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占い師Hisashiの占い講座64(星、12星座、12室の組み合わせ)

今回は星、12星座、12室の組み合わせを考えて行きましょう。

通常、どの占星術の解説でも、星の説明、12星座の説明、
12室の説明があります。
ただ実際の鑑定をする場合には、10ある星を12星座と
12室に落とし込んで考える必要があります。
たとえば金星は美のルールで働く星です。その金星が
山羊座の7室にあったとします。
山羊座は社会でトップに立っている大人の人を
思わせる個性です。
7室はパートナーやパートナーとの出会いの場、
自分の個性を評価されるような場です。
こうしたことを組み合わせて考えるのです。

例えばこの場合は美のルールが山羊座的に働くので、
これは大人の男性がするオシャレのようなイメージです。
つまりは会社の社長や役員などがするようなオシャレ
です。
少し年より向けとは言え、スーツをビシッと着こなす
ようなイメージです。
これは女性なら大人の女性が例えば同窓会などで
着て行くファッションに近いイメージです。
この人はこうしたオシャレやスタイルが様になる
と言うわけです。
ここに7室を当てはめると、まさに大人のパーティー
つまりは結婚パーティーに列席する、大人の男女
のようなイメージですね。
するとこの7室の山羊座の金星を持つような女性は
大人風なファッションで結婚パーティーに行き、
そこで知り合った男性と大人しか行けないような
ラウンジなどで、オシャレにデートをするような
出会いをするとうまく行きますし、またその
ような機会が多いのです。
これは決して居酒屋で飲んで騒ぐようなイメージ
ではありませんし、自分の趣味的な大人なブランド物
を買いあさるようなイメージでもありません。
居酒屋で飲んで騒ぐのなら、星座が違うのです。
ブランド物を買いあさるなら12室が違うのです。

つまりは同じ金星と言っても、星座と12室の
組み合わせでかなりイメージは異なるのだ
と言えましょう。
この組み合わせを考えたときに、それでは
全ての星につき、12星座と12室を考える
なら、それらの膨大なデータを全て覚え
なければならないのか。
そう思うかもしれません。
しかし、それは違います。
大事なことは星、12星座、12室をそれぞれ
イメージ的につかんでおくことなのです。
イメージとして、星、12星座、12室を
しっかりとつかんでおけば、組み合わせ
たときの応用が利くのです。

つまり、金星は美のルール、山羊座は
地位のある大人のイメージ、7室は
パートナーとそこに至る周囲の評価や
パートナーを得るための場。
そうしたことが知識で分かっているのでは
なくイメージとして感覚的に理解
出来ていれば、こうした組み合わせから
自由にイマジネーションを膨らませて
解釈出来るのです。

ですから私はこの占い講座ではイメージ
として理解していただくように、比較的に
星、12星座、12室をイメージで解説して
来ました。
それは星、12星座、12室を知識として
理解していただくためではなく、
イメージとして感覚的に理解していただく
ための解説だったのです。
そのために星に関してはわざわざ星の神様
などから書いて行ったのですし、12星座は
人の成長の過程に結び付けて書きました。
12室はナチュラルサインから考えて行く
ような解説も行っています。
全ては知識の理解から感覚的な理解
へと進むための材料だったのです。

こうして星、12星座、12室を感覚的
に理解して組み合わせをイマジネーション
で解釈する。
そして10ある星を組み合わせで全て
解釈出来れば、もうそこまでである程度の
西洋占星術の占い師の見習いぐらいには
なったと言えるでしょう。

さてここまでが西洋占星術の基本だと
言えます。
10ある星を12星座、12室で組み合わせ
で理解して、10ある星を結合させて
一人の個人を解釈すると言うことです。

さてここからは応用ですが、こうして
星を解釈したときに、出て来る星の
イメージは言わば星の静的解釈と
いえますが、この星の解釈
を動的にみることは出来ないか
と思うこともあるでしょう。
この動的解釈は星を活動するもの
、関わりを持つものとしてとらえる
方法です。

