占い師Hisashiの占い講座76(タイトなアスペクトの解説)

今回もアスペクトです。

今回はタイトなアスペクトです。
タイトなアスペクト自体はアスペクトの
種類ではありません。

アスペクトの特徴です。
このタイトなアスペクトとはアスペクトの
オーブ(適用範囲)が狭いアスペクトです。
オーブはメジャーアスペクトなら通常、
6度から8度程度です。
つまりはスクエアは90度のアスペクトで
あるところ、通常のアスペクトなら6度程度、
太陽と月を含むアスペクトなら8度程度の
オーブを取ります。

これは例えば水星と冥王星なら84度から
96度の範囲ならスクエアのアスペクトと
みなすと言うことですし、太陽と冥王星
なら82度から98度の範囲ならスクエア
のアスペクトとみなすと言うことです。
通常はこの82度程度のスクエアのアスペクト
は緩いアスペクトなのですが、それでも
スクエアである事には変わりませんから、
意識的に他の星を押さえつけるようなところ
があります。緩いアスペクトですと、
それ程強烈にはアスペクトが働かないと
言うところはありますが、それは厳密に
言った場合であってオーブ範囲内なら、
同じようにアスペクトとして考えます。

それに大して狭いアスペクトは意味は
少し強くなります。例えばオーブが
2度、3度なら少し強く意味合いを
とらえても良いでしょう。

さてタイトなアスペクトです。
これはオーブが1度程度の場合です。
例えばスクエア(90度)のアスペクト
の場合ですと89度程度から91度程度の間の度数
と言うことです。
その場合はタイトなスクエアのアスペクト
です。
ですからタイトなアスペクトはタイトな
オーブのアスペクトなのです。

その意味ではタイトなコンジャンクション(0度)、
タイトなオポジション(180度)、タイトな
トライン(120度)、タイトなスクエア(90度)、
タイトなセクスタイル(60度)、タイトなインコンジャンクト
(150度)があります。
マイナーアスペクトはオーブ自体が2度程度なので、
そもそも狭いオーブではありますので、それ程、
通常のアスペクトとタイトなアスペクトの違い
は出ませんが、タイトなアスペクトを考慮に入れても
良いでしょう。

さてメジャーアスペクトのタイトなアスペクトですが、
これは影響力がかなり突出しています。
と言うのももし、複合アスペクトやノー・アスペクト
などが無い場合はこのタイトなアスペクトがその人の
ホロスコープに中心になっていると言うことは往々に
してあるのです。

具体例は元フィギュアスケート選手、バンクーバー
オリンピック銅メダリストの高橋大輔選手です。
高橋大輔選手のホロスコープは比較的に、強い印象
のアスペクトが少ないです。
何か複合アスペクトのようなものが無いのです。
しかし、オリンピックで銅メダルを取り、周囲に
与えた影響も大きかった選手のこと、何かあるはず
と見ていますと、実はタイトなスクエアのアスペクト
があったのです。

これは天王星と火星が射手座の24度付近に並んで
いて、この二つの星が魚座25度の太陽にタイトな
スクエアのアスペクト(高橋選手の場合は1.33度
のオーブですがタイトなアスペクトと見ても
良いでしょう。通常のアスペクトのオーブにしても
タイトなアスペクトのオーブにしても厳密に8度
、1度と分けるのではなく、8度程度、1度程度
と思えば良いのです。)です。
この火星と天王星の合と太陽のスクエアのタイト
なアスペクトと言うのはかなり強いです。
スポーツ選手としては理想的なアスペクトかも
しれません。

またこのタイトなアスペクトは射手座の24度、
魚座の25度と言う、かなり強力な度数です。
そうした星座の宇宙的なエネルギーが、さらに
タイトなアスペクトを押し上げているのです。
(タイトなアスペクトは星座違いの同じ数の
度数になることが多く、その度数に意味を
考えるサビアンシンボルと言う技法から、
意味を掴むことも大事ではあります。)

こうして複合的なアスペクトの影響力をあまり
感じないホロスコープであったとしても、
タイトなアスペクトの使い方次第で、大成功
が出来ると言う見本が、高橋大輔選手の
ホロスコープなのだと言えるでしょう。

さらに高橋大輔選手は海王星と木星のタイトな
セクスタイルのアスペクトもあるために、
人気は抜群でした。

つまりタイトなアスペクトは使い方によっては
相当に使えるアスペクトだと言えます。
特に特徴なのは強いテンションです。
例えばスクエアのタイトなアスペクトですと、
強い克己心だったり、トラインのタイトな
アスペクトですと、人格的な魅力が強く
出たりと、アスペクトそのものが持つ
力を強力に押し出すのです。

先ほどの高橋大輔選手の場合のように、
ホロスコープをかなり調べてみた結果、
タイトなアスペクトが力を握っていた
と言うのはよくあることです。

ですからアスペクトを調べるときには
タイトなアスペクトかどうかはかなり
重要なファクターです。

ホロスコープ作成ソフトによってはタイト
なアスペクトが分かるようになっている
場合もありますので、このタイトなアスペクトは
常にホロスコープを解釈するときに頭に
入れておくと良いでしょう。

次回からは複合アスペクトについて書いて行きます。

占い師Hisashiの占い講座75(ノー・アスペクトの解説)

今回もアスペクトです。

今回はノ―・アスペクトです。
このノー・アスペクトは厳密に言うと、
アスペクトではありません。
ノー・アスペクトとはある星が
メジャーアスペクトが全くない場合
を表します。
マイナーアスペクトはあっても、
メジャーアスペクトがなければ、
その星はノー・アスペクトだと言えるでしょう。

このノー・アスペクトは変わった性質
を持ちます。
元来アスペクトと言うのは星と星との
結びつきを表します。
星と言うものは他の星との関わり合いの
中で磨かれ、応用が出来るようになります。
その意味ではアスペクトの数が多ければ
多いほど星としてのパワーがあると言えます。
これは社会にもまれて生きて来た人の
方がどんなことも出来る応用が利くのと、
一緒です。

一方でノー・アスペクトです。
このノー・アスペクトは他の星との関わり合い
が全くない星です。
その意味では成人してからも社会に全く
出ていかない人のようなイメージがあります。
となると何だかノー・アスペクトは悪い
アスペクトのように思われるかもしれませんが、
実際にはむしろ逆で、ノー・アスペクトの
星と言うのは本人が非常に大切にし、心の
拠り所とするような星なのです。

これはノー・アスペクトが純粋さを表すと
言うことです。
つまりまだ汚されていないイメージです。
ですからノー・アスペクトの星はその星、
本来の力を強く持ち、むしろその人の
心の拠り所とする星なので、かなり重要
なアスペクトです。

ノー・アスペクトの星を持つ方は意外にも
そのノー・アスペクトの分野で活躍
することがあります。
水星のノー・アスペクトの方が資格職に
ついたり、金星がノー・アスペクトの方が
ファッション関係で働いたり、火星の
ノー・アスペクトの方がスポーツマンに
なったりすることです。

これはノー・アスペクトであるが故に
その星の表す分野に強烈な思い入れが
あって、その星を開発したいと言う希望
がその星の表す分野での活躍を促す
のだと言うことです。

例えば金星がノー・アスペクトの男性は
若い女性に常に興味を持ちます。しかし、
実際には若い女性には相手にされません。
その強い思いが芸術や創作で活かされ、
絵画や小説、詩歌などでの創作意欲に
なったりします。

