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占い師Hisashiの占い講座74(マイナーアスペクト 意味の大きいアスペクトの解説)

今回はマイナーアスペクトの続きです。
前回はマイナーアスペクトの中でも、意味の
強くないアスペクトについて書きました。
今回はマイナーアスペクトでも意味の大きい
アスペクトについて書いて行きます。

今回はキンタイル(72度)、セプタイル、
(51度25分43秒)、セミスクエア(45度)、
セミセクスタイル(30度)です。

まずはキンタイルです。
このキンタイルは円の5分割です。
5の数は5元素や五感を表します。
5元素と言うのは火、地、風、水の
4元素に空の元素を加えた元素です。
基本的にこの世の中は4元素で出来ています。
そこに中心と成る空の元素が入ることに
よって、世の中と個人との関わり合いが
出来ます。
また五感は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚
です。
この五感を研ぎ澄ませれば、この世で
出来ないことは何もないと言えます。
その意味では5の数はこの世を統合する
力を表します。
その強き力、つまりは元素一つ一つの
力が大きく出る数です。

キンタイルにはこの5の数が関わり、他を
圧倒する力があります。
例えば太陽と天王星のキンタイルでは、
太陽の自分で物事を切り開く生き方に
対して全てをコントロールする天王星が
爆発的に働くので、少し大げさとでも
言うべき、自己コントロールが働く
でしょう。
食事を食べるときにはいつも、カロリー
計算をしている人がいますが、このアスペクト
はこうしたことに向いているアスペクトです。

次にセプタイルです。
このセプタイルは円の7分割です。
7の数は個人的な無意識と関わります。
その意味ではこれは夢見る力や、計画
を練る力と関わります。
その意味ではこのセプタイルは物事
を夢想的に思い描く役割があります。

例えば月と木星のセプタイルですと、
貯金をして、来年には良いブランド
バッグを買って、ゴールデンウィーク
には彼氏とプーケットに行ってなどと、
思い描くOLのような、月の感情と木星の
経済性を計画的に思い描くようなイメージ
です。

その意味ではキンタイルの爆発的な
意欲とセプタイルの計画的な行動
とは比較的に大きな力を持つものでして、
これらのマイナーアスペクトを利用
するとメジャーアスペクトだけでは
到達出来ないところに至ることが出来る
でしょう。

セミスクエアは円を8分割するアスペクトです。
4分割ならスクエアです。
このスクエアをさらに2分割するとセミスクエア
となるのです。
スクエアは牡羊座の1度から見ると蟹座の1度、
天秤座の1度、山羊座の1度と丁度、3区分の
活動宮の最初の度数と成ります。
これは太陽が通るときには牡羊座1度が春分、
蟹座1度が夏至、天秤座1度が秋分、山羊座1度
が冬至となるのです。
その意味ではスクエアは物事のチェンジ、
改革を表します。

一方でセミスクエアです。
8分割なので、牡羊座1度から見ると、
半分はスクエアと同じく、蟹座1度、
天秤座1度、山羊座1度となります。
ただもう半分は普段見えてこない、
度数が出てきます。
牡牛座16度、獅子座16度、蠍座16度、
水瓶座16度です。
このポジションはエナジーポイントとも
言われ、それぞれ、地の力、火の力、
水の力、風の力が爆発的に入って来る
ポイントと言われています。
このエナジーポイントこそがセミスクエアを
探るカギとなります。
つまりこれは異界から来る大きな力を
受けとる窓だと言うことです。
8の数はさらに集合無意識とも関わります。
いずれにせよ、セミスクエアは
異界(外界)よりの強い影響力を
表すアスペクトであると言えます。

例えば太陽と海王星のセミスクエアですと、
夢の世界より、さまざまな情報を得て、
夢の世界の影響力に強く動かされる
人生となります。
具体的にはこうした方は夢占いを習得
すると、人生が大いに開運します。

セミセクスタイルは円の12分割です。
この12と言うのは12星座や12室の
ように、ホロスコープの基準となる
数です。
12星座で考えますと、このセミセクスタイルは
星座が一つ先に進むと言う意味があります。
星座が先に進むときには、必ず前の星座の
反省点を目標として進みます。(例えば牡羊座
の自分の意欲ばかりを優先していたことの
反省から牡牛座の現実をよく見てから進む
と言う方向に変えることなど)

