をお参りするときは外宮を先にお参りしてから 内宮をお参りするが正式な参拝となります。 ここで外宮を先に参拝すると言うことが問題です。内宮と外宮ではあくまで 内宮が中心です。ですが参拝は外宮が先。豊受大神の力を得てから天照大神の 力を受けるべきなのでしょう。 太陽と水星のことも同じことが言えます。やはりあくまでも太陽が中心なのです。 ですが水星の助けが無ければ太陽はその力を十分に発揮することは出来ません。 太陽の持つ想像力、発想力、理想などは水星の持つ応用力、表現力、知性の力が無ければ 絵に描いた餅となるでしょう。 太陽と水星はセットで考えると使いこなすときに役に立つでしょう。 今回は水星の神について書きました。次回は水星のルールについて書きます。
占い師Hisashiの占い講座10(月のルール)
前回は月の神は月読尊でこの神は安定した感情の持つ良さを表す神と書きました。 今回は月のルールを書きます。 月は個人のパーソナリティを表します。性格、人格と呼ばれるものを表します。 人格がその人の運命まで支配すると言うことは占いでは言われることです。 安定した人格の持ち主は何処のどんなところに行っても成功出来るはずです。 一方、偏ったり、歪んだ人格の持ち主は何をやっても失敗します。 この大事な人格の部分を司っているのが月なのです。 月が良いポジションにあったり、月が影響力のある配置の人は、満月のように円満な 人格が物事全てを良い方向に導くでしょう。 逆に月が悪いポジションにあったり、月が影響力が無い配置の人は新月のように、月の 力の感じない不安定な人格となり、物事全てが悪い方向に行くでしょう。 以上のように月は太陽と並び個人の運命まで左右する重要な星と言えます。 他の星の場合はその星が強調された配置で無い限りはそれほど影響力がありません。 ですが太陽と月はその人に大きな影響力を与えます。 ここで重要なのは太陽と月の関係です。太陽はその人の燃えるエネルギーであり、 輝ける人生の目標です。 それに対して月はその人のパーソナリティであり、人格そのものです。 この輝ける人生の目標である太陽と人格である月の二つの関係はその人の言わば エンジンとボディーに当たります。 太陽と言うエンジンが弱ければその人の活力自体が弱いのです。 しかし、月と言うボディーがバランスが悪ければ決して良い車にはなれないのです。 他の星はブレーキだのサスペンションだのを表しますが、エンジンとボディーの2つは 基本なのでこの2つがバランスが取れてなければ人生が狂ってしまいます。 占星術でその人を占うときに必ず見るのが太陽と月です。 この2つは重要な星と言えます。 神様で言えば天照大神と月読尊は中心になる神です。他には素戔嗚と言う重要な神 がいますが、この素戔嗚に関してはまたの機会に話しましょう。 今回は月のルールと太陽と月の重要性について書きました。 次回は水星の神について書きます。
占い師Hisashiの占い講座9(月 月読尊)
前回は太陽のルールについて書きました。 今回は月の神について書きます。 月の神はギリシャ・ローマ神話ではアルテミスとかディアナとか呼ばれますが、 ここは日本なのでギリシャ・ローマ神話は割愛させていただきます。 日本の神話では月の神は月読尊(ツキヨミノミコト)と言います。 太陽神の天照大神と英雄神のスサノオノミコトとともに三貴子と呼ばれ、 尊ばれている神です。 明るく激しい性格の天照大神と乱暴であるが勇猛なスサノオの間で、 冷静に物事を収める神です。 月の神は外国では女性神であることが多いのですが、日本の月読尊は 男性神です。 この神は普段は冷静に神々の調和をとる神なのですが、恋人の神の元に 夜な夜な通い続ける情熱の神でもあります。 このことは月のイメージとして日本人は外国人のように感情的で激しいイメージでは無く、 比較的冷静で落ち着いた感情のイメージを持っていることが分かります。 ですから日本人の場合、月の読み方はプラスイメージで読み解くことが出来るでしょう。 日本人はどんなに苦しく辛い状況になっても我慢強く落ち着いて冷静に行動すること が賞賛されることがあります。 それは日本人の性格に関係があり、日本人の冷静で控えめで堅実な性格はこの月読尊と 無縁ではないでしょう。 今回は月の神について書きました。 次回は月のルールについて書きます。
占い師Hisashiの占い講座8(太陽のルール)
前回は太陽の神が天照大神だと言うことを書きました。 今回はその太陽にはどういうルールがあるかを書きます。 太陽はよく何座のあなたと言うことで出てきます。 何座のあなたでよく出て来る特徴は性格やこういう人物と言うイメージです。 この何座のあなた的なイメージはむしろ月のイメージと言えます。 太陽は自分で人生をクリエイトする方向性を表しています。 例えば獅子座の太陽なら派手で目立ちたがりの性格と言われますが、 これはむしろ月が獅子座の人に当てはまる性格だと思われます。 太陽が獅子座の人は派手で無くても、自分で自分の人生を劇的に作りたい 願望を持つということです。 たとえ地味でも自分の人生の方向性を他の誰でもない自分が作りあげること に生きがいを感じるのが太陽が獅子座の人のイメージです。 人生設計を自己流に作り上げるイメージと言えます。 見た目はむしろ地味に映るかもしれません。 このように太陽のルールと言うのは自分で自分を表現する方向性を表すのです。 そうするとこの太陽と言うのは自分を作り上げる方向であるので、 生まれつきの性格ではありません。 ですから太陽のイメージと言うのは自分で自分を作っていくには必要な星 と言えますが、自分で自分を作らない主婦などからすると必要のない星です。 その場合は夫などに太陽の力を投射していくことに成ります。 人生を豊かにまた、人生をクリエイトするにはぜひとも必要な星なので常に意識すると 色々なことが可能になるでしょう。 太陽の星座と言うのはいわゆる何座のあなたと言うことなので皆、知っているでしょう。 今回は太陽のルールを書きました。 次回は月の神を書きます。