ノー・アスペクトの具体例では
大相撲の横綱 白鵬関が挙げられます。
白鵬関は土星のノー・アスペクトです。
稽古を重視し、基本動作を大事にする。
相撲に必要な全ての基本動作に丁寧に
向かい合うことによって、無類の強さ
を作りあげると言うのは努力、忍耐、
基本を大事にする土星のノー・アスペクト
の典型例でしょう。

つまり本人がいつも大切にしたい宝の
ような星がノー・アスペクトの星
なのです。

ただしこのノー・アスペクトは他の
星に全く関わりが無いため、活用の
仕方が難しいです。
ここで約に立つのが、進行の星と
トランジットの星です。
ノー・アスペクトの星に進行の
星が合で入って来た場合は、
ノー・アスペクトの星を進行で
来た星が手に入れると言うイメージです。

よく夢でRPGのような冒険的な夢を
見る方は多いと思います。
例えば伝説の刀マサムネを手に入れた
と言うような夢ですと、ノー・アスペクトの
火星を進行の太陽が手に入れたと言うような
イメージですね。
逆の進行のノー・アスペクトの火星が出生の
太陽に合で入って来た場合は普段は怒ることも
無かった男性が役職についたので、部下に
対して叱ったりすることも出来るようになった
と言うイメージでしょうか。

いずれにせよ進行でノー・アスペクトの星
が合のアスペクトを持つ時には、ノー・アスペクト
星の持つ力をうまく使えるようになる大きな
チャンスなので、活用するべきです。

また一方、トランジットで木星より遠い星の
木星、土星、天王星、海王星、冥王星が合に
なるときはノー・アスペクトの星の力を
世の中に出せたり、ノー・アスペクトの星の力
を強化する大きなチャンスだと言えます。

例えばノー・アスペクトの水星の人に天王星が
合でやって来た場合は、今まで文章を磨いて
いた人がSNSなどで急に注目されるように
なると言うイメージでしょうか。

いずれにせよ進行やトランジットを活用する
ことがノー・アスペクトの星を活用し活躍
出来るようになることと深い関連性があります。

そうして活用するならば、実は一番使える
アスペクトがノー・アスペクトであると言う
ことが言えるでしょう。
なぜなら元々その星はほとんど活用してきて
いない星だからです。
これを活用できるようになると、人生が
一変します。
大いなる発展も見込まれると言うことです。

ホロスコープの解読で、見逃されてしまう
のがこのノー・アスペクトですが、実は
このノー・アスペクトが重要なポイント
となっている場合があるのです。

ノー・アスペクトが無い方も多いので、
ノー・アスペクトがある方はノー・アスペクト
に注目してご自分のホロスコープの解読
をしてみることをオススメします。

次回もアスペクトについて書いて行きます。

 

占い師Hisashiの占い講座74(マイナーアスペクト 意味の大きいアスペクトの解説)

今回はマイナーアスペクトの続きです。
前回はマイナーアスペクトの中でも、意味の
強くないアスペクトについて書きました。
今回はマイナーアスペクトでも意味の大きい
アスペクトについて書いて行きます。

今回はキンタイル(72度)、セプタイル、
(51度25分43秒)、セミスクエア(45度)、
セミセクスタイル(30度)です。

まずはキンタイルです。
このキンタイルは円の5分割です。
5の数は5元素や五感を表します。
5元素と言うのは火、地、風、水の
4元素に空の元素を加えた元素です。
基本的にこの世の中は4元素で出来ています。
そこに中心と成る空の元素が入ることに
よって、世の中と個人との関わり合いが
出来ます。
また五感は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚
です。
この五感を研ぎ澄ませれば、この世で
出来ないことは何もないと言えます。
その意味では5の数はこの世を統合する
力を表します。
その強き力、つまりは元素一つ一つの
力が大きく出る数です。

キンタイルにはこの5の数が関わり、他を
圧倒する力があります。
例えば太陽と天王星のキンタイルでは、
太陽の自分で物事を切り開く生き方に
対して全てをコントロールする天王星が
爆発的に働くので、少し大げさとでも
言うべき、自己コントロールが働く
でしょう。
食事を食べるときにはいつも、カロリー
計算をしている人がいますが、このアスペクト
はこうしたことに向いているアスペクトです。

次にセプタイルです。
このセプタイルは円の7分割です。
7の数は個人的な無意識と関わります。
その意味ではこれは夢見る力や、計画
を練る力と関わります。
その意味ではこのセプタイルは物事
を夢想的に思い描く役割があります。

例えば月と木星のセプタイルですと、
貯金をして、来年には良いブランド
バッグを買って、ゴールデンウィーク
には彼氏とプーケットに行ってなどと、
思い描くOLのような、月の感情と木星の
経済性を計画的に思い描くようなイメージ
です。

その意味ではキンタイルの爆発的な
意欲とセプタイルの計画的な行動
とは比較的に大きな力を持つものでして、
これらのマイナーアスペクトを利用
するとメジャーアスペクトだけでは
到達出来ないところに至ることが出来る
でしょう。

セミスクエアは円を8分割するアスペクトです。
4分割ならスクエアです。
このスクエアをさらに2分割するとセミスクエア
となるのです。
スクエアは牡羊座の1度から見ると蟹座の1度、
天秤座の1度、山羊座の1度と丁度、3区分の
活動宮の最初の度数と成ります。
これは太陽が通るときには牡羊座1度が春分、
蟹座1度が夏至、天秤座1度が秋分、山羊座1度
が冬至となるのです。
その意味ではスクエアは物事のチェンジ、
改革を表します。

一方でセミスクエアです。
8分割なので、牡羊座1度から見ると、
半分はスクエアと同じく、蟹座1度、
天秤座1度、山羊座1度となります。
ただもう半分は普段見えてこない、
度数が出てきます。
牡牛座16度、獅子座16度、蠍座16度、
水瓶座16度です。
このポジションはエナジーポイントとも
言われ、それぞれ、地の力、火の力、
水の力、風の力が爆発的に入って来る
ポイントと言われています。
このエナジーポイントこそがセミスクエアを
探るカギとなります。
つまりこれは異界から来る大きな力を
受けとる窓だと言うことです。
8の数はさらに集合無意識とも関わります。
いずれにせよ、セミスクエアは
異界(外界)よりの強い影響力を
表すアスペクトであると言えます。

例えば太陽と海王星のセミスクエアですと、
夢の世界より、さまざまな情報を得て、
夢の世界の影響力に強く動かされる
人生となります。
具体的にはこうした方は夢占いを習得
すると、人生が大いに開運します。

セミセクスタイルは円の12分割です。
この12と言うのは12星座や12室の
ように、ホロスコープの基準となる
数です。
12星座で考えますと、このセミセクスタイルは
星座が一つ先に進むと言う意味があります。
星座が先に進むときには、必ず前の星座の
反省点を目標として進みます。(例えば牡羊座
の自分の意欲ばかりを優先していたことの
反省から牡牛座の現実をよく見てから進む
と言う方向に変えることなど)

