占い師Hisashiの占い講座52(2室の解説)

今回は2室についてです。
はっきり言いまして、この2室からが12室解説の本番です。
と言うのも1室は自分そのものを表すという、あまりにも
基本的な事柄なので、解説としても特殊な解釈をしづらいからです。
その意味で2室こそが、12室解説の基準となるところだと言えます。

さて2室のナチュラルサインは牡牛座です。その意味では2室は
経済力や美的なセンス、美しさに関わる室であるということが、
牡牛座の関連から分かります。

また2室は肉体にも関わる室です。これも牡牛座のイメージに近いですね。
つまり2室とは経済力、才能、美しさや頑健さも含めた肉体的な力、
そういったものを表す室なのです。

その意味ではこの2室は1室と対比される室であると言えます。
何故なら1室でせっかく自分を表すポジションに星があったとしても
この2室でその裏付けとなる、才能や経済力、肉体的な力がないのなら
その1室の意味や意義は半減するからです。
また逆に1室に星がなく、1室の意味を12星座からのみでしか読み取れない
人であっても、この2室が強力であったら、それなりのパワーがあるのです。

これは例えば、1室を車に2室をエンジンに例えることが出来るでしょう。
具体的には1室に木星と土星があり山羊座の人ならまさにトヨタクラウン
ような人だと言えます。品行方正、社会的な地位もあり、家族ともうまく
やっているイメージです。
ただ2室に星が無いと、クラウンの中でもエンジンのパワーが無く、
形だけのクラウンになります。

一方、1室に星が無く、山羊座の人ならばマークXのようにそこそこ良いのだが
これといった特徴が無いイメージです。
しかしこの人が2室に金星と火星と冥王星がある場合ですと、これはマークXに
スーパーチャージャーを乗せて、さらにカスタムをして、スポーツカーにも負けないぐらいの
エンジンを積んでいるというイメージです。

これは会社では真面目が取り柄で、家でも良い夫なのが取り柄の人でも、
趣味の絵画では二科展に入るほどの実力を持ち、画家としての才能はキレまくって
いる人のようなイメージです。

つまり1室では社会的な仮面のイメージなのですが、2室は本来の能力才能を表す
のです。
そして先ほどのマークXの人がさらに4室、7室、10室の力があれば、今は
サラリーマンでもいずれビッグな画家になる事だって可能であると言えます。
その意味では、実質的な力を持つ2室は12室の中でもかなり重要な力を持った
室だと言えるのです。

ここで2室に星が入った場合を解説していきましょう。

まず2室に太陽がある場合ですが、この場合はやりたいこと、やるべきこと
に力を入れると才能が開花し、お金も入ってきます。
例えば花屋さんになりたい人はたとえ儲からなくても、花屋でバイトを
することから始めれば良いのです。
いずれ独立してお店を持てるようになります。

2室に月がある場合ですと、家族を大事にすると、経済的にも豊かになれます。
家族との幸せな日々が経済力にもつながるという幸せな人です。

2室に水星があるとこれはもう、文章能力に秀でてます。
これは単に小説家になるというだけではなく、文章を書く仕事全般に才能が
あります。また計算力にも優れているため、どこのどんな分野に行っても
重宝がられるでしょう。基本的には2室に水星があることはかなり喜ばしい
ことです。

2室に金星がある場合はこれは、芸術的な才能から、ファッション的な才能、
または肉体的な美しさなど目を見張るような才能にあふれます。
もしさらに天王星、海王星、冥王星などの星も2室にあるなら、有名人になる
ことさえ出来るでしょう。

2室に火星がある人はスポーツに適性があります。またスポーツのみならず、
あらゆる試験や展覧会に受かる力があります。

2室に木星がある人はこれはお金に困らない人の典型です。
単に家が金持ちと言うだけでなく、財テクなども駆使して、一生、お金で
苦労することは無いでしょう。

2室に土星がある人は比較的に苦労しそうです。
ただ努力をして行った結果、年を取ると才能が伸びそうです。
どの分野の才能かは12星座の解説を参考にしてください。

2室に天王星がある人は海外からの情報やネットの情報の活用の才が
ある人です。
またSNSを使った商売などにも適性があります。

2室に海王星がある人はが芸術的な才能に満ち溢れています。
霊感が高いので、霊能者や占い師、宗教家になることも出来ます。
実業は向かないでしょう。

2室に冥王星がある人はパワー感がある人で、何をやるにもパワフルです。
この2室の冥王星に関わる星(アスペクトなど)がある場合はその星の
能力を極限まで上げるので、冥王星と関わる星の分野で大成功をする
可能性があります。

いずれにせよ2室の星は偉大な才能を表しますので、さらに2つ、3つと
2室に星がある場合には天才的な才能を表します。

また2室に星がない場合は2室の12星座の個性があるということです。
この場合は2室に星がある場合と比べて才能は半減されます。

基本的には2室と言うのはパワーアップの場所なので、2室が星などで
強調されていない場合でもあまり問題などはありません。
2室が星などで強調されている場合のみ、才能のパワーアップ効果が期待
出来るのです。

また2室は放っておいてもあまり意味はなく、占星術的に活用してこそ
その強力なエンジンは力を発揮するのです。
例えば2室の冥王星などは特にそうで、他の星との関わりあいなどを
考慮して、自分で占星術的に活用したときにこそ、その強力な力
を発揮出来るのです。

以上のように2室は開発する室なので、極めて占星術的に利用価値の
ある室だと言えます。

次回は3室の解説をしていきます。

占い師Hisashiの占い講座51(1室の解説)

前回までは、12室についての基本的な解説でした。
今回からは12室を1室から見て行きましょう。

1室とは基本的な自分自身を表す室です。
こう書くと、自分自身は12室全てなのではないかと思うかも
しれませんが、12室全てを掴むと、その人そのもの全て
を掴むことが出来ますが、1室のみの自分と言うのは
12室の中での自分を表すという意味です。
具体的には12室全ての自分は例えば、7室の配偶者や4室の家系、5室の子供、
2室の財産など、一見自分自身とは関係ないものまでも自分の属性として
現われてくるのです。
一方、1室は純粋に自分のみを表す場なのです。