占い師Hisashiの占い講座7(太陽 天照大神)
今回は太陽を司る神を説明します。 太陽の神はギリシア神話ではアポロンと言われています。 このアポロンは予言や芸術などをつかさどる青年の神です。 私のアポロンの館はこのアポロンから名前を取っています。 またこのアポロンはローマ神話ではアポロと言われています。 通常西洋占星術では星の神はギリシア神話やローマ神話から受け取ることが多いのですが、 私はこのサイトを見ている方が日本人であると思うので、星の神を日本神話から受け取りたいと思います。 日本の神話では太陽を司る神は天照大神(アマテラスオオミカミ)になります。 天照大神は日本の神話の中心であり、日本の神々の中心の存在です。 女神であると言われています。 通常太陽は男性を表すと言われていますが、日本の神話では女性が太陽の象徴なのです。 そう考えると占星術の太陽も女性を表していると言っても良いと思います。 ただし、天照大神が恋愛を中心とする神ではないことには注目した方が良いです。 天照大神は女神と言っても男神以上にリーダーシップがあり、恋愛よりも仕事中心の神に思えます。 そう考えると太陽は男女間の恋愛などを司る星では無く、仕事やリーダーシップ、または夢、 理想、希望などを表す星であると言うことが言えると思います。 日本人の無意識の深いところにはこうした天照大神のイメージが深く刻まれていて、 無意識のルールと成っているのです。 占星術の太陽はこうした天照大神の神話的イメージと融合しています。 太陽のルールも天照大神のイメージから探ると明確な答えが出て来るでしょう。 今回は太陽を表す天照大神のことを書きました。 次回はそれに続く太陽のルールのことを書きます。
占い師Hisashiの占い講座6(星のルールの内容)
前回は星は10あると言うことを書きました。 今回は星のルールとはどういうことかを書きます。 星のルールとは結局、星の意向により、精神の世界が動かされていると言うことなのです。 精神の世界には有意識である自分自の意識と無意識と呼ばれる広大な世界があります。 無意識はある一定のルールで動いています。 そのルールを司っているのが星です。 無意識の世界では星は神話的な「神」として動いています。 星のルールとは神話的な「神」の力なのです。 10個ある天体は10の神として動いています。 私たちは個人としての意識の中でこうした神話的な星の力を使うことによって、 覚醒した個人として生き抜くことが出来ます。 この星の力を使うと言うことが前に書いた、船を大きくすることやエンジンを強化することなのです。 こうした星のルールに従い星の力を得るにはどうすればいいのでしょうか? これは星のことをよく「知る」ことです。 「知る」とは頭で知ることが中心となります。 例えば、占い師の助言によって、色々と行動パターン、思考パターンを変えることは「知る」ことです。 ただ本当は「知る」と言うことは魂で「知ら」無ければなりません。 この魂が「知る」と言うことは夢で色々なイメージを手に入れることで判断できます。 例えば夢で「龍」に乗ることもありますし、「高級な車」に乗ることもあります。 こうした神秘的な力を手に入れることで星の力を使いこなしていると分かります。 西洋占星術の目的とはこうした星のルールを「知る」ことです。 始めは占い師のアドバイスを聞くことで、自然に行動するだけでは分からない、 個人の星のルールを知ることが出来ます。 次第に理解が進めば星の力を使いこなすことが出来るでしょう。 そのために西洋占星術はあるのです。 そうした星のルールこそが星を擬人化した「神」なのです。 10の星にはそれぞれに相応しい神がいます。 次回からは太陽から星のルールとその擬人化した神を書いて行きます。
占い師Hisashiの占い講座5(星のルール)