その意味ではこのセミセクスタイルは反省と
改善を表す度数だと言えます。
例えば蟹座の月と獅子座の金星のセミセクスタイル
の場合ですと、いつも家にいておしとやかに
している女性がこのままではいけないと思い、
合コンではメイクもブランド品もばっちり
でイケてる女性に変身するようなイメージです。
これは普通にはただ、今日は決めて来たなと
友達に思われる程度ですが、本人はいつも
家で大人しくしているだけでは、男性に
アピール出来ないわと言う反省と改善を
意図しての行動なのです。

このことから分かる通りにマイナーアスペクトと
言うのは他人から見るとそれ程、大したことが
ないことがほとんどです。
一方で本人的にはかなり重大な気持ちである傾向
を表すのです。

ただこれは占星術的に言いますと、かなり有効に
使えるアスペクトだと言えます。
なぜならメジャーアスペクトは他者からも分かる
ぐらいの本人の強いクセです。
一方マイナーアスペクトは他者からは分からない
ぐらい弱いクセです。
強いクセは努力してもあまり変わらないでしょうし、
あえて言えば活かし方を考えるような使い方に
なりますが、弱いクセですと自分で矯正したり、
うまく利用したり出来ます。

その意味ではマイナーアスペクトは利用価値の
あるアスペクトだと言えます。

次回もアスペクトについて書いて行きます。

 

 

占い師Hisashiの占い講座73(マイナーアスペクト 珍しいアスペクトの解説)

今回もアスペクトです。

今回はマイナーアスペクトに関して書いて行きましょう。

マイナーアスペクトでも考え方は同じです。つまりは円
の分割と言う考え方です。
アスペクトの基本は全て円の分割から出来ているのです。
この分割が数の大きな分割になるのがマイナーアスペクトだと
言えます。

マイナーアスペクトを順を追って説明しましょう。

メジャーアスペクトでは1分割(コンジャンクション)、
2分割(オポジション)、3分割(トライン)、4分割(
スクエア)、6分割(セクスタイル)、さらにインコンジャンクト
(150度)がありました。

マイナーアスペクトはさらに細分化された円の分割度数で
あると言えます。

5分割はキンタイル(72度)、7分割はセプタイル(51度
25分43秒)、8分割はセミスクエア(45度)、9分割は
ノビル(40度)、10分割はデシル(36度)、12分割は
セミセクスタイル(30度)、15分割はクインデシル(24度)、
20分割はビギンタイル(18度)、さらに24分割(15度)の
アスペクトがあります。
さらにキンタイルを2倍したバイキンタイル(144度)、
セミスクエアを3倍したセスキ―スクエア(セスキ―コードレート)
(135度)、デシルを3倍したトライデシル(108度)も
あります。
これらのマイナーアスペクトのオーブ(許容範囲)は
約2度ですが1度くらいの範囲ですと明確に働きます。

またバイキンタイルはキンタイルに準じますし、セスキ―スクエア
はセミスクエアに準じ、トライデシルはデシル及びその2倍アスペクト
のキンタイルに準じます。

これらのマイナーアスペクトの意味についてはやはり、
円の分割の数に関係があります。
雛秘術やタロットカードの数などに詳しい方はそれらの数
を参考に解釈が出来ます。
これらのマイナーアスペクトで意味が大きいのはキンタイル、
セプタイル、セミスクエア、セミセクスタイルです。

その他のマイナーアスペクトについてざっと意味を
書いて行きます。
ノビルは円の9分割です。
9の数は悟りへと至る精神を表します。
太陽と月がノビルの場合ですと、真に尊敬と愛情で結ばれた
夫婦になります。
また水星と冥王星がノビルの場合ですと、般若心経の写経
をしているときに心が純化される体験をするでしょう。

10の数は具体的な物事を表します。
その意味ではデシルは星と星との具象化を表すアスペクトです。
例えば太陽と月がデシルの場合ですと、夫が今日はこんな料理
が食べたいと言えば妻はそれに合わせてその日その日にふさわしい
料理を作ってくれるでしょう。
また冥王星と金星の場合ですと自分の中のエモーションを油絵
などで表現出来ます。

クインデシルは円の15分割です。
15の数は外界に与える強い影響力です。
その意味ではクインデシルは星と星との影響力の掛け合い
に関係します。
例えば太陽と月の関係なら、太陽がその影響力を月に
与えるときもあれば、月が太陽に影響力を与えるときも
ありその綱引きの関係だといえます。

ビギンタイルは円の20分割です。
20の数は過去、現在、未来とつながる時間の流れです。
その意味ではビギンタイルは星と星との時間の流れを
表します。
例えば太陽と月がビギンタイルの場合は現在の自分に、
子供の頃の自分が影響しているようなイメージでしょうか。
仕事帰りの飲み屋で子供の頃のガンダムプラモの話に
熱中するお父さんのような具合です。

円の24分割のアスペクト(15度)に関しては24の数が
ポイントです。
24の数は内面と外界の意識のチェンジに関係します。
自分の内面的なことに打ち込んだり、逆に影響を受けたり
です。
例えば太陽と月がこの24分割のアスペクトがありますと
いつもはリビングで和気あいあいとしている夫婦が、
たまには自分の部屋にこもって、夫は趣味の書道をし、妻は
趣味の水墨画をすると言うイメージでしょうか。

これらのマイナーアスペクトはかなり内面の働きが強い
ので、比較的に外に出てこない部分でもあります。
他人から見るとさほど重要でもないことにも思えます。
しかし、自分の内面としてはかなり重要であって、
このマイナーアスペクトが実は自分の生きる目的で
あると言う場合もあります。

またマイナーアスペクトはメジャーアスペクトの複合
アスペクトと孤立したメジャーアスペクトをつなぐ
ブリッジ(架け橋)としてつなぐ役割もあります。

例えばホロスコープの中で太陽と月と木星に合の土星で
グランドトリンがある方がいるとします。
この場合はかなり仕事で成功する可能性が高いでしょう。
しかしさらに金星と冥王星のスクエアが孤立したアスペクトを
持っているとすると、女性関係で乱れがちになります。
これは孤立した金星と冥王星のスクエアが暴走してしまう
のです。
ここで木星と土星の合に金星がノビルの場合ですと、
この女性関係の乱れは、仏画や曼荼羅などを描いてみると
心が落ち着き、解消されることになります。
仏画や曼荼羅と言う芸術(金星)とノビル(悟りへ至る精神)
が融合し、日常生活(木星と土星の合)に良い刺激と
冥王星と金星のスクエアの欲求不満が解消される
ため、女性関係の乱れが解消されると言うわけです。

このようにマイナーアスペクトは使うべきアスペクト
でメジャーアスペクトのようにほっといても自然に
使っているアスペクトではありません。

その意味では占い師が依頼者の運命を変えるときにうまく
使えるアスペクトだと言えます。

話が長くなりました。
次回は今回解説しませんでした、キンタイル、セプタイル、
セミスクエア、セミセクスタイルについて解説します。

占い師Hisashiの占い講座72(インコンジャンクトの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

今回はインコンジャンクトのアスペクトです。
このインコンジャンクトのアスペクトは150度の
アスペクトです。

このアスペクトは従来はマイナーアスペクトの
扱いでしたが、現在ではメジャーアスペクトに
なっています。

このアスペクトは120度のトラインの発展性
のあるアスペクトと180でのオポジションの
裏表のアスペクトの間で丁度、発展性から
裏表の縛られた関係へと至るアスペクトだと
言えます。