これは例えば牡羊座の太陽で
獅子座の月である人がいるとすると
これを静的に読めば、自分
で何事もチャレンジする
生き方と興奮し集中する性格
だと解釈出来るでしょう。

しかし、これを動的に見れば
この両者、もしかするとお互い
に影響し合い、お互いに個性が
引き立つこともあるのではないか
と考えられます。

チャレンジする人生と興奮する
性格なら、もっとチャレンジ
したくなり、もっと興奮する
そんなことが考えられます。

これは星同士の関係をダイナミック
に解釈する方法です。
実はこれは西洋占星術にはすでに
解釈のノウハウがあるのです。
それはアスペクトと言う解釈です。

これは星と星の間の関係をホロスコープ
上の角度から見ようとする方法です。
このアスペクトはもうすでにいくつか
確定しており、このアスペクトで
解釈すれば、動的な解釈が出来るのです。

このアスペクトは角度である以上は
星も星座だけではなく度数を0度から
29度まで正確に知る必要があります。
こうして星の正確な度数から星と
星とのアスペクトを利用した解釈
を行えば、星の解釈を動的に理解
することが出来るのです。

ですがこのアスペクト、昨今では
このアスペクトのみが一人歩き
しているところがあり、西洋
占星術はアスペクトを解釈
することだと思っている方
が多いと思います。
ですが基本はあくまで星と12星座
と12室の組み合わせによる解釈、
つまりは星の静的解釈にあります。
この基本が出来ていないで、応用
であるアスペクト解釈のみをして
いると西洋占星術の解釈を幾何学的
な解釈と誤解してしまいます。

西洋占星術は知識や知性を操る
知的な側面とイメージを駆使し
イマジネーションから探る直観、
霊感的な部分のミックスで
うまく使える占いとなるのです。
アスペクト解釈には知的な部分
が数多くあり、そこだけに
こだわるとイマジネーションを
使う解釈が出来なくなります。

イマジネーションを使う解釈は
なによりも星、12星座、12室を
組み合わせてイメージ的に読む
と言う静的な解釈によって養わ
れるので、こちらを基本としつつ
応用としてのアスペクト解釈と
言う動的解釈を知的に行うことに
よって、バランスの良いホロスコープ
解釈が出来るのです。

さて次回からは星の動的解釈で
あるアスペクトの解説を行って
いきます。

占い師Hisashiの占い講座63(星と12星座と12室の関係)

前回までで、12室の解説を終わりました。
今回は改めて、星と12星座と12室の関係を考えます。
ホロスコープを考えたときには必ず12星座があり、
そしてそこに12室を当てはめ、10の星を配置する
と言う構成になります。
ホロスコープとはまさに天空の12星座に大地の
12室そして人の本質である、10の星を当てはめる
と言う星図だと言えるでしょう。
つまりここには12星座の天、12室の地、星の人
と言う天地人の関係が表されているのです。

12星座が天であると言うのはつまり12星座こそ
が宇宙(太陽系的な地球から見た太陽系の惑星
の通り道であるところの黄道)の地番なのです。
そして12室はこの12星座がその土地によって、
修正された実際の適用すべき場なのです。
その意味では12室は常にナチュラルサイン
のイメージを中心に考えると、本来的な
意味が分かるのです。
そうした宇宙の地番である12星座と言う
位置エネルギーによる個性、12室と言う
地球の土地による修正された場、そして
最後に人の精神の宿る魂的な10の星を
その12星座と12室の中に落とし込む
とホロスコープが出来るのです。

そしてそれは個人の場合は生まれた
瞬間に全てが決まるのです。
集団や団体、地方自治体や国家の
場合は成立時期に決まるのです。
とすると生まれると言うことは
それ程重いということです。

よく幸運の星に生まれた、不幸の星に
生まれたと言う言い方をすることが
あります。
つまりそれは生まれたときの星の
配置でほぼ人生は決まってしまうの
だと言うことを表しているのです。