ですからこの1室に星があると、自分にとって一番必要な星が何であるかが
分かるのです。

太陽が1室にある場合は自分と言う個性が自分を作るという、まさに自己主張の
かたまりのような人です。
女性の場合は夫が成功者であったり有名人であったり、地位がある人でしょう。

月が1室にある人は、妻や母親、娘などが人生をクリエイトする人生です。
つまり家族や妻のために頑張ると、それだけ成功しやすくなります。
女性の場合は妻として、母としての自分を確立することが、
成功の秘訣です。

水星が1室にある人は知性に優れ、弁論や文章に優れているでしょう。
また資格試験が自分を押し上げます。とにかく知性を使ったり、色々なコミュニケーション
を使うことで、成功出来るでしょう。

金星が1室にある人は美や芸術が人生をクリエイトするでしょう。
女性は美にこだわるとモテますし、成功もしやすくなります。
男性は美しい女性と縁があるでしょう。

火星が1室にある人はスポーツや肉体労働、技術職に適性があります。
鍛えれば鍛えるほど力を発揮するので、どんなことにもチャレンジするべきです。
女性はたくましく、精悍な男性と縁があるでしょう。

木星が1室にある人は、経済的に恵まれた人です。
生まれつき財運に恵まれた人でしょう。
それほど努力をしなくても成功するタイプです。

土星が1室にある人は人生は困難の連続でしょう。
しかし、その経験が落ち着きと品行方正な性格を
作るので、人生の後半には成功者となることも可能です。

天王星が1室にある人は、海外に行くと成功出来る
可能性が高いです。
またネットやSNSを駆使することで成功することも可能です。

海王星が1室にある人は、芸能界や芸術分野で成功出来る
可能性があります。また夜の仕事や、宗教的な分野にも
適性があります。

冥王星が1室の人は挫折が多い人生かもしれません。
しかし、そのたびに復活し、いずれは他の誰も
真似が出来ない分野での成功が望めます。
例えば、家族が病気になり、それを治療してくれた、
お医者さんに憧れて自分も医者になり、皆に
尊敬される生き方をする。
そんなことも多いでしょう。

こうして1室に入る星は1室を支配し、自分自身を押し上げる
力があります。
また星が2つ、3つと入る場合は組み合わせで読む必要が
あります。

例えば1室に月と木星が入る人は、裕福な家庭で、
母親に愛されて育ったため、一生家族に愛され、
経済的にも恵まれ、理想的な人生をおくれます。

1室に太陽と水星と海王星が入っている人の場合は
自分と言う人間を文章で芸術的に描くことが
出来るので、文筆業や、脚本家、詩人、俳人、書家など
の分野で大成功を収める可能が高いでしょう。

またこの1室の解釈に12星座を当てはめると1室の星も
またそれぞれのカラーを帯びることが分かるでしょう。

先ほどの1室に月と木星が入る人でも、それが牡牛座
ならば、より経済的に恵まれる傾向があります。
蟹座なら、より家族愛に恵まれる傾向があります。
そして乙女座なら、公務員一家で経済的にも
家庭的にも恵まれるという印象です。

さてこの1室に星が無い人の場合は、
星よりも12星座の影響が強いです。
このときには12星座のイメージが比較的に
ストレートに出るので、12星座の解説を
参考にすると意味は分かります。
具体的には1室に星が無く、1室が獅子座の人
の場合は中学生的な趣味や恋愛に人生の方向性
が、向かう傾向が強いでしょう。
私の占い講座の12星座の解説を読んでみてください。

1室に星が入る場合は星が1室を決定づけます。
こちらは私の占い講座の星の神様と星のルールの
ところの解説を読んでみてください。

さらにこの場合は12星座の解説も参考にすると
より深く読み解くことができます。

以上のように1室は12室の中でも最重要と言える
室なので、ホロスコープを読む際には常に
意識をして読み解く必要があります。

特に1室に星が無い人が1室に星が移動して入ってきた
場合などは重要な意味を持つことがあります。

1室はかなり応用範囲の広い室なのです。

次回は2室の解説をしていきましょう。

占い師Hisashiの占い講座50(12室の本格的解説)

前回までは12室のさわりの解説でした。
今回より12室の本格的な解説に移ります。

前回では土地の力に基づく個人の位置エネルギーが12室である
と言うことを解説しました。
ただこの12室はやはり宇宙的な位置エネルギーであるところの12星座とリンクはして
います。
12星座は星が入る事によって、その星のカラーを決めるような宇宙の位置エネルギーでした。
一方、12室はその星が入る事によって、その星がどんな場やシチュエーションで活かされるか
と言う土地に基づく個人的な位置エネルギーなのです。

ですからカラーすなわち個性を表す、12星座と場、シチュエーションを表す12室は
本来似て非なるものなのです。
ですが12室は12星座を基としているところがあります。
それが端的に表れるのが、ナチュラルサインです。
ナチュラルサインとは12室のそれぞれの室がどの個性(12星座)が
入ったときに本来的な力を発揮するかという考え方です。
これは簡単なことです。
12星座は牡羊座から魚座まであります。
そして12室は1室から12室まであります。
これを順番に当てはめるのが、ナチュラルサインです。
具体的には1室のナチュラルサインは牡羊座です。2室のナチュラルサインは牡牛座です。
以下同じように順番に室に星座を当てはめ、12室のナチュラルサインが魚座に
なるまで割り当てただけのことです。

何故ナチュラルサインはこんなに12星座と12室の順番にリンクしているのか。
それはつまり12室そのものが12星座を個人的な位置エネルギーに変容させたもの
であるからにほかなりません。

ですから12星座と12室はかなり似たところがあります。
例えば7室は結婚やパートナーの室なのですが、ナチュラルサインの天秤座も
結婚に関する星座です。
ただし、天秤座が結婚に向いている個性を表すのに対して、7室は結婚相手や
パートナーそのものを表すので、そこはカラーとシチュエーションの違いでしょう。