この180度の裏表の関係と言うのは丁度、
夫婦の関係だと言えます。
一方120度の関係は恋人の関係だと言えるでしょう。

その意味ではこのインコンジャンクトのアスペクトは
恋人から夫婦へと至る、調整の状態を表します。
180度の夫婦の関係はこれは逃げられず、縛りあう
関係です。
一方の120度の恋人同士の関係はお互いに
心を通い合わせる、楽しい関係です。

たとえ120度の楽しい関係があったからと言っても、
180度の縛りあう関係にはなれない場合があるのですが、
そうした関係へと物事を推し進める関係が
この150度のインコンジャンクトのアスペクトなのです。

これは何も夫婦関係に限ったことではありません。
例えば就職をするにしても、正社員でしっかりと
就職をしてしまえば、休みだって取りにくく
なってしまうかもしれませんし、上司の言うこと
なら嫌でも、聞かなくてなりません。
これは180度の縛りあう関係と言えましょう。
一方、就職をして初任給をもらう段階までは、
新しい職場への希望を持って進めます。
これは120度の希望溢れる関係だと言えます。

するとこの希望のある関係から、縛りあう関係に
至る調整の関係。
これはつまり会社に入って来て1ヶ月もして
からは会社も自社に本当にこの社員がついて
行けるか、やる気があるか、そして社員は
この会社で本当に良いのだろうかと自分に
問いかけると言う、3ヶ月の試用期間がある
会社が現在では多いのですが、この試用期間が
このインコンジャンクトの関係です。

つまりは何をするにも始めるにも、180度で
軌道にのってしまえば、もう逃げだすこと
は出来ないのですが、120度の段階では
夢や希望に満ちわ溢れていて、悪いところ
は見えてきません。
150度のインコンジャンクトで、やっと
良いところも悪いところも見えてくると
言うわけです。

例えば双子座の太陽と蠍座の月を持つ
男性の場合は元々自分の進みたい道が
色々な商売を転々とし続けることなの
ですが、月の蠍座はむしろ一つ所に
落ち着いて欲しいと思うのです。
男性の場合は月は妻に投射することが
あるので、これはつまり、転職を繰り返したり
独立などにも行きたくなる自分に対して、
妻が一つのところで落ち着いて、家計
を安定させて頂戴といつも言って来ると
言う関係が考えられます。

これは例えば双子座の太陽に対して
天秤座の月ならトラインの関係で、
転職を繰り返しても、独立しても妻が
それをサポートすると言うことになり
ます。
一方、双子座の太陽に対して射手座の
月のオポジションの関係なら、あなたは
好きにやりなさいよ。私は主婦の料理
教室を開いて、そこで稼いで家計の足し
にするからと言う、それはそれで補い
合う関係となります。
このインコンジャンクトの関係では、
どうにも夫婦のすれ違いはあります。
しかしこのインコンジャンクトの関係
が悪いものとは私には思えません。
この一つで落ち着いて欲しいと常に
訴える妻のおかげで、双子座の太陽の
暴走つまりは転職や独立を繰り返す
と言う双子座の欠点は修正されるの
ですから。

そうするとこの男性は転職を繰り返し
たとしても、常識的な範囲内でしょうし、
独立も成功の計算が立つ時しかしないでしょう。
その意味で星座の弱点を補強してくれるのが
このインコンジャンクトのアスペクトなので
このインコンジャンクトのアスペクトを
苦しいものだとだけ思うことはないのです。
調整が出来たあかつきには、星座の弱点
や欠点が補強されて、その星座を星を自在に
使えることが出来るようになるのですから。

またこのインコンジャンクトはオーブに
注意してください。
オーブは3度とかなり狭いです。
元々マイナーアスペクトはオーブは狭い
です。
インコンジャンクトも元がマイナーアスペクト
であったためにオーブも狭いです。

またこのインコンジャンクトのアスペクト
には避けて通れない複合アスペクトが
あります。

ヨードです。
このヨードはある一つの星に対して2つの
星が向かい合うようにインコンジャンクトの
アスペクト出来て、その2つの星同士もセクスタイル
で結ばれていると言う複合アスペクトになります。
このヨードは古来神の子のアスペクトと呼ばれて
いまして、何か運命的なことをする方に特有の
アスペクトだと言えます。
何かの使命がある代わりに神様から偉大な才能
をプレゼントされたと言うわけです。
基本的には中心になる星に対して、2つの星が
サポートする関係となります。
ヨードは偉大なことをする方に続出する複合
アスペクトです。
ホロスコープの計算ソフトなどでは見逃して
しまうことの多い複合アスペクトなのですが、
非常に重要な役目があるので、このヨードを
見たらヨードをその人の中心の複合アスペクト
だと解読してもあながち間違いではないでしょう。

インコンジャンクトは調整の意義もあり、
ヨードの素材ともなるので、メジャーアスペクト
と解釈されるようになったのも納得のいく
ところです。

次回もアスペクトについて書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座71(セクスタイルの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

合(0度)、オポジション(180度)、トライン(120度)、
スクエア(90動)と解説して来ました。
今回はセクスタイル(60度)です。
これまで私のアスペクト解説では円の分割の数を書いて
来ました。
つまりオポジションは円の2分割、トラインは円の
3分割、スクエアは円の4分割と言うことです。
それでは次の円の5分割は何かといいますと、これは
キンタイル(72度)と言うアスペクトです。
キンタイルはマイナーアスペクトでして、なかなか
使うのが難しいアスペクトですので、このキンタイル
の解説はまたの機会にいたしましょう。

さて次の円の6分割がこのセクスタイル(60度)です。
今回も6分割の6の意味を考えて行きましょう。
6と言う数は第六感を表します。
この第六感は五感を超えた感覚です。
これは仏教では「識」で表せられまして、意識の
働きを表します。
つまり感覚である五感を統括する意識が第六感です。
その意味では一般的なイメージの直観なども、
つまりは五感を統括したときに現われる超越
的な意識と言えます。

円と言うのはホロスコープです。
それを6分割すると言うのは、ホロスコープ
を意識的に統括すると言うことに他なり
ません。

その意味ではこのセクスタイルはコントロール
と言うことに関わるアスペクトです。
例えば太陽が水瓶座で月が牡羊座で
セクスタイルのアスペクトがある女性が
いたとします。
この女性は牡羊座の月の影響でかなり
喧嘩っ早い切れやすい女性です。
本来ならば。
しかし太陽の水瓶座のセクスタイルは
水瓶座的な意識でこの牡羊座の月を
コントロールするのです。

具体的には自分の職業である、事務
作業では、常に意識をコントロール
せざるを得なく、その中で人とぶつ
かりあっていては、仕事になりません。
ですから仕事などで後天的に牡羊座の
月の激しい部分をコントロールするのです。
これは太陽が双子座で牡羊座の月と
セクスタイルの女性でも同じで、
この場合ですと営業の仕事の中で顧客
との関係で感情をコントロールして
行くようなイメージですね。

このようにセクスタイルのアスペクト
はコントロールと言うことがテーマです
ので、比較的に月との関係でプラスの
効果が高いです。
月の感情と言うのはコントロールされた
方が上手くいく場合が多いと思います。
また太陽と関わるセクタイルの場合は
太陽が他の星をコントロールするイメージ
でしょう。