その意味ではこのセミセクスタイルは反省と
改善を表す度数だと言えます。
例えば蟹座の月と獅子座の金星のセミセクスタイル
の場合ですと、いつも家にいておしとやかに
している女性がこのままではいけないと思い、
合コンではメイクもブランド品もばっちり
でイケてる女性に変身するようなイメージです。
これは普通にはただ、今日は決めて来たなと
友達に思われる程度ですが、本人はいつも
家で大人しくしているだけでは、男性に
アピール出来ないわと言う反省と改善を
意図しての行動なのです。

このことから分かる通りにマイナーアスペクトと
言うのは他人から見るとそれ程、大したことが
ないことがほとんどです。
一方で本人的にはかなり重大な気持ちである傾向
を表すのです。

ただこれは占星術的に言いますと、かなり有効に
使えるアスペクトだと言えます。
なぜならメジャーアスペクトは他者からも分かる
ぐらいの本人の強いクセです。
一方マイナーアスペクトは他者からは分からない
ぐらい弱いクセです。
強いクセは努力してもあまり変わらないでしょうし、
あえて言えば活かし方を考えるような使い方に
なりますが、弱いクセですと自分で矯正したり、
うまく利用したり出来ます。

その意味ではマイナーアスペクトは利用価値の
あるアスペクトだと言えます。

次回もアスペクトについて書いて行きます。

 

 

占い師Hisashiの占い講座73(マイナーアスペクト 珍しいアスペクトの解説)

今回もアスペクトです。

今回はマイナーアスペクトに関して書いて行きましょう。

マイナーアスペクトでも考え方は同じです。つまりは円
の分割と言う考え方です。
アスペクトの基本は全て円の分割から出来ているのです。
この分割が数の大きな分割になるのがマイナーアスペクトだと
言えます。

マイナーアスペクトを順を追って説明しましょう。

メジャーアスペクトでは1分割(コンジャンクション)、
2分割(オポジション)、3分割(トライン)、4分割(
スクエア)、6分割(セクスタイル)、さらにインコンジャンクト
(150度)がありました。

マイナーアスペクトはさらに細分化された円の分割度数で
あると言えます。

5分割はキンタイル(72度)、7分割はセプタイル(51度
25分43秒)、8分割はセミスクエア(45度)、9分割は
ノビル(40度)、10分割はデシル(36度)、12分割は
セミセクスタイル(30度)、15分割はクインデシル(24度)、
20分割はビギンタイル(18度)、さらに24分割(15度)の
アスペクトがあります。
さらにキンタイルを2倍したバイキンタイル(144度)、
セミスクエアを3倍したセスキ―スクエア(セスキ―コードレート)
(135度)、デシルを3倍したトライデシル(108度)も
あります。
これらのマイナーアスペクトのオーブ(許容範囲)は
約2度ですが1度くらいの範囲ですと明確に働きます。

またバイキンタイルはキンタイルに準じますし、セスキ―スクエア
はセミスクエアに準じ、トライデシルはデシル及びその2倍アスペクト
のキンタイルに準じます。

これらのマイナーアスペクトの意味についてはやはり、
円の分割の数に関係があります。
雛秘術やタロットカードの数などに詳しい方はそれらの数
を参考に解釈が出来ます。
これらのマイナーアスペクトで意味が大きいのはキンタイル、
セプタイル、セミスクエア、セミセクスタイルです。

その他のマイナーアスペクトについてざっと意味を
書いて行きます。
ノビルは円の9分割です。
9の数は悟りへと至る精神を表します。
太陽と月がノビルの場合ですと、真に尊敬と愛情で結ばれた
夫婦になります。
また水星と冥王星がノビルの場合ですと、般若心経の写経
をしているときに心が純化される体験をするでしょう。

10の数は具体的な物事を表します。
その意味ではデシルは星と星との具象化を表すアスペクトです。
例えば太陽と月がデシルの場合ですと、夫が今日はこんな料理
が食べたいと言えば妻はそれに合わせてその日その日にふさわしい
料理を作ってくれるでしょう。
また冥王星と金星の場合ですと自分の中のエモーションを油絵
などで表現出来ます。