そして星が12星座と言うカラーで個性を持ち、12室という場に落とし込められ、
場を与えられたときにはじめてその星は力を発揮します。
勿論、生まれたときには誰しも10ある星を12星座と12室に当てはめられるのですが、
それは単なる素材でして、そのままでは宝の持ち腐れで、その場合は生まれつきの星の
配置が良い人だけが、良い運命に恵まれ、星の配置が悪い人や星の配置が普通の人は
悪い運命か平凡な運命を生きるでしょう。

それは運と言うものにかなり左右される、苦しい人生でしょう。
しかし、そうならないために西洋占星術があるのです。
星の神様を知り、星のルールを理解し、12星座で個性を探り、12室で活躍の場を
考える。そして運命を変えるような努力をする。
それが西洋占星術で、生まれ持った自分の運命を変えるということなのです。

運命の良い人はさらに良く、運命の悪い人は大逆転で運命を良くし、普通の運命の
人は段々と運命を良くし、運命の良い人に遜色なくする。
そんなことが出来るのが西洋占星術なのです。

そのためには星の神様、星のルール、12星座の個性、12室の場、シチュエーションと
いうものを知ることは必要不可欠なのです。
その上で、運命を変えるような方策を練る必要があるのですから。

その意味でも12室は正にホロスコープを読み取る際に最重点の要素なのです。
12室は星や12星座を活かせる場、シチュエーションです。
そして12室は1室から12室まで12あり、それぞれがその室独特の場を表します。
その室にどの12星座が来るか、そしてその室にはどの星が入るか入らないか。
それを見ていくためにはまず12室がそれぞれどんな場かを理解しなければなりません。
これから12室を1室から順繰りに見て行きましょう。

次回から12室をそれぞれ解説します。次回は1室です。

占い師Hisashiの占い講座49(12室の基礎的解説)

今回からは12室について書いて行きましょう。

まず前置きとして、12星座と言うのはいわば地球と言う場から見た宇宙の地図の位置エネルギーと言えます。
これはたとえば地球上ならどこにいようと変わらない宇宙の位置エネルギーと言えるでしょう。
ですからこれは地球と言う星の価値判断の基準となる位置エネルギーだと言えます。

それに対して人はやはり生まれた場所に左右されるというのも事実であると言えるでしょう。
例えば日本に生まれた人とブラジルに生まれた人だと環境があまりにも違います。
そうしたことをホロスコープでは12室と言う個人の位置エネルギーを表すポジションで
表現するのです。

この12室と言うのは極めて土地に関連した要素です。
先ほどの日本とブラジルの話しですと、日本の正午前後に生まれた人は太陽が10室に
来るのですが、同じときにブラジルに生まれたとするとブラジルは深夜で太陽は4室に
来るのです。
一般的には10室の太陽の人は人から注目され、人の上に立ちやすいと言われています。
4室の太陽の人は社会で成功するよりは、家族に愛される人だと言われます。
ただし同じ時間ですと、星座では同じ星座になるのです。
ですから12星座は時間の流れが基本となり、12室は土地の力が基本となるのです。
とは言え、同じ日本なら12室はそう変わりません。

ですからこの12室とは国単位の土地の力が個人に与えている影響力を表す、位置
エネルギーだと言えます。
またこの12室と言う概念が無ければ、個人は個人としての基準を与えられない
のだと言えます。

その意味で12星座は時間を基軸にした宇宙の位置エネルギーと言えまして、
12室は土地を基準とした個人の位置エネルギーだと言えます。

つまり星はこうした12星座での宇宙の位置エネルギーと、12室での個人の位置
エネルギーに落とし込んで、星を個人化することで、星の力を個人的に使える
ものとすることが出来るのです。

以前私はこの占い講座で星には星の神様と星のルールがあると書きました。
この星の神様から導きだされる星のルールは12星座で時間による、宇宙的な位置エネルギーを
利用し、12室で土地による個人的な位置エネルギーを使いこなさなければ、
真に使えるものにはならないのです。

例えば金星の星のルールは美に基づく力でしたね。
美の力によって、男を虜にして世の中を渡り歩く。そんなことが出来るのが、
金星の星のルールに基づく金星の力でした。
しかし美の力と言ってもどのような個性で?と言う視点がありません。
そこで登場するのが、12星座です。
例えば蟹座の金星の女性なら、その美しさは芸能人のような派手な美ではなく、
普通の主婦が控え目に普通のファッションをする中での生活感あふれる美
と言う個性を使うべきなのです。
蟹座の金星の女性が背伸びして芸能人的なメイクやファッションをしても、
金星のルールである美の力を使うことは出来ないでしょう。
むしろ控え目な質素な生活感のあるメイクやファッションが男の人に対する
魅力と言う大きな力を使うことが出来るのです。
さて12室です。
12室は個人が輝く場だと言えます。
そんな控え目なファッションをした女性が輝く場を教えてくれるのが、
12室だと言えるでしょう。

もし先ほどの蟹座の金星の女性が恋人を作りたいとして、メイクやファッションの
個性は分かったとしても、それではその美の力をどこで発揮するか。
それを知ることは重要です。それを教えてくれるのが12室なのです。

具体的には蟹座の金星の女性の金星が4室にあったとすると、
その女性はどちらかと言うと外に出ないで、家にいるのが良く、それはつまり
お見合いのような場で、その蟹座の金星の控え目で質素な美を使うと、うまく
行きます。
現代では親や親せき、親族などの紹介からのお付き合いなどが考えられます。
そうした時に蟹座的な美をうまく使うことが成功のポイントなのです。

ところが金星が蟹座の人でも、金星が7室にある人はこれはもう合コンなどに
参加して出会いを求める方が良いです。
合コンだからと言って必ずしも、派手な女性が人気があるとは限りません。
むしろ合コンでは控え目で質素で優しさのある、金星が蟹座的な女性の方が
人気になることも多いでしょう。

そのように自分が輝く場を表す12室。つまりは星の力と12星座の個性を生かすも
殺すも12室によるところがかなり大きいのです。
ですから星、12星座、12室はしっかりと把握しなければ、星の力をうまく
使えないでしょう。