土星や天王星もセクスタイルのアスペクト
ですと他の星をコントロールするでしょう。
火星や金星、木星などはコントロールされた
方が良い星です。
水星はコントロールしてもされても良いでしょう。
海王星や冥王星はセクスタイルでコントロール
された方が良い星です。
例えば一般的には破壊の星と言われる冥王星
でも太陽とのセクスタイルのアスペクトで
コントロールされれば、うまく自分の意欲の
高さとして、建設的に使えるのです。

つまりはセクスタイルにはコントロール
するのに向いている星とコントロール
されるのに向いている星があると言うこと
です。
これはコントロールされる星は暴走する
ことの多い星でして、コントロールする
星は抑える傾向のある星であると言うこと
です。

この両者の星がセクスタイルで結ばれる
ならば、暴走しがちな星がコントロール
されるので、その星の良い面が出るでしょう。
またコントロールする側の星を上手く
使うことがポイントです。
太陽なら理性でコントロールし、水星なら
知性でコントロールし、土星なら規範で
コントロールし、天王星なら冴えた意識
でコントロールすると言った具合です。

さてセクスタイルを語る上で忘れては
ならない複合アスペクトがあります。
それは小三角です。
この小三角はトラインのアスペクトの
中間地点に互いの両端の星にたいして、
2つのセクスタイルが出来る星です。
例えば牡羊座の木星と獅子座の月の
間に双子座の水星が入るような場合です。

この場合は牡羊座の木星の何にでも
チャレンジする気持ちに獅子座の月
が乗っかり、常にガンガン行くと
言うトラインの気質にたいして、
双子座の水星がいや待てよ、常に
周囲を見渡して間違ったことをしては
いないかチェックしなければならない
と2つのセクスタイルがコントロール
していると言う状態を表します。

これはつまり比較的にノリで突っ走る
トラインにたいして、セクスタイルが
コントロールするイメージなので、
かなり使える複合アスペクトです。

一般的にはグランドトリンの成功の
イメージやグランドクロスの困難
を努力で乗り越えるイメージが
強烈なので、少し地味なイメージ
のある小三角ですが、かなり有効
で使いやすい複合アスペクトなので、
この小三角を使って成功される
方もいます。

その意味ではセクスタイルと言う
アスペクトはソフトなアスペクト
としてかなり有効で、使いやすく
また星の良いところを伸ばすアスペクト
です。

気を付けてもらいたいのがオーブです。
合、オポジション、トライン、スクエアが
太陽や月の関わらない場合は6度程度
で関わる場合は8度程度なのに対して、
セクスタイルは太陽や月の関わらない
場合は4度程度で関わる場合でも6度
程度となります。

しかし、このセクスタイルはかなり
有効な応用範囲の広いアスペクトなの
で色々利用するべきでしょう。

次回もアスペクトについて解説
します。

占い師Hisashiの占い講座70(スクエアの解説)

今回もアスペクトの解説を行います。

今回はスクエアのアスペクトです。
このスクエアは90度のアスペクトです。
この90度と言うのは、円の4分割です。

この4と言う数にはかなり特殊な意味が
あります。
まずそれは占星術ですと4区分に関わります。
12の星座を火の宮、地の宮、風の宮、水の宮
と4つの組み合わせに分けたものが4区分です。
つまり12星座と言うのはこの火の宮、地の宮、
風の宮、水の宮の4つの宮が3種類あるのです。
その意味では4区分の火の宮、地の宮、風の宮、
水の宮と言うのは自然界の4元素にも関わり
ます。

自然界の4元素と言うのはこの世の中は、
火、地、風、水の4元素で全てが構成
されていると言う考えです。
つまり占星術的な4区分でも、4元素でも
この世の中の成り立ちは4つの要素で
構成されているのです。

4の数はこうした、世界の成り立ちと関わります。
ですから円の4分割である、スクエアもその考え
方より、意味が与えられているのです。
つまりこれは他の元素からの干渉です。
火は地と水に干渉され、地は風と火に干渉され、
風は水と地に干渉され、水は火と風に干渉され
ます。

そして火と風は裏になり、地と水は裏になります。
この裏表の関係はオポジション(180度)の
関係でしたね。
スクエアは干渉の関係なのです。
と言うのは4区分のうちでも、あまり関わらない
宮から影響を受けるのです。
これはある星に対して別の面から違う星が影響
を与えると言う意味で干渉と言う意味合いが
あるのです。

この干渉と言うのはかなり厄介です。
寧ろ邪魔な存在だとも言えます。
例えば双子座の太陽の男性がいたとします。
そこに乙女座の月か魚座の月がある場合ですと
これは明らかに月が太陽に干渉してきます。
これが射手座の月ですと、干渉ではなく、
裏表の関係なのです。
裏表の射手座の月ですと、双子座の太陽のいつも
営業に飛び回っている、夫に対して、射手座の月
の習い事をいつもしている妻がある意味では裏と
表の関係となり、違う個性であっても、あまり
干渉はしません。これがオポジションなのです。

それに対してスクエアですとかなり干渉を
してきます。
双子座の太陽の営業に日本全国を飛び回っている
夫に対して、乙女座の月の妻は東京の事務所で
仕事をして、早く帰って来てと干渉をします。
また魚座の月の妻は全国を飛び回っても良いけど、
休みの日には子供と東京ディズニーランドに
連れってよと干渉をします。

こうした干渉は日本全国を飛び回りたい双子座
の夫から見ると、かなりのプレッシャーですし、
自分の仕事を阻害されていると思うかもしれません。
しかし、この干渉も時には必要です。
何故なら全国を飛び回る双子座の営業は時には
偏るからです。
あまりにもそうした営業に進み過ぎると、事務
処理的なことがおろそかになります。
また体も疲れすぎます。
乙女座の月の妻はこうしたことに歯止めをかける
ストッパーなのです。
一方、全国を働き詰めとなると、家族の楽しい
時間を持てなくなったり、遊園地の楽しい時間
すら考えられなくなります。
これでは仕事も余裕のない感覚になり、結果
も出せなくなるでしょう。
魚座の月はこうしたことに歯止めをかける
ストッパーなのです。

つまりスクエアとはある星の宮から見て、
違う星の宮からの干渉であり、ストッパー
としての意味合いがあるのです。
この干渉は一見、悪いことに見えますが、
この干渉がなければその星は暴走します。
人はどうしても、星の存在する、星座や
宮に偏るものです。
またコンジャンクション(0度)などのアス
ペクトがある場合はさらにそうです。
こうした星座や宮の偏りを抑えるのが、
スクエアなのです。

と言うことはこの干渉とは、4区分、
4元素のバランス、調和をとっている
いるのだと言えます。
つまりはこのスクエアの干渉がないと
ホロスコープ全体のバランスや調和
が取れないのです。
その意味ではこのスクエアはかなり重要
な意味を持ちますし、影響力もかなりの
ものがあります。

大きな活躍をする人のホロスコープが
色々雑多なアスペクトがあったとしても、
大きく言えばたった一つのスクエアの
アスペクトが強力な影響を与えていた
と言う場合も往々にしてあるのです。
その意味ではスクエアの干渉、ストッパー
としての機能は他のアスペクトとは
次元の違う働きがあるのです。

スクエアは通常、ハードなアスペクト
として知られていますが、今回の
話のように、スクエアが特殊で強力
なアスペクトのために、コントロール
は難しいですが、うまく制御出来たとき
の力は絶大です。