つまりは西洋占星術とはこの生まれた
時の星がどの星座にあり、どの12室に
あるかを調べること。それに尽きるの
です。

私はこの占い講座では星から解説して
来ました。これは星こそが人の生きる
エネルギーそのものであるからです。
また次に12星座について解説して
来ました。これは星がどの星座に
あるかで星の個性と言うものが
宇宙的に決まるからです。
そして最後に12室の解説を
して来ました。これは最終的に
星がどの12室にあるかで、星を
どう生かすかの場が地球の土地的に
決まるからです。

そしてここで改めて、星から考えて
見ましょう。星には星の神様と
星のルールがあります。
星を象徴する神様のイメージから
導かれる星のルール。星はこの
星のルールがあり、星のルール
で存在しています。
たとえば金星は美のルールで動いて
いるのです。
金星とはどんなものごとでも美と言う
基準(ルール)でのみ扱う星です。
金星から見ると例えば時計一つとっても
そこに機能性やその時計の歴史やブランド
等ではなく、あくまでデザイン的に美しいか
だけを考えていくようなルールに落としこめ
られるのです。
ただし、その美にしても個性はあります。
男性的な美なのか、女性的な美なのか、
シンプルな美なのか、複雑な美なのか
その個性を表すのが12星座なのです。
またその時計を家で飾るか、外に着けて
行くのか、会社で使うのか、プライベート
で使用するのか。そうした場が12室
だと言えます。

これは金星ですと美のルールですが、水星ですと
機能性のようなところから考えますし、木星
ですとブランド的なところから考えます。
星によってそれぞれのルールがあるのだと
言うことです。
今回は時計の例でしたが、実際はそれは個人
と言うことになります。
その個人に星であるところに10の天体のルール
をそれぞれ12星座の個性や12室の場で考えて
行く。
それが西洋占星術の基本となる部分です。

それでは10の星につき、それぞれ例えば太陽は
牡羊座で5室、月は双子座で6室と言う具合に
10の星(実際にはもっとありますが)それぞれに
星座と12室を決めて行けば、その人そのものの
存在は分かるのかと言いますと、まさにその通り
でそれが分かればほぼその人が分かります。
私の解説はそれで星の解説から12星座の解説、
12室の解説と進んで来たのです。
ただそれはあくまで前提となる事のしかも基本
となることです。
実際にはそれを応用しなけらばならないですし、
応用してから、それをどう使って行くかと言う
ことが西洋占星術なのだと言えましょう。

さて前提となる事の基本ですら、意外にこれは
複雑なことでもあります。
と言うのも私は10の星の解説、12星座、12室と
それぞれ個別に解説をして来ましたが、実際には
これは組み合わせなくてはならないからです。
つまりは10の星につき、12星座の個性と12室の
場を考えると言うことです。これは10の星が
12×12の組み合わせがあると言うことです。
つまり10の星につき、144パターンがあるのです。
こうした組み合わせと言うこと抜きには占星術
は成り立ちません。
つまり双子座の9室の太陽と言うところまで出さない
と占いの前提となる、太陽の性質は分からないと
言うことですね。
これを10の星のそれぞれに当てはめ考えて行きます。

その意味では私の書いた星、12星座、12室の解説
は組み合わせて考える必要があるでしょう。

話が長くなりました。
次回は星、12星座、12室の組み合わせについて
書いて行きます。

 

 

占い師Hisashiの占い講座62(12室の解説)

今回はいよいよ最後の室である12室の解説をいたします。

12室の意味は伝統的には、困難、秘密、事故、運命の室であるとされてきました。
運命は良いですが、困難、秘密、事故の室とは穏やかではありません。
そうなると12室は悪い室で、この室には使うべきことが何もなく、
むしろこんな室には関わらない方が良いのでは無いかとも思えます。
もっとひどい話ですと12室は業(カルマ)と言う仏教でいうところの、
前世からも続く、悪業、悪因縁の場所と言われたりして、忌み嫌われてきました。