クインデシルは円の15分割です。
15の数は外界に与える強い影響力です。
その意味ではクインデシルは星と星との影響力の掛け合い
に関係します。
例えば太陽と月の関係なら、太陽がその影響力を月に
与えるときもあれば、月が太陽に影響力を与えるときも
ありその綱引きの関係だといえます。

ビギンタイルは円の20分割です。
20の数は過去、現在、未来とつながる時間の流れです。
その意味ではビギンタイルは星と星との時間の流れを
表します。
例えば太陽と月がビギンタイルの場合は現在の自分に、
子供の頃の自分が影響しているようなイメージでしょうか。
仕事帰りの飲み屋で子供の頃のガンダムプラモの話に
熱中するお父さんのような具合です。

円の24分割のアスペクト(15度)に関しては24の数が
ポイントです。
24の数は内面と外界の意識のチェンジに関係します。
自分の内面的なことに打ち込んだり、逆に影響を受けたり
です。
例えば太陽と月がこの24分割のアスペクトがありますと
いつもはリビングで和気あいあいとしている夫婦が、
たまには自分の部屋にこもって、夫は趣味の書道をし、妻は
趣味の水墨画をすると言うイメージでしょうか。

これらのマイナーアスペクトはかなり内面の働きが強い
ので、比較的に外に出てこない部分でもあります。
他人から見るとさほど重要でもないことにも思えます。
しかし、自分の内面としてはかなり重要であって、
このマイナーアスペクトが実は自分の生きる目的で
あると言う場合もあります。

またマイナーアスペクトはメジャーアスペクトの複合
アスペクトと孤立したメジャーアスペクトをつなぐ
ブリッジ(架け橋)としてつなぐ役割もあります。

例えばホロスコープの中で太陽と月と木星に合の土星で
グランドトリンがある方がいるとします。
この場合はかなり仕事で成功する可能性が高いでしょう。
しかしさらに金星と冥王星のスクエアが孤立したアスペクトを
持っているとすると、女性関係で乱れがちになります。
これは孤立した金星と冥王星のスクエアが暴走してしまう
のです。
ここで木星と土星の合に金星がノビルの場合ですと、
この女性関係の乱れは、仏画や曼荼羅などを描いてみると
心が落ち着き、解消されることになります。
仏画や曼荼羅と言う芸術(金星)とノビル(悟りへ至る精神)
が融合し、日常生活(木星と土星の合)に良い刺激と
冥王星と金星のスクエアの欲求不満が解消される
ため、女性関係の乱れが解消されると言うわけです。

このようにマイナーアスペクトは使うべきアスペクト
でメジャーアスペクトのようにほっといても自然に
使っているアスペクトではありません。

その意味では占い師が依頼者の運命を変えるときにうまく
使えるアスペクトだと言えます。

話が長くなりました。
次回は今回解説しませんでした、キンタイル、セプタイル、
セミスクエア、セミセクスタイルについて解説します。

占い師Hisashiの占い講座72(インコンジャンクトの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

今回はインコンジャンクトのアスペクトです。
このインコンジャンクトのアスペクトは150度の
アスペクトです。

このアスペクトは従来はマイナーアスペクトの
扱いでしたが、現在ではメジャーアスペクトに
なっています。

このアスペクトは120度のトラインの発展性
のあるアスペクトと180でのオポジションの
裏表のアスペクトの間で丁度、発展性から
裏表の縛られた関係へと至るアスペクトだと
言えます。

この180度の裏表の関係と言うのは丁度、
夫婦の関係だと言えます。
一方120度の関係は恋人の関係だと言えるでしょう。

その意味ではこのインコンジャンクトのアスペクトは
恋人から夫婦へと至る、調整の状態を表します。
180度の夫婦の関係はこれは逃げられず、縛りあう
関係です。
一方の120度の恋人同士の関係はお互いに
心を通い合わせる、楽しい関係です。

たとえ120度の楽しい関係があったからと言っても、
180度の縛りあう関係にはなれない場合があるのですが、
そうした関係へと物事を推し進める関係が
この150度のインコンジャンクトのアスペクトなのです。

これは何も夫婦関係に限ったことではありません。
例えば就職をするにしても、正社員でしっかりと
就職をしてしまえば、休みだって取りにくく
なってしまうかもしれませんし、上司の言うこと
なら嫌でも、聞かなくてなりません。
これは180度の縛りあう関係と言えましょう。
一方、就職をして初任給をもらう段階までは、
新しい職場への希望を持って進めます。
これは120度の希望溢れる関係だと言えます。