その意味で土地による個人的な位置エネルギーである12室を理解する
ことはかなり重要です。
次回からは12室の本格的な解説に移りましょう。

 

占い師Hisashiの占い講座48(12星座 新たな牡羊座)

今回は前回の魚座の解説のところから始めましょう。

魚座とは12星座の最後として、その前の全ての星座をミックスしたような
不思議な個性を持っています。
時間の流れでは、牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で
小学校3年生のように冒険をし、蟹座でいじめの経験から協調性を覚え、
獅子座で中学生のように恋や趣味に夢中になり、乙女座で受験生のように
勉強に集中し、天秤座で大学生や社会人のように人間関係を覚え、蠍座で
パートナーとの結びつきから成長し、射手座で脂の乗り切った仕事をし、
山羊座で人生の頂点にたち、水瓶座で第二の人生を楽しみ、魚座で人生の
最後を懸命に生きる。

そんな流れでしたね。さてこの魚座が12星座の最後なのですが、12星座は
そこでは終わらないのです。いえ12星座が終わることなどないのです。
何故なら魚座には次の星座が待っているのです。
それはつまり牡羊座です。
魚座の次には牡羊座が待っているのです。つまり12星座と言うのは
12進んだところで終わりなのではなく、魚座の次には新しい牡羊座が
待っているのです。
これはホロスコープの円を一周したということです。

そうだとすると、魚座の次には元の牡羊座に戻ってしまうのでしょうか。
それはそんなことはありません。
魚座の次の牡羊座は最初の牡羊座からすると、ワンランク上の牡羊座なのです。

例えばある会社に転職したとします。それは最初の牡羊座だとします。
そして最終的に魚座になり、その会社を卒業したとします。
そして次の牡羊座でまた違う会社に転職したとしましょう。
すると次の会社では、最初は前の会社と同じく、新人でまだ何もわからない
状態ですが、前の会社とは経験が違うので、新しい会社では新人の頃
から少しは前の会社の新人のときより出来ることが違うと思います。
これは牡羊座だけでなく、新たなホロスコープの12星座は前のホロスコープ
の12星座とはワンランク上の力を持つのです。

こうしてホロスコープを1周すればするほどに磨かれていくのが、12星座なのです。

実は私たちはこうした体験を結構、経験しています。
例えば太陽が12星座を一周するのはほほ1年ですが、1年間と言うのは、
この12星座を一周する体験を実感するという意味では最適な期間だと
言えます。

例えば太陽が牡羊座の4月頃は新入学、新学年の時期なので、学生ならば4月の
フレッシュな雰囲気を味わえるはずです。
またこの頃は会社ですと新人が入るときなので、会社でもフレッシュな
雰囲気を味わえます。
また太陽が山羊座に入る正月は一年で一番、幸福なときだとも言えます。

こうして一年間と言うサイクルは太陽の12星座の一周と連動しているのです。
ただ同じ牡羊座である4月にしても、年々感じ方や世の風潮は変わっていきます。
これは他の星の影響(木星、土星、天王星、海王星、冥王星など)はあるとしても、
一周した牡羊座は前の牡羊座より成長しているということが、影響しているのです。
つまり12星座は一周するごとに成長する。そして太陽はその12星座一周の動きを
一年というサイクルで感じさせてくれる星であるということが出来ます。

その意味では魚座の次はあらたな牡羊座になります。
そうして12星座はより高いレベルへと回転し続けるのです。
ホロスコープとはこの12星座を円形に配置し、そこに10ある星を配置し、
この星がホロスコープを牡羊座から魚座へと進み、魚座から新たな牡羊座
へと進み、そうして回転し続ける図であると言えます。

つまり12星座と言うのは星の回転の場であるといえます。

この12星座を移動する星の回転こそが、占星術のキモであり、占星術
というものの本質であると言えるのです。

個人、物質、社会、国家、世界、時代と世の中のありとあらゆる事象は
12星座の中での星の回転に由来します。
つまりは世の中の全ては「車輪の輪」のように回転し続けるのです。

タロットカードには運命の輪という車輪をモチーフにしたカードがあります。
このカードは運命や運勢を表します。
つまりこの車輪の輪こそがホロスコープであり、ありとあらゆる事象を表す
のです。

またタロットカードには世界と言うカードもあります。
この世界のカードの中心には裸の女性がいて、その周りを花輪が飾り、
さらに4つの動物が四隅に配置されます。

これはまさに西洋占星術の奥義を表していると言えましょう。
四隅の4つの動物とは自然界の四元素を表します。
火、地、風、水の元素です。

この四つの元素は火の宮、地の宮、風の宮、水の宮を表します。
これはつまり12星座のもう一つの側面の世界を構成する要素を
表します。

そして花輪は先ほどの車輪の回転である星の12星座の回転を
表します。

となると12星座とは4つの宮の世界を構成する四元素と、
車輪の回転である、時間経過の流れを同時に体現しているところ
の世界の(宇宙の)位置エネルギーの地図だと言えます。
その中で裸の個人(裸の女性)が星を使い12星座を駆使して、
個人の成長を図る手伝いをするというのが西洋占星術の
意義だといえるのです。

そして12星座は世界の(宇宙の)位置エネルギーの地図ですが、
これを個人に落とし込んで、個人の位置エネルギーに当てはめて
個人的に使えるものとする必要が出てきます。

その個人の位置エネルギーこそが12室なのです。
ですから次回からは12室について書いていくことにしましょう。

占い師Hisashiの占い講座47(12星座 魚座の解説)

今回は魚座の解説です。

魚座は12星座の最後の星座です。ですから今までの11の星座を全て
ミックスしたような個性をもってういるのです。

まずは四区分から見てみましょう。
魚座は3周目の水の宮です。
1周目の水の宮は蟹座でした。
蟹座は家族や仲間と言う狭い範囲での人間関係を表す星座でした。
2周目の水の宮は蠍座です。2周目と言うのはそこに人間関係が
入り込みます。つまり水の宮が人間関係を表すうえに、2周目も
人間関係なので、これはかなり濃密な人間関係を表します。
つまり蠍座は濃い人間関係、それはつまり男女の仲を表します。
精神的にも肉体的にも必要なパートナーとの人間関係を表すのが
蠍座だと言えます。