私はこれに異を唱えます。12星座に良い、悪いがないように、12室にも
良い、悪いは無いはずです。逆に言いますと、1室であってもその生き方に
悪いクセを与える場合もありますし、10室であっても、自分のちっぽけな
可能性を表すこともあります。
つまりどの室にも良いところと悪いところはあるのです。
12室はそれぞれの室を上手く使いこなせば良いのであって、忌み嫌う室
など作るべきではありません。

それでは12室の本質はどこにあるのでしょうか。
困難、秘密、事故、運命とどう関わるのでしょうか。
それにはナチュラルサインを考える必要があります。
12室のナチュラルサインは魚座です。
魚座はどんな室でしょうか。
魚座はもう老境に差し掛かった方や、重い病気にかかって
先をもしれない方などが、自分の人生をかけて自分の生き方を
貫くようなイメージの星座です。
これはあくまでイメージです。魚座の方が重い病気にかかると
言うことではありません。
老境に差し掛かった方や重い病気にかかった方しか到達できない
境地に生まれつきあるということです。
そこには義務感もありませんし、逆に野心もありません。
ただ自分のやりたいこと、やるべきことに邁進するだけなのが
魚座の個性なのです。

これを12室に置き換えましょう。
すると12室は自分が生まれて来たからには、どうしてもやり遂げる
べきこと、やらなけらばならないことだと言えます。
それは義務感、野心、常識などで縛ることの出来ない、もっと
本質的な使命感のようなものでしょう。
この自分の使命感に合わない、生活をすると困難ですし、
この使命感は秘密にするでしょうし、事故は無理やりにでも使命に
向かわせるためのきっかけにすぎません。運命と言うのはまさに
その使命が運命であるということです。
その意味では、困難、秘密、事故、運命は決して12室の本質
ではなく、12室の本質は使命感とその使命に向かうことなのです。

それではこの12室にそれぞれ星が入っている場合を見てみましょう。

12室に太陽が入っている場合は、まさに生まれたときから自分の使命
に向かって邁進するタイプです。この使命とは12星座の個性で分かり
ます。どんなに困難であっても、自分の使命だけは捨てません。
たとえば12室に太陽が合って蠍座の方だとすると、外科医になるのが
夢で子供の頃から編み物をやり、手先を常にうまく使えるようにしてい
る方などが考えられます。こうした方は医学部の受験に失敗しても、
何年浪人しても必ず医師になります。
そうしたことを困難と取るか、運命と取るかは意見が分かれますが、
つまりは使命感で突き進むということでしょう。

12室に月が入っている方は結婚して幸せな家庭を築くことが使命なの
です。
ですからたとえアラサーアラフォーになっても、結婚はしたいですし、
子供がいなくても、夫婦水入らずの生活をおくりたいのです。
ことによると養子をもらっても家族団らんを作るでしょう。
普通ならこれは家庭を作ることが困難なのだと思えますが、むしろ
こうした人は理想の夫婦や理想の家庭を築くでしょう。
なにしろ理想の家庭を築くことが使命なのですから。

12室に水星が入っている方は勉強すること、学ぶこと、知性を
つけること、頭を良くすること、こうしたことを使命として
います。また文章を書くこと、文章を書くことでお金を得る
ことも使命としているでしょう。
ですからライター、作家、研究者、数学者、哲学者などに
適性がありそうです。
その意味では大学受験や資格試験に何度落ちてもへこたれる
タイプではないでしょう。老成するとかなりの教養を持てる
でしょう。

12室に金星が入っている方は、一生に一度の大恋愛を
することでしょう。これは決して失恋すると言うことでは
なく、一生に一度の大恋愛の末、結婚して一生仲良く添い遂げる
と言う場合も多いでしょう。
もし失恋したのなら、その大恋愛を自分の創作の糧として、
芸術作品を作ることも可能です。
または理想の異性を作品の中で描くこともあり得ます。
そうした創作は真に見る者の心に訴える力があるでしょう。

12室に火星が入っている方はスポーツや仕事が生きがい
となりそうです。
たとえば、ママさんバレーで出来たお母さま方の仲間が
一生の友達と言うこともありえます。
いつまでも現役の職人さんのようなイメージもあります。