するとこの希望のある関係から、縛りあう関係に
至る調整の関係。
これはつまり会社に入って来て1ヶ月もして
からは会社も自社に本当にこの社員がついて
行けるか、やる気があるか、そして社員は
この会社で本当に良いのだろうかと自分に
問いかけると言う、3ヶ月の試用期間がある
会社が現在では多いのですが、この試用期間が
このインコンジャンクトの関係です。

つまりは何をするにも始めるにも、180度で
軌道にのってしまえば、もう逃げだすこと
は出来ないのですが、120度の段階では
夢や希望に満ちわ溢れていて、悪いところ
は見えてきません。
150度のインコンジャンクトで、やっと
良いところも悪いところも見えてくると
言うわけです。

例えば双子座の太陽と蠍座の月を持つ
男性の場合は元々自分の進みたい道が
色々な商売を転々とし続けることなの
ですが、月の蠍座はむしろ一つ所に
落ち着いて欲しいと思うのです。
男性の場合は月は妻に投射することが
あるので、これはつまり、転職を繰り返したり
独立などにも行きたくなる自分に対して、
妻が一つのところで落ち着いて、家計
を安定させて頂戴といつも言って来ると
言う関係が考えられます。

これは例えば双子座の太陽に対して
天秤座の月ならトラインの関係で、
転職を繰り返しても、独立しても妻が
それをサポートすると言うことになり
ます。
一方、双子座の太陽に対して射手座の
月のオポジションの関係なら、あなたは
好きにやりなさいよ。私は主婦の料理
教室を開いて、そこで稼いで家計の足し
にするからと言う、それはそれで補い
合う関係となります。
このインコンジャンクトの関係では、
どうにも夫婦のすれ違いはあります。
しかしこのインコンジャンクトの関係
が悪いものとは私には思えません。
この一つで落ち着いて欲しいと常に
訴える妻のおかげで、双子座の太陽の
暴走つまりは転職や独立を繰り返す
と言う双子座の欠点は修正されるの
ですから。

そうするとこの男性は転職を繰り返し
たとしても、常識的な範囲内でしょうし、
独立も成功の計算が立つ時しかしないでしょう。
その意味で星座の弱点を補強してくれるのが
このインコンジャンクトのアスペクトなので
このインコンジャンクトのアスペクトを
苦しいものだとだけ思うことはないのです。
調整が出来たあかつきには、星座の弱点
や欠点が補強されて、その星座を星を自在に
使えることが出来るようになるのですから。

またこのインコンジャンクトはオーブに
注意してください。
オーブは3度とかなり狭いです。
元々マイナーアスペクトはオーブは狭い
です。
インコンジャンクトも元がマイナーアスペクト
であったためにオーブも狭いです。

またこのインコンジャンクトのアスペクト
には避けて通れない複合アスペクトが
あります。

ヨードです。
このヨードはある一つの星に対して2つの
星が向かい合うようにインコンジャンクトの
アスペクト出来て、その2つの星同士もセクスタイル
で結ばれていると言う複合アスペクトになります。
このヨードは古来神の子のアスペクトと呼ばれて
いまして、何か運命的なことをする方に特有の
アスペクトだと言えます。
何かの使命がある代わりに神様から偉大な才能
をプレゼントされたと言うわけです。
基本的には中心になる星に対して、2つの星が
サポートする関係となります。
ヨードは偉大なことをする方に続出する複合
アスペクトです。
ホロスコープの計算ソフトなどでは見逃して
しまうことの多い複合アスペクトなのですが、
非常に重要な役目があるので、このヨードを
見たらヨードをその人の中心の複合アスペクト
だと解読してもあながち間違いではないでしょう。

インコンジャンクトは調整の意義もあり、
ヨードの素材ともなるので、メジャーアスペクト
と解釈されるようになったのも納得のいく
ところです。

次回もアスペクトについて書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座71(セクスタイルの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