さて魚座です。魚座は3周目の水の宮です。
3周目には必ず社会性が現れます。
となるとこれは水の要素が社会性を持って現れると言うことに他なりません。
水は人間関係を表します。また水は他の要素を取り入れる性質も持ちます。
ですから社会的な人間関係すなわち、これは世の中や社会、はたまた
神的な世界も含めたありとあらゆる存在とつながれる性質を持つという
ことです。

具体的にはその社会の窓となるような人柄になったりします。
会社ではその会社そのものを表すような性質を持つということです。
ですからこの人は広告や宣伝、コマーシャルを演じるイメージキャラクター
のようなところがあります。

例えばトヨタ自動車の宣伝には木村拓哉さんが出ていたりしますが、
それは木村拓哉さんがトヨタ自動車を買うような層の男性を見事に
演じることが出来るからです。(木村拓哉さんは魚座ではないですが、
イメージ的にこうしたキャラクターを演じるのは魚座の力と言えます。)

もっと高度になりますと、その場所の神様を演じることだってあるのです。
例えば出雲にはスサノオノミコト様の八岐大蛇退治の芝居がありますが、
こうしたスサノオノミコト様のような神様を演じることだってあるのです。

つまりは世の中や社会、神的な世界の全ての影響力を一身に受けるという
個性こそが魚座の個性なのです。
これは当然、12星座の他の星座、11星座の影響力も一身に受けていると
言うことです。
ですからキャラはあってなきが如く。何でもありの個性です。

また三区分ですと変動宮ですので、コロコロと言うことが変わります。
これは先ほどのことを考えますと。つまりいろんな個性がドンドン現れる
のでコロコロと言うことが変わるイメージなのでしょう。
本人にはその自覚がないかもしれません。
この変動宮と言うのは基本的には自分で自覚はないので、双子座も、
乙女座も射手座もそしてこの魚座の人も自分が言うことがコロコロ
変わるとは気づかないでしょうし、人に指摘されてもそうではない
と言うでしょう。

ここで時間の流れを見て行きましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で小学校3年生の
ように冒険をし、蟹座でいじめから協調性を覚え、獅子座で中学生の
ように恋や趣味に没頭し、乙女座で受験生のように勉強に集中し、
天秤座で大学や社会での人間関係を覚え、蠍座でパートナーと深い関係に
なり、射手座で脂の乗り切った仕事をし、山羊座で人生の頂点に立ち、
水瓶座で第2の人生を始めるという、そうした流れでしたね。
魚座は12星座の最後なので、まさに人生の最後を表す星座です。
人生も最後となると、もう人に気をつかう必要なんてありません。
自分のやりたいことをやるだけです。

真面目に生きてきた人が旅行に明け暮れることもあるでしょうし、
人生をかけて自分の描きたい絵を描くということもあるでしょう。
とにかく自分のやりたいことに前向きに生きるということがテーマ
となりましょう。
これは単にお年寄りで人生の最後となる場合だけではなく、
病気などで人生の最後になるときにも、こうした魚座の力は
働きます。

例えばこの間、お亡くなりになりました、小林麻央さんが
アメブロを始めたときに「なりたい自分になる」とお書きになり、
自分が思う、良い自分になりたいからアメブロで自分の姿を発信して
いくと言ってブログを始められましたが、まさに魚座とは「なりたい自分になる」
と言うことなのだと思います。

人生の最後のときは誰しも「なりたい自分になる」と思いますが、魚座の影響力
が強い人はこの「なりたい自分になる」と言うことを子供の頃から、大人になり
人生の最後のときまで強く持ち続けるのです。
それが時には世の中や社会、神的な影響力を強く受けてしまうので、その
「なりたい自分になる」と言うことが周りには見えなくなるだけのことです。
ですから周りからはどう思われても「なりたい自分になる」と言うことを
実践する人生なのです。
また時には世の中や、社会や神的な影響力を強く受けるのが、面白さだと
言えましょう。

今回で12星座は終わりですが、まだ続きはあります。それは次回に 。

占い師Hisashiの占い講座46(12星座 水瓶座の解説)

今回は水瓶座の解説です。
水瓶座は四区分ですと、3周目の風の宮です。
四区分の場合、元素の力は1周目、2周目、3周目でそれぞれ異なります。
1周目の風の宮である双子座は、風の元素がそのままストレートにでますので、
風の宮の持つ、情報力や知性、判断力を素直に使う星座なのです。
2周目の風の宮である天秤座は、風の元素が人間関係に現われます。
これはすなわち人付き合いのうまさ、また人付き合いの中から、得られる
経験としての、知性を表します。

さて今回の水瓶座です。3周目の風の宮であるので、風の元素に社会性が
加わります。
そうすると社会的に役に立つ知性、情報と言うことになります。
これは比較的に社会や世の中を動かすような知性と言うことに
なります。

ここで考えて欲しいのは、社会を動かすと言うのは、とりもなおさず
社会がより発展させる方向に動かすと言うことです。
それはつまり社会の上に立って、活躍することとは違います。
そうでなく、社会の下に埋もれながらも社会の発展のために
情報を発信し続けるようなイメージです。

具体的に言いますと社会の上に立って、活躍するとは、
政治家として国を動かすとか、会社の社長になって会社
を動かすと言うイメージです。
そしてこれは社会的な身分を上げると言う、山羊座のイメージです。
なぜならこうした人々は社会の発展ではなく、自分の社会人と
しての活躍に気持ちが行っているからです。

一方、社会に埋もれながらも社会の発展のために
情報を発信し続けるとは、実際には工場で毎日、苦しんで働き
ながらも、ブログなどで自分の意見や見解などをマンガなどに
して、世の中の不合理さや理不尽さを社会(それはネットの
社会だけでの発表かもしれません)に発信していく人のような
イメージです。