12室に木星が入っている場合は成功すること、そして
お金を儲けて子供にまで財産を残すことを生きがいと
思うでしょう。
たとえ貧しい家に生まれても貯蓄と資産運用を活用して
必ず財産を残せるでしょう。
資産運用はこうすれば儲かると言うことではなく、自分
の直観で行けそうなことにチャレンジするべきです。
あるいは信用出来る方を信頼して投資信託を活用
するのも良いでしょう。

12室に土星が入っている場合は自分の天職に就くこと
を目標にしましょう。それは例えば年をとってもアパレルの
店員として働くことかもしれませんし、公務員として
定年まで働くことかもしれません。
またこのタイプは新卒で入って定年まで働くことが良いので、
転職はするべきではありませんし、その意味からも新卒
で就職するときには、真剣に職業を選びましょう。

12室に天王星が入る場合は海外で暮らすことを生涯の
目標にすることも多いと思います。
それは失恋かもしれませんし、失業かもしれません。
親を亡くすことかもしれませんが、こうした転機のときに
海外に行くと自分の使命が見つかるかもしれません。
SNSで知り合った友人に会いに行くために訪れた国
が一生住むところになると言うことも。
またコンピューター関係の仕事が天職になる可能性も
あります。

12室に海王星がある方は夢で人生を決めるようなお告げが
ある方でしょう。
いわゆる予知夢を見る方でもあります。
人生に悩んだら自分の心に引っかかる神社仏閣でおみくじを
引くと神託が与えられます。
そのおみくじで人生が変わることも考えられます。
スピリチュアルな世界には入りやすいです。
ただ幻想的な芸術にも向きそうです。

12室に冥王星が入る方はたとえどんな事があっても自分
の使命となる課題がある人生だと言えます。
かなり純粋に自分の使命を感じられる方なので、どんなに
困難があっても使命に邁進するでしょう。
失敗や挫折も苦にならないでしょう。
この12室の冥王星にさらに他の星が進行やトランジットで
入って来る時に自分の使命を知ることになるでしょう。
自分の使命は社会にも役立つことを実感する人生と
なりそうです。

12室に星がない方はそれほど使命について考えることは
無いのではないかと思います。
ただし12室が魚座の方は使命を感じることは多いと
思います。

12室は扱うことが難しい室だと言えます。
自分の使命のことなど気軽に扱えるはずは
ありません。
ですがこの12室はいわば室のゴールだとも
言える室なので、どんな人も最終的には
この12室に向かうのです。
その意味では1室や10室よりも重要な室
とも言えるかもしれません。
この12室への気持ちが1室を作るのですから。
10室の体験が12室の使命に向かうのですから。

今回で室の解説を終わります。
次回は星、12星座、12室の関係を書きます。

占い師Hisashiの占い講座61(11室の解説)

今回は11室について書きます。

11室は一般的には友人やサークル、
ネットワークでの交流などを表します。
これは11室の一般的なイメージですが、
11室の本質ではありません。
11室の本質をいつものように
ナチュラルサインから見て行きましょう。

11室のナチュラルサインは水瓶座です。
水瓶座は会社を定年してから、改めていろんなことを
趣味として始めることなどを表します。
ですからここには、働いて稼ぐ、家族を
養うと言う責任感のようなものが無いのです。
それは純粋な楽しみとしての、趣味のような
ものです。

この責任感の無さや、自由さと言うのが
水瓶座の一つの特徴とも言えます。

さて11室です。
11室をナチュラルサインから考えると、
11室は責任をとる関係ではなく、純粋
な楽しみとしての交流を表すのです。

これが例えば10室なら仕事の関係でして、
当然そこには責任が関係してくるのです。
また4室のような家庭であっても、子供の
教育や家計などの責任が関係してきます。

それは11室の裏である5室にしても
同じで、5室の場合は自分の創造力を
発揮すると言っても、それは親の庇護の
もとに創作をするイメージです。
あるいはパトロンの顔色を窺いながらの
創作です。