合(0度)、オポジション(180度)、トライン(120度)、
スクエア(90動)と解説して来ました。
今回はセクスタイル(60度)です。
これまで私のアスペクト解説では円の分割の数を書いて
来ました。
つまりオポジションは円の2分割、トラインは円の
3分割、スクエアは円の4分割と言うことです。
それでは次の円の5分割は何かといいますと、これは
キンタイル(72度)と言うアスペクトです。
キンタイルはマイナーアスペクトでして、なかなか
使うのが難しいアスペクトですので、このキンタイル
の解説はまたの機会にいたしましょう。

さて次の円の6分割がこのセクスタイル(60度)です。
今回も6分割の6の意味を考えて行きましょう。
6と言う数は第六感を表します。
この第六感は五感を超えた感覚です。
これは仏教では「識」で表せられまして、意識の
働きを表します。
つまり感覚である五感を統括する意識が第六感です。
その意味では一般的なイメージの直観なども、
つまりは五感を統括したときに現われる超越
的な意識と言えます。

円と言うのはホロスコープです。
それを6分割すると言うのは、ホロスコープ
を意識的に統括すると言うことに他なり
ません。

その意味ではこのセクスタイルはコントロール
と言うことに関わるアスペクトです。
例えば太陽が水瓶座で月が牡羊座で
セクスタイルのアスペクトがある女性が
いたとします。
この女性は牡羊座の月の影響でかなり
喧嘩っ早い切れやすい女性です。
本来ならば。
しかし太陽の水瓶座のセクスタイルは
水瓶座的な意識でこの牡羊座の月を
コントロールするのです。

具体的には自分の職業である、事務
作業では、常に意識をコントロール
せざるを得なく、その中で人とぶつ
かりあっていては、仕事になりません。
ですから仕事などで後天的に牡羊座の
月の激しい部分をコントロールするのです。
これは太陽が双子座で牡羊座の月と
セクスタイルの女性でも同じで、
この場合ですと営業の仕事の中で顧客
との関係で感情をコントロールして
行くようなイメージですね。

このようにセクスタイルのアスペクト
はコントロールと言うことがテーマです
ので、比較的に月との関係でプラスの
効果が高いです。
月の感情と言うのはコントロールされた
方が上手くいく場合が多いと思います。
また太陽と関わるセクタイルの場合は
太陽が他の星をコントロールするイメージ
でしょう。

土星や天王星もセクスタイルのアスペクト
ですと他の星をコントロールするでしょう。
火星や金星、木星などはコントロールされた
方が良い星です。
水星はコントロールしてもされても良いでしょう。
海王星や冥王星はセクスタイルでコントロール
された方が良い星です。
例えば一般的には破壊の星と言われる冥王星
でも太陽とのセクスタイルのアスペクトで
コントロールされれば、うまく自分の意欲の
高さとして、建設的に使えるのです。

つまりはセクスタイルにはコントロール
するのに向いている星とコントロール
されるのに向いている星があると言うこと
です。
これはコントロールされる星は暴走する
ことの多い星でして、コントロールする
星は抑える傾向のある星であると言うこと
です。

この両者の星がセクスタイルで結ばれる
ならば、暴走しがちな星がコントロール
されるので、その星の良い面が出るでしょう。
またコントロールする側の星を上手く
使うことがポイントです。
太陽なら理性でコントロールし、水星なら
知性でコントロールし、土星なら規範で
コントロールし、天王星なら冴えた意識
でコントロールすると言った具合です。

さてセクスタイルを語る上で忘れては
ならない複合アスペクトがあります。
それは小三角です。
この小三角はトラインのアスペクトの
中間地点に互いの両端の星にたいして、
2つのセクスタイルが出来る星です。
例えば牡羊座の木星と獅子座の月の
間に双子座の水星が入るような場合です。

この場合は牡羊座の木星の何にでも
チャレンジする気持ちに獅子座の月
が乗っかり、常にガンガン行くと
言うトラインの気質にたいして、
双子座の水星がいや待てよ、常に
周囲を見渡して間違ったことをしては
いないかチェックしなければならない
と2つのセクスタイルがコントロール
していると言う状態を表します。

これはつまり比較的にノリで突っ走る
トラインにたいして、セクスタイルが
コントロールするイメージなので、
かなり使える複合アスペクトです。

一般的にはグランドトリンの成功の
イメージやグランドクロスの困難
を努力で乗り越えるイメージが
強烈なので、少し地味なイメージ
のある小三角ですが、かなり有効
で使いやすい複合アスペクトなので、
この小三角を使って成功される
方もいます。