つまり政治家や会社社長などは社会を発展はさせません。
自分が活躍するだけです。
なぜならそこには本質的な保守性があるからです。
成功の裏には必ず保守性があります。
自分の発展は保守性がある方が良いのですが、
社会の発展はそこに新たな社会へのメッセージ性が
必要です。
そうでなければ社会の発展は望めないでしょう。
そしてそのメッセージにはむしろ名もなき個人としての
主張の方が重要です。

なぜなら社会的な成功者には自分の身を守る気持ちが
働くからです。
名もなき個人の方が主張は鮮明で、インパクトがあります。
つまり水瓶座は社会の発展のために情報や知性を使うので
社会的な身分には無関心となります。
昔では名もなき個人が主張をするのは、デモや文章の投稿
などがメインでした。
その点、現代ではネットやSNSを駆使して、名もなき
個人が主張できる時代になりました。
水瓶座の影響力の強い人には住みやすい世の中になってきた
と言うことです。

また水瓶座は三区分ですと不動宮です。
ですから自分の気持ちや思いは曲げません。
決して社会に迎合するタイプではないと言うことです。
ですからどんなにたたかれても自分の主張は曲げないと言う
強さを秘めているのです。

ここで時間の流れを見て行きましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚えた人は双子座で
小学校3年生のように冒険をします。蟹座でいじめから協調性を
覚え、獅子座で中学生のように恋愛や趣味に夢中になり、
乙女座で受験生のように目標に打ち込みます。
天秤座で社会人としての人付き合いを覚え、蠍座でパートナーとの
結びつきから大人になり、射手座で脂の乗りきった仕事をし、
山羊座でとにかく自分としての頂点に達します。

水瓶座はその後の人生を表します。
それは一般的には定年退職後の暮らしを表します。
現代は再雇用などがあり、社会で活躍しているシニアの
方は大勢いらっしゃいます。
ですが定年までとはやはり勤務形態は違います。
また早期退職をして第2の人生に向かう方も多いでしょう。

水瓶座はイメージとしてこの第2の人生を歩む星座だと言えます。
それは趣味か仕事か。いずれにせよ社会と言う大きな枠組みから
出て行く人のイメージです。
ですから社会に対して純粋に社会の発展を主張できるのです。
人が自分の主張を言えなくなる大きな原因は自分の成功です。
人は誰しも自分の成功を望んでいます。
しかし自分の成功を望めばそれは社会に対して媚びた主張をしなければ
ならないのです。

成功するまでは画期的なことを発言していた人でも、成功すると
途端に保守的になりつまらないことしか言えなくなります。
それは自分の成功にとらわれているからです。

一方、水瓶座の影響力の強い人はそもそもが若い頃から第2の人生
を歩いているようなものですから、自分の成功よりも社会の発展を
望み、自分の主張をドンドンと発表できるのです。

それは四区分からも時間の流れからもそのような水瓶座の個性が
うかがえます。

個人的な成功は望めなくても、社会を発展させているのは実は
この水瓶座の影響力の強い人達なのです。
決して山羊座の影響力の強い人達ではありません。

社会で成功し、名を上げるのは山羊座タイプの人でしょう。
しかし、名もなき個人として、真に世の中を発展させ、社会
の役に立てているのは水瓶座タイプの人なのです。

ですがら水瓶座タイプの人は自信を持ってください。
そしてネットやSNSを使って情報を発信し、主張を発信してください。
水瓶座タイプの人が動くことによってしか、社会は発展
しないのですから。

次回は魚座の解説をします。

占い師Hisashiの占い講座45(12星座 山羊座の解説)

今回は山羊座の解説です。

山羊座は四区分では地の宮です。
1周目の地の宮が牡牛座、2週目の地の宮は乙女座で、山羊座は
3周目の地の宮です。
1周目の宮はその元素が素直にでます。
牡牛座ですと地の元素の表す肉体などの力が素直にでます。
2周目の宮はその元素が人間関係に修正されます。
乙女座ですと地の元素が人間関係に修正され、教養や
品行方正な人柄などで、自分を着飾る人柄になります。
3周目の宮は地の元素に社会性が出てきます。
つまり山羊座には地の力が社会的に出て来るのです。
これは何かと言いますと、社会的な地位や身分のような
ものです。
現代社会では、会社の地位のようなものと言えるでしょう。
ですから山羊座の影響力のある人は階段を上るように、
社会的な地位を上がって行く性質があるのです。

ここで三区分を考えてみますと、山羊座は活動宮です。
活動宮は活発で行動を起こす特徴があります。
ですからこの山羊座の地位を上げていく方向は、
かなり活発に上げていくのです。
どちらかと言うと露骨な行動かもしれません。
例えば上司にペコペコ、部下を怒鳴り散らすと言うこと
も行うでしょうし、上に上がるためには周りを蹴落とす
ことも厭わないでしょう。
ただこれは極端な例です。
実際は控え目に階段を上るように出世コースを上がって行く
と思われます。

さてここで時間の流れを見て行きましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で小学校3年生
のように冒険をした人は、蟹座でいじめられ、獅子座で中学生のように
恋愛や趣味に夢中になり、乙女座で受験生のように勉強に夢中になります。
天秤座で人間関係に苦労し、蠍座でパートナーを得て、射手座で脂の
乗り切った仕事をした人は、山羊座でいよいよ人生の頂点に達するのです。
この頂点と言うのは、単に仕事の成功ではありません。
主婦なら、子供が大学入試に受かったときや、子供が結婚した時もそうでしょうし、
サラリーマンでも決して昇進した時だけではありません。
サラリーマンでも趣味で書道をして、書道協会に送った作品が評価されて、書道雑誌に
載ると言うようなことも人生の頂点かもしれません。
どちらにせよ、頑張ってきて良かったな。生きて来て良かったなと思えるような
時に巡りあうのが山羊座の性質です。