それに対して11室のイメージは純粋に
自分の楽しみとしての、責任感が
全くない上での創作や交流であると
言えます。

あるのは自分の価値観や世界観に
沿った創作や交流です。

この場合は自らの活動を自分の
自由にコントロール出来ます。

例えば11室の典型例の習い事や
SNSを考えてみます。
習い事の場合は師匠の言うことに
素直に従わなけらばならないように
感じることもあります。
しかし、習い事などは色々なところで
開催しているので、気に入らなけらば
違う習い事をすれば良いだけのことです。
ですから、習い事と言うのは学ぶ
者がむしろ優位に立っているのです。

一方のSNSです。
こちらも自由気ままに交流出来るのが
良いところです。
ツイッターであろうとインスタグラムで
あろうとFacebookであろうと、アメブロ
であろうと、自分の好きなように
知らない人との交流が図れますし、
その中で、創作も出来ます。

つまりサークル、習い事、SNS、友人
と言うのは11室の本質ではなく。11室
の本質は責任の無いところでの、創作や
交流なのです。

さて11室に星が入った場合をそれぞれ
見て行きましょう。

11室に太陽が入った人の場合です。
それは友人との交流や、SNSでの交流が
この人の人生に生きる指針になっている
タイプの人です。
仕事よりも趣味、家族よりも趣味と言う
ような人生です。
女性ならば、夫は遊び人ではないですが
趣味が豊富で、色々なところとの交流を
するような人でしょう。

11室に月が入った人の場合です。
この場合は11室に太陽が入った場合より
さらに情熱的に趣味や交流をすることでしょう。
いつでもSNSを開けている人、週に3度も
習い事に通うことも厭わない人でしょう。
それどころかそうしたことをすることで
イキイキしてくるのです。
女性なら主婦業と色々なサークルとの
両立が出来る人でしょう。

11室に水星が入った場合です。
この場合は典型的なSNS依存体質です。
SNSもインスタグラムとファイスブックと
ミクシィ、アメブロと色々なSNSに手を
出しそうです。
またそれだけ色々とやっていても、不思議に
混乱もせずに、やり遂げてしまうでしょう。

11室に金星が入った場合です。
この場合は典型的な習い事に力を入れるタイプ
です。
茶道、書道、華道、俳句など思いつく限りの
習い事をしていくでしょう。
そしてその習い事の中で、それなりに成果
を出していけます。
上手くすれば、書道などで雑誌に名前が載る事も
あるでしょう。

11室に火星がある人は典型的なスポーツスクール
やカルチャースクールで人生を豊かに出来るタイプ
です。
たとえば、女性ならホットヨガに通ったり、
男性なら友人とマラソン大会に出たりと、単なる
趣味だけでなく、色々な人との交流も図れます。

11室に木星がある人は友人が多い人でしょう。
リアルの友人だけでなく、ネットの世界の友人
も数多くいるはずです。
また資産運用にも優れていて、特に株式投資
には詳しくなる出しょう。
お金を自在に操れるのが特徴なので、少ない
資金からでも大きくすることが出来ます。

11室に土星がある人はこれは習い事でも、
しっかりと師匠について学んでいくべきです。
習い事は多くやったりはせずに一つのことを
長く続けるべきです。
たとえば水彩画を習ったとしても30年ぐらい
続けて行わないと成果は出ないでしょう。
しかし、習い事でもSNSでも長く続けて行ける
だけの精神力はあります。

11室に天王星がある人は海外交流が得意でしょう。
現代はSNSでカンタンに外国の方と交流出来ます。
そこで知り合った人に会いに、外国に行くのも
楽しいでしょう。
海外でないにしても、大阪の人が、SNSで知り合った
仙台の人に会いに行くなんてことも普通にあり
そうです。

11室に海王星がある場合は、スピリチュアルな
世界での交流に力が入るでしょう。
たとえば占いのサークルに入るとか、ハーブティー
のお茶会に参加するのも楽しいでしょう。
またこのタイプはパワースポットはドンドン色々な
ところに行くのが合っているので、御朱印帳を使って
神社巡りをすることなども良いでしょう。