今回は無意識のルールである、星のルールについて書いて行きます。 私たちの住む地球の周りには太陽系と言う、太陽を中心とした惑星群があります。 太陽は恒星で月は地球の衛星であり、冥王星が惑星かどうかは異論がありますが、 占星術では太陽も月も冥王星も便宜上、惑星として数えます。 また占星術では我々の地球から見た惑星群の動きを使いますので、 地球は惑星として数えません。 そうすると便宜上太陽系の惑星群を表す星は10あることに成ります。 太陽を始めとして、近い順にあげていきましょう。 太陽、水星、金星、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星です。 この10の惑星のルールが星のルールと言うことに成ります。 このうち太陽と月だけは恒星と衛星と言うことで特殊な惑星となります。 その他の惑星は太陽に近い順に個人の才能に関わり、遠い順に人生に強い影響を与えます。 この星のルールと言うものがなぜ人間世界に影響があるかはまだあまり分かっていません。 私たちは経験上こうした星のルールが地球で起きる、あらゆることがらに影響を与えていること を知るようになったのです。 それが西洋占星術と言う占いです。 私たち占い師はこの10の星のルールを使い個人や社会に起きることを予知し、 アドバイスを与えていくのです。 太陽は10の惑星の中心となる星でこの星を使いこなせるかで人生は大きく変わります。 また月は生まれたときの性格に関わり、この星も人生に大きな影響を与えます。 その他の惑星もそれぞれ深い意味があり、人によっては特定の星をよく使いこなし、 太陽や月よりも人生に影響を与えている場合もあります。 今回は星のルールについて話しました。次回からは太陽から順にその星のルールを書いて行きます。
占い師Hisashiの占い講座4(無意識のルール、無意識の流れ)
今回は占い師が何を見ているかを書きます。 占い師は無意識の世界を渡り歩く術を持っています。 それは無意識の世界を歩くルールを知っていると言うことです。 または無意識の世界の流れを読むことが出来るのです。 無意識の世界のルールは西洋占星術で読むことが出来ます。 無意識の世界の流れはタロットカード占いで読むことが出来ます。 無意識の世界のルールとはどういうことでしょう。 ルールとはどの世界にもあることです。 たとえばスポーツにはルールがあり、それに違反すれば反則を取られてしまいます。 また車の運転では交通ルールがあり、違反すれば反則金や点数を取られます。 また人間社会にもルールがあり、盗みなど犯罪をすれば罰金や懲役などの刑を科されます。 他にも友達同士であっても、周りの友達に迷惑をかければ、皆離れて行くでしょう。 つまりどの分野のどの世界でもルールはあるものなのです。 もちろん無意識の世界にもルールがあります。 無意識のルールは普段は意識することはありません。 ですが何か問題が起きるときはその無意識の世界のルールに外れたときなのです。 この無意識の世界のルールとは何なのでしょうか? 私見では惑星と呼ばれる星のルールなのです。 星のルールに従い精一杯頑張ることこそが成功の秘訣なのです。 西洋占星術で使う星は大まかに言って10ほどあります。 その10の星のルールを掴むことこそが占い師が西洋占星術で行っていることなのです。 また無意識の世界の流れを読むとはどういうことでしょう。 たとえばスポーツでは試合の中で一番重要な場面で自分の側に流れが来るように動くときがあります。 試合の中ではその流れを掴ことが重要で、実力が均衡した相手なら、流れを掴んだ方が勝利します。 車の運転では道路交通の流れに従った運転をすればスムーズな上に事故も少ないのです。 社会ではどうでしょうか?仕事でも人間関係でも流れを掴めば物事はうまく行くものです。 無意識の世界の流れを読むにはタロットカード占いが最適です。 このカードにはこれから起こることを予知して占う者に伝える力があります。 占い師は何枚かのカードを並べていき、そのカードの流れを読み、そのカードの意味を読み解く ことによって無意識の世界の流れを読み解くことが出来ます。 タロットカード占いでは占い師はカードを読み解く技術を使い、無意識の世界を読み取っているのです。 今回は占い師は西洋占星術では無意識のルール、星のルールを読み取っていることと タロットカード占いでは無意識の流れをカードを読み解くことで掴んでいることを書きました。 次回は西洋占星術に絞って星のルールについて書いて行くことにします。
占い師Hisashiの占い講座3(占いのたとえ話)
前回まではなぜ占いは当たるのかと言う話をして来ました。 今回は占いは無意識に対して何をしているのかと言うことを話します。 無意識と言うとかなり漠然としたイメージです。 無意識と言うのはたとえば大きな海のようなものです。 そこに小舟で乗り出すのが私たちです。 海の先には夢の新天地が待っているのかもしれませんし、宝の島が待っているのかも知れません。 しかし、小舟で海へ乗り出すのはあまりにも危険です。 嵐にあったり、サメに襲われるかもしれません。 この嵐は例えば失恋かもしれませんし、肉親の病気などや、あるいは失業などもあるかもしれません。 サメは嫌な恋敵、あるいは嫌味な上司や怒鳴りつける先輩かもしれません。 そうした人生の航海に必要なのが占いです。 このたとえで言うと西洋占星術は小舟を強化して、大船や立派なエンジンを付けた船にしてくれます。 またタロットカード占いはレーダーや天気予報などで危険な場所や天候を予知できますし、 レーダーでサメをかわすことが出来ます。 船を強化し、レーダーで危険を予知すれば、海に飛び出しても危険ではありません。 新天地や宝の島も見つけられるでしょう。 ですから皆さんはぜひこうした占いを学び大冒険を果たしてください。 占い師とは船をパワーアップさせる船大工であるかもしれませんし、レーダーを取り付ける技士 かもしれません。 今回は占いをたとえ話で話しました。次回は占い師が占いで何を見ているかを話しましょう。