このようにハードなアスペクトは必ず
しも悪い意味ばかりではないと言うこと
ですね。

さてスクエアを語る上で避けて通れない
複合アスペクトがあります。
それはグランドクロスです。
このグランドクロスはスクエアが
4つ重なって出来ていまして、
十字になることからクロス(十字架)の
名前が付けられています。

このグラントクロスも考え方としては
スクエアの4区分、4元素の考え方
を進めて行けば良いのです。
つまりは4区分の火、地、風、水の
宮でそれぞれが干渉していると
とらえれば良いのです。
そうなるとこれはいわば4すくみの
構造でして、何をやっても、他の
宮が干渉してくるということです。
これは何かをしようとしても常に
邪魔や阻害があるので、グランド
クロスは長らく不幸のアスペクト
と言われて来ました。

しかし、四元素の調和こそが、
人の最高の成功だと考えると
このグランドクロスの4区分の
宮の4すくみの状態こそが、
4元素の調和だと言っても良い
ので、実はこのグランドクロス
には多いなる成功の要素が
あるのです。

タロットカードの最高の
カードの一つに「世界」の
カードがあります。
このカードには真ん中に女性
がいて、四隅に動物がいます。
この動物は牡牛、獅子、ワシ、
天使です。
これはそれぞれ牡牛座、獅子座、
蠍座、水瓶座を表していると
言われています。

これはつまり、三区分の不動宮の
グランドクロスを表していますよね。
このグランドクロスに囲まれた
女性の姿がタロットカード最高の
カードの一つの「世界」のカード
なのですね。

何故このカードが最高のカード
なのかと言いますと、このグランド
クロスには四区分の4つの宮、
つまりは四元素の全てがあり、
それがお互いに調和しているからです。

四元素の調和とは、その人の世界
を表し、この調和があってこその
最高の幸せと最高の成功があるのです。
翻って考えますと、グランドクロスの
4つの宮の4すくみ状態を解消するには
4つの干渉を解消することであり、これは
つまりは4つの宮の調和に他なりません。
グランドクロスは何をやるにしても、
他の宮からの干渉が入り、邪魔や阻害
があるのですが、逆に言えば、この4つの
宮が調和する形で物事を進めれば良いのだ
と言えます。

そうするとこのすぐに出て来る干渉は
寧ろ、4つ宮の調和への布石であって、
この干渉を暴走を止めるためのストッパー
として4つの宮の完全なる調和へ至る
努力と考えれば、この4つの宮の調和
が取れたあかつきには、最高の幸せ
と最高の成功が待ち受けているのです。
それは丁度「世界」のカードのように。

その意味ではスクエアのストッパー
としての役割もグランドクロスの調和
も基本的にはある星の暴走を抑え、
調和を呼ぶと言うことで、それはうまく
コントロールされさえすれば、最高の
幸せと成功を呼ぶものなのです。

スクエアはグランドクロスのうち、
2つの元素のみを取り上げたのだと
も言えるかもしれません。

いずれにせよスクエアやグランド
クロスの干渉は最終的には調和に
至るものだと考えられます。
その意味では努力や頑張りの末の
幸せや成功の意味合いが大きいで
しょう。

いずれにせよ、影響力の強い
アスペクトです。

次回もアスペクトについて
書いて行きます。

 

 

 

 

占い師Hisashiの占い講座69(トラインの解説)

今回もアスペクトの解説です。
前回までで、合(コンジャンクション 0度)とオポジション(180度)
のアスペクトを解説しました。

今回のアスペクト解説はトラインです。
合はソフトでもあり、ハードでもあるアスペクト
です。
オポジションはハードなアスペクトです。
今回のトラインでやっとソフトなアスペクト
の解説になります。

まず合は星と星がほぼ同じポジションにいます。
そしてオポジションはまさに裏で、円を2分割
したときに同じポジションに来ます。
今回のトラインは120度のアスペクトです。
これは円を3分割したときに同じポジションに
来るアスペクトです。

この3と言う数がトラインを物語っています。
3の数は1の本質、2の裏との結合に対して、
裏も表も使いこなし、創造を続ける数です。
この3の数は哲学のアウフヘーベン(止揚)
の概念に関わります。
つまり1が本質でそれに対して2が裏の概念
としてきて、それをアウフヘーベン(止揚)
して、高次の概念を作り上げるのです。
つまりこれは統合・総合して創造的に
物事を作りあげると言うことです。

トラインにはこの概念があります。
つまりこのトラインには互いの星を
アウフヘーベン(止揚)し、新たな
概念を作ると言うイメージとなります。
これを例えば蟹座の太陽と魚座の月が
トラインのアスペクトで結ばれている、
主婦の女性の例で考えてみましょう。

この場合は自分は魚座の月で、人生を
謳歌したい、楽しいことならやりたい
と言うことで、結婚してからも演劇の
サークルに参加しているイメージです。
一方の夫は家族は常に仲が良くて、休み
はいつも一緒にいたい夫のイメージです。
この両者は食い違います。
この両者をアウフヘーベン(止揚)
するとつまりは演劇のサークルに出つつ
家族も大切にすると言うイメージです。
これは例えば子育ての段階で、子供にも
演劇の勉強をさせたり、また夫にも演劇
の素晴らしさを教えるために、一緒に
観劇にいったりして、夫との休みを
演劇の勉強でもあり、また家族水入らず
の楽しみの時間とすることで、魚座の
楽しいことをやりたいと言う月の力
と蟹座の家族仲良くと言う、太陽の
力を止揚して新たな生き方を作りだす
と言うイメージです。
例えばこれは相撲を一緒に見に行ったり、
映画を見た後に、レストランで食事を
したりとこの魚座の月と蟹座の太陽を
満足させる止揚の道は必ず作れると
言うことです。

これはオポジションの2つの星を
両立させると言うイメージとは
違います。
オポジションの場合は相反する
裏と表を両立させるのです。
具体的には牡牛座の太陽の職人的な
生き方と蠍座の月の人を使うところで
工事現場の職長のような生き方を
目指すのがオポジションです。
一方のトラインでは蟹座の太陽の
家族を大切にしたい夫と魚座の月の
演劇サークルの行きたい妻で、お互いに
融和し合い、二人で観劇に行ったり、
相撲を見に行ったり、歌舞伎を見に行ったり
するのです。そして子供には情操教育
として、子役の演劇スクールに通わせたり
するのです。
トラインの方が応用範囲が高く、創意工夫
の余地があると言うことですね。
その意味でソフトなアスペクトだと
言えるのです。

やはりトラインの場合は創意工夫や
創造性の要素は欠かせないでしょう。
またトラインでは四区分で、同じ宮に
なることが多いはずです。
例えば先ほどの例ですと、蟹座の太陽と
魚座の月ですと水の宮のトラインだと言えます。
同じ宮ですと、親和性が高く、その意味でも
トラインは扱いやすいアスペクトだと言える
でしょう。

ハードなアスペクトは使いこなすのが困難で
すが、使いこなせたら相当の力を発揮するのに
対して、ソフトなアスペクトは使いやすい
アスペクトなのです。
だからと言って力がないわけではなく、工夫と
応用で力のあるアスペクトにもなります。
その意味では昔からソフトなアスペクトを吉角と
して珍重してきたこともわかります。