その意味ではセクスタイルと言う
アスペクトはソフトなアスペクト
としてかなり有効で、使いやすく
また星の良いところを伸ばすアスペクト
です。

気を付けてもらいたいのがオーブです。
合、オポジション、トライン、スクエアが
太陽や月の関わらない場合は6度程度
で関わる場合は8度程度なのに対して、
セクスタイルは太陽や月の関わらない
場合は4度程度で関わる場合でも6度
程度となります。

しかし、このセクスタイルはかなり
有効な応用範囲の広いアスペクトなの
で色々利用するべきでしょう。

次回もアスペクトについて解説
します。

占い師Hisashiの占い講座70(スクエアの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

今回はスクエアのアスペクトです。
このスクエアは90度のアスペクトです。
この90度と言うのは、円の4分割です。

この4と言う数にはかなり特殊な意味が
あります。
まずそれは占星術ですと4区分に関わります。
12の星座を火の宮、地の宮、風の宮、水の宮
と4つの組み合わせに分けたものが4区分です。
つまり12星座と言うのはこの火の宮、地の宮、
風の宮、水の宮の4つの宮が3種類あるのです。
その意味では4区分の火の宮、地の宮、風の宮、
水の宮と言うのは自然界の4元素にも関わり
ます。

自然界の4元素と言うのはこの世の中は、
火、地、風、水の4元素で全てが構成
されていると言う考えです。
つまり占星術的な4区分でも、4元素でも
この世の中の成り立ちは4つの要素で
構成されているのです。

4の数はこうした、世界の成り立ちと関わります。
ですから円の4分割である、スクエアもその考え
方より、意味が与えられているのです。
つまりこれは他の元素からの干渉です。
火は地と水に干渉され、地は風と火に干渉され、
風は水と地に干渉され、水は火と風に干渉され
ます。

そして火と風は裏になり、地と水は裏になります。
この裏表の関係はオポジション(180度)の
関係でしたね。
スクエアは干渉の関係なのです。
と言うのは4区分のうちでも、あまり関わらない
宮から影響を受けるのです。
これはある星に対して別の面から違う星が影響
を与えると言う意味で干渉と言う意味合いが
あるのです。

この干渉と言うのはかなり厄介です。
寧ろ邪魔な存在だとも言えます。
例えば双子座の太陽の男性がいたとします。
そこに乙女座の月か魚座の月がある場合ですと
これは明らかに月が太陽に干渉してきます。
これが射手座の月ですと、干渉ではなく、
裏表の関係なのです。
裏表の射手座の月ですと、双子座の太陽のいつも
営業に飛び回っている、夫に対して、射手座の月
の習い事をいつもしている妻がある意味では裏と
表の関係となり、違う個性であっても、あまり
干渉はしません。これがオポジションなのです。

それに対してスクエアですとかなり干渉を
してきます。
双子座の太陽の営業に日本全国を飛び回っている
夫に対して、乙女座の月の妻は東京の事務所で
仕事をして、早く帰って来てと干渉をします。
また魚座の月の妻は全国を飛び回っても良いけど、
休みの日には子供と東京ディズニーランドに
連れってよと干渉をします。

こうした干渉は日本全国を飛び回りたい双子座
の夫から見ると、かなりのプレッシャーですし、
自分の仕事を阻害されていると思うかもしれません。
しかし、この干渉も時には必要です。
何故なら全国を飛び回る双子座の営業は時には
偏るからです。
あまりにもそうした営業に進み過ぎると、事務
処理的なことがおろそかになります。
また体も疲れすぎます。
乙女座の月の妻はこうしたことに歯止めをかける
ストッパーなのです。
一方、全国を働き詰めとなると、家族の楽しい
時間を持てなくなったり、遊園地の楽しい時間
すら考えられなくなります。
これでは仕事も余裕のない感覚になり、結果
も出せなくなるでしょう。
魚座の月はこうしたことに歯止めをかける
ストッパーなのです。

つまりスクエアとはある星の宮から見て、
違う星の宮からの干渉であり、ストッパー
としての意味合いがあるのです。
この干渉は一見、悪いことに見えますが、
この干渉がなければその星は暴走します。
人はどうしても、星の存在する、星座や
宮に偏るものです。
またコンジャンクション(0度)などのアス
ペクトがある場合はさらにそうです。
こうした星座や宮の偏りを抑えるのが、
スクエアなのです。