11室に冥王星がある人は災害ボランティアなど
に関心があると思います。
また福祉サークルに入ると人生観が変わること
でしょう。
また趣味は年とともに盛んになるので、色々な
趣味を試してみると良いでしょう。

11室に星が無い人は11室に入った星座で、交流
や趣味を見て行くと良いでしょう。
この場合は11室に星が入る場合よっも割り引いて
考える必要がありますが、11室が水瓶座の場合は
趣味、交流ともに活発になるでしょう。

11室はメインとなる室ではないですが、
才能を表す2室や創造性を表す5室、親から
受けついだ才能を表す8室と、これらの
才能を表すポジションに多大な影響を与える
室なので、この11室を鍛えると才能が
開花することも多いのです。
そうした意味からも興味深い室だと言えます。

次回は12室について書きます。

 

占い師Hisashiの占い講座60(10室の解説)

今回は10室について解説します。

10室と言うのは一般的には、仕事運を表す
のだとされます。

しかし、これは10室の本質ではありません。
いつものようにナチュラルサインから見て
行きましょう。

10室のナチュラルサインは山羊座です。
山羊座と言うのは、年齢的に定年間近
になり、社会的な地位がピークに
達する頃を表します。
人はこの頃になると、自分のやってきた
ことを全てかなえるのだと言えます。

ただしこれは仕事だけでなく、子供の
頃から望みとして持っていたこと全て
がかなうときだと言えるのです。
何故なら人は牡羊座で人生の希望を
見出し、それを山羊座においてかなえよう
とするからです。

この山羊座の個性が10室に強く刻印
されているのです。

これはすなわち、10室が自己実現を
表すポジションであると言えるのです。
10室は1室で生まれた個人が、最終的に
ただりつくゴールのようなところだと
言えるでしょう。

それは一般的には仕事のキャリアの
最高地点のようなものになりがちです。
サラリーマンなら役職の最高地点、
役者なら最高のはまり役、画家なら
最高の1枚、ラーメン屋なら最高の
店、そして主婦なら子供が大学入試
に受かった時や、子供の結婚式
のときなどです。

こうした人生の最高の地点と言うのは
誰でも確かにあります。
たとえば高校野球で甲子園に出場
した方なら、そこが人生の最高地点
であると言うこともあり得るのです。

その意味では人生の最高地点とは
決して仕事の地位の最高地点だけ
ではありませんし、定年間近が
人生の最高地点でもないわけです。

若くして最高地点が来る方もいますし、
年を取って、亡くなる間際に最高地点が来る
方もいると言うわけです。

ただ一般的には定年間近の会社での
キャリアの最高地点が、人生の
最高地点になる方が多いので、
この10室が仕事や地位を表す
と言うわけなのです。

それでは10室に星が入った場合を
それぞれ見て行きましょう。

10室に太陽が入った場合です。
この場合は男性なら、自分の趣味や
仕事などで、最高に恵まれるとき
が必ず来るでしょう。
たとえば、個人事業主をやっている
方なら、最高収益をあげ、高級車
を買ったときかもしれませんし、
歌手の方なら、オリコンで100位
以内に入ったときかもしれません。
とにかく自分の求める方向での
最高地点を得られる時が、絶対に
来ると言う、かなり恵まれた方
だと言えます。
女性の場合は、夫や子供がそうした
時を迎えることが出来ると言うこと
です。

10室に月が入った場合です。
この場合は最高地点が家庭や
家族に関することでしょう。
親、子、孫などが一家団欒で
幸せなお正月を迎えられる。
それが最高の幸せで、人生の
最高地点であると言うことが
考えられます。
キャリアや地位だけが人生の
最高地点であるわけではなく、
いやむしろこうした家庭の
幸せこそが一番の人生の最高
地点なのかもしれません。
そうしたイメージのある人
です。