となると先ほどの四区分から見た出世コースを上って行くと言うのは、
つまりはこの人生の頂点と言うべき体験を得たいがために、上って行くのだ
と言えるでしょう。
これは人生を計画的に生きると言うことに他なりません。
会社に新入社員として入社したときから、自分はいつか社長になるぞと
考えて、そのために仕事のスキルはもちろん資格を取ったり、リーダーの
心得を学んだり、同期と頻繁に飲みに行ったり、上司の誘いは断らず、
部下の悩みは聞いてやる。
そんな自分が最終的にどんなところに行きたいかを計画して、スタートの
ときからそれに向けた行動をとれる。
それが山羊座の影響力が強い人の得意技ですし、もちろん強みでもあります。
最終的に部長やことによると、課長で終わったりすることもあるかもしれません。
しかし、最初から上を目指して頑張る、努力する姿は美しいですし、社会人
としては称賛されるべき人柄と言えるでしょう。
社会人としてはパーフェクトと言えます。

つまり山羊座はパーフェクトな人柄だと言えます。それは12星座の
中でも際立っています。
他の星座は何処か弱点があるものですが、山羊座には弱点はありません。
ただしそれは社会人としてと言う、カッコ書きがつきます。
裸の個人としてはまた違うかもしれません。
どんな人でも山羊座のみに星があることはあり得ませんので、
山羊座以外の星がその人の裸の個人としての、個性のようなものでしょう。
その意味では山羊座の影響力の強い人は山羊座の個性である、
パーフェクトな人柄を突き進めたうえで、山羊座以外の星の個性も
使いこなしましょう。
たとえパーフェクトな個性と言ってもそれだけでは、息がつまります。
たまには息抜きで違う星座の星も使ってみましょう。

次回は水瓶座の解説です。

占い師Hisashiの占い講座44(12星座 射手座の解説)

今回は射手座について解説します。

射手座は四区分ですと、3周目の火の宮です。
四区分は1周目はその4元素そのものの意味合いが
強く、2周目は4元素が人間関係的な意味合いに
修正されます。
そして3周目は4元素が社会的な意味合いに
修正されるのです。
射手座は3周目の火の宮です。
ですから火の宮の創造的な要素は社会的な
創造性に修正されるのです。

社会的な創造性と言いますと、これはつまり
世の中の役に立つ、創造性だと言えるでしょう。
例えば、1周目の火の宮である牡羊座の影響力の強い人は創造性が強い
ので、日記を書いて、その中で楽しんだりします。
2周目の火の宮である獅子座の影響力の強い人は創造性が人間関係的に
修正されるので、これは日記と言う個人の創造性を刺激するだけでは、
足りずに、FacebookやインスタグラムなどのSNSでブログを公開する
ことで創造性を満足させることでしょう。
そして3周目の火の宮である、射手座の影響力が強い人は、この創造性
を社会的にも意義のあることで満たそうとするので、小説を書いたり、
SNSでもアメブロなどの自分を主張できるところで創造的な文章を
書いていくことでしょう。
つまり射手座の3周目の火の宮は社会に何事かをなすような創造性を求めて
いるのだと言えます。

また射手座は三区分ですと変動宮です。
となると常に信念が変わり、コロコロと言うことも変わってくるのです。
ただこの変動宮とはあくまで他人から見て、コロコロと言うことや、
やる事が変わるように見えると言うことで、本人としては生き方も
一貫しているでしょう。
それはつまり、常に最善を尽くすと言うことです。
良い方向に変えるためには、頑固に自分の考え方にこだわらないのだ
と言えます。

それを考慮に入れますと、射手座と言うのは、社会に貢献できるような
ことをあれやこれやと次から次へと始めると言うイメージになります。
例えば、絵をかいて、二科展に出してみたり、マンガを描いて、漫画賞に
応募したり、アメブロで自分のマンガ作品を公開したり、ホームページで
新しい料理を公開してみたり。
そんなことを一人の人が次から次へとやって行く。
そういうところがあるのです。

ここで時間の流れから射手座を見て行きましょう。
牡羊座で生まれ、牡牛座で体の使い方を覚え、双子座で小学校3年生の
ように冒険心を発揮し、蟹座でいじめから協調性を学び、獅子座で中学生
のように恋愛や趣味に打ち込み、乙女座で受験生のように勉強に努力し、
天秤座で大学生や新社会人のように周囲の人たちとうまくやることを覚え、
蠍座でパートナーと一緒になり、新たな人生を歩むようになる。
それが牡羊座から蠍座までの流れでした。
さて射手座はその後、40代ぐらいになった、脂の乗り切った、大人の
男性、女性を表します。
もう子供も学校に通い、男性でしたら会社では役職にもついているでしょう。
女性なら主婦として仕事でも信頼され、家庭の切り盛りもし、子供の教育
にも熱心なはずです。
おそらく人生でもこの頃が一番充実している頃ではないですか。
仕事も家庭も趣味もやるべきことはたくさんあって、またエネルギッシュに
こなせるだけの体力や知力、精神力も充実しているでしょう。

射手座の影響力が強い人は人生のいかなる時でも、こうした脂の乗り切った
時を過ごしているのです。
もちろんその頃になれば、射手座の力も強くなるので、その頃が一番充実
する年代ではありますが。

また射手座の社会的な創造性は、なにも芸術活動に限らないのです。
会社員として自分の仕事に、創造性を使うと言うこともあります。
(むしろそれが一番多いかもしれません)
主婦として料理や掃除、仕事、教育に社会的な創造性を使うのは
女性では一般的です。
もちろんシングルマザーや独り身の方でも、仕事や子育て、趣味に
この社会的な創造性を発揮することは可能です。

つまり射手座の火である、社会的な創造性と言うのはありと
あらゆる方面へ、その可能性を伸ばし、応用力の高さは比類が
無いのだと言えます。
ですから射手座と言うポジションを開発するのは、どんな人でも
役に立ちますし、また必要なことでもあります。

この場合、射手座に何らかの星がある人はその星を使うように
努力することです。
例えば射手座に火星がある人なら、社会的な創造性のあるスポーツに
参加するのも良いでしょう。
具体的には、サッカー、野球、ラグビー、バレーボール、バスケットボール
等ですね。