ただし、トラインは何もしなくても良いアスペクト
なのではなく、やはりアウフヘーベン(止揚)
をして、自分なりに創意工夫が求められるアスペクト
なのです。

さてトラインを語る上で絶対に外せないのが、
グランドトラインです。
グランドトラインは星が3つお互いにトライン同士
になるアスペクトです。
つまり3つのトラインのアスペクトが
出来るわけです。
具体的には先ほどの蟹座の太陽と魚座の月に
対して蠍座の木星があり、蟹座の太陽と
蠍座の木星がトライン、蠍座の木星と
魚座の月がトライン、魚座の月と蟹座の
太陽がトラインと3つのトラインが調和して
いる形です。
これは水の宮で起きている、グランドトライン
なので水のグランドトラインです。

このグランドトラインは伝統的には大吉角と
言われてきました。その宮の最高の力が
使えると言うことです。
例えば先ほどの水のグランドトラインでは
人間関係で天才的な才能があると解釈
するような見方です。

ただ私はこのグランドトラインをそれ程
は重視しません。
グランドトラインと言うのは要するに、
トラインが3つ重なっただけのことです。
それ程、大げさに考えなくても良いのでは
ないかと言うことです。

ただトライン特有のアウフヘーベン(止揚)
して創意工夫する力は強く働きます。
ですから、単にグランドトラインがある
からと喜ぶのではなく、グランドトラインが
トラインとしての力を発揮出来るように、
創意工夫する必要があると言うことです。

先ほどの蟹座太陽、魚座月、蠍座木星
の場合ですと、家庭を大事にする夫と
演劇に打ち込む妻に、経済的な裏づけ
があると言うことです。
これは親の援助かもしれませんし、夫の
会社での収入かもしれません。(ここの
ところは12室で判断するのが妥当です。
例えば蠍座の木星が8室だとすると、親
の援助があると言うことです。)
この場合は先ほどの夫婦で観劇に行くとき
にも、特等席でじっくりと見れますし、
歌舞伎でも特等席で見て、勉強になる
ことが多いでしょう。
また子供を子役の演劇スクールに通わせる
場合でも、有名な演劇スクールに通わせる
ことが出来ますし、そこでも子供は才能
を発揮出来るでしょう。

要するにもともとのトラインの性質が
変わるわけではなく、パワーアップする
ようなイメージなのですね。
ですから、やはりアウフヘーベン(止揚)
が必要ですし、創意工夫が必要なのですね。
そこのところグランドトラインは何もしない
で幸運と言うわけでは無いのですね。

次回もアスペクトの解説を行います。

占い師Hisashiの占い講座68(オポジションの解説)

今回もアスペクトについて書いて行きます。

前回は合(コンジャンクション 0度)のアスペクトでした。

今回は180度のアスペクトです。
この180度のアスペクトはオポジションと言います。
これは円の2分割の度数です。
つまり2の数の影響が出てきますね。
2の数は表に対して、裏。メインに対してサブのイメージです。

これがオポジション解釈の基本ともなります。
つまりオポジションの関係と言うのは表と裏の関係に
なるのです。

例えば太陽が牡牛座で月が蠍座でオポジションの
関係にある男性がいたとします。
するとこの男性は基本的に牡牛座的な的な職人的な
行き方をしたいと考えています。
しかし妻は出世を願っています。
自分は職人的に同じ作業、同じことをしていたいのです。
妻は人間関係を良くして、出世して部下を何人も
使うような立場になって欲しいと思っています。

このオポジションは、つまり大いなる矛盾なのです。
自分が何かをやろうとすると必ず現れる、影の存在
それがオポジションである星だと言えます。

ではこの矛盾を解決する手段はあるのでしょうか。
これは影の存在、裏の存在であるオポジションの
星も含めて2つの星をワンセットで扱えば良いと
言うことになります。

先ほどの男性の例ですと。自分の職人の生き方と
妻の出世して欲しいと言う願いをそれぞれ別な
ものとすると矛盾が起きます。
自分の世界でコツコツやりたい本人と人を使って、
出世をしてほしい妻。
そこの違いを考えるから、矛盾なのです。
両方を満たすようなやり方を考えれば良いのです。

職人として自立しつつ、部下も使う。
となると建設現場の職長のように、あるいは
大工の棟梁のように、職人としての技術や
仕事を持ちつつ、若手などに指導していける
立場を目指せば良いと言うことになります。

この点、お互いに刺激し合い、軌道修正を
迫られる、スクエア(90度)のアスペクト
とはハードなアスペクト同士でも、性質が
異なるのです。

スクエアは対象となる星をたたく性質
です。この場合は夫婦なら夫婦喧嘩
を起こしつつ、お互いに自分の考え方
を軌道修正します。

一方、このオポジションでは喧嘩と言う
イメージではなく、お互いに無いものを
補い合う関係です。ですから端から
見れば仲良しに見えるほどです。
ですが夫婦間ではいつも邪魔になる
こともあるということです。

しかし、この邪魔になると言う感覚は
オポジションをうまく使いこなせて
いないときに現われる感覚です。
もしうまく使いこなしている場合は
2つの星はセットで働くため、例えば
自分が何かやろうとしたときに、
いつも妻のことを思い出して、あいつなら
こう言うはずだから、今回は我慢するかとか、
あいつならやれって言うだろうなと思い、
自己アピールするとか、常に妻の意向
を確認しながら進む。と言うこと
になります。

これは決して足かせではなく、むしろ自分
の意見に対する裏の意見を常に内包している
と言うことであり、それだけこの人の意見は
完成度が高いのだと言うことです。

つまりこうしたオポジションの矛盾は
2つの星をセットに考えて、その2つの
星の個性を融合して一つの個性と考えれば、
一つの星単体では到達できない境地へと
その人を導くと言うことです。

その意味ではむしろソフトなアスペクトの
トライン(120度)やセクスタイル(60度)
などに比べて、かなり有効で使えるアスペクト
であると言えます。

その意味で今回のオポジション(180度)
やスクエア(90度)のハードなアスペクトは
使いこなすのに努力が必要ではありますが、
使いこなした場合の恩恵も大きいものだと言えます。

またオポジションのもう一つの大きな役割としては、
複合的なアスペクトに使える可能性が高いと言うことが
あります。

例えばグランドクロスはオポジションが
2つ90度に交差する複合アスペクトですし、
T-スクエアはオポジションにスクエアが絡む
複合アスペクトです。
調停はオポジションにトラインとセクスタイルが
絡む複合アスペクトです。
ミスティック・レクタングルは調停を交互に
2つ並べたような複合アスペクトです。
またカイトはグランドトリンの一角にオポジション
が絡む複合アスペクトです。

このように色々な複合アスペクトに含まれる、
オポジションですから、オポジションを見たら
複合アスペクトを考えろと言うのもあながち
間違いでは無いです。

実際、太陽と月の単体のオポジションのアスペクト
だけあるとしても、トランスサタニアンの星が
トランジットで、または、進行で他の星がオポジション
から見て90度のポジションに入ってくれば、T-スクエア
の配置になるので、そのオポジションは俄然、強い
影響力を発揮し始めるのです。