10室に水星が入った場合です。
この場合は人生最高の到達地点
が大学入試や資格試験に受かる
ことになりがちです。
たとえば東大に受かった方など
はそうですし、司法試験や
公認会計士試験、司法書士試験など
難関資格に合格した方もそうでしょう。
また芥川賞を取られた作家などでも
そうでしょう。
また仕事のスキルで会社を救ったとき
が人生の最高地点になる場合もあり
えます。

10室に金星が入った場合です。
この場合は女性も男性も、理想的な
恋愛関係を結べているときが
人生の最高地点である可能性が
あります。
良いお母さんになっている方が、
若い頃の大恋愛が自分の人生の
最高地点だったわねと振り返って
いるイメージでしょうか。
また芸術に携わる方なら、最高
傑作を作りだした瞬間でしょうか。
それがホロスコープに刻印されて
いると言うわけです。

10室に火星がある場合は、これは
スポーツなどで優勝した時を
表します。
たとえば全国高校サッカーで
ゴールを決めたときなどのイメージです。
これは趣味での可能性もあるので、
たとえば市民ランナーとして、
東京マラソンに出て、自分の自己ベスト
を更新した後に、一緒に走った仲間
と打ち上げで飲んでいるような
イメージでしょうか。
また職人として、最高傑作の湯飲み
茶碗を作ったときなどもこの10室
の火星のイメージです。

10室に木星が入った場合です。
これは広く周囲から祝福される
ようなイメージなので、一般的
には、幸せな結婚をして、職場
から家族から親戚から、友達にも
祝福されるような体験です。
また積み立てていた保険が満期に
なり、全額受け取ったときや、
自分の理想としている、最高の
家を買ったとき。
憧れの車を買ったとき。
高額のブランド時計を買ったとき
など経済的な最高地点も表します。
この位置の木星は比較的に、幸福な
イメージを表すので、周りから
かなり羨ましがられることも多い
と思います。

10室に土星が入った場合です。
これこそ仕事で最高の成果を上げた
ときや、自分の社会人人生で最高の
地位を得たときなどが考えられます。
この10室の土星は正に土星の理想
的なポジションでもあるので、ある
一定のところで最高の権威になる
ことがあり得ます。
会社なら社長でしょうし、芸術家
でも権威となれます。
しかし、そこに至るまでかなりの
努力が必要なので、典型的な晩成
タイプだと言えるでしょう。

10室に天王星が入った場合です。
この場合は海外で成功することが
考えられます。
ラーメン屋を海外に出店し、そこで
大成功をおさめるとか、青年海外
協力隊で、赴任先のアフリカの国
で表彰されるとかですね。
10室は比較的に表彰や栄誉と関わる
室なので、海外に関わることでこうした
栄誉を受ける可能性が高いです。

10室に海王星が入る場合は例えば、
天台宗の修行僧になって、最高の修行
を達成したことで栄誉を受けるような
場合が考えられます。
また海王星は芸術や芸能などにも関わる
星なので、そちらの世界で表彰される
可能性もあります。
夜の商売でナンバーワンになる場合も。

10室に冥王星が入る場合は祖父母など
が亡くなり、本家の当主の地位を
父親から受けつぐようなイメージが
あります。会社の代表取締役を
受け継ぐような場合も。
病院の院長や裏稼業の長になる場合も
あります。
また冥王星以外の9つの星の地位や
栄誉を複合的に受ける場合もありえます。
これは例えば会社で昇進したときに結婚もし
、子宝にも恵まれると言う、かなり幸福な
場合が考えられます。

この10室の体験や経験と言うのは、人生で
あまりないほどの成功経験なので、このポジションに
星がある方は一度はこうした成功経験をします。
それは他の人からすると羨ましがられることでしょう。

一方10室に星の無い人は12星座のイメージから
成功のイメージを感じ取ってください。
ただし、10室が山羊座の人は10室の土星に
近い成功体験をすることが考えられます。

この10室は人生の最高地点を表すのですが、
それは最高地点であると同時に新たな可能性の
萌芽ともいえるので、この成功体験をもとに
更なる成功体験に向かうことも出来ます。
その意味では10室は12室の中で、1室と並ぶ
最重要地点なのです。

次回は11室について書きます。