と言うことはこの干渉とは、4区分、
4元素のバランス、調和をとっている
いるのだと言えます。
つまりはこのスクエアの干渉がないと
ホロスコープ全体のバランスや調和
が取れないのです。
その意味ではこのスクエアはかなり重要
な意味を持ちますし、影響力もかなりの
ものがあります。

大きな活躍をする人のホロスコープが
色々雑多なアスペクトがあったとしても、
大きく言えばたった一つのスクエアの
アスペクトが強力な影響を与えていた
と言う場合も往々にしてあるのです。
その意味ではスクエアの干渉、ストッパー
としての機能は他のアスペクトとは
次元の違う働きがあるのです。

スクエアは通常、ハードなアスペクト
として知られていますが、今回の
話のように、スクエアが特殊で強力
なアスペクトのために、コントロール
は難しいですが、うまく制御出来たとき
の力は絶大です。

このようにハードなアスペクトは必ず
しも悪い意味ばかりではないと言うこと
ですね。

さてスクエアを語る上で避けて通れない
複合アスペクトがあります。
それはグランドクロスです。
このグランドクロスはスクエアが
4つ重なって出来ていまして、
十字になることからクロス(十字架)の
名前が付けられています。

このグラントクロスも考え方としては
スクエアの4区分、4元素の考え方
を進めて行けば良いのです。
つまりは4区分の火、地、風、水の
宮でそれぞれが干渉していると
とらえれば良いのです。
そうなるとこれはいわば4すくみの
構造でして、何をやっても、他の
宮が干渉してくるということです。
これは何かをしようとしても常に
邪魔や阻害があるので、グランド
クロスは長らく不幸のアスペクト
と言われて来ました。

しかし、四元素の調和こそが、
人の最高の成功だと考えると
このグランドクロスの4区分の
宮の4すくみの状態こそが、
4元素の調和だと言っても良い
ので、実はこのグランドクロス
には多いなる成功の要素が
あるのです。

タロットカードの最高の
カードの一つに「世界」の
カードがあります。
このカードには真ん中に女性
がいて、四隅に動物がいます。
この動物は牡牛、獅子、ワシ、
天使です。
これはそれぞれ牡牛座、獅子座、
蠍座、水瓶座を表していると
言われています。

これはつまり、三区分の不動宮の
グランドクロスを表していますよね。
このグランドクロスに囲まれた
女性の姿がタロットカード最高の
カードの一つの「世界」のカード
なのですね。

何故このカードが最高のカード
なのかと言いますと、このグランド
クロスには四区分の4つの宮、
つまりは四元素の全てがあり、
それがお互いに調和しているからです。

四元素の調和とは、その人の世界
を表し、この調和があってこその
最高の幸せと最高の成功があるのです。
翻って考えますと、グランドクロスの
4つの宮の4すくみ状態を解消するには
4つの干渉を解消することであり、これは
つまりは4つの宮の調和に他なりません。
グランドクロスは何をやるにしても、
他の宮からの干渉が入り、邪魔や阻害
があるのですが、逆に言えば、この4つの
宮が調和する形で物事を進めれば良いのだ
と言えます。

そうするとこのすぐに出て来る干渉は
寧ろ、4つ宮の調和への布石であって、
この干渉を暴走を止めるためのストッパー
として4つの宮の完全なる調和へ至る
努力と考えれば、この4つの宮の調和
が取れたあかつきには、最高の幸せ
と最高の成功が待ち受けているのです。
それは丁度「世界」のカードのように。

その意味ではスクエアのストッパー
としての役割もグランドクロスの調和
も基本的にはある星の暴走を抑え、
調和を呼ぶと言うことで、それはうまく
コントロールされさえすれば、最高の
幸せと成功を呼ぶものなのです。

スクエアはグランドクロスのうち、
2つの元素のみを取り上げたのだと
も言えるかもしれません。

いずれにせよスクエアやグランド
クロスの干渉は最終的には調和に
至るものだと考えられます。
その意味では努力や頑張りの末の
幸せや成功の意味合いが大きいで
しょう。

いずれにせよ、影響力の強い
アスペクトです。

次回もアスペクトについて
書いて行きます。