もし射手座に星が無い人は、12室のどの室に射手座があるかで、工夫すると
良いでしょう。
例えば射手座が8室にある人は、世界遺産でもあるパワースポット巡り
をするのも良いでしょう。
具体的には日光東照宮や京都の東寺、はたまたイタリアの中のバチカン市国の
サンピエトロ寺院などです。

こうした射手座の開発を行うと、社会的な創造性を自在に使うことが出来、
人生を明るい方向に導くことが出来ます。

次回は山羊座の解説を書いていきます。

占い師Hisashiの占い講座43(12星座 蠍座の解説)

今回は蠍座の解説をしていきます。

蠍座は四区分では水の宮です。そして三区分では不動宮です。
この水の宮のうち、最初の水の宮は蟹座なので、蠍座は2周目の水の宮です。
四区分の2周目は必ず人間関係の意味合いが出ますから、蠍座は人間関係
に振った水の宮なのです。
ただ水の宮自体が人間関係を表すので、特に強く人間関係に縛られた
星座だと言えるでしょう。
しかも不動宮は常に安定して、四区分の性格を出すので、蠍座と言う
星座はかなり人間関係にこだわる、執着する星座だと言えます。
また不動宮は四区分のエネルギーを無尽蔵に出してくるので、
蠍座は水の要素の宝庫と言える性質を持ちます。
これはつまり、人間関係の元となる情念の部分での強力な推進力
を持つと言うことです。
まとめると蠍座は人間関係にかなりこだわり、執着し、情念を強く持つ
事で超越的なパワーまで持ち合わせる星座だと言うことが言えます。

ここで時間の流れから蠍座を見て行きましょう。
牡羊座で誕生し、牡牛座で子供的な体の使い方を覚え、双子座で小学校
3年生のような冒険心を持った人は、蟹座でいじめなどから協調性を
学び、獅子座で中学生のように自分の趣味に打ち込み、乙女座で受験の
ために学び、天秤座で大学生または社会人になったときのように、いろいろな
出身、世代の人と交流し、自分の個性を手に入れた人が次に訪れるのは
自分のパートナーとの関係です。
天秤座では色々な人たちと交流できた結果、その中でこの人はと言う、
一人のパートナーを選ぶようになります。これは極めて自然なことです。
時間的に言いますと、年の頃30、そろそろ職場でもベテランの域に
近付いた頃でしょうか。
蠍座がパートナーとの関係を表すのだとしたら、蠍座に星があっても、
相手がいない人もいるじゃないかと思うかもしれませんが、その場合は
蠍座に問題があるわけではなく、天秤座を活かしきれていないのです。
天秤座を完璧に活かせば、パートナーは自然に表れるはずなのです。

さて蠍座です。自分の生涯のパートナーを得た人はそのパートナーと
深い関係に入ることとなります。
それはメンタルな関係からフィジカルな関係へと発展していく
ことと成るでしょう。
このフィジカルな関係と言うのは、かなり人の情念を固定化させます。
単にメンタルな関係だけなら、それ程、情念を入れることもないのです。
それは獅子座のように中学生的な淡い恋心や初恋のようなものです。
ですが蠍座でフィジカルな関係に入ってしまうと、相手の全てを
受け入れ、知りたくなってしまうのです。
それは特に女性に多いことではあります。

ここでパートナーと言ったのは、生涯のパートナーである配偶者
の場合もありますが、恋人と言う場合もあります。
ともあれ、こうしたパートナーとメンタルもフィジカルも深い
関係にはいりますと、ここでお互いの人格の変容が起こるのです。
例えば蠍座の女性がある企業の総務部で働いていたところ、営業部
の獅子座の男性と飲み会で知り合い、付き合うところまで行った
とします。
そこまで至るのは天秤座的な力で、そのために女性は美しく、教養
豊かに愛嬌を振りまいているのです。
さてそんな蠍座の女性ですが、この獅子座の男性とまだメンタルな
関係なら良いのです。単に相手の獅子座的な意志の強さに魅かれるだけ
ですから。
しかし、フィジカルな関係に入り、結婚と言うことまで行きますと
この蠍座の女性は獅子座の男性に身も心もささげて、獅子座の男性
のために自分は生きているのだと言うぐらいに深入りします。
これは蠍座の人間関係に執着し、情念を強く持つと言う特徴が
強く表れたのだと言えます。
そうなると蠍座の女性は蠍座であって、蠍座でなくなります。
具体的には夫である、獅子座のカラーがしみ込んだ蠍座になる
と言うことです。

昔から日本式の結婚式で花嫁が白無垢を着ると言うことは、
自分は真っ白な心であなた色に染めてくださいと言う意味が
込められています。
そのようにこの例の蠍座の女性は獅子座の夫色に染められて
行くのだと言うことです。
よく日本は蠍座的な国だと言われます。
特に日本人女性は蠍座的な良さを沢山持っています。
ですから、日本人女性は誰しも、あなた色に染めてください
と言うような気持ちを持っているのでないですか。
中でも蠍座の影響力の強い女性は特にその傾向が強いです。

そして蠍座の女性が獅子座カラーになると、獅子座的な
自我が強い性格になり、派手好きになったりします。
結婚するまでは控え目なファッションだったこの蠍座の
女性も、ブランドバックにブランドの財布に時計など、
一流品を身に着けたくなったりします。
これは結婚して派手好きになったわけなのではなく
夫の獅子座のカラーが入ってしまったのだと言えるのです。
この結婚後の変容と言うのは蠍座の永遠のテーマだと言えます。
ですからどんなパートナーと添い遂げるかと言うことを
蠍座の影響力の強い人は考えなくてはなりません
なぜなら、パートナーの影響力が強すぎるのが、蠍座なのです
から。

この場合、パートナーの影響力が強くでるようになるのは、
メンタルな関係からフィジカルな関係になったときです。
結婚した時ではありません。
ですからフィジカルな関係に強く入っている恋人同士の場合
はすでにパートナーの影響力で、蠍座の影響力の強い人は
変容しているのです。

ですから蠍座の影響力が強い人はくれぐれも相手だけはよく
選ぶようにしてください、と言うことで今回は終わりたいと
思います。
次回は射手座について解説します。