例えば先ほどの牡牛座の太陽と蠍座の月のオポジション
の男性に進行の火星が水瓶座でスクエアの位置に入る
とこれは太陽牡牛座、月蠍座、火星水瓶座のT-スクエア
となり強力な力を発揮します。
これは例えば、建設の最新技術を学ぶためにアメリカに
1年間技術研修に行くようなものです。
そしてアメリカでの研修で、自分の考え方の狭さや、
妻の言うことの本当の意味について考えたりしますし、
妻にもアメリカの素晴らしさを教えたりします。
もちろん、苦労はあるでしょうが、その経験が
自分を一回りも二回りも大きいものにしていく
ことでしょう。

つまりこうしたT-スクエアや調停などはオポジション
に一つでも星が進行やトランスサタニアンのトランジット
(トランスサタニアン以外では木星、土星なら影響力は
あります)でポジションに入ってくれば出来るので、
後天的に重要な意味を帯びるアスペクトがオポジション
だと言えます。

その意味でもオポジションは強い影響力のあるアスペクト
なので、2つの星をセットで融合させ、完成度の高い意識を
作ることと、複合アスペクトの基盤になると言うことの
2点に注意して、解釈すると良いでしょう。

次回もアスペクト解釈の続きを書いて行きます。

占い師Hisashiの占い講座67(合(コンジャンクション)の解説)

今回からそれぞれのアスペクトの解説をして
行きましょう。

まず今回は合のアスペクトです。
この合のアスペクトはコンジャンクションとも
言います。

合のアスペクトは角度から言いますと0度
の角度だと言えます。
つまりは星と星が重なるアスペクトです。
具体的には例えば、月が双子座11度で
木星も双子座11度であった場合は
月と木星には合のアスペクトがある
と言えます。

ですが月が双子座11度で木星が双子座5度であっても
合のアスペクトがあると言えます。
これがいわゆるオーブです。
アスペクトには許容範囲があり、
ピッタリ0度にならなくても、合の場合は
太陽、月が絡む場合は誤差8度で、
太陽、月が絡まない場合は誤差6度であっても
、合とみなすのです。
これがオーブです。

ただしこのオーブ、確かに8度や6度がオーブ
ですが、8度までなら合で9度なら合でない
という決まりきったものではありません。
9度でもアスペクト範囲にあるとも言えますし、
7度ぐらいでもあまりアスペクトとして力が
無い場合もあります。
その意味では杓子定規にオーブを考える必要
はありません。

また1度以内のタイトな合の場合は極めて
重要です。
タイトなアスペクトはその人の強い
核となるような、アスペクトなのですが、
とりわけタイトな合はその人の基盤となる
アスペクトだと言えます。

例えば月と木星のタイトな合の場合ですと、
この人は月と木星を混同しがちだと言うことです。
月は通常感情を表します。
それに対して木星は人徳、包容力、穏やかさを
表します。
この月と木星がタイトな合の場合ですと、
この人は感情=包容力、穏やかさだと思って
しまいます。
つまりこの人には穏やかな優しい感情しか
無いということです。
感情には激しさや怒り、または恋愛感情、
集中力、頑固さなど色々なものがあるのですが、
この人はそうした感情を持たずに理解できない
のだと言えます。
周りの人が何かで怒っているときに、どうして
周りの人は怒っているのだろう。もっと仲良く
すれば良いのにと思ってしまうと言うことです。

こうしてタイトな合のアスペクトはかなり
特殊な意味合いがあると思ってください。

さて合のアスペクトです。
この合のアスペクトは星と星がほぼ同じ場所に
あるアスペクトです。
これは星の持つ位置エネルギーである星座の
度数を違う星同士で共通に持つということです。
例えば、太陽と月が蟹座の合の場合は、蟹座の持つ
人との協調性を表す穏やかな優しさを、太陽と
しての自分の生きる目的にも持ち、月と
しての自分の感情としても持つということです。
これは男性の場合は家族を大事にし、家族のために
働き、会社でも会社のために働くことを誇りと
している人が、実際にいつも穏やかでニコニコと
しているということになります。

ここには太陽と月と言う理性と感情がお互いに
その星座や度数の意味を強調しているのだと
言えるでしょう。

つまり合がソフトなアスペクトでもハードな
アスペクトでもあると言うのはこの点にあります。
合はその星座と度数をお互いの星が強調してしまい
ます。
するとその星座の良い意味も悪い意味もその星
同士が強調してしまうのです。
先ほどの例ですと、蟹座の要素が理性でも感情でも
強くなるので、いい意味では非常に蟹座的な
穏やかで優しい良い部分が出るのですが、悪く
働くと周囲に利用されやすいお人よしの面も
出てきてしまいます。

つまりこの合のアスペクトですと、アスペクトする
星同士がお互いの星の力でその星座を強調しすぎ
てしまうのです。

例えば金星と火星が獅子座の合の女性ですと、
獅子座の金星のロマンチックなことを望む気持ち
と少しキザな獅子座の火星的な男性とのラブロマンス
を夢見過ぎてしまうのです。
これはまさにイケメンとオシャレ女子が東京の
高級ホテルの最上階のレストランで食事をして、
告白されるようなイメージとなります。

それをこの女性は求めています。
それはある意味でラブロマンスとしては潔い
ほどの感覚でしょうが、実際とかけ離れていますね。

ただし、その女性はこのようなイメージがあるので、
実際はイケメンと言うほどでもない、少し身ぎれいに
している男性と田舎的なオシャレの女子が、地元では
有名な県庁ビルの最上階のレストランで食事をして
告白されると言うことならありうるかもしれません。

つまりはこうして合で星と星同士が強調されると、
その星座のイメージを星同士で突き進み過ぎてしまう
のですね。

その意味では合の場合は単に星同士が合と言うだけで
なく星座の意味をよく考えることが大事です。
しかし乙女座の最後の方の天王星と天秤座の最初の
方の月の合の女性ですと同じ星座でないが、どう協調される
のかと言うことも考えられます。

この場合は後の星座の最初のイメージが強調されます。
と言うのは星座の最後の方の度数ば次の星座の準備に
入っているからです。
つまり乙女座の最後の方の天王星は天秤座の常識に
とらわれずに新たなやり方や生き方を目指す準備をする
と言うように読み、それが天秤座の最初の方の月で、
女性として、恋も仕事も家庭も趣味も今までのやり方
でない新時代のやり方を目指す自立した女性である
と言うように天秤座を強調させると覚えておいて
ください。

また最後ですが、太陽と水星の合のアスペクトは
かなりの人がなると思うので、あまり意味がないです。
もともと水星は太陽に従属すると言われている星です。
そのような意味合いになるだけです。
ですから水星を見る場合は太陽以外の合のアスペクトが
重要になります。

その場合はもう一方の星の表す分野で極めて強い
知性を発揮するでしょう。
月なら好奇心が旺盛で、金星なら芸術的な感性があり、
火星なら雄弁で、木星なら教養が高く、土星なら事務的
能力が高く、天王星なら天才的で、海王星なら芸術から
スピリチュアルな才能まで強く持ち、冥王星ならこだわりの
知性があると言った具合です。

いずれにせよ、合のアスペクトはどの星同士でも、
極めて重要な意味を持つのでホロスコープ解釈の
ポイントとなるアスペクトです。
特に同じ星座に3つ、4つと合のアスペクトがある場合は
特にそうです。
その意味で合のアスペクトからその人の個性が見えてくる
場合も多いでしょう。

次回もアスペクト解釈の